森博嗣のレビュー一覧
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ネタバレスカイクロラシリーズ4作目、時系列的には3作目。
草薙の主観視点だった前2作から変わって、今作は栗田が主人公。
ドッグファイトの描写は少ない代わりに、心理描画が多い印象。一方で、ティーチャーの鬼のような強さがみられる(前作までは草薙との対戦だから、あまり目立たんのよね)。
スカイクロラでは第3者の回想でしか登場しなかった栗田の正体や、さらに草薙とキルドレの秘密といったシリーズのキーになりそうなことが明かされる。
最後、栗田が大規模な作戦に参加させられたのは、苦戦することを見越して、秘密を知った栗田の口封じを狙ったのか、と邪推したりもする。 -
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wwシリーズも7冊目。wシリーズが10冊だったから。そろそろ終盤かも。
グアトとロジの結婚がサラッと触れられる。カウンセリングの女医が再登場。ロジの不調ってそういうことじゃないのと思うが、そういうことは起こらない未来が舞台だった。
(引用)
マガタ・シキは、もちろんそのメリットもデメリットも十分考察しているはずだが、天才ではない僕は、どうしても不安を感じてしまう。ロジの抵抗も、結局はその不安が原因だ。動物が持っている本能的な感覚だろう。
イヤ~。グアトの鈍さに読者皆が呆れたと思う。森先生、こういうギャグをシレッと入れてくるんだもんなあ。ロジはかなりキャラが変わったなと思う。前は、ハードボイ -
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鈍いな、難しいな、頑固だな、自分勝手だな、意味がわからない、何なのこれは、どうしてそうなるの、ああ、もういいかげんにして、いつまで続くの、どうだっていいのに、変なことばかり……、泣きたいくらいでした
WWシリーズ7作目にして、これは大転機。そろそろこのシリーズも締めに向かっているのだろうな、という感じで、ならではの登場人物にドキドキさせられながら一気に読んだ。
とても面白かったのは、多分これは意図的に、物語の核心というか今回の大オチ的な部分がなんとなく読者にはある程度予想できるようになっていて、そしてそれをロジやスズコが認識していることもなんとなく解って、それでいて、グアドは -
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森博嗣さんが考える「面白い」とは。
面白いとひとくくりにしても、
様々な状態や心境があるよね、という。
おおお、なんか森さんぽい…!笑
と冒頭から読んでいて感じます。(何様。笑)
なんでミステリーを描こうと思ったのか、
作品を創作する上で気にしていることとは。
なるほど…とビジネスの一端を垣間見た気分です。
私か感じていた森さんの作品へのイメージの答え合わせと、伏線を回収してもらったような気持ちでした。苦笑
面白さは他人から与えられるものではなく、
自分で作るもの。
結局人はひとりで生きているんだから、
面白さも他者に依存せず、自ら作る。
私にとっては読書かもしれない。
読書があれ -
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ネタバレヴィルヌーブの『Blade Runner 2049』とキュアロンの『Children of Men (トゥモロー・ワールド)』が複合的に組み合わさり、著者のエッセンスがふんだんに散りばめられたような作品。ブログでブレードランナーの続編を観た氏が森博嗣が作りそうと形容していたように、驚くほどすんなりと物語が頭に入ってくる。
当然、このシリーズも四季のいる世界の延長線上にある。最初はSF小説を書きたいのかなと思ったけど、根底にあるテーマは最初から一貫しているように思えます。私たちはどこに行くのか。どこにも行かない。そのはずだけれど、どうにも違う気がする。エキソダスを書こうとしているのかなと想像。だ