森博嗣のレビュー一覧

  • なにものにもこだわらない

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    書きたくて書いてるわけじゃなくて、仕事だから書いてるんだ。とか、やりたくないことをするから賃金がもらえる、それが仕事なんだよ。エビデンスなんかないから、僕が思ってることを書いただけ。とか合間合間に本音みたいなのがあって、著者と会話しているような気持ちになる文体。

    拘ってると柔軟な思考も出来なくなるし、自由じゃないじゃん?少しくらい拘ることはあったっていいけどさ、なんにもこだわらない生き方してたら思わぬ展開があったりするからそんな生き方もいいんじゃない。
    って感じで受け止めました。

    自分に拘ることをやめると、結果的に他者に対して優しくなっている。
    他者に優しくありたいよね。

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    2025年01月29日
  • 人形式モナリザ Shape of Things Human

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    トリック自体はシンプルで、わかる人にはわかるのだろうが、自分はなるほどと少し驚いたし面白かった。

    人形式モナリザとはいいえて妙だ。

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    2025年01月28日
  • サイタ×サイタ EXPLOSIVE

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    Xシリーズ5作目

    殺人の動機は全部、一身上の都合だ。これにつきる。きっと他者が理解するのはおろか、自分でも明確に説明できないものだと思う。

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    2025年01月27日
  • お金の減らし方

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    借金をしない。
    自由なお金は、収入の1割。
    好きなことをするなには、やらなければいけないことをすればいい。
    ものの価値は、自分の欲求の大きさで決まる。
    他人軸ではなく、自分軸で物事を見る。

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    2025年01月27日
  • 彼女は一人で歩くのか? Does She Walk Alone?

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    久々に森さんの本を読みました。S&Mシリーズ振りですね。SFは苦手…というか完璧に理解できないので、読み終わってもスッキリとはいかないのですが、森さんの独特な文体は好きなんですよね。Wシリーズの一作目ですね。人工細胞で作られた生命体、見た目では人間と区別がつかないウォーカロンかぁ。内容は面白かったですね。マガタ博士も出てきたし。S&Mシリーズをまた読み直したくなりました。

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    2025年01月26日
  • ペガサスの解は虚栄か? Did Pegasus Answer the Vanity?

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    wシリーズ第7弾
    ペガサスの解は虚栄か?
    Did Pegasus Answer the Vanity?

    新たなスパコンの天才ペガサス(日本)が登場。
    舞台はトウキョウからインドへ。
    フランスで居なくなったウォーカロンに、クローンの技術(禁止)が使われていたのではないか疑惑が。

    いつもハギリ、キガタ、アネバナでインド資産家へ調査にいく。
    ケルネィ(資産家)、ラビーナ(娘)、そこになんと
    ツェリン(チベットでの研究者)登場。 ケルネィが夫だと。そして、息子のラジャン。
    久々の森作品らしい登場人物の思惑が交錯し、
    家族での思いのすれ違いが入り混じり、、、、行かないでほしい方向の悲しい結末に。
    ウグイの、ラジャンの急所を外して打ったシーンは、私も間違ってなかった言ってあげたい。。

    ・人の心メインの回ではある
    ・そして、機械(スパコン)も間違える
    ・そして、そして揺らぐ(アミラ、オーロラに負けたくないと思う)
    ※姉2人と弟という表現も、素敵でした
     天才スパコン3兄弟姉妹
     (無敵だろうと思ったが、無敵じゃなかった)

    機械がこの感情(揺らぎ、迷い、想い、という欠陥)御免なさい欠陥があるから人間なのに。
    もうはや人間だと思ってしまった。。。

    ※○×
    ・人間 ○
    ・クローン ×
    ・ウォーカロン ○
    両者(クローンとウォーカロン)の違いは、頭脳回路のインストールなので
    人の完コピーはダメ。
    頭脳回路に情報インプットして、完コピーはok


    ハギリとツェリンの差異は自分の子がいるか否か
    自分よりも大事だと思える存在がいるか否か
    法律を超えてでも、護ろうとする姿が暖かくもそして、悲しくあるとてもいい作品でした。

    ウグイのプライベートで食事に誘って
    ツェリン博士を守ってあげたいと相談するところ
    成長や人感があってよかったです
    ※ウグイは人です(ウォーカロンではないw)
    仕事とプライベートわけて、発言と行動できるようになったところ、、、第1弾からの成長みてる(見届けてる)と嬉しくなっちゃいますね
    食事の時に舌を出すシーン(舌認証w)
    第4弾のデボラは眠っているのかの、あっかんべーと掛けてるところ、素晴らしい!


    ★3.8

    次は
    血か、死か、無か?
    Is It Blood, Death or Null?

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    2025年01月26日
  • 青白く輝く月を見たか? Did the Moon Shed a Pale Light?

