森博嗣のレビュー一覧

  • 冷たい密室と博士たち DOCTORS IN ISOLATED ROOM

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    今回は犀川の大学の同期の喜田が所属する極地研で事件に遭遇する。
    そこは密室になっていて、その真相をおうことになるが……
    犀川先生と西之園さんの頭脳派コンビは会話もたまに難しいが、テンポが良くて楽しい。西之園を本気で心配している様子が見れてこの二人の関係はどうなるんだろう?というところも気になる。audibleで聴いたが、ちょっと混乱してしまい、メモを取りながら再度聞いてなるほどーと納得。

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    2026年05月24日
  • 新版 お金の減らし方

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    お金の増やし方ではなく、減らし方について述べた非常に珍しい本。
    必要なものよりも、自分の欲しいものを優先してお金を使え。お金は持っているだけでは何の価値も無く、お金を自分の欲しいものと交換して減らすことで、はじめて価値を生み出すと述べられている。
    また近年他者からの評価を気にする人が多くなっており、本当に自分の欲しいものを感じ取るセンサーが壊れている人が多いとの警告もされている。
    何にしてもまずは自分で自分自身を評価し、自己満足出来ることが大事だと感じた。

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    2026年05月24日
  • すべてがFになる THE PERFECT INSIDER

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    理系ミステリーって言われる意味がわかった。理屈っぽいの嫌かなーと思ったけど、ちゃんと筋が通ってて私は好きだった。生物とは何か?の定義ははへーってなんかしっくりきた。トリックは情報が限定されすぎててミステリーぽさは少なかったかも。全情報出しました!はい!密室です!殺人無理でしょ?!みたいなのが密室殺人の醍醐味だけど、これは何でもありというか...。あと動機がわからんすぎて急に安っぽく感じたかも。出てくる女性たちが理系男子の理想って感じが強くてちょっと気持ち悪かったかな(ごめんなさい)。犀川先生、生活力なさそうなダル教授ってところがめちゃくちゃタイプ!

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    2026年05月24日
  • 数奇にして模型 NUMERICAL MODELS

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    読み手の推理の「型」に犯人は、はまるだろうか?

    S &Mシリーズもだいぶ終盤になってきており、今回の事件は複雑な同日の別空間、しかも密室での殺人というまたミステリーファンと実は「どうやって?」を解き明かしたくなる作品、そしていつもより結構分厚い。次の作品はもっと分厚い。

    ミステリーファンとしては今までの読書体験から積み上げてきた自分の内部にある推理の型に当て嵌めながら推理を進めて、「どうやって」を明らかにしていき、推理の当たり外れに一喜一憂し、意外性のある動機、「どうして」を楽しむというのが一般的。そこに王道性とか、賛否両論とかを見出している。

    一方で今作品、核心には触れないが一

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    2026年05月22日
  • 日常のフローチャート Daily Flowchart

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    この本で、私が印象に残ったものは、以下のところです。
    言葉の揺らぎに関する著者のルールであったり、
    ドイツから、昔の蒸気で動くおもちゃの部品寸法のメールが来たという逸話であったり、です。
    エッセイの最後に掲載される写真(お庭の写真と犬が登場するものが多い)はどれも好きです。
    このエッセイを読むと、小説を書くことはもうやめてしまったようコメントになっていました。

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    2026年05月17日
  • 静かに生きて考える Thinking in Calm Life

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    森博嗣さんの小説を読んだことはないが、人がオススメしているのを見て読んだエッセイ。

    一つ一つの話に一貫性はなく、感じたことをつらつらと書いているような文章。

    いい意味でそこまでのメッセージ性はなく、感じたことを感じたままに言葉にしていて心地いい。

    ところどころ刺さる言葉も出てくる。
    自分を知り、自分の楽しさを噛み締め、自分の生活を積み重ねる人生にしたいなと改めて感じた。

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    2026年05月17日
  • レタス・フライ Lettuce Fry

