森博嗣のレビュー一覧

  • イナイ×イナイ PEEKABOO

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    第1弾
    小川にとって最初の事件。 女性から兄を探して欲しいとの依頼。死んだ主人の美術品の整理。女性は双子で、もう1人の女性から依頼を受けた探偵・鷹知。鷹知って誰かなのか…久しぶりに苦手キャラがいない、と思ったら真鍋が苦手なことを忘れていた。 西之園が事件から遠かったのは何故から四季シリーズでわかったけれど、だったらもう出なくて良いのでは。椙田との絡みが必要なのか…しかしそれも式シリーズで一区切りついたと思っていたのに。 事件は割とサラッとしていた。これまでのシリーズのまとめシリーズのような役割か。

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    2022年10月10日
  • キラレ×キラレ CUTTHROAT

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    第2弾
    満員電車での切り裂き事件。全ての女性に共通するのが一軒の心療内科。鷹知が依頼を受けた人物が小川の知り合いだったことからまたまた事件に絡んでゆく事務所のメンバたち。 4人目の被害者が小川の前任者だったことでざわざわ不安が増していった。あからさまに様子がおかしな人物…息子がかわいそうだ。旦那も(どこかしら)気がついていた模様だし…。最後に西之園が登場したことで椙田が慌て、あ、やっぱりそうなんだってなった。 さくっと読めた。

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    2022年10月10日
  • タカイ×タカイ CRUCIFIXION

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    第3弾
    高いところに吊られていた死体。マジシャンが絡むのならアリだが、意味は?始めから疑問がたくさん。 真鍋が巻き込まれ、小川が乗っかり、西之園が出てきて、永田が登場。 鷹知が別筋から依頼を受けたことで小川たちはぐんぐん事件に引き込まれてゆく。友達が何かあるのかと思ってドキドキしていたら、そうか、という感じ。 本は楽しく読める。椙田がたくさん出てくると他のシリーズとの繋がりが面白いし。事件はそうでもなかったけれど、やはりキャラに難あり。異性を描くのは難しい。

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    2022年10月09日
  • サイタ×サイタ EXPLOSIVE

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    第5弾
    監視の依頼、ストーカー、爆弾魔、殺人 恋人?売り?兄妹…誰が死んで、誰が主犯で、失踪した人はどこにいたのか、いなかったのか。 結局真相がほとんど分からず。なのにもやもやしないのは森ミステリになれたからなのか…何回読んでもわからないのに。とにかくやめられなくて、とにかくおもしろくて、なのにとにかく出てくる人が好きじゃない。 このシリーズはもはや、鷹知しか好きじゃないのではないかと思うくらい。この壮大なシリーズ群は、着地点がどこかにあるのだろうか。

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    2022年10月09日
  • 四季 冬 Black Winter

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    第4弾
    真賀田四季とは誰だったのか、なんだったのか。実態はあったのか、同じ世界に存在するのか…これがシリーズというよりも、他の全てのシリーズを繋げるもののようで、わかったことと、混乱するところがたくさんある。再読だとかなり読みやすくなっているのは、ある程度登場人物も背景や関係性が見えてきているからだろう。 叔父への愛は本当か、犀川への愛はどういうものか、それがそうと自覚しているのか。またいつか、読みたくなる。

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    2022年10月09日
  • 新装版 ナ・バ・テア None But Air

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    キルドレ…この最大の謎が解けるものと、もしくは匂わさせる何がと確信していたのに。Wake up, adultsから始まり、草薙の過去の一部が明らかに。この世界はそんなに汚れているのか?空はそんなに美しいのか?また飛びたいから戻って…次作にまた期待です。

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    2022年10月08日
  • 夢の叶え方を知っていますか?

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    この「夢」は職業的なものではなくて、趣味的な「夢」を指しています。
    今持っている夢は本当に自分がやりたいものなのか、人のコピーや人に影響されたものになっていないか、しっかり確認することが大切。
    そして毎日少しずつでも前進すること。
    夢を叶えるための心構えがたくさん詰まっている作品です。

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    2022年10月06日
  • 新装版 スカイ・クロラ The Sky Crawlers

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    文庫本の平積みコーナーで、
    「ナ、バ、テア」
    と言う本を見つけた。
    作者は、森博嗣さん。
    解説が、吉本ばななさん
    巻末著者インタビューまである!
    そして、このシリーズでは先に
    「スカイ、クロラ」があるらしい。
    で、スカイ、クロラを購入!

