森博嗣のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレVシリーズ第三弾まできってやっと慣れてきたと言うか楽しめた。
今回だけじゃないけど、森博嗣のトリックは「ミステリーとして」あり?と言う感じがするけど、妙に現実的。そして、現象をそのまま素直に見ると謎が解けるようになってる感じがする。
トリック自体には大きなひねりがなくて、(ひねりというか..)だけど物語全体は捻られまくり、みたいな印象。
密室のトリックに、コナンや金田一少年みたいにいろんな道具を使ったりするより、現実的に可能なトリックな気がするんだけど、結果がいつもシンプルで事件というより事故に近かったり。
ここでさにきてやっと語源化されてたけど、「人は何事にも意味を見出す」みたいなやつ。s&mにも何処かで書かれてたかもしれないけど、ほんと、この作家さんはなぜ?とかだれが?とかはあまり掘り下げずにありのままを見せてる気がする。
どうやって、だけはまぁ説明してくれるけども。
そこが他と違ってなんとなく読んでしまうところなのかなぁ。
あと一つ言えるのは、今のところ好きなキャラとか魅力を感じるキャラがまだいない... -
Posted by ブクログ
スカイ・クロラ では、司令官だった
クサナギ・スイトの物語
解説の吉本ばななさんの解説を、一部分
写させていただきます。
このシリーズに出てくる人たちは、隔絶された世界にいます。
そして、それぞれが違う理由で生に苛立っています。
「別に世界に心を開く必要なんて無い、ただ空を飛ばせてくれ」
と主人公たちは執拗なまでに思い続けますが、それは彼らの境遇からの逃避でも在り、どうせ絶望的な設定の中にある生なのだから、唯一の好きなことができなかったら死んでも同じだ、という心境でもあります。
飛行場面に異様なリアリティがあるために、読者は彼らの心の中にすっと入っていけるような気がします。
でも、本当のところは実に共感しにくいはず。
ほんとうの意味では死ねない世界はどれほどの絶望に満ちているのだろう、と想像はできても、普通どこか甘くなってしまいます。
しかしこの小説はほんとうにリアルです。
☆☆☆
永遠に死なない子供なギルドレで戦闘機乗りのクサナギ(女の子)が、撃墜王と呼ばれる大人のパイロットとの出会い、学び、そして、惹かれていくのだが、…
ばななさんの言うように、その絶望感は、どのようなものか、ほんとうのところは
私には、理解できないのだろうな。
次巻、ダウン・ツ・ヘヴン
は、クサナギ スイトの続きの物語らしい
ー購入済みですー
解説は、室屋義秀氏です。
エアレース・パイロット
とありますから、飛行機に詳しい方なのでしょう。
パイロットの方が読んだら、さぞかし
作者の飛行シーンの素晴らしさが実感できるのでしょうね。
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Posted by ブクログ
スカイクロラシリーズ(10年前ぐらい?)を読んで以来の久しぶりの森博嗣さん。舞台は近未来の日本。身体のほとんどは培養で替えが効き、寿命が問題にならなくなった。他方、人はウォーカロンというアンドロイドを作り出す。度重なるアップデートで兼ね備えた精巧さと頭脳の明晰さから、もはや人かウォーカロンかも区別が難しい、そんな世界で科学者の主人公がウォーカロンに絡む争いに巻き込まれていく。
人とアンドロイドの定義が相対化された中で、何をもって人というべきか。大き過ぎるテーマだけど、物語の展開に合わせて主人公が思考してくれるので、同じ状況と視点で一緒に考えられて、楽しい。
主人公と周囲との掛け合いはどこか抜けてて面白く、それでいてこの世界観にとてもマッチしている。
読後、「若干尻切れとんぼかなぁ」と思ったら、まさかの10巻シリーズの第1巻(笑)壮大な物語に手を出してしまった感があるけど、森博嗣さんの文調は相変わらず好きでこの本も苦にならなかったので、折りを見て、少しずつ消化していきたいと思う。
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Posted by ブクログ
他の方も書かれているように、抽象的かつ哲学的な印象を受け、途中少し退屈してしまった部分もあるが、これまでの自分自身と比較し、全体的に納得できる内容だった。また度々入る例えが分かりやすかった。
結局のところ勉強とは、能動的でないと楽しいと思えるようなものではないし、身に付くこともないという前提がある。だから受動的では意味がなく、子供に勉強しろと言っても必要性・重要性が分からないのも当然だし、勉強がつまらなく感じるのもごく自然なことである。自分自身もそうだった。
振り返ってみると、中学生まで相当頭が悪かったが、「もっと知りたい」と思える対象を見つけてから、驚くほど勉強することが苦にならず、むしろ楽しいと思えるようになったことをはっきりと覚えている。
デジタル技術が普及し、そもそも何もしなくても情報が入ってくる受動的な現代社会においては、主体的に行動すること自体が困難になりつつあるように感じる。また、「勉強=受験に合格していい学校に入る=いい会社に就職する」という考えが一般常識のようになってしまっているため、興味対象を見つけて勉強を楽しめるというのは、実はとても贅沢で幸せなことなのかもと感じた。
自分にはまだ子供はいないが、将来子供ができた際には、興味あるものを好きなように学ばせ、自分自身も楽しみながら学ぶ姿を見せることができればと思う。 -
Posted by ブクログ
文庫本の平積みコーナーで、
「ナ、バ、テア」
と言う本を見つけた。
作者は、森博嗣さん。
解説が、吉本ばななさん
巻末著者インタビューまである!
そして、このシリーズでは先に
「スカイ、クロラ」があるらしい。
で、スカイ、クロラを購入!
裏表紙には、永遠の生命を持つ子供たち「キルドレ」が戦争を請け負う社会。
生死とは、そして、自我とは何かを問う。
森博嗣 渾身の傑作シリーズ!
とある。
夢の中のシーンからはじまる。
「僕は大切な人を守る為に戦った。
彼女は地球上で最後の物理学者だ…」
と続く。
「さよなら」と僕は言った
「ありがとう」と彼女は微笑む
僕は銃を彼女の頭に向けて引き金を引いた
一発
煙
そして彼女がゆっくり倒れるのを見守ってから
目を瞑って、息を止める
永遠よ、さようなら
空気よ、宇宙よ…
と続く
詩の様なテンポが心地良く続くので心の景色が入ってくる。
こんな感じのページが所々あり、主人公の気持ち、状況が伝わる。
ーギルドレー
★遺伝子制御剤の開発途中で、突然生まれ
新薬に付けられる筈だった名称
★ギルドレは歳を取らない
永遠に生き続ける
昔この国では、海から魚や鯨を捕った。
それを、食べるために。
それを世界中から、非難された
でも、豚や牛を食用にする事は、世界の常識だった訳で、その違いは何かって言うと
つまりは、自然のものか、食べる為に養殖したかの違い
自然に生まれた人間は戦ってはいけないけど、戦うために人工的に作られた人間なら、それが許される?
こんな会話が続く
永遠に生き続ける、年をとらない
という事は、状況が変わらないままの生活がいつまでも続くと言う事で、終わりが見えない
どうやって、精神を維持してゆくのか
言葉に出さなくとも、皆、考えていると思う。
生きる とは?