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    森博嗣ワールド全開の短編集です。
    オシャレなワードに頭の良さそうな返し、考えさせられる物語に惹き込まれる。
    短い話は10ページくらいなので隙間時間にも読み切れるほどの短編です。
    本編(S&M、V、G)の登場人物が多数出てくるのはファンには堪りません。

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    2026年05月16日
  • つくねもハンバーグ The cream of the notes 14

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    クリームノートシリーズの最新刊!
    毎年12月に一冊だけでるので楽しみにしてるエッセイ集。100タイトル独立して収録されてるのでちょっとあいた時間とかに読むのにちょうどいいところが良い。毎度こういう考え方、着眼点があるのかと思いながら思索にふけれるところがお気に入り。

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    2026年05月16日
  • 今はもうない SWITCH BACK

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    いつもと一味違うS &M

    S &Mシリーズもだいぶ読み進めてきた中での今作品は以前にもあった犀川さんの語りではない、西園寺さんの語りではない作品。今回のSは犀川のSではなく笹木さんのS。皆思う、この語り手誰やと。

    いつものS &Mと違うためやり取りも異なり、ぐいぐいくるS、どちらかというといなしていくM、人が変わればまた関係性や行動が変わるように今までの作品に対して深みを与えてくれる作品、故にこの作品だけでは楽しめないところも多い。

    事件は密室×2といういつもの難解な密室トリックに加え犀川さんがいないので推理の仮定がどんどん出てきて、それをどんどん検証していく、い

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    2026年05月13日
  • 夏のレプリカ REPLACEABLE SUMMER

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    今作の事件は前作の事件と並行して起きていることであるから、今作には偶数章しかない、ってとこからお洒落でかっこいい〜。定期的に摂取したくなるS&Mシリーズ。今回は萌絵の最強お嬢様っぷりが控えめだったような気がする。杜萌が犀川先生のことを「どこにでもいる特徴のない男」と評しているのが面白い。最後の最後に少しの希望があってよかった。

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    2026年05月12日
  • 喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima

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    自分の院生時代を思い出して、そうそう研究ってこうだったと共感の嵐だった。
    喜嶋先生との師弟関係に胸を打ち、主人公とスピカのやり取りが甘酸っぱく愛おしかった。

    良い読み心地で読み終わると思いきや、最後の最後で大どんでん返し(?)、心が抉られた。
    ある種のミステリーかも。

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    2026年05月10日
  • すべてがFになる THE PERFECT INSIDER

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    森さんの作品は初めて読みました。講談社文庫には数多の森作品があり、理系の助教の多作ぶりにびっくり、まず著者の最初のミステリー作品に挑戦、1990年代の作品にしてもう仮想空間が展開しており、創造性は半端ない。肝心のストーリーは複雑だが伏線らしきものはなく展開もあまりスムーズではないので、もたついた点も感じましたが、意外性は十分でした。

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    2026年05月09日
  • 夏のレプリカ REPLACEABLE SUMMER

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    一夏の再会が、私を一つ大人にした。

    S &Mシリーズも随分と読み進め、犀川と西之園二人の掛け合いにもだいぶ心地よさを覚えてきたこのタイミングで起こった事件は、前巻のマジシャン事件と同時並行に起こっており、そのため犀川、西之園コンビがあまり出てこない。キーパーソンの杜萌の視点から殺人事件と失踪事件が描かれていた。

    ミステリーを読む時には色々と推理をしながら読み進める人もいれば、そのときの雰囲気に浸るのを楽しむ人もいる中でこの作品はどちらかというと「後者」の読み手がより楽しめると思う。いつものような「仮定」とか「論理」とかの視点よりも、登場人物の「立場」や「過去」、「心情」といった視点

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    2026年05月05日
  • 神様が殺してくれる

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    パリから始まった連続殺人はミラノ、フランクフルト、東京と舞台を移す。殺害現場で拘束されていた重要参考人は「神が殺した」と証言する。
    「女にしては、美しすぎる。」
    彼の異常な美しさだけが手がかりだった。
    海外が舞台ならではの物語に心を奪われる。

