森博嗣のレビュー一覧

  • 四季 春 Green Spring

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    S&Mシリーズ、Vシリーズと読み進め、四季シリーズに突入。一冊目の春は、真賀田四季の幼少期が描かれる。予想に違わず末恐ろしい子…!
    『すべてがFになる』では、天才が故の歪な人格に少し嫌悪感を抱いていたが、子どもの頃からここまで突き抜けてたら、まぁああなるよね。
    途中、同名の中の人と外の人に混乱させられながらも、それすら心地よく感じさせるのは森作品の魅力。

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    2025年12月11日
  • 詩的私的ジャック JACK THE POETICAL PRIVATE

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    今作は犀川が出張で出番が少なく、萌絵と並んで彼の登場を心待ちにする自分がいた。前作のような閉鎖的な舞台装置はなく山場らしい山場もないけれど事件は淡々と確実に連鎖していき、その静かな行進が最後に全てを繋ぐ鍵となる構成に森博嗣という作家の引き出しの多さを感じた。タイトルの響きも好き!

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    2025年12月09日
  • 笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE

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    消える像の謎と殺人事件。「定義」の一語で世界の輪郭がひび割れ、認識そのものが逆転する。感情に頼らず研ぎ澄まされた論理の中で事象を解体し再構築していく点で著者の独自性を今作も楽しめた。建物のコンセプトも自分好みで、とりわけ青の光に沈むラウンジに一度身を置いてみたい。犀川と萌絵の今後も気になる!

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    2025年12月09日
  • 冷たい密室と博士たち DOCTORS IN ISOLATED ROOM

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    大学の低温実験室で起こる殺人事件。夏に読めば心地良い冷気が漂うはずのページも初冬に読んだため氷点下の空気が骨に染みるようだった。前作のような華やかな頭脳戦という雰囲気ではないけれど、理詰めで真相を解き明かしていく感じがやっぱり好み。憎しみと愛情と憎しみ。動機が切ない。

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    2025年12月09日
  • つむじ風のスープ The cream of the notes 13

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    なるほど、ふむふむ、そういう考え方もあるか、それはどうかな、なるほどなー、など毎回気づきがあるシリーズである。

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    2025年12月04日
  • アンチ整理術

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    安易な整理への憧憬を壊し「なぜそうしたいのか。根本的な問題は何か。」を問い直す。
    著者の回答に、一度立ち止まり、考える機会を貰う。思考が固まってる時の、良い柔軟になる。
    たまにでる驚くような言葉には「冗談です」と注意が続き、肩の力が抜けた。

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    2025年12月02日
  • 捩れ屋敷の利鈍 The Riddle in Torsional Nest

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    ついにS&MシリーズとVシリーズが邂逅!てか秋野秀和って、1巻で出てきたやつじゃん!西野園萌絵vs保呂草潤平は保呂草のほうが上手な印象でしたが、久しぶりに萌絵のキレっぷりと国枝先生のクールっぷり、犀川先生の天才さが堪能できて楽しかったです。大満足!

    ただラストの紅子さんとのやり取り、かなり意味深ですね。保呂草さんがラスト付近で少年に言っていた「引退」とか関係ある?いったい保呂草さんは何に驚愕したのか、本当に気になりますがネタバレ踏まないようにしながら、引き続きシリーズを楽しんでいきたいと思います。

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    2025年11月30日
  • 魔剣天翔 Cockpit on Knife Edge

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    紅子の指紋の下りが凄い。

    全体的によく分からなかった。
    予告状を出す意義や、最後のお金を受け取った人間についてなど、分からないことが多すぎた。

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    2025年11月30日
  • つむじ風のスープ The cream of the notes 13

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    一年かけて読み終わりました。おもに家族を車で待つ車中で少しずつ読んできました。発売日にネットで在庫を調べて寄った書店さんの店頭になくて、店員さんに裏から出してもらったことを思い出しました。かいわい、つぎの「ハンバーグもつくね」も発売が決まっていて、車に置く本は引き続き森博嗣さんで、と決まりそうです。

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    2025年11月30日
  • 孤独の価値

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    森先生、家族と一緒に暮らしているし、いわゆる孤独じゃないじゃんと思ってしまったけど、そういうことじゃないんだな。

    静かに自分の世界に没頭できる、自由になってやりたいことがある、これからは創作的な活動が求められる時代。

    良質な孤独、幸せな孤独が素晴らしいのであって、それを求めることができ、実現できる人は、まわりの支えもあり、究極の幸せな人なのかもしれない。

    ブランコの理屈で、1人になりたいと思えるのは幸せなことなのか。

    現代社会は、つながりすぎの肥満、身動きのできない思考や行動の原因。
    孤独指向の生き方をしないと、自分を保てない人が増えてくるだろう。

    良質な孤独を楽しむ、老いて洗練され

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    2025年11月29日
  • 日常のフローチャート Daily Flowchart

