森博嗣のレビュー一覧
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Wシリーズ第7弾
ウォーカロンの暴走事件が起こりその犯人探しをする。あれ、今回はミステリ回?
いろんな登場人物の交錯する思惑や、気持ちのすれ違いを経ての結末は…。
ハギリが初めて?体験する身近な人との死別。
失ったのはその人の未来。
未来にその人が自分に与えたであろう影響。
つまり自分の未来の一部を失ったに等しい。
人間だからこそ一時の感情に負けて過ちを犯す、と思わせておいて人工知能も間違ったり見栄を張るような行動をとるという対比。
考えさせられる事が盛りだくさんの回でした。
何が言いたいかというと
ウグイの「舌認証」が可愛かった( * ॑꒳ ॑*) -
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ネタバレこの本では、モノの買い方について色々と紹介されていた。他人からの見え方でもモノを買うのではなく、自分が本当に欲しいものは何かを考え買い物をすることが重要なのだと感じた。
人に合わせるのではなく、自分の欲求のために必要なことを自分の頭で考えることが大切であると分かった。
特に印象に残ったのは、『お金を増やす方法の中で、一番確率的に有利なのは仕事をすることであるということ、できるかぎり、若いうちにエネルギィを注ぐこと。そうすることでしだいに効率が高まり、ほかのどんな方法よりも、確実にお金を増やすことができる、失敗する確率が低いこと、つまり安全なことが、仕事の特徴であるということ。』
そういった考 -
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ネタバレ◎要約
森博嗣さんの日常を記したエッセイ
◎感想
森さんみたいに常に常識というものの前提や根本を疑い、色んな角度から思考を深めていくことはとても大事と感じた。
考えることを辞めるのは楽だけど、考えるといったある一定の負荷がないことには、自分の人生の幸せに近づかないし、日々の生きる面白さもなくなる。
誰か有名な人が言ってるからとかでなく、なんでそうなるのか?と色んな角度から考えて続けたいと思うエッセイでした。
◎メモ
▼16
都会は匂い、音、人、広告、光などとにかく情報がうるさい。
これはめちゃくちゃ共感できるし、だからこそ都会から地方移住した。
たまに人と会うためにいくことはあるけど -
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Wシリーズ第2弾
チベットのナクチュ特区でのシンポジウムで起きたテロの話。
ハギリ、ウグイ、アネバネ。この辺りが主人公グループになるのかな?リョウやヴォッシュなどの科学者たちも今後絡んできそう。
Wシリーズになってからアクションがだいぶ増えてきてハラハラドキドキ˙ᴥ˙。
でもウォーカロンを停止させるプログラムが仕込まれてる事が分かってしまうと、今後ハラハラできるのか?
そして、その停止キーワードを有能な科学者たちに一人一人伝えていくマガタシキにはどんな意図があるのか。
結局、
ナクチュ特区 = ルナティックシティの未来
だという事かな?(ルナティックシティはインドかチベット、という記述 -
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久しぶりにこの方のエッセイを読んだ。あんなに多作な方だったのに、いまや小説は出ず、1年に一回エッセイが出るくらいの頻度に。徐々に、徐々に、引退をしているところだそうだ。ファンとしてはもう少し頑張ってほしい気もしますが…でもこのエッセイを読んでしまうと観念せざるを得ない。とにかく、余生をめいいっぱい楽しんでおられる。海外の森の中で優雅に、ほんとうに、何が面白いのかさっぱりわからない趣味に邁進しておられる。
広大な私有地の敷地の中で、一周が1キロくらいあろうかというコースの線路を作り、手作りの、子供が乗るようなサイズのボール紙製の汽車や電車を走らせているのだ。毎日…!(どゆこと…!)。楽しいらし -
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森博嗣さんのエッセイ?5冊目。
元大学教官、または小説家から見た仕事のやりがいについて色々語った本。
幾つか刺さる言葉がある。
・人は働くために生きるのではない。金があれば働かなくてよいし、それで捕まるわけで もない。
・未来を読んで自分に投資をしよう。
・仕事は簡潔にスピーディに終わらせてしまう方がやりがいはあるともあった。一般的なやりがいとは残業をして苦労の末に出来た仕事とあるが、
どうも一般大衆的な質問に対しテレビドラマなどから植え付けられた概念に惑わされている方が多いともあった。
森博嗣さんらしい意見だと感じた。あ、この言葉は他の本にも記載がありそう感じた。 -
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ネタバレ森博嗣サンに戻って来ました。
やはり私はこう言うのが面白くて、のめり込み指数は高いです。お盆休み後半のまったり時間に甘んじて(自分にしては)スピード完読。
心地良い読書時間…ミステリーというジャンルが良いのか?…作家の森博嗣サンが良いのか?…多分後者かと。状況描写がいちいち理系で回りくどくて、ときに面倒くさいけどカチっとクリアで気持ちいい。腑に落ちやすいと言うのか。よく(シリーズの登場人物の)犀川助教授の発言として記述されているけど、作家先生の頭脳の中身がこぼれ落ちてきているんだろうなと思って読む。アホなので完全には追従できないが、どちらかと言えば理系脳の自分にはこの理屈ぽさが心地良いんだろう