森博嗣のレビュー一覧

  • タカイ×タカイ CRUCIFIXION

    Posted by ブクログ

    Xシリーズは、講談社ノベルスで刊行が続いていたときに、途中まで・・たぶん、この『タカイxタカイ』くらいまで追いかけていた。しかし、S&Mから森博嗣に入った読者としては、V ⇒ G と世界が広がるにつれて、個々の作品の凝縮度が下がっているような気がして、もういいかな、と思ってフォローをストップしていた。
    今般、未読になっているXをコンプリートしようと思い立ち、順次読んでいる。
    本作も、ミステリとしてのロジック空間が構築されているわけではない。連続ドラマのように、小川と真鍋を巡る、ちょっとだけ非日常が降りかかる日々を、写実的な会話と、彼らのふわふわした思考で描くというライトなスタイル。

    1
    2024年03月10日
  • 新装版 スカイ・イクリプス Sky Eclipse

    Posted by ブクログ

    私はスカイクロラから読み始めてしまいましたが、最近読んだ記事で、時系列的にはスカイクロラが一番最後、と言うことと、良い考察を読んだので再読したくなっている作品です。(2024.3)
    この辺りは続きを欲してひたすら読み進めていた記憶があります。笑

    0
    2024年03月06日
  • 新装版 フラッタ・リンツ・ライフ Flutter into Life

    Posted by ブクログ

    私はスカイクロラから読み始めてしまいましたが、最近読んだ記事で、時系列的にはスカイクロラが一番最後、と言うことと、良い考察を読んだので再読したくなっている作品です。(2024.3)
    この辺りは続きを欲してひたすら読み進めていた記憶があります。笑

    0
    2024年03月06日
  • 新装版 ダウン・ツ・ヘヴン Down to Heaven

    Posted by ブクログ

    私はスカイクロラから読み始めてしまいましたが、最近読んだ記事で、時系列的にはスカイクロラが一番最後、と言うことと、良い考察を読んだので再読したくなっている作品です。(2024.3)
    この辺りは続きを欲してひたすら読み進めていた記憶があります。笑

    0
    2024年03月06日
  • 四季 春 Green Spring

    Posted by ブクログ

    『すべてがFになる』を読んでから、こちらを読むことをオススメする。
    でないと、正直何が何だか意味不明で全然ストーリーが追えないのではないか…。
    もし本書から読み始めたら、私はもっと著者の作品を読んでみたいと思っただろうか。
    とにかく僕の存在が謎すぎる。
    何の話なのか物語の半ば過ぎまで、わからない。
    なのにページをめくる手が止まらないこの不思議さ。何がそんなに面白いのか。
    うーん、それはやはり四季の超人っぷりだろうか。天才の思考回路は凄すぎる。

    0
    2024年03月04日
  • 黒猫の三角 Delta in the Darkness

    Posted by ブクログ

    面白かった。
    なるほどそういうことか、って感じかな?
    アガサ・クリスティの有名な小説を少し思い出した。
    でも、あれ(小田原姉弟の件)は何だったんだろう、、、?

    0
    2024年03月04日
  • ツベルクリンムーチョ The cream of the notes 9

    Posted by ブクログ

    小説家として成功し、都会から離れ生活している森博嗣氏。そんな彼から世間がどう見えているかがわかる一冊。

    0
    2024年03月02日
  • 君が見たのは誰の夢? Whose Dream Did You See?

    Posted by ブクログ

    なんとなくオチは予想できて、ロジとグアトのやりとりをニマニマしながら読んだ。
    未来はこうなるのか?と期待と恐さを抱きながら読めるこのシリーズが好き。ただの一読者なのにシキが登場するとドキッとして、彼女の思考を理解したいと必死になってしまう…

    0
    2024年02月29日
  • 孤独の価値

    Posted by ブクログ

    孤独は悪いことではないという言葉に少し救われた気がした。例えば創作活動や芸術をする上では一人で静かな環境の方が最適である。賑やかな楽しい所からはアイデアは生まれない。アーティストがなぜ孤独を好んでいるのかが分かった気がする。寂しさに耐えられて、孤独を好むことが、芸術家になる必要条件なのかもしれない。

    映画「リトル・ミス・サンシャイン」で出てきた「苦しんだ時こそ自分を形成出来る最良の日々。幸せな月日は無駄にすぎて何も学ばない」という言葉を思い出した。賑やか=良いこと。寂しい=悪いことと決めつけて、孤独を避けて生きていくのは危ないなと感じた。

    自分はどちらかと言うとある程度の孤独は耐えられるし

    0
    2024年02月29日
  • 馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    新シリーズ。探偵物だけどミステリィではない。
    ジャンルはなんだろうな…?
    最後、柚原の考えが恐ろしい。理解できない考えではないことが何より恐ろしい。
    馬鹿は誰だったのか?