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    著者の生き方のスタンスや思考といった頭の中を覗き込んでいる感覚になった。重めのテーマも軽やかな文体で表現されているので読みやすかった。執筆活動はほぼ引退されているようなので少し残念な気がしました。

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    2025年11月29日
  • 新版 お金の減らし方

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    一般化出来ない手法もあると思ったが、好きな事をするというような、お金の減らし方の基本はこれだなぁと。

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    2025年11月29日
  • 幻惑の死と使途 ILLUSION ACTS LIKE MAGIC

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    今作のキーワードは「名前」。人は名前のために生きる、という犀川先生が語った内容は興味深いなぁ。真相は想像していなかったもので驚いた。今回も萌絵と犀川先生の見てて恥ずかしくなるようなやりとりがあったり、新車でも構わずぶっ飛ばす萌絵に笑ったり、いつもの如く2人の会話や犀川先生の思考には高度すぎて理解しきれないところがあったけど、それも含めて面白かった。

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    2025年11月28日
  • 静かに生きて考える Thinking in Calm Life

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    最近の著書、日常のフローチャートに共感したので、シリーズを遡ってみた。日常のフローチャートより年齢が若いからか、少し意見が尖っている。でも、本来はこういう人だったんだろうな、とあるから別に驚きはしない。著書の考えに触れると、「では、私はどう思うか」となるので、それが楽しい。意外と、大衆的な考えが私を支配しているとわかる(笑)もうひとつ前のシリーズも読むのが楽しみ。

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    2025年11月27日
  • 道なき未知 Uncharted Unknown

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    『すべてがFになる』の著者のエッセーです。こんな小説を書く人の頭の中を覗いてみたくて本書を手にしました。独特のものの見方をしているような記述が随所に現れていました。また、ご自身で制作している模型やお庭の様子が写真で挿入されているのも、楽しく拝見できました。

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    2025年11月27日
  • 女王の百年密室 GOD SAVE THE QUEEN

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    そうそう、この言葉たちが好きだった。
    四半世紀ぶりに読んだのか…驚き。
    中学生だった私は少し背伸びをしていた気がする。

    空気は懐かしいけれど、私の記憶はさっぱりで、読むことができた。(大きなネタバレは覚えていて、不思議な安心も感じた。)

    こういう再読はありだな。

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    2025年11月26日
  • 孤独の価値

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    基本的には自分は一人で過ごすのが好きな人間だが、ふとこのままでいいのかと思い手にした一冊。孤独によって気がつける「美」と「自由」、それこそを愛しているのだと納得した。それに誰かと会って楽しくなるのも、その後に寂しさが襲ってくるのも全く当たり前のことで、特段恐れることはないのだと思えた。

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    2025年11月26日
  • お金の減らし方

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    大切だと思われた内容の覚書

    ・これを持つと他人がどう思うか、ではなく本当に自分が欲しいものにお金を使うこと。
    ・競馬の期待値は75%。8回やると0.1、つまり参加者の持ち金の合計が9割減る。
    ・自分が欲しい物を把握している人はそれに向かうアプローチを考え、無駄なものにお金を使わないから自然にお金持ちになる。時間も同じ。
    ・欲しいものとは個人的な価値を生じるもの。価値とは物体や行為自体ではなく、それを手に取った時、やっている時の自分に生じるもの。

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    2025年11月26日
  • 孤独の価値

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    孤独
    孤独は1人でない時があるから感じるものである
    必要なものだし悪でない
    美を求める人間の欲求はあるが、美を見つける過程で人間の精神が孤独を欲する
    孤独は自由でもある。
    孤独を感じる時、ストレスからも解放される
    孤独から仲間への移行の方が楽

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    孤独=自由という捉え方が斬新だったし、心が軽くなった感じがした。
    無理に繋がりを求めなくて良いのか、不安にならなくて良いのかって
    孤独を好きになり、楽しめるように感じさせてくれる1冊

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    2025年11月25日
  • 新版 お金の減らし方

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    純粋な満足感と、本当に欲しいものについて考える

    挑発的なタイトルに惹かれ思わず手に取った。あまのじゃくな筆者の策にまんまとはまったのでは?とうすうす感じつつ、こんなことを考えた。

    単にモノの選択・購入過程にとどまらず、自分の価値観そのものに子供のころにはなかった不純物が混ざっているようだ。

    たとえば、価値≠値段ってことくらいわかっているつもりだけど、実際の行動はどうだろう。お店やレストランで商品に値段が表示されてなかったらって想像してみた。僕は迷わず自分の欲しいもの、食べたいものを選ぶことができるだろうか。それは値段表示がある場合の選択と同じだろうか。

    また、僕は「割引」や「特価」に弱

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    2025年11月23日