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    ”──人はね、大事なことは言葉にしない。呑み込んでしまうんだ。賢明で正しい思考ほど、言葉になっていない” 
    ”生きているものを無数に集めれば、そこには死の静寂がある”
    シリーズ内でハギリの漏らす呟きは、本人ドライを自任する割に誌的で揺らぎに満ちている。事実を見つめ続けた先に人は(人工知能も)詩人になるのかもしれない。では全てを神の目線で見ているマガタ博士は、一体どんな詩を呟くのだろう。

    終盤、オーロラが選んだ姿に思わず声が出た。
    そうか、それが可能なのかぁ。そうして心は思考は育っていくのか。
    シリーズ通して、他者(異物)と交わる事、そして欠損こそが心を成長させていくのだという視線が優しく、少し悲しい。
    冗談を言い合えるようになったウグイの可愛らしさよ。

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    2025年01月25日
  • 封印再度 WHO INSIDE

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    1.登場人物
    犀川創平…工学部建築学科助教授
    西之園萌絵…工学部建築学科3年生
    儀同世津子…雑誌記者
    香山林水(リンスイ)…画家
    香山多可志…林水の息子
    香山綾緒…多可志の妻

    2.物語の始まり
    西之園萌絵は雑誌記者でありパズルマニアでもある儀同世津子から、彼女のメル友の家(香山家)に代々伝わるパズルについて教えられる。
    そのパズルは香山家の家宝となっている壺であり、その壺の中にある鍵箱を開ける鍵が入っている。しかし壺の中に入っている鍵は壺の口よりも大きく、誰も鍵を取り出すことができず、今日まで鍵箱は閉じられたままとなっていた。

    3.世界観や価値観
    謎と聞くと飛び出していく西之園萌絵と、面倒ごとを嫌う犀川創平。犀川はパズルには興味があるものの、香山家の事件には興味がないし、関わりたくないと思っている。
    しかし、積極的に関わっていこうとする萌絵に引きずられる形で、犀川も事件へと関わっていく。
    犀川にとって萌絵は、どの程度の優先順位なのか、おそらく彼自身も分かっていないのかもしれない。

    4.物語のキーワードとテーマ
    物語自体は本格ミステリの王道といえる。しかし、そこに森博嗣特有の理系エッセンスが加えられている。
    そのことは登場人物たち、主に犀川創平と西之園萌絵の会話の中にも現れる。
    そのため難しそうという「先入観」を持ってしまいがちだが、森博嗣の作品は、そのような「先入観」を排除して読むべき作品のような気がする。

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    2025年01月20日
  • 私たちは生きているのか? Are We Under the Biofeedback?

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    wシリーズ第5弾
    私たちは生きているのか?
    Are We Under the Biofeedback?

    舞台は南アフリカのとある村
    ウォーカロンだけがいる村があると
    訪れた3人(ハギリ、ウグイ、アネバネ)は
    面白い光景をみることに
    洞窟に暮らす民族で、治外法権であると
    村長(唯一の人間)に案内されて部屋に。
    こそには数百の卵カプセルがあり
    ウォーカロンの脳(躰を持たない、生きた脳)があり、さらにこの脳が生きるバーチャルの世界が存在していた(※もちろん違法)
    そして、このバーチャル世界は
    年も取らない、もちろん死なない
    空も飛べる、容姿も自由、お腹を空く設定も自由
    (面白いw)
    何をしててもよい、メインはソフトの開発で
    現実世界の金融システムに入り込み、金儲けをしてると。

    しかし、ここから
    この世界に見学(紹介)されたことが罠であり
    3人が抜け出せなくなる。
    現実世界に戻れなくなく。。。

    ここで現れる救世主と、脱出のアイディアを考えたハギリとデボラの登場(天才すぎる)
    ※簡単に現実世界にアクセスできなく、バーチャル世界で寝ている(睡眠)時に仕事、起きてる時に仕事以外という逆転のことが起こってるところをついて、その睡眠(自由度が低い)時間を狙って、デボラとの通信を使い、脱出計画を試みる
    なんと練られた作戦で、さすがハギリは天才や
    (ウグイとアネバネの戦闘系の力は皆無のため、ハギリが解決するしかない、でも焦ってないwこの感じか森作品あるあるの描写で素晴らしい)

    そして、登場したのが姿はカンマパ(中身はデボラ)トランスファで、簡単に侵入はできたと。
    ※とはいえ、現実世界とか相互通信はできない状況
    ※現実世界にルータのような仕掛けを設けない限りできないと(ここで案内人のローリィが役割を果たせるか否か)

    この脱出シナリオと遂行は途中、バーチャル世界での羊の大群が部屋に入ってくるほのぼのシーンもありながら、よく出来てるなと唸ってしまいました。

    シンとキリナバが捕まったあとの会話
    ハギリとデボラの会話がなかなか良く
    ローリィー(案内人)が「自分は生きていない」と言った理由、デボラの答えは
    「彼が生きているから」
    「生きているものだけが、自分は生きているのかと問うのだ」と
    シンプルな言葉だが、これが考えさせるところですね。

    ★4.3

    青白く輝く月を見たか?
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    2025年01月19日
  • 幻惑の死と使途 ILLUSION ACTS LIKE MAGIC

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    「S&Mシリーズ」6作品目となる本作。死んだ天才マジシャンの大脱出劇が謎を呼び、マジシャンの殺人事件と複雑に絡み合っていく。トリックは比較的単純であったが、ただ読んでストーリーを追うだけでは辿りつけないような答えに驚かされた。今回は森ミステリィではお馴染みの理系の専門的な話は少なめのため、親しみやすい内容になっている印象を受けた。また、犀川先生と西之園さんの掛け合いも通常運転。しかし、本作では二人のそれぞれの成長が垣間見える描写もあり、次回作以降が気になるところである。

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    2025年01月18日
  • デボラ、眠っているのか? Deborah, Are You Sleeping?