    装丁が綺麗。

    0
    2024年02月27日
  • 人形式モナリザ Shape of Things Human

    Posted by ブクログ

    紅子さんと林さん、不思議な関係。
    保呂草さんは、なるほどそういう感じね!
    なかなか登場人物が覚えられなくて苦労した。

    0
    2024年02月20日
  • つぶさにミルフィーユ The cream of the notes 6

    Posted by ブクログ

    今回も森イズム(本人はそんなものないと仰るかもしれないが)全開で、読んでいて心が洗われる。自分と近い考え方、今まで全く考えたこともない事。人生のヒントが散りばめられた一冊。

    0
    2024年02月19日
  • お金の減らし方

    Posted by ブクログ

    個人的に森博嗣さんの文章は
    読みやすいのでわりと読む
    考えてる方向もはっきりしている

    お金についての話も考え方も
    持ってる数字もそれぞれだし
    他人に口出しするのも
    口出しされるのもなんかすっきりしない

    この本を読んで
    私自身は
    なるほど、そういう考え方が
    私にも納得しやすい
    と思ったので

    甥っ子の社会人デビューに
    贈ってみた
    (口出ししてるとこまではいってないはず)
    かなりギリギリまで贈るかは悩んだけど

    まあ私には
    今のところはこの本が
    自分の考えにもなじみやすい
    そんな感じが続いています

    0
    2024年02月16日
  • イナイ×イナイ PEEKABOO

    Posted by ブクログ

    久しぶりの森博嗣作品。
    学生の頃夢中になって読んだS&Mシリーズ以来だったが、森博嗣ワールドが懐かしくそして変わらない世界観になんだか嬉しくなった。

    登場人物たちのちょっと浮世離れしたキャラ、少し耽美な世界観、そしてミステリィ
    気づいたら2日で読み上げてしまった。

    このシリーズの続編も読んでみよう。
    面白かったです!
    ⭐︎4.3

    0
    2024年02月15日
  • お金の減らし方

    Posted by ブクログ

    本当に欲しいと思うものには惜しみなくお金を使おうという作者の思想。私はDie with zeroに通じるものがあると感じました。
    とは言え、作家になって億円単位のお金があるから言えることだよねと言うやっかみもあります。

    0
    2024年02月11日
  • 人間のように泣いたのか? Did She Cry Humanly?

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ついにWシリーズも最終巻。劇的な進歩を期待させつつ、結局少しずつしか進まない、まぁ現実世界と一緒ですな。人工知能が自我を持つとしたら、という思考実験が本シリーズのテーマなんどろうな。
    マガタシキが現れるが彼女も明確な正解は示さず... また別のシリーズでの登場を期待。

    0
    2024年02月09日
  • 月夜のサラサーテ The cream of the notes 7

    Posted by ブクログ

    こう言う考え方もあるんだな。と心がフッと軽くなった。結果論かもしれないが、こういう人が素晴らしい作品を生むんだなぁとしみじみ感じた。生まれるべきして生まれた。そこには戦略があった。それをサラッと言ってしまうところがかっこいい。

    0
    2024年02月08日
  • 情景の殺人者 Scene Killer

    Posted by ブクログ

    日常の中から非日常をそっと覗き見るようなほどよい緊張感が続く。犯人を追い詰める刑事の緊張感も犯人の慟哭もここには描かれない。
    言うなれば、「他者を見る」とは、そういうものかもしれない。自分と他者が繋がりのあるものという認識はやはり中々つかめない。
    蜃気楼のような霞を見ているだけではそれこそ無理で、手を伸ばしてつかもうとしなければ、そこに触れることは難しい。それでいて、その片鱗をつかめる程度が限界だろうか。

    手をつかまれて驚いた顔をした犯人…
    この動きの中、そこに含まれる要素の中に蜃気楼に触れるための何かがある。覚悟を決めた絶対的な個としての関わりこそが、蜃気楼を具象化させるのかもしれない。

    0
    2024年02月08日
  • 六人の超音波科学者 Six Supersonic Scientists

    Posted by ブクログ

    何か今回の話はどことなくS&Mシリーズを思い出したのは私だけでしょうか。
    色んな話が程よくブレンドされている感じがして、読んでいる間あの2人の遭遇した事件を思い出して懐かしくなったりしていました。

    そしてこの話、前回がお洒落で優しめだった反動なのかえらくショッキングなシーンが多かったなという印象が。
    簡潔に纏めてしまうとエピローグの一文目に集約されてしまうのでしょうが(いやそう言いきってしまうのが良くないというのは重々承知なのだけれど)、その結論に至るまでにちょっとドキドキしながらページを捲ってました。
    ただ何かこう……こんなに登場人物必要だったか?という気がしなくもないんだよなぁ。
    あの人

    0
    2024年02月02日
  • 魔剣天翔 Cockpit on Knife Edge

    Posted by ブクログ

    うーん何というビターエンド……。
    練ちゃんが大人になるための話、だったのかなぁ。

    いや最初あらすじ読んだ時は「これは相当アクロバティックなトリックでも出てくるのだろうか、流石の紅子さんもこの謎は解けるのだろうか」なんて心配しながら読み始めたのですが……いらない心配でしたね。
    今回もまた情報を繋ぎあわせてしっかり解決してくれました。
    紅子さんのクルクル変わる性格にもやっと慣れてきた感があるなぁ、個人的にVシリーズで一番好きなのは練ちゃんなんだけど(だからこそ今回の話悲しすぎて辛い)。

    Vシリーズは読み終わる度に「人間って難しい生き物だなぁ」と思わせてくれるシリーズであると思っているのだけど、

    0
    2024年01月30日