森博嗣のレビュー一覧

  • ヴォイド・シェイパ The Void Shaper

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    久々の森博嗣さん。だいすき。
    森博嗣さんが剣豪ものを書いていることに気づいて慌てて買いました。

    一作目はの今作は、物語は始まったばかり。
    壮大なプロローグだったのかな、という。
    主人公のゼンは、自分の出自がわからないまま、
    山の中で修行をして暮らしてきた青年。
    今後、正体や出自がわかっていくのかな。

    立ち会いのシーンはスカイクロラのよう。
    散文詩のように書くのがカッコいいのよ。



    ところで、森博嗣さん作品あるあるかなと思うんだけど、登場人物の女の子が気が強くて我が強くて、こういう女の子が好きなのかな…。笑

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    2022年01月22日
  • キラレ×キラレ CUTTHROAT

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    30代女性が切りつけられる事件が続発。犯人に間違えられた男性から依頼を受けた探偵・鷹知祐一朗と小川令子は連続切り裂き事件を追っていきます。Xシリーズ第2作。

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    2022年01月17日
  • 集中力はいらない

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     集中して取り組むことが良いことだと思っていたけど、色んなことを並行して考えたりすることが新しい発想に繋がっていくということが確かにそうやなと思った。
     なぜ、集中力が必要だと思っていたのかと言うと、世間では労働することが良いことであり、ほとんどの人は言われたことをこなせればよいからではないかとも思った。
     集中力が必要な場面もある。労働するときは、時間を気にして、機械的に効率的に取り組めば良い。しかし、そうではない場面では別のやり方が必要だという心構えができることが良い本ではないだろうか。

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    2022年01月10日
  • イナイ×イナイ PEEKABOO

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    ネタバレ

    美しき双子の姉から行方知れずの兄を捜してほしいとの依頼を受けた椙田探偵事務所の小川令子と真鍋瞬市。二人と探偵・鷹知祐一朗が旧家で起こった事件の謎を追っていく。Xシリーズ第1作。

    S&M、V、百年、Gに続く新たなシリーズ。過去のシリーズと短編集を読んでいると、森作品の世界観を深く楽しめます。

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    2022年01月09日
  • 赤目姫の潮解 LADY SCARLET EYES AND HER DELIQUESCENCE

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    何度目かの再読。百年シリーズの第三弾にして最終作。この小説は何度読んでもわからないとしか言いようがない。それでも読み返したくなる不思議さが存在する。これは過去か?未来か?それとも今か?夢か?現実なのか?もしくは幻?観測するたびに形を変えていく、それが森ミステリィの特異点。Wシリーズとも通じる話も展開されるがそれも小事。きっとまた読み返したくなる時がいつかくるだろう。その時にもこの酩酊感を味わえたらいいと願う。

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    2022年01月07日
  • 孤独の価値

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    人と会わない生活が快適だったはずなのに、なにか物足りない…と思って読み始めた。そうそう、読書や物書きはこんなに楽しかったんだよ!と思い出すことが出来た。著者のエッセイは、おそらく初めて読んだけど、小説の雰囲気を思い出すことがチラホラあって読みやすかった。死体に驚かないキャラクタ、大好き!笑

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    2022年01月03日
  • ηなのに夢のよう DREAMILY IN SPITE OF η

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    特異な場所での首吊り自殺が相次ぎ、死体の近くに「η(イータ)なのに夢のよう」の言葉が残っていた。一方、西之園萌絵は両親の命を奪った10年前の飛行機事故の真相に近づいていく。Gシリーズ第6作。

    本作を読むと、Gシリーズ全体の流れが大きく動いていくのを予感します。

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    2022年01月01日
  • 自分探しと楽しさについて

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    # 楽しさとは
    自分の望ましい状態が楽しい
    時間をかけることでしか本当の楽しみはない
    道を歩かされていて、この道しかないと思い込まされている

    # 楽しさの見つけ方
    もうそれしかないと具体的な目標を決めてしまうと実現は難しい
    物や現象を考察すると魅力の仕組みがわかる
    コンテンツを素直に評価することが必要

    # 楽しみ方
    他者の存在を必要とするが、人工のもので代用できれば良い
    自分の楽しみの中に他者をあまり入れないことが重要
    生きることは無駄の骨頂。しかし、死から生に戻ることはできない

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    2021年12月31日
  • 赤緑黒白 Red Green Black and White

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    今回の事件はこれまで以上に派手で、でも途中から犯人は見えていたけれども。
    そんなことよりもっと衝撃的事実が2個も3個も出てきてえーっ?!ってなった!
    す、すごい伏線…
    これは1作目からずっと張っている伏線だったんだと思うと、また読み返さねばど思っちゃう。
    あの人の正体は、名前の謎、そもそもの舞台…
    さらに続きのシリーズも気になってくる。
    また登場人物がリンクしてたりするのかな?
    彼ら4人の今後も知りたい。
    わいわい楽しい4人だったから、終わってしまってちょっと寂しい。

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    2021年12月26日
  • λに歯がない λ HAS NO TEETH

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    T建設技術研究所で4人の銃殺死体が見つかった。4人とも死後、強制的に歯を抜かれており、ポケットに「λに歯がない」と書かれたカードが入っていた。不可思議な事件の謎に西之園萌絵たちが迫る、Gシリーズ第5作。

