森博嗣のレビュー一覧

  • フォグ・ハイダ The Fog Hider

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    仲間も増えてきた中で、多くの敵と戦うことに。
    戦闘シーンも長く盛り沢山で楽しめる。
    相変わらずの自省シーンや禅問答も多いが、それはそれで楽しめる。
    どこか緋村抜刀斎と眠狂四郎の決闘みたいな感じかな

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    2022年09月18日
  • 新装版 スカイ・クロラ The Sky Crawlers

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    アニメ映画は見ていたが、原作小説もほぼ空気感が一緒なのにびっくりした。
    文体が村上春樹チックかなと思った。

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    2022年09月11日
  • ブラッド・スクーパ The Blood Scooper

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    ストーリー展開が、まるで映画のようにきっちり構成が出来ており、ラストまで一気に楽しめる。
    派手な斬り合いなシーンも、ユーモラスな会話シーンも、もちろんカイの内省的なシーンもたっぷりあって、作品としての完成度が前作より高い。

    キャラの雰囲気は、宮本武蔵、と言うよりむしろ緋村剣心に近いかな。

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    2022年09月10日
  • 青白く輝く月を見たか? Did the Moon Shed a Pale Light?

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    ネタバレ

    人工知能が学習を進めたその先は人を超えて機械的な判断をするのか、又はその逆なのか。
    本作を読んで、今の多くの産業が数十年で頭打ちになった時、人はなんのために生まれて、死ぬのか考えさせられた。
    人が第一であると人が考えているが
    AIが進化し、本作であった人のように揺らぐこともできるなら
    AIはなにを第一と考えるのか。興味は尽きない。
    ウグイが昇進し、ハギリの元を離れてしまうのがなんとも寂しい気持ちになった。
    オーロラがウグイの形をしたのも、そういった意図があったのかもしれない。
    ハギリ陣営が大きく変わったラストだったので、早急に次作を読みたい。

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    2022年09月07日
  • アンチ整理術 Anti-Organizing Life

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    202205/時折森先生のエッセィを読むことで自分にはない視点や見過ごしてたことに気づかされたりするのでこの一冊も読んでよかった。ただ、作者を知らずにタイトル買いすると思ってた内容と違う、と感じる人もいそう。

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    2022年09月04日
  • 孤独の価値

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    幸せすぎると幸せを感じなくなるのはなぜなんだろう。
    そんなことを昔からよく考えていたけど、
    正弦波と同じと書いてあってなんだか納得した。
    プラスとマイナスが最大の時はエネルギーを使っておらず、幸せや辛さを一番感じるのはゼロの状態。プラスからマイナス、あるいはマイナスからプラスへ転換する時。
    確かにそうだと思う、今底辺にいるなぁ〜って時、辛くないもん。上がり始めるとあの時は底辺だったなと気づく。

    森さんは当たり前のことをわかりやすく言語化してくれる人だなぁと本を読む度思う。
    ふわっと認識していたことを、はっきりと言語化してくれる。ご自身でも書いていた通りたまに極論だけど。

    寂しいってなんなんだろうな。私は人と会って別れた後は、楽しい時間が終わってしまったことにその瞬間は寂しさを感じるけど、なんやかんや一人は楽しい。
    恋人に会えなくて会いたいなぁって思う気持ちは寂しさではなく恋焦がれているだけな気がするし。やっぱそこはよくわからん。

    面白かったです。

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    2022年09月04日
  • 自分探しと楽しさについて

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    森博嗣さんの新書シリーズ

    『自由をつくる 自在に生きる』『創るセンス 工作の思考』『小説家という職業』という3作品の後に、読者からいろんな相談があったそうで、それらへのメッセージとして本書があるそうです。

    読む順番が発売順ではありませんが、順次読み進めるつもりです。

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    2022年09月03日
  • 六人の超音波科学者 Six Supersonic Scientists

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    なんか知ってるシチュエーション!みたいなのがところどころ出てきて、内容的にはわくわくするべき場面ではないけど高揚した。
    最後に判明するトリックというか演出が粋っぽくてよかった。