    裏表紙には、永遠の生命を持つ子供たち「キルドレ」が戦争を請け負う社会。
    生死とは、そして、自我とは何かを問う。
    森博嗣 渾身の傑作シリーズ!
    とある。

    夢の中のシーンからはじまる。
    「僕は大切な人を守る為に戦った。
    彼女は地球上で最後の物理学者だ…」

    と続く。

    「さよなら」と僕は言った
    「ありがとう」と彼女は微笑む
    僕は銃を彼女の頭に向けて引き金を引い

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    2022年10月06日
  • 赤緑黒白 Red Green Black and White

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    Vシリーズ、終わっちゃった…。
    林からの白い封筒に書かれていたであろう名前だったり、四季シリーズで出てきたあの場面を紅子さん視点でもう一度読めたりで最後の最後まで余すことなく高揚できた。
    ほんとうこれって、一種の良質な恋愛小説だよ…。

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    2022年10月05日
  • 青白く輝く月を見たか? Did the Moon Shed a Pale Light?

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    人工知能オーロラの話なのに、Wシリーズでもっとも「人間」らしい。揺らぎがテーマにあるからかな。
    デボラは前作からウグイの昇進の情報を持ってたんだろうか。花を贈る…

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    2022年10月05日
  • 数奇にして模型 NUMERICAL MODELS

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    第9弾
    大長編で、事件は複雑。同日の、そんなに離れていない時間に起こった殺人。モデルと学生、女性がひとりずつ殺される。容疑者も殴られ、密室で倒れている。関係者の範囲が狭いので、犯人の見当がすぐにつく。 でも、異常者が多くて、迷う。 喜多先生が出てくると嬉しい。 ただ、被害者が兄妹っていうのが、親からしたらやるせなかったし、Mや金子くんの家族の話も切ない。 やっぱり嫌悪感がすごい。事件のおかげで薄れているけど、敬意とか感じられないし、自分本位過ぎて苛々する。 作品が面白いから助かっている。

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    2022年10月02日
  • 新装版 スカイ・クロラ The Sky Crawlers

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    押井守監督の映画のほうは何年か前ににみたが、すべてがFになるの著者が原作者とは最近になって知った。
    大人になれない子供たち「キルドレ」が戦闘機乗りになって戦争を続けるという独創的な世界観。(見た目は)子供たちが主人公だが、イノセンスとは無縁のなんとも厭世的な雰囲気が漂う。ほかの作品も読んでみて、この世界の背景をもっと知りたくなる。
    (6/24追記)
    小説内の時間的に前になる4作読んでから、再読してみたが、うーん、すべてを合理的に繋げる解釈は思いつかないなぁ。クサナギ・カンナミの同一人物説も、本作を読む限りは無理がある。キルドレの記憶は曖昧で、ときに夢との境界があやふやというのは名言されているの

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    2022年10月02日
  • 黒猫の三角 Delta in the Darkness

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    第1弾
    何回読んでもテンポが良くて好き。 イラっとする人もあまりいないし、林はかっこいいし。好きじゃないけど。
    事件は、年に一度、決まったルールで行われる殺人。その年は、その日にターゲットになった女性が殺された。 居合わせた探偵・保呂草と彼の仲間、そして紅子。頭が良過ぎてついていけない解決と動機、理解できない真理。人の考えなんて理解できないものだけど、ぶっ飛んでいて笑いそうだった。 ラストからエピローグの怒涛の流れがずっと好き。

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    2022年10月01日
  • 人形式モナリザ Shape of Things Human

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    第2弾
    人形に文楽、避暑地、悪魔…怖いワードが飛び交う、謎の謎の事件。 舞台上で倒れたと思ったら舞台の上で死体発見。 紅子と林のどきどきと、保呂草との違うどきどきと。 犯人の目星がついて、例えそれが当たっていたとしても、事件の解決には何も役立たないというか、本当の見せ場はそこじゃなかったというか。 誰が、何なのか。殺したの、救ったのか…? ちゃんと事件は明らかになっているのに、謎ばっかり残る。 そこがとても好き。子どもたちのところはイライラしちゃうけど、大人の所はとても好きなシリーズ。

