森博嗣のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今まで長編は沢山読んできましたが短編集は初めてでした。
あの長編の感じから短編が全く想像つかなかったのでどんな感じなんだろう?とワクワクしながらページを捲ってみたのですが……まぁ面白すぎて一気読みでした。
今までのキャラクター達だけでもあんなに個性豊かなのにまだこんなに沢山個性的なキャラクターが出てくるんだ!?という気持ちとストーリー展開がとにかくぶっ飛んでる話が多くて(いい意味で)、「最後はどういう風に着地するんだろう?」なんて考えながら読んでいたらあっという間でしたね。
個人的に好きだったのは「優しい恋人へ僕から」だったんですが、それ以外にもいい話が沢山ありすぎて……「虚空の黙禱者」の静かな狂気も好きだったし「ミステリィ対戦の前夜」とかは完全にコメディだったしドラクエを思い出す話もあったし……「彼女の迷宮」は何かホラーっぽくて終わり方怖かったですね、世にも奇妙な物語とかでありそう。
そして全てを読み終わって思うのは「あー私やっぱり犀川先生が好きだなー!」ですね。
ほんの少しの登場であんなインパクトを与えていくなんて凄すぎない?
何だかまた犀川先生に会いたくなってきてしまいました。 -
Posted by ブクログ
こちらも『SF超入門』で知った本。
冒頭で『アンドロイドは電気羊の夢を見るのか?』が引用されていて、テーマがほとんど同じ。
ウォーカロンと人間を識別する研究をしている研究者のハギリは、何者かに命を狙われている。
人間は人工細胞の交換によって半永久的に生きられるようになったが、子どもは産まれなくなってしまった。子供はウォーカロンしかいない。ウォーカロンだけが増え続ける世界。
そんな怖い世界を読んでいる時に「出生率が過去最低を更新した」というニュースが。
この本に近づいているようで更に怖くなった。
途中何か聞いたことがある名前が出てきて、前に読んだ『すべてがFになる』とリンクしていたことに驚いた。
ジャンルを超えて、ミステリーとSFがリンクしてるとは思わなかった。
終わり方が消化不良だなと思ったら、この本はWシリーズの1作目で、全部で10作あるらしい…(^_^;)
Audibleにて。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ『幻惑の死と使徒』と連続して読んだ。前作が奇数章しかなかったので、偶数章があるのだろうなと思っていたけれど、パート2や番外編などではないこういった作品の形はとても好きだと思った。
ミステリ好き、そしてシリーズのファンとしては、そろそろこのタイプの犯人(ストーリー)が出てくるだろうという予想があったので、犯人は何となく予想できたがそれでもやはり驚くものがあった。萌え絵や犀川先生目線の章が、これまでの作品より少ない分、少し読んでいても張りがなく、事件も中盤から最後の最後まで進展しないため、だらだらとした印象を受けるが、『夏のレプリカ』というタイトルも最後まで読んでからなるほどな、と納得したのでそこが1番楽しめた部分だった。 -
Posted by ブクログ
なかなか面白かった!
こんまりさんの「人生がときめく片付けの魔法」を読んだ後に、あえてアンチな意見も聞きたくなり読んでみた。
読む前は片付けしたほうがいいに決まっていると思っていたが、「片付けないメリット」にも気づかされ、大きく揺さぶられた。笑
中でも、「工作は散らかった環境のほうがインスピレーションを得やすい」「夢中になっているときは部屋は散らかるもの」という話には深く納得。
目に入る情報の多さが、思いがけない着想につながることもあるのだと思う。
一見、“片付けないこと”を肯定しているようで、実は「自分にとって最適な環境を自分で考える」という軸が一貫しており、考え方としては非常に整理されていると感じた。筆者の場合は、外(環境)が整っていなくても内(思考)は整理されるのだろう。
机が散らかっていたことでも有名なアインシュタインも、まさにこのタイプだったのかもしれない。(もしかしたら片付けが苦手な私の息子も……⁉︎これからは、息子が散らかしながら作業に没頭しているときは、余計な口出しをしないようにしようと思う。)
一方で、私は真逆だ。
外を整えることで、内(思考)が整うタイプ。散らかっていると頭までゴチャゴチャしてくる。
思考が整うルートは人それぞれ違う。
だからこそ、片付けが苦手な人は「自分はどちらのタイプか」という視点で考えてみると、「片付けなくては」というプレッシャーから解放されるかもしれない。 -
Posted by ブクログ
まっちゃん本。
あーー!!ーー
面白すぎる。
前回の幻惑の死と使徒
の裏で起きてる事件。
モエのお友達が同時進行で事件に巻き込まれてた!!!!!