    本作は、Gシリーズ全体のテーマがおぼろげながら見えてきます。

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    2021年12月25日
  • 諦めの価値

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    諦めるという行動は本当は夢や理想を見るだけでは生じない、というのがすごく共感。
    行動を起こさないのに諦めるというのが一般的な感じなのかな。
    そう言われると私も諦めた事って少ない。
    論理的で割り切れているし、分かりやすい。少なくとも私にとっては。

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    2021年12月23日
  • 孤独の価値

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    いままであまり感じなかった孤独を最近たまに感じるな、と思って読みはじめた。森博嗣は小説もエッセイもいくつか読んできて、考え方が好みとわかっているので、安心して読める。具体的に役に立つことは一切かかれないが、心の平穏によい。

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    2021年12月22日
  • 朽ちる散る落ちる Rot off and Drop away

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    2つ前の超音波科学者の事件に関連するお話。
    事件の規模が壮大になってきててびっくり!
    もちろん密室事件は難解で、トリックだけでなく登場人物の関係性もちょっとややこしい。
    いつも以上に動き回る彼らのおかげであっという間に読み終えた。

    紅子さんのへっ君への愛情にほっとしたのは、初めの方に祖父江さんに宣言した林さんのためならって言う発言のせいかな。
    次で最終巻だけど、どんな終わり方をするのか楽しみ。

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    2021年12月22日
  • 朽ちる散る落ちる Rot off and Drop away

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    ネタバレ

    今回はかなりファンタジー要素が大きいというか、スパイものかと思うような展開だった。CIAとかテロとか結社とか。

    ただ、氏の中では最初から計画されていた内容であることは間違いないだろうし、小出しにしてきた登場人物たちの関係性も、今回の展開と無関係であるはずもない。こうけつ氏との模型のおもちゃがこんなところでキーになるとはさすがに思わないもの。

    今後、これがさらに収斂し、何かの特異点として終結するのか、爆発するのか楽しみ(笑)

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    2021年12月21日
  • 捩れ屋敷の利鈍 The Riddle in Torsional Nest

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    Vシリーズに萌絵ちゃんが登場!
    保呂草さんと萌絵ちゃんの対決…殺人事件以上に興味深い。
    萌絵ちゃんの会話のテンポでポンポン進むのであっという間に読んじゃった。

    ちょっと残念だったのは、犀川先生がほとんど出なかったことかな。
    今回探偵役は萌絵ちゃんで紅子さんが活躍することがなかったけど、最後に何らかの関わりがあることを仄めかして終わった。
    なんだろう、気になる…
    シリーズはあと2冊だけど、謎は解明されるのかな?

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    2021年12月19日
  • εに誓って SWEARING ON SOLEMN ε

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    山吹早月と加部谷恵美が乗った高速バスがジャックされた。犯人グループは都市部とバスに爆弾を仕掛けた声明を出す。バスの乗客名簿には「εに誓って」という団体名があった。Gシリーズ第4作。

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    2021年12月18日
  • 六人の超音波科学者 Six Supersonic Scientists

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    今回は科学者たちのお話だけあって、ほぼ紅子さんの独壇場!
    格好良いなぁ✨

    舞台は王道の閉じ込められた山の中の館。
    主要人物たちにも襲いかかるような脅威に凄くハラハラした!
    超音波のお話は難しくてよく分からなかったけど、最後に紅子さんが解いた謎は確かに綺麗な暗号だったなぁ。

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    2021年12月18日
  • 諦めの価値

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    森博嗣独特の語り。いいよね。

    本当の意味で諦めるのは難しい。なぜなら諦めると決断するだけの努力や行動がなければいけないからだと。確かに。

    印象に残ったのは、期待しないということ。自分にも家族にも何にも。期待するから、それとのギャップがあると辛くなる。だから期待することを諦める。

    うつ病になってから、結構、諦めができるようにはなったと思っている。出世なんてもはや論外。リーダーになって組織をまとめたり、誰かを指導したりなんて自分で一杯いっぱいなんだから無理、と諦めた。みんなに好かれたいと思ってたけど、そんな必要は全くない、と諦めた。正直、生きることも諦めたいと思うけど、まだできない。家族の将

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    2021年12月17日
  • 工学部・水柿助教授の逡巡 The Hesitation of Dr.Mizukaki

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    水柿助教授=森博嗣先生。
    そう思いながら読むと、今まで読んできた先生の小説がまた違って見えてくるのかもしれない。

    人は必要以上に余計な事を気にし過ぎているのだな。

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    2021年12月15日
  • 捩れ屋敷の利鈍 The Riddle in Torsional Nest

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    ネタバレ

    紅子よりも、まだ萌絵の方が自然かもしれないと思えるくらいにはキャラの理解がたった。保呂草的にはどっちも似たようなものなんだろうけど、比較の問題なのと、他人をどのように使うのかと言う点でマシかなと。まぁお金の問題かもしれない。

    エンジェル・マヌーヴァが太い筒にぶら下げられているという形は物理的な意味でのスケールのでかさを物語るけど、物事を俯瞰して見るということのイメージとしてはなるほどと思った。

    あと最後で明かされない謎があり、少し消化不良。

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    2021年12月13日