森博嗣のレビュー一覧
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久しぶりにこの方のエッセイを読んだ。あんなに多作な方だったのに、いまや小説は出ず、1年に一回エッセイが出るくらいの頻度に。徐々に、徐々に、引退をしているところだそうだ。ファンとしてはもう少し頑張ってほしい気もしますが…でもこのエッセイを読んでしまうと観念せざるを得ない。とにかく、余生をめいいっぱい楽しんでおられる。海外の森の中で優雅に、ほんとうに、何が面白いのかさっぱりわからない趣味に邁進しておられる。
広大な私有地の敷地の中で、一周が1キロくらいあろうかというコースの線路を作り、手作りの、子供が乗るようなサイズのボール紙製の汽車や電車を走らせているのだ。毎日…!(どゆこと…!)。楽しいらし -
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森博嗣さんのエッセイ?5冊目。
元大学教官、または小説家から見た仕事のやりがいについて色々語った本。
幾つか刺さる言葉がある。
・人は働くために生きるのではない。金があれば働かなくてよいし、それで捕まるわけで もない。
・未来を読んで自分に投資をしよう。
・仕事は簡潔にスピーディに終わらせてしまう方がやりがいはあるともあった。一般的なやりがいとは残業をして苦労の末に出来た仕事とあるが、
どうも一般大衆的な質問に対しテレビドラマなどから植え付けられた概念に惑わされている方が多いともあった。
森博嗣さんらしい意見だと感じた。あ、この言葉は他の本にも記載がありそう感じた。 -
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ネタバレ森博嗣サンに戻って来ました。
やはり私はこう言うのが面白くて、のめり込み指数は高いです。お盆休み後半のまったり時間に甘んじて(自分にしては)スピード完読。
心地良い読書時間…ミステリーというジャンルが良いのか?…作家の森博嗣サンが良いのか?…多分後者かと。状況描写がいちいち理系で回りくどくて、ときに面倒くさいけどカチっとクリアで気持ちいい。腑に落ちやすいと言うのか。よく(シリーズの登場人物の)犀川助教授の発言として記述されているけど、作家先生の頭脳の中身がこぼれ落ちてきているんだろうなと思って読む。アホなので完全には追従できないが、どちらかと言えば理系脳の自分にはこの理屈ぽさが心地良いんだろう -
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ネタバレ10作目にしてこのミステリーの主題は密室など殺害方法のトリックにあるのではなくそれを通じて語られる哲学的思考にあるのだと思い至った。(肉体も脳もハードでしかあらず思考こそ本質で唯一自由)
つまりトリックの華麗さを期待して読み進めるべきではない。個人差あるけど全員共犯でした、は単なるミステリーのトリックとしてはかなり御法度な感。
四季先生、次会うときは死んでるとかいうくせに直後めちゃくちゃ生きてるし。
読み甲斐を感じるのはやはり四次元の概念(作中では連続する多面体だったけど個人的にはchが切り替わる空間だった)や、現象を単純化して理解伝達する過程、そしてそれが不要で複雑を複雑のまま理解する天才、 -
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S&Mシリーズ三作目。いわゆる館もの。
一作目二作目と比べると非常に読みやすく、犀川先生と萌絵の関係値を描写するような場面が多く感じた。
これまでの二作と比べて好みの差が出やすいのはこういうところにあるのかもしれない。
トリック自体は非常にシンプルなものかもしれないけれど、普段からミステリを読んでいて頭を使うことが多い人ほど騙されそうという印象。
序盤から予想できたという人が多いように思うが、自分は1つ目のトリックしか当てることができなかったので、まだまだだなと思いました。
笑わない数学者とは一体誰なのか。ラストの展開を読み終えてやっと「そういうことか…!」と理解できた。
悔しいほ -
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ネタバレ非現実的な前作と打って変わって現実的な作品でしたね。
インパクトは前作ほど無いにしても非常に論理的で解決パートは読んでいてスッキリしました。
ただトリックは衝撃的ではなかったかなぁ、と言う印象です。
実験室や防護服の時点で入れ替わりトリックが使われるのかな、教授や助手が別室な辺り疑わしいですし打ち上げの会場の発案者が教授な辺りも怪しい…と言う感じで序盤から大枠は予想できてしまいました。
結婚発表のような細かいところは「あぁ…なるほど…その伏線だったのか…」と予想できなかった点も多々あるのですが…。
ただ幾つも気になる点があったので前作ほどでは無いかなぁ、と言う印象です。
気になる点です。