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    2022年09月02日
  • 自由をつくる 自在に生きる

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    『すべてがFにる』を読んで森博嗣さんのファンになった。なので、彼の作品を可能な限り読んでみたいと思った。その一冊が本書である。だれもが、自由でありたいと思う。支配されていたいという自由もある。意識しているかいないかもあるが、自由とはどんな状態で、どんな心情なのか?森さんの思考の断片を垣間見れる本だ。私にはない発送、思想があり、興味深く読ませていただいた。偉大な作家のほんの一房の髪の毛に触れた程度だが、より深みを知りたいので、他の作品も読み続けたい。

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    2022年08月30日
  • 詩的私的ジャック JACK THE POETICAL PRIVATE

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    2つの連続密室殺人事件。被害者はどちらも下着姿で腹部に文字のようなキズが付けられていた。そして、どちらも同じロック歌手のファン。そして殺人はさらに連続する。犯人は誰か、よりも、なぜ犯人は密室を作ったのか、が最大の謎。犀川が中国に出張している間に奮闘した萌絵。そして、大ピンチに何とか間に合った犀川。意外な犯人。動機がわからないなかで、明かされる4つの連続殺人事件の真相とは…。理詰めで語る犀川の推理ショーは圧巻。一杯のコーヒーから万物は流転する。詩的は素敵だ。夢と希望の違いは明日答えることにしよう。

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    2026年01月12日
  • χの悲劇 The Tragedy of χ

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    ネタバレ

    世の中は、なにもかもすべてが相対であって、絶対的自己だけで生きていけるわけではない。面白かった。「すべてがFになる」に登場した島田文子が主人公の物語だが、あの頃はここまで魅力的なキャラクターだとは思わなかった。殺人事件が起こるが、それは物語の中心にない。真相も主人公に馬鹿馬鹿しいと言われる内容だが、不満には感じない。物語自体が素晴らしいからだ。第2章後半。ハッキングがこんなにスリリングに書かれたことがあっただろうか。そして第4章終盤以降の展開には本当に驚いた。森博嗣のミステリで人の死に涙したのは初めて。

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    2022年08月28日
  • 諦めの価値

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    ネタバレ

    さまざまなことを諦めることについて。
    最終章の、人に期待することを諦める、というのが大変勉強になった。
    身内はもちろん、他人にも期待することを諦める。期待するから腹が立つし、欲が出る。

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    2022年08月24日
  • 彼女は一人で歩くのか? Does She Walk Alone?

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    資質が限りなく歩み寄って境界線が曖昧になった人工生命体と人間の差異が、天然モノと養殖モノほどだとの説明が、端的で明確で分かりやすくて納得する。両者の違いとは生命とは人間性とはと考え詰めたら、哲学的か宗教的な答えしか成立しないのではないかと思える。
    「電気羊」の影が見え隠れする中でハギリ先生の飄々とした語り口で展開考察される物語、科学的で文学的なバランスが絶妙でワクワクした。シリーズ小説の掴みはOK!続きが気になる。

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    2022年08月20日
  • 恋恋蓮歩の演習 A Sea of Deceits

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    やっぱりそうだったじゃん!と思ったけどやっぱりそうだったじゃん!なんてそりゃあ最後まで読んじゃえばいくらでも言えるもんね…そうですよね、模範読者のごとくあっちこっち振り回されました…
    保呂草め……

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    2022年08月19日
  • ψの悲劇 The Tragedy of ψ

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    海外ミステリーの傑作「Yの悲劇」のオマージュ作。
    途中から森博嗣らしい展開になっていく。
    シリーズで追いかけているから、やっぱり楽しいのは間違いないので星4つ。
    単独で読んだら星2つかな。

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    2022年08月17日
  • 面白いとは何か? 面白く生きるには?

