森博嗣のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ最初なかなか入り込めないな〜と思ってたけど中盤以降は一気読み!萌絵の悪戯にまんまと騙されて「え!?そんな展開なの?じゃあ今後のシリーズどうなっちゃうの?」と心配してしまった..犀川先生が怒るのも当然。でもこの一件で2人の関係もまた確実に変化したと思うし、今までにないほど動揺する犀川先生が可愛すぎた。
今作の中で一番好きな萌絵のセリフが「私...可哀想な自分って一番嫌いなの。アイスクリームが食べたいときには、どうしたって食べるんです。人の分を取り上げても」というものなんだけどこれが萌絵という人間を本当に的確に表してて最高。
肝心のミステリー部分も動機的なところはすごく哲学的で、抽象的な世界だなぁとは思ったけど理系要素も入っていて面白かった! -
Posted by ブクログ
今回の本も面白かったです。
僕は森博嗣さんのエッセイが好きで結構読んでいます。
文章が抽象的で何を言おうとしているのか?という思いが頭をよぎることが多いけれど、考えさせてくれるし、考える楽しさを教えてくれるからです。
森さんの意見は、的を射ているというか本質を鋭く突いているというか、そんな印象があります。
例えば、僕らが本を読んだり他人の生き方を学んだりする理由は誰かにポンと背中を押されたいからじゃないかとか、ブレるという言葉があるけれど、それは他人の意見をただ自分のものとして発言しているからではなはいかとか。
確かに!とハッとさせられる文章が多い気がします。
それぞれの人にとって楽しさがあると思うけど、今の自分にとっての楽しみってなんだろう。
楽しいことというと、趣味とも言い換えられるかもしれません。
辞書で調べてると一つの意味に、「その人が楽しみにしている事柄」と書いてありました。
自分の楽しみ…なんだろう。やっていることはたくさんあるのですが、それらは習慣になっているので、楽しみとはまた違うんですよね…。
森さんは楽しみの一つの特徴を「時間をかけて得られるもの」と言っています。
僕も、時間のかかるもので楽しいと思えることを探したいです。 -
匿名
購入済み後半からスピード感がグッと上がっていき驚きながら読む手が止まらなかった。凄く難易度の高いミステリでした。だんだんと人間性も見えてきて、当時人物も前半とはまた違った見方ができ先生に興味が湧きました。
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Posted by ブクログ
森氏の考え方や生き方に昔すごく憧れていた。今もいいなと思う部分が多い(若い頃とは違い全部ではない)。わたしもひとりで静かにしているときがいちばん好きだし、寂しくもない。森氏の文章は読んでいてなぜか落ち着く。森ミステリ読み返したくなってきた。
“気合を入れず、意気込みを持たず、信念や期待を手放し、素直に静かに生きていれば、そこそこは楽しい日々になる。”(p.88)
“同じことをしていても、毎日違うことを考えられる頭を持っていたい。非日常の行動はさほど必要ではない。思考はいつでも自由に非日常に飛び込める。”(p.130)
“本来、意見には正しいも間違いもない。意見は個人のものであり、その人にとっては正しいけれど、誰にとっても正しいわけではない。正しさなんてものは、所詮その程度のものである。”(p.274)