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    wシリーズ第4弾
    デボラ、眠っているのか?
    Deborah.Are You Sleeping?

    フランスを舞台にした修道院の調査
    アミラ、ベルベット、新たなトランスファの存在が明らかになる。なかなか情報量が多くなってきた。

    アミラがいった共通思考というものが
    人工知能による新しい社会の構築であって
    その社会が知性となる
    それが新しい生命体になる

    うーん。概念はわかる。まだイメージができない。
    トラスファのデボラが優秀なのはわかったが
    人間、ウォーカロンの脳内回路に侵入し
    遷移できる、もはや無敵な感じもするが
    そこに新たなトランスファとの攻めぎあいが発生。面白い、いい勝負ですね。

    エピローグのウグイと歩いてて別れるところ
    「ウグイ・マーガリン」とわざと間違えて
    彼女が去ったとおもったら、あっかんべーをするシーン。こんなことをできるのが人間であり、ウォーカロンにはできないと。
    たった2行ぐらいの描写で考えさせられるのと
    あと100年でウォーカロンが人間になるまでに掛かる時間だと。
    深いですね。人間らしさ、尊さを表現しつつ
    それが、もうなくなってしまうことが目の前にせまっている表現。。
    素晴らしいです。
    (そして、ウグイがかわいい)


    次は第5弾
    私たちは生きているのか?
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    2025年01月18日
  • ηなのに夢のよう DREAMILY IN SPITE OF η

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    ネタバレ

    とうとう来ましたね、30冊近く読んでやっと来ました。とんでも伏線回収。
    もう連続首吊り自殺とか正直どうでもいいから置いとく。萌絵の両親が亡くなった飛行機事故は仕組まれたものだったのか、真賀田四季はどこにいるのか、彼女は何を成し得ようとしているのか。
    紅子さんは一目で真賀田研究所が核シェルターの構造と見破ったけど、犀川先生も同じ印象を持っていたのか、それとも紅子さんのほうが真賀田四季を理解しているのか。。
    あとがきでも書いてあったけどこのシリーズに置いてやっぱり探偵は海月くんじゃないんだね。わっくわくします

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    2025年01月15日
  • 捩れ屋敷の利鈍 The Riddle in Torsional Nest

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    久しぶりの萌ちゃんと犀川先生に大興奮でした!
    やっぱり2人のコンビと言葉遊びが好きです!
    面白かった!

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    2025年01月14日
  • 今はもうない SWITCH BACK

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    なるほどこれもS&Mだね!と納得しながら一気読みしました。
    萌絵ちゃんがミスリードとはわかりませんでしたわ、犀川先生出てこないからおかしいなと思ったよ。
    面白かったし楽しかったです。
    ごちそうさまでした!

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    2025年01月14日
  • 地球儀のスライス A SLICE OF TERRESTRIAL GLOBE

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    「小鳥の恩返し」「僕に似た人」「石塔の屋根飾り」「気さくなお人形、19歳」「僕は秋子に借りがある」が良かった

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    2025年01月14日
  • キラレ×キラレ CUTTHROAT

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    Xシリーズ2作目
    森博嗣作品の中でもXシリーズはとても読みやすい。
    満員電車は何が起こるか分からないから、本当に怖くなる。小川さんは無茶するなー

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    2025年01月13日
  • 静かに生きて考える Thinking in Calm Life

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    幸せとは。自由とは。孤独とは。著者と一緒に静かな環境に身を置き、生きることを考えた。納得できない部分もあるけど、あぁなるほどなと思うフレーズが沢山あり、メモした。

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    2025年01月11日
  • イナイ×イナイ PEEKABOO

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    Xシリーズ!椙田さんの登場嬉しい!
    真鍋くん、フラフラしている子だと思ったら、冷静に物事を分析出来てて凄すぎ!これでボランティアは可哀想、、、笑
    ストーリーは読みやすく、サクッと読めた

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    2025年01月11日
  • つむじ風のスープ The cream of the notes 13

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    相変わらずの森節炸裂!といっても世の中の状況や常識より、森さんのいうことの方が自分にはしっくりくるんだよなぁ。(私も天邪鬼)
    今の政治家100人(もしくは全員)よりも森さんが政策とか考えた方がもっとシンプルにもっと良くなると思う。絶対。

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    2025年01月10日
  • つむじ風のスープ The cream of the notes 13

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    シリーズ13作目。
    今回も著者の考えをトレースして楽しめた。
    本文の中にも書いてあるが、今回は文章・内容が少し難しめかな。

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    2025年01月05日