森博嗣のレビュー一覧
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ネタバレ今までにないタイプの密室殺人だった…!
確かに、完全に隔離されているからこそ可能になるというか、なんというか…まさに目から鱗!
島田さんがあることに気づき顔面蒼白…!
みたいな場面で、もう少し自分の頭が良かったら(当方文系)、同じように驚き、慄くことができたのに!!と悔しかったです。
それぐらい面白かった。
動悸とか人間ドラマがもう少し深掘りされると嬉しかったけど、あまり多くを語るのも無粋なのかな。
一人称視点ではないので、登場人物の思考が詳しく描かれるわけではないけど節々の会話から皆さんの思考が垣間見えて興味深かった。
マイナスポイントとしては萌絵のキャラクター設定かなぁ。
犀川先生 -
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ネタバレ他に比べると、とても読みやすい。
そして、練無と紫子の会話が楽しい。紅子は二人ほどは
話さないけど、存在感は大きい。
大人になっても、こういう友人がいたら楽しいだろうな…
ちょっと羨ましい。
実在(した)する人間の顔をかぶり、恨み、復讐を考え
るほどの人がそうそういるとは思えないけど、人は皆、
何かしらをかぶっているんじゃないかな。
人間は本当に複雑。
事件とは関係ないところでサプライズがあって、えっ!?
となった。笑った。
紅子の発言には今回も印象に残るものがいくつかあった
けど、今回はこれを残しておこう。
「報道というのは、私たちの目や耳を補強してくれてい
る、と思うでしょう?そうではな -
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理系ミステリーって言われる意味がわかった。理屈っぽいの嫌かなーと思ったけど、ちゃんと筋が通ってて私は好きだった。生物とは何か?の定義ははへーってなんかしっくりきた。トリックは情報が限定されすぎててミステリーぽさは少なかったかも。全情報出しました!はい!密室です!殺人無理でしょ?!みたいなのが密室殺人の醍醐味だけど、これは何でもありというか...。あと動機がわからんすぎて急に安っぽく感じたかも。出てくる女性たちが理系男子の理想って感じが強くてちょっと気持ち悪かったかな(ごめんなさい)。犀川先生、生活力なさそうなダル教授ってところがめちゃくちゃタイプ!
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読み手の推理の「型」に犯人は、はまるだろうか?
S &Mシリーズもだいぶ終盤になってきており、今回の事件は複雑な同日の別空間、しかも密室での殺人というまたミステリーファンと実は「どうやって?」を解き明かしたくなる作品、そしていつもより結構分厚い。次の作品はもっと分厚い。
ミステリーファンとしては今までの読書体験から積み上げてきた自分の内部にある推理の型に当て嵌めながら推理を進めて、「どうやって」を明らかにしていき、推理の当たり外れに一喜一憂し、意外性のある動機、「どうして」を楽しむというのが一般的。そこに王道性とか、賛否両論とかを見出している。
一方で今作品、核心には触れないが一 -
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いつもと一味違うS &M
S &Mシリーズもだいぶ読み進めてきた中での今作品は以前にもあった犀川さんの語りではない、西園寺さんの語りではない作品。今回のSは犀川のSではなく笹木さんのS。皆思う、この語り手誰やと。
いつものS &Mと違うためやり取りも異なり、ぐいぐいくるS、どちらかというといなしていくM、人が変わればまた関係性や行動が変わるように今までの作品に対して深みを与えてくれる作品、故にこの作品だけでは楽しめないところも多い。
事件は密室×2といういつもの難解な密室トリックに加え犀川さんがいないので推理の仮定がどんどん出てきて、それをどんどん検証していく、い -
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一夏の再会が、私を一つ大人にした。
S &Mシリーズも随分と読み進め、犀川と西之園二人の掛け合いにもだいぶ心地よさを覚えてきたこのタイミングで起こった事件は、前巻のマジシャン事件と同時並行に起こっており、そのため犀川、西之園コンビがあまり出てこない。キーパーソンの杜萌の視点から殺人事件と失踪事件が描かれていた。
ミステリーを読む時には色々と推理をしながら読み進める人もいれば、そのときの雰囲気に浸るのを楽しむ人もいる中でこの作品はどちらかというと「後者」の読み手がより楽しめると思う。いつものような「仮定」とか「論理」とかの視点よりも、登場人物の「立場」や「過去」、「心情」といった視点