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    2026年05月04日
  • 幻惑の死と使途 ILLUSION ACTS LIKE MAGIC

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    S&Mシリーズ6作目!大好きシリーズなので、サクサク読めますね。犀川と萌絵のやり取りや駆け引きも、もう定番ですね。最初の頃から考えると二人の関係はすこーしづつだけど進んできてるますね。

    今回の事件はイリュージョン。作品読んだ感想としては、ミステリのトリックとマジックって本質は殆ど同じですね。結果として人を幻惑させるという点において。ただ、その目的は全く異なるけども。

    トリック自体は本当に無理そうなものを、しっかり論理的な方法で解いていくのは流石。楽しませてもらいました。

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    2026年05月04日
  • 恋恋蓮歩の演習 A Sea of Deceits

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    ネタバレ

    この辺から保呂草さんの怪盗ムーブがキマってきて面白くなってくる。絵を盗み出すためにヘリコプターの足につけておくトリックだけでも感心したのに、そっちは囮で実は郵送のお土産に仕込んであったり。メインの被害者女性を実は事前に籠絡してたり。
    今までは当たり前に殺人を推理する、その前後での脚色の面白さを楽しむのが森博嗣シリーズだったけど、ここから怪盗ムーブをどういうトリックでどう盛り上げるか、というもうひとつの切り口というか、盛り上がるためのツールが増えた気がする。
    めっちゃ個人的には紫子ちゃんのラブラブムーブは別に興味ない、、

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    2026年05月02日
  • 道なき未知

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    森 博嗣さんという人の考え方が分かる本。
    正論とはまた違う、癖のある文章で、あくまでこの人はこう考えるんだ。こんな考え方をするのかと参考になりました。考えを押し付ける訳でもなく、淡々と語る様子が安心感を感じました。

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    2026年04月30日
  • 幻惑の死と使途 ILLUSION ACTS LIKE MAGIC

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    殺人者の動機という、第三者のもつ「幻想」

    S &Mシリーズを読み進めている中で思うことの中に探偵役の犀川氏は殺人者の動機というものを謎解きにあまり重要視していなく、純粋に方法に着目している中で、最後に語られる、または想像される殺人者の「動機」が読み手にとってはこの作品の満足度を高めるものになっているところだ。

    今回の作品はマジシャンたちに起こる殺人事件ということで、「消失」、「どこに消えたのか」といった視点から読み解くと、様々な奇術に翻弄されていくのがわかる。確かにエンタメ重視したマジックショーは大掛かりなセット、テレビ受けする画角や設定など大衆の娯楽を重視している。一方で謎解きの

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    2026年04月29日
  • φは壊れたね PATH CONNECTED φ BROKE

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    ついにスタートしたGシリーズ!
    久しぶりに再開した萌絵ちゃんですが、すっかり大人になっちゃって。棘がなくなったのが成長を感じられて嬉しくもあり、寂しくもあり…。代わりに事件に首突っ込むストーリーの進行役が山吹くんになったのかな?犀川先生役が海月くんという感じ?なんにせよ新シリーズだけど、犯人の動機などが曖昧なまま終わるところなど、どこか懐かしさも感じる一作。次作も楽しみにしたいと思います!

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    2026年04月29日
  • 笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE

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    森博嗣という人は天才を描く天才なのではないかと思う。
    隠遁生活に入った天才数学者とのやりとり。
    ある意味頭は良いのだろうけど、なんか真理をついているというより、はぐらかされているだけではないだろうかなんて思ってしまい、
    そうか自分が年取ってしまったからそう見えてしまうのか、と思っていたら、
    そうか、そういうことだよね。
    トリックについては、再読だからか、途中でこうだったのではないだろうか、と思い出してしまったが、
    やはり途中の会話の切れ味が最高。
    小説の楽しさとさ、最後のオチ一発勝負も良いのだけれど、
    想像もしない角度から切れ味鋭い視座を得られることだと思っていて、まさにこれ。
    S&M

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    2026年04月29日