もう、これだけで十分にスリリングなのに。
なのに。
なのに。
いわん。
これ以上は言わない。
森博嗣の類稀なるミスリード発射に、
数々打ち取られ、
ラスト惨敗です。
わたしも絶対ウラをかいてあいつが犯人だな。と思わせられた。
うますぎる、、、、
この人が犯人っぽいなぁ。と思わせられてる気がするから、この人は犯人じゃない気がする。
大体こういうのはここでオチルし、こいつかこいつが犯人だな。
が。ことごとく間違い。笑
大いに楽しみました。
#森博嗣
#うますぎる
#なんの細工もしてないのに
#淡々と騙される
#いや、ちょっ、待って
#この気持ち
#森博嗣だけ
#幻惑の死と使徒
#リンク
#裏事件
#事件は起きすぎてる気はする
#モエの周りで
#あまりにも多すぎる
#けど面白いからそこはよし -
Posted by ブクログ
まさに森博嗣さんは犀川教授のまんまでした。
イメージがそのまま。
モノを散らかしても人生は散らからない。
っていう意味が。よぅーくわかった。
たまたま、最近、ものすごい勢いで自己の散らかった人にあった。
そして、その人は私にとても似ている。と、言われて、私はこんなに自己が散らかっていたのか、、、、と、愕然としたので、こちらのアンチ整理術を読んで、あぁ、彼女はとてつもなく散らかったまま困っているのかも?しれない。
と、思い至った。
言ってることと、やってることの整合性が取れないことほど、本人が苦しむことないよなぁ、、、と。読みながら、自分とその自己の散らかった方とを比べながら読み進め。
あぁ、わたしの彼女が似てるのは、
とんでもない度が両極端に同じレベルなこと。
空気をよまないこと。
品がないこと。
だ。
と、自分なりに解釈をした上で、わたしは彼女にどういう風に思っているのか?
なんか似てるって言われて、嫌だなぁと思ったらのはなんなのか?
と考えたところ。
余裕がない。
なんだか痛々しい。
言ってることとやってることが一貫してなくて、気持ち悪く感じる。
これでした。
本を読むことで、整うこともたくさんあるよ。
と、彼女にも教えたくなる一冊でした。
#森博嗣
#頭の中見てみたい
#すごい整理整頓
#散らかり方も整理整頓
#秩序がある
#そんな散らかり方
#散らかし方
#オシャレな散らかし方
#真似できない
#これはホントにセンス
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Posted by ブクログ
勉強と聞くと何を感じるか。
嫌い、わからない、やりたくない。
あまり良い思い出はない。
しかし大人になって、もっと勉強しておけばよかったと後悔している。
勉強というのは、人の能力を高めるすべての行為のこと。生きる人間の価値を高めるもの。
学ぶ目的、勉強というものの本質は何か考える。
ものすごく心に響いた名言がありすぎて、忘れないように繰り返し読む必要がある。
子供を持つ人にもおすすめします。
子供にきちんと勉強の説明ができるように。
勉強しない子供にイライラする前に、まずは自分が勉強すること。
一生懸命勉強している姿を見せることが、一番の教育になる。
大人になってからの勉強は、興味があることを、楽しく学びたい。
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Posted by ブクログ
自分が存在した痕跡を消した研究者は何を願っていたのかという話。
グアトは何かを感じるが、具体的には判らないとき、確かに読んでる当方も何か感じるものがある。何だか判らないから、もどかしく感じる。
最終的に答えに行き着くけれど、何がどうつながったのかよく判らなかった。まあ、当方の頭が悪いんだろうけれど。