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    2022年10月01日
  • 夢・出逢い・魔性 You May Die in My Show

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    第4弾
    結末が怖い。動機が怖い。憑依ってことなのか・・・きっとわからないけど、わからない人ばかりだったけど。
    テレビ局で起こった射殺事件。逃亡するアイドルと、手助けする練無。 結局、20年前の事故は、事故なのか、故意なのか・・・ アルバイトが怪しいと思ったらただのアルバイトだったり、この人怪しいと思ったら犯人じゃなくてただの女性だったり。 練無が女性と思わせている時に、逆があると思ってなくてまたびっくりした。 でも、今回は行動範囲が狭かったのであまりイライラせずにすんだし、東京だったからあの刑事が出てこなくて、人間関係がこんがらがらずに事件にまっすぐ。読みやすかった。

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    2022年10月01日
  • 魔剣天翔 Cockpit on Knife Edge

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    第5弾
    練無の友だちと、保呂草が受けた依頼。アクロバット演技中の殺人、逃亡、第二の殺人。 こんがらがって事件のことは読み進めることでしか考えられなかったけど、事件よりも画伯と保呂草の話の件がずーんときた。
    事件の結末は紅子の話ですんなり納得。第二の事件はそうでしかないような犯人だし。そうかも知れない、とどこかから思い始めたけども、練無を思うと信じたくないというか・・・誰がどこまで気づいていたのか…。 事件の合間にある、レギュラー陣の人間関係が複雑で、要るのか… 勝てないって、毎回思い知る。

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    2022年10月01日
  • 恋恋蓮歩の演習 A Sea of Deceits

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    第6弾
    豪華客船で起こった乗客転落事件。その後の以前も出てきた画家の自画像消失事件。 保呂草は画家の件で紫子を伴い乗船し、紅子は何かを感じて練無と無賃乗船する。転落した男性の恋人は紅子の友人で、その恋人とのことも描かれているのだけど、それが最後にわかる。恋人の転落と絵画の所有者の繋がり、何も解けな過ぎてもやもやしたところでの紅子の結論。と、本当の解決。 離婚、親権、手紙。保呂草が怖すぎる。どこから目をつけて恋人になって、打ち明けられなかったらどう持っていくつもりだったのか?最後の手紙が解決のすべて。

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    2022年10月01日
  • 創るセンス 工作の思考

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    森博嗣さんの小説を読み、作者への興味が湧き、小説以外の書籍を読み漁っている。
    工学という視点で優秀な技術者が育ちにくくなった現状を憂いたり、ものづくりに必要なセンスについて考察している本でした。
    物作りという点で、工作も小説を書き上げることも同じようなものと捉えているところに驚いた。設計図を作って、工作をして有形物を生み出すという工程と同じように小説を書き上げることもあるという。
    本書で印象に残っているのが、思考は言葉でのみ行われるものではなく、映像でも行われるものだという著者の見解。
    工作のセンスは、映像による思考力。
    この著者の言葉にも表れているが、全てのことを上手に言語化する能力のある人

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    2022年09月28日
  • 孤独の価値

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    最近はおひとりさまという言葉も浸透して、一人でいることで奇異の目にさらされることは少なくなったように感じる。
    でも孤独は避けるべきで、大勢の人と繋がっている方が優れているという価値観はまだあるのだと思う。
    そんな考えに対して著者独自の視点も交えながら、孤独の価値を再認識させてくれる一冊。

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    2022年09月28日
  • リアルの私はどこにいる? Where Am I on the Real Side?

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    やはりこうゆう問題に直面しますよね、フルダイブでネットに行けるのなら。クローン技術だとしても人の意識(ゴースト)を操作できるとすればマッド・サイエンティストじゃなくてもやるでしょう。果たしてマガタ・シキ博士の共通思考は人類の救いとなるのか?こんな世界の犯罪は取り締まるの大変そうですね。

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    2022年09月25日