森博嗣のレビュー一覧

  • 諦めの価値

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    他者に期待しない。
    他者から自分への期待は相手の勝手だと割り切る。
    なかなか難しい感情のコントロール。しかし他者に振り回されず、自分の人生に集中するために意識してみようと思う。

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    2021年09月24日
  • 朽ちる散る落ちる Rot off and Drop away

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    土井超音波研究所の地下に隠された謎の施設で発見された奇妙な死体。地球に帰還した有人衛星の乗組員全員が殺されていた事件。瀬在丸紅子たちが2つの事件の秘密に迫っていきます。

    Vシリーズ第9作。第7作『六人の超音波科学者』の続編であり、短編「気さくなお人形、19歳」(短編集『地球儀のスライス』収録)も関わる物語。

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    2021年09月23日
  • 捩れ屋敷の利鈍 The Riddle in Torsional Nest

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    宝剣「エンジェル・マヌーヴァ」が保管されているメビウスの帯の形をした捩れ屋敷。密室状態の屋敷内部で死体が見つかり、宝剣も消えてしまう。近くのログハウスでも死体が発見される。屋敷に招待された保呂草潤平と西之園萌絵が事件の真相に迫っていきます。

    Vシリーズ第8作。VシリーズとS&Mシリーズがリンクする作品。

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    2021年09月21日
  • 神はいつ問われるのか? When Will God be Questioned?

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    WWシリーズ第二弾。今回はだいぶテーマが哲学的というか宗教的というかそれなりに難しいと感じるものだったけれど、読後第一に思った事は「究極的にはグアトとロジがイチャイチャしているだけじゃねぇか!!!」だった。何だ惚気か、いいぞもっとやれ。話の流れとしてはクマさんと出会うまではちょっとグダグダした感じはあったが、最後の最後でグアトの惚気が炸裂して「あ、いつものやつだ!」と安心してしまった。いいぞいいぞ。

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    2021年09月20日
  • ηなのに夢のよう DREAMILY IN SPITE OF η

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    色々と全然覚えてなかったから、こんなにVシリーズのキャストが出てくるなんてワクワクしちゃう!紅子さん嬉しい!!!
    それにXシリーズまで。本当に全く覚えてなかった…真鍋くんはXで初めて出てきた思ってた…。
    赤柳さん、ほんとに誰??ようやくあの人?って思えてきたけど、これいつ分かるの??
    真賀田四季もガンガン絡んでくるから、読むのが楽しいし楽しみ。

    萌絵ちゃんのW大しか覚えたなかったな…あと都馬…わかってても、泣いちゃう…本当に美しいエピローグ。犬というか動物はダメなんよ…。

    一番笑ったのは、国枝先生の真似をする加部谷ちゃん。
    解説も難しかったけど面白い!続きが気になる〜!

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    2021年09月20日
  • 六人の超音波科学者 Six Supersonic Scientists

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    山中深くにある土井超音波研究所。外界をつなぐ橋が破壊され、研究所は陸の孤島と化す。研究所内で発見された遺体。不可解な事件の謎に瀬在丸紅子が迫ります。
    Vシリーズ第7作。

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    2021年09月18日
  • 夢の叶え方を知っていますか?

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    己を知らないと自分をコントロールすることもできないし、自由も手に入れられない…。

    私も自己満足止まりの趣味ならあるが、森さんのように10年、20年先まで考えた夢のプランを持つことは無かったです。

    だから自分の場合、小さい自己満足な趣味で止まってしまうんだろうなぁ。

    森さんが子どもの頃からコツコツと続けてきた小さな趣味をここまで大きく膨らませられたのも、常に建設的に物事を考えてきたからなのでしょう。

    自分の頭を使って考えないと生き方にも差が出るんだなと改めて実感。

    今からでも間に合うかしらと焦りつつも少し前向きになれました。

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    2021年09月12日
  • 悲観する力

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    感情的には楽観的が良いが理性的には悲観的である方が生きやすい。
    感情と理性を分けて考えることが今までになかったので学びが大きかった。このバランスが取れていると社会性が高いのだろう。
    自殺する人は楽観的である。死ねばすべて解決すると思っている。そんな状態になるまでに悲観的であれば手は打てた、対策を取れたはずである。悲観的に物事を捉えていれば最悪の状態にまで行く事はなかっただろう。この感覚は大事にしたいと思った。