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    まずは夢中になれるようなものを見つけるところからだなと、改めて思った。
    森さんはいつ明快ですきだな。

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    2022年08月17日
  • ツベルクリンムーチョ The cream of the notes 9

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    ネタバレ

    p192「ただ、依頼される仕事は、もっと急である。雑誌も新聞も、原稿依頼は「来月までに」と締切が早い。再来月には印刷して発行する、といったスケジュールなのだ。そういうぎりぎりのルーチンで、この業界は回っている。ライブ感覚を楽しんでいる人たちなんだな、としか思えない。」

    この"ライブ感覚"のくだり、声出して笑った。
    20年12月初版発行ということで、コロナ禍について触れられていて臨場感があるのだけど、相変わらずことごとく冷静で、鋭く、客観的な意見が述べられる。こういう特異な状況下においても価値観が本当にいつでもブレていなくて感心する("上から目線"かしら?)。「"あなたは"どう生きたいんですか?」という話。


    p34「政府がマスクを買い上げて、これを必要なところへ、優先順位を決めて配布するというのは、一見良さそうなシステムに見えるだろう。だが、こういったシステムでは「利権」というものが必ず生じて、国民の平等を基本として謳う多くの社会主義国家では、役所や権力者へ袖の下(つまり賄賂)を渡さないとなにも手に入らない、というような事態になる。これこそが、「本当に欲しい人に届かない」システムなのである。」

    p70「人を非難する人(中略)というのは、非難されたくない、と恐れている。恐れているのは、非難という行為が有効だ、やる意味がある、と評価している。だから人を非難する。同時に、非難することで自分は非難される側ではなく非難する側に立てる、という安心感も抱く。」

    p77「コロナで店を閉めれば、家賃と光熱費、人件費で一ヵ月に一千万円もかかる。補助金をもらっても焼け石に水だ」と訴えている人たちがいた。少なくとも、政治家のミスで、このウィルス騒動になったわけではない、と僕は思う。また、そんな大金をつぎ込むことで大儲けを企んでいたのだから、それもしかたがないのではないか、と僕は考える。少なくとも商売とはそういうものだ、と僕は教えられた。/大金持ちは、大勢の召使が働いて大邸宅を維持している。商売に失敗したら、その生活を維持できない、どうしてくれるんだ、と言っているのと同じである。/ただ、そういった訴え自体を非難しているのではない。商売が上手くいっている時期には、誰もが黙っている。(中略)そのときに、いざという場合に備えて蓄えておくべきではなかったのか、くらいは尋ねても良いのではないか、と思うだけだ。」

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    2022年08月17日
  • 工学部・水柿助教授の解脱 The Nirvana of Dr.Mizukaki

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    水柿君にニヤニヤさせられながら読んでると、まんまと知らぬ間に深く考えさせられてしまった。

    やっぱり森先生は凄いなぁ。

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    2022年08月09日
  • アンチ整理術 Anti-Organizing Life

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    ネタバレ

    面白かった。
    森先生は周囲はたくさんのものに囲まれているが、考え方や生き方は素直でシンプル。とても憧れる。

    とにかく考えることが肝要だと説いていた。
    僕はどれだけ真剣に物事を考えられているだろうか?

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    2022年08月08日
  • リアルの私はどこにいる? Where Am I on the Real Side?

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    WWシリーズ6作目、2022年4月発行。
    (森博嗣のシリーズ作品は全て、どこから読んでも構わないように出来ているので、シリーズ何番目とかはそこまで気にしなくて良いと思う)

    物語は主人公がバーチャル上で受けた相談から始まる。仮想空間からログオフができなくなった、リアルな肉体が見つからない、と。
    それを探すことで物語は進むけど、それは話のダシで、本骨頂はいつも通りの主人公の思考と会話。
    リアルの自分の記憶と思考を全てコンピュータに移したら、それは自分なのか?バーチャル上の人格は人だと言える?
    科学技術が進歩した近未来の世界観はこうなっているんだろうなと納得させられるのも楽しい。
    物語はちゃんと終わるけど、思考のタネを撒かれた読後感がクセになる感じ。次の7作目も楽しみ。

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    2022年08月06日