森博嗣のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
僕はそもそも社会の目、人の目というものをほとんど気にしない。両親の影響が半分と、残りは自分の経験した孤独の中から育って来た価値観のように思われる。
自分の人生を有意義にしたいなら、唯一必要なものは、自分の思想。
寂しいことが悪いことだという先入観があるから、いろいろマイナスが表面化する。多くの人が単に思い込みだけで寂しさを必要以上に悪く捉えている。
寂しさは悪いことなのか?多くのエンタテインメントでは人と人との繋がりとかを宣伝して、孤独は排除しなければという先入観を植え付ける。そうすると思考停止になる。その観念がどこから来たのかと考えもしなくなる。そこに危険がある。
寂しいことの良さもある。
ブランコを漕ぐ。ひとりの寂しさがあるから誰かといる時の楽しさも感じられる。どっちもどっちで二つあるからどちらも楽しめる。
景色が綺麗だと思うのは年寄り方が多い。人生の終わりとかを感じているから。
肉体的な活動は、若いものほど得意である。しかし精神の深さというものはやはり生きて来た時間が素養となる。人はここに、人間自体の洗練を見つけようとした。なぜみんな同じところへ詰めかけるのからなぜ人ごみの中へ出かけていくのか。いつも一緒にいようとするのか。非常に不思議な光景に僕には見える。鳥、あり、家畜として育てられている鶏や羊が似ている。与えられた餌を食べて卵を産む。守られているし、支配されている。ちょっと虚しい?
無駄なことをするのは孤独の対処として効果がある。何かのためにとか考えず、ただ疲れるとかマイナス面だけを受け止める。一種の修行。
身も食べられず花も美しくない草でも生長したり枯れたりという変化をして、それを見守る。そこに孤独の本質、そのなんともいえない美しさが見えてくるのではないか。馬鹿馬鹿しいものが面白く感じる。つまならいものが、愛おしく感じる。
ちょっとした変化でも愛せる、楽しめるようになるってことかな。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ色々なことが明らかになりすぎて頭がパンクしそう…
Vシリーズの登場人物がたくさん出てきて同窓会みたいだ!と心躍らされていたら、まさかの大事実が発覚したではないですか…
Vシリーズ最終巻の最後で林さんが匂わせてたのは、そういうことだったのね…犀川先生…!
「春」では冷静で人間離れした四季が印象的だったけど、今作は新藤叔父に恋(?)をする普通らしさも垣間見えたので少しほっとした。
ここから「すべてがFになる」に繋がっていくと思うと、相変わらず森先生の構成力?には脱帽です。
あと、あと、四季と各務さんの、キス…!!そして保呂草ァ!!!! -
Posted by ブクログ
S&Mシリーズ第7弾
夏のレプリカ
最後の展開が余韻残しすぎで少し困惑してますが
徐々にそういうことだったのかと
この7弾だけ、今まで違う位置付けなんでしょうね
杜萌が今後も登場してほしいなと思いながら読んでいたので、どうなるのだろうか
ほぼ犀川先生登場しないので
物足りなさはありますが
萌絵と杜萌のチェスのシーンは過去から今まで流れもあってよかったですね
エヴァーグリーンゲームを思い出しました
あの作品も盲目の人いたな確か(強かった)
想像を超えての結末だったので大満足の5点にしたいのですが、やはり犀川先生にもっと登場と解決に入り込んでほしい(勝手に想いが強くなってる)ので
⭐️4とします
夏のレプリカというタイトル。。。
杜萌からみた事件の視点と実際の事象が起こった視点という意味のレプリカなのか。。。
(うーん、もう一度見返したい、それでも気づける自信がない)
続いての8弾へ
今はもうない
(また、今までにないタイトルで楽しみだぁ
中身みてないけど、タイトルが全部いいです
読み終わった後にそういうことねとわかる) -
Posted by ブクログ
ネタバレ
p37
九九ができることが、数字を取り扱う頭脳にはマイナスになる、と僕は考える。
p39-40
最初は小さな「損」でも、積み重なれば大きくなる。小さなチャンスを見逃し続ければ、きっと経済的な損をするだろうし、もっと重大なことでいえば、自分の健康や、危険から身を守ることにも関わってくる。
p75
科学とは「誰にでも再現できるもの」である。
p90-91
たしかに、18世紀頃の科学は、もっと急進的で、いろいろなものを破壊する大胆さがあったかもしれないが、今はそうではない。
p91
カリスマ的な指導者の発言が国民を動かしたりするようなことは、科学にはない。また、科学は、一部の特権階級にだけ、その恩恵をもたらすものでもない。科学は、経済のように暴走しないし、利潤追求にも走らない。自然環境を破壊しているのは、科学ではなく、経済ではないか。
面白かった。
結構熱めの熱量を感じたり感じなかったり。震災の影響で書くことは変化したように思うし、良くも悪くもそれがドライヴさせる結果になっているような気も。また新書とはいえ10数日で本作を書き上げていることも、著者の仕事人としての凄みを勝手に垣間見ました。