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    2021年09月12日
  • 恋恋蓮歩の演習 A Sea of Deceits

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    航海中の豪華客船で人間が海に落ちる事件が発生。一方、同じ客船内で天才画家・関根朔太の自画像を巡る陰謀も起きていた。豪華客船にいた瀬在丸紅子たち4人が2つの事件の謎に迫っていきます。
    Vシリーズ第6作。前作『魔剣天翔』の人物も関わるため、前作を読んでから本書を読むのが良いと思います。

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    2021年09月11日
  • 赤目姫の潮解 LADY SCARLET EYES AND HER DELIQUESCENCE

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    ネタバレ


    「弾性って、英語だと?」
    「エラスティック」
    「そうか、なんとも偉そうな響きじゃないか」
    第3章 より

    無となることなど絶対にない。むしろ無を恐れるが故に、無用なデータまで貪欲に取り込み、概念をむやみに構築し続け、それらの破壊をまた極度に恐れるといった悪循環に陥る。この作用によって新たな理解を拒絶するメカニズムが完成する。
    第4章 より

    人間の心を持っていたら、人を襲ったりしないかもしれないし、いえ、持っているからこそ、人間に戻りたいという一心で人を襲うのかもしれないし

    そうなの。どこまでの話かっていうのが、いつも一番難しくて大切なの。どこまでが認めなくてはいけない現実で、どこからは想像、それとも仮定の話なのか。
    第6章 より

    だから、すべてを仮想空間にしてしまったとたんに、もう自然なのか人工なのか、偶然なのか意図なのか、その境界どころか、違和感さえ消えてしまうんだ
    第9章 より


    シリーズ最終作は遥かナナメ上。最初は人称の形式を破壊しようとしているのかと思えるくらい歪なシークエンスと不確かな「私」。登場人物表はもちろんなし。何かで見ましたが(もしかしたら変わっているかもしれませんが)著者が一番気に入っている作品だそうです。
    刊行は2013年。ZOKUでも思いましたが、以前はあえて使っていなかった固有名詞の引用も多かったように思えます。
    想起したのは、HBOの『Westworld』の自我を持ち始めたAI。それから『攻殻機動隊』シリーズの電脳化、義体化が当たり前になったあの世界観。そういえば映画の1作目は人形使いが出てきましたし、脳や記憶をジャックする描写もありました。
    いつかは機械が(人形が?)人間になる。はるか未来を予見するかのような設定は非常に新鮮でした。葛藤の向こう側を当然のように描かれている点に痺れます。

    解説でも述べられていましたが、以前と同じキャラクターが登場するようなシリーズの続編ではなく、舞台設定や世界観を踏襲した過去編という位置付けだと思いました。
    またぶつ切りに移り変わっていく思考は時間に縛られていないような印象を持ちました。人の持つ肉体、身体から解き放たれることは時間を超越することも示唆しているのかもしれません。

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    2021年09月10日
  • 風は青海を渡るのか? The Wind Across Qinghai Lake?

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    ネタバレ

    ウォーカロンは子孫を残さないから歴史がない、そんな環境下にあって人間のような意識が生じるのか。
    「歴史がなければ、神もない。となれば、人というものの概念が生じないのではないか。人という概念こそが、意識の源であるはずだ。アダムには意識がなかった。意識が生まれたのは、イブからということになる。ただ、彼らには、神はあった。」
    人以外は「神」という存在を持たない。神を信じる者が「人間」と定義するならば、ナクチュの人々は確かに「人間」だ。「口にすれば果てる、目にすれば失う」と信じるのだから。そしてナクチュの人々は子孫を残す事ができる。ただハギリ博士は、科学が進んだ世界(ここでは日本の我々といってたかな?)を生きる私達も神を信じていた「時代もあった」と話している。
    そして現代を生きるハギリ博士達は、生殖機能を失った。進化して手放した、と言うべきなのかもしれないけれど。文頭に戻ると、子孫を残さないから歴史がない=人間のような意識がないと言うならば、進化したハギリ博士達は「人間」ではない。
    だからハギリ博士の言う「ウォーカロンが生きていないなら、人間も生きていない」につながるんだなぁ。

