森博嗣のレビュー一覧
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物が散らかるということを否定的にとらえていない著者の、整理術に関する考えが語られる内容。冒頭で、結論が述べられていて、結果だけが知りたいならそれで十分かもしれない。
そういう見方もあるのね、と思いながら読み進めた。あまり役に立てようという視点では読まなかったのだが、一番役に立つと思ったのは、やる気が出るのを待つのではなく、嫌だなと思いながらやってみるということであった。
自分は割と、やる気が出ないなと思うことは先延ばしにしがちだけど、この考えに触れてから、とりあえず手を付けてみる様になった。何か作業をするにも慣性の様なものがあって、嫌だと思いながら始めても、一度始めるととりあえず作業は続くもの -
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ネタバレWシリーズの小休止のつもりで手に取ったが、読み始めたら最後ページを繰る手を止められなかった。
主人公の手記のような体裁で始まったこの本、登場人物ひとりひとりにそこはかとない濁りを感じて「黒幕はこの人?いや、この人?」と推理しながら読んでいく。
懺悔パートに入ってやっぱりこの人か…と落胆しそうになったのも束の間、奥にある真実を知って「えぇ!?」と声に出してしまった。いやー、気づかなかった…!真実を知ってから思い返すと、確かに言葉の端々に違和感あったな…とは感じるものの、いや、まさか、そんな斜め上を…。
同性愛、血縁者との愛、血の繋がらない家族間の愛、それに対する倫理観と時代錯誤性、宗教観。
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Posted by ブクログ
ネタバレ既存の「人間」という定義から我々が徐々に離れていることを、一個ずつ証明されている感覚。
信じる神も持たず、続く子孫もいないから歴史も持てない、さらに、電子空間と反転している、していく可能性の浮上。
ーー我々ははたして本当に生きているのか。
永久に動き続けるものはない。ただ、エネルギィが供給され続ければ、ものは動く。だが、動くことは生きている証ではない。
すべてを諦め、すべてから手を引き、生きることをやめてしまうという選択が、残されている道なのだろうか。何百年も生きられるとしたら、最後にはその選択をするのだろうか。
電子空間に存在するものがいる、というのは正直、怖いという感情が先に立つ。現代 -
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ネタバレ水柿助教授シリーズの第2弾である。水柿君=作者 森博嗣 ととらえていいと思う。多分。普段の森博嗣はというか、この時期辺りの著作はGシリーズを書き始め、スカイ・クロラシリーズも手掛けており、無駄のない洗練された文章がウリになっていた。が、しかし本書は無駄が多い。ダジャレやこの前置きはどこまで続くんだ?というような叙述トリックもびっくりのグダグダっぷりにぶん投げたくなる購入者もいるかもしれない。
そういう意味で、評価を1つ下げている。が、作家 森博嗣がある意味のびのびと好きなことを書いているととらえれば、これほど自由に書いている作品もそうそうないだろう。奥さんへの惚気かわからないが、ミステリー作 -
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Vシリーズ最終話。
もう、最初から終わりの予感を感じさせる登場人物たちのセリフまわしに、寂しさが押し寄せる。
事件は猟奇殺人の様相だけど、森作品でよく語られる動機問題がここでも繰り返される。
多くの人に理解されない動機。そもそも動機とも言えない、ただ殺したいから殺すという人間も一定数いるということ。そこに都合よく動機らしきものを後付けする愚かしさ。
真賀田四季の登場と林の祝儀袋で仄めかすへっくんの正体、ここでS&Mシリーズとの繋がりを知りゾクゾクする。
保呂草と紅子の間で交わされる女王と下僕のようなラストシーンは美しく、胸がキュンとする。
あ〜、終わってしまった。だけど、次のステー