バーチャルに移行すれば身体の軛から逃れ、寿命や病気や様々の面倒な諸々からオサラバできるだろうと思うのだが、作者からの提示には納得しつつ、長い物語の此処で此れが出てくるのかとも思う。
前作から登場人物が増える展開かと思ったが、そうでもなかった。ロジはすっかり人が変わって、本人も戸惑っている。グアトは相変わらず鈍いなと感じる。
3人で暮らしたら、グアトも変わるかな。 -
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ネタバレーー
独特のリズムと波長でリアルとヴァーチャルの死生観を描き出す、WWシリーズ8作目。
3、4年前から、結構いつ死んでもいいかな、と思っている。
と云って深く考え始めると、家のこととか家族のこととかやりたいゲームとか読みたい本とかいろいろ浮かんできてまぁ頑張るか、となるのだけれど。
枯れたとか、熱量が無くなったというわけでは無くって……後悔は無いなぁ、という感覚。自分の死後に何か残るとして、それはもう自分のものではないな、きちんと誰かのものになっているな、って妙な安心感のようなものがあるのです。
死生観、というふうに、生と死はいつも続き物のように捉えられていて。確かに生きていないものは死なない、という点では生と死は一体なのかもしれないけれど、でも逆はどうだろう? 死なないものが生きていると云えないのならば、永遠の生はもう生きてはいないのかしら。そもそも永遠に生きるなにかが存在したとして、それが永遠に生きているって証明するものはなんだ?
えーっと。こういう話ではないです、決して。
ある種いつもどおりの、けれど前作で迎えた大きなターニング・ポイントから起こる細かな変化が、テーマと良く合致していて読ませる。
不思議なもので森博嗣の小説は音楽を聴きながら読めないことに気付かされた。ふむ。
☆4.2
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Posted by ブクログ
森博嗣作品初挑戦。
本屋で数ある森博嗣作品を見かける度に、
タイトルが秀逸だなと
感心しているだけであったが、
我慢できずに手に取ってみた。
まず驚いたのが、タイトルがそれとなく
回収されているところ。
森博嗣愛読者の方にとっては
普通のことなのかもしれないけれど、
字面だけみたら「なんのこっちゃ?」な
タイトルを終盤によく回収したなと思った。
加えて、登場人物が魅力的だった。
会話のテンポの良さが印象的で
それぞれの掛け合いは読む手が止まらなかった。
加部谷さんが、特にツボだった。
終盤の柚原の行動については、
自分の読解力もしくは想像力が足りていない為か
なぜそういう方向にいったのか
理解できなかったが、
それこそがむしろこの作品が取り扱っている
テーマの複雑さを表しているのではないか
と思った。
単なるミステリーでは片付けられない。
自分は続編も追いたいと思ったが、
ミステリー小説の読書体験に
何を求めているかによって
好みが分かれやすい作品だと感じた。 -
Posted by ブクログ
ラストの街中での草薙とティーチャーのドッグファイトのシーンは、読んでいても迫力があり、戦闘機が飛び交うシーンが想像できて面白かったです。
生死を賭けたドッグファイトを平和を維持する為のショーに変えた大人達と世界には恐ろしさを感じました。
命が見せかけで作られ、それに人々はスポーツ観戦をするみたいに見ている姿は、実際の戦争とは違うと思いました。
実際の戦争は、軍隊や兵隊とは無関係な人々が犠牲になり、都市が破壊されて、今まで見て来た日常が壊されていくのが戦争だと思います。
それなのに小説の世界では、それが作り物の中に平和があるような感じがしました。