    ウォーカロンの頭脳に起こる突然変異の気まぐれ、それが人間になるあと一歩。その気まぐれが今回の暴力を生み出した、その事実を「人間」は認められるだろうか。

    「正しいとは何か。我々の頭脳が下す評価として、特徴的なものです。しかし、けっして、自然界に存在する一般的な概念ではない。」
    正しさを追い求める先に、崩壊や絶滅、しか見えてこないのだが。

    途中、デボラ?ん?Fの?ってなったけど全然思い出せなかった。そっちも読み返した方がいいのかなーでも長いからな…

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    2021年09月10日
  • 今夜はパラシュート博物館へ THE LAST DIVE TO PARACHUTE MUSEUM

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    S&Mシリーズの犀川創平・西之園萌絵、Vシリーズの小鳥遊練無が登場する、7つの短編小説が収録されている本。

    S&Mシリーズの短編2本、Vシリーズの外伝的な短編(S&Mシリーズとの関連あり)1本の他、ミステリアスな話やコメディぽい話など、7つの短編が書かれています。

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    2021年09月04日
  • なにものにもこだわらない

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    拘りに対する考え方が変わった。世間では良い物と捉えられがちだが拘りとは思考停止である。考える事を放棄して楽な方へ進んでいるのかもしれない。
    拘らない方がよっぽど難しい生き方だ。
    拘りを捨てれば自由である分頭を常に働かせねばならない。集団で生きる為に協調性は大事だが何物にも囚われない自由な思考が大事である。
    拘りとは無意識に発動するので自分の内面を深く観察してなるべく拘りを持たずに新鮮な目で世の中を見ていきたい。

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    2021年08月30日
  • 魔剣天翔 Cockpit on Knife Edge

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    フランスから帰国した世界的芸術家・関根朔太が持っているとされる悲劇の宝剣。関根朔太と宝剣について調査をする保呂草潤平。一方、アクロバット飛行中の二人乗り航空機の中で殺人事件が発生。空中での密室殺人事件の謎を瀬在丸紅子が解き明かします。
    Vシリーズ第5作。

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    2021年08月30日
  • λに歯がない λ HAS NO TEETH

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    ふんわりとしか覚えてなかった〜トリックが面白い。
    懐かしい面々も出てきて、いよいよ赤柳さん誰?ってなってる。
    解説を読んで驚いたけど、初見の人には加部谷ちゃんが山吹先輩のことを好きだと見えるのか!えっ新鮮!もう私は余計なこと考えすぎてダメだな、まったく思ってなかった。
    3冊森ミステリが続いてるけど、やっぱり飽きない。続きが気になる。

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    2021年08月29日
  • 君たちは絶滅危惧種なのか? Are You Endangered Species?

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    「ときどきだけれど、力任せより、理屈が役に立つときがあるよ」
    「ときどき」
    グアトとロジの掛け合いはいつも面白いですし、ほっこりします。

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    2021年08月27日
  • フォグ・ハイダ The Fog Hider

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    ヴォイドシェイパシリーズ4冊目。あと一冊で終わるのか?もっと読んでいたい。弱過ぎて対峙する価値が無いと判断するやいなや、すぐ翻って駆け出すゼンが面白かったw
    強敵と斬り結んだ結果、相手や自分が死ぬのは仕方ないけど、弱い相手と一騎打ちして殺す事には意味がない。なるべくなら殺したくない。自分を強くする剣以外は戦っても意味がないという事か。※ただし殺そうとしてくる相手は殺す

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    2021年08月24日
  • つぶやきのクリーム The cream of the notes

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    ちょっとした空き時間に最適な本
    雑学敵なものもあれば、深い言葉や考えさせられる言葉も。定期的に読み返したい。

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    2021年08月23日
  • 夢の叶え方を知っていますか?

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    夢とは自己満足なものだという原則を貫いて書かれている。あまり、先の夢を考えるのが得意でない自分としては、その1日の目標を達成することが最大の自己満足なので、それを「夢」という熱量をもって取り組むべきものと考えようと思う。

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    2021年08月22日
  • 夢・出逢い・魔性 You May Die in My Show

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    N放送のプロデューサーが局内で殺される事件が発生。被害者は20年前に死んだ恋人の夢におびえていたという。一方、番組収録のためにN放送にいた小鳥遊練無は事件に関係するアイドルの少女と行方不明に。瀬在丸紅子の推理がTV局内で起きた事件の謎を明かしていきます。
    Vシリーズ第4作。

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    2021年08月22日