森博嗣のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
「これはミステリー作品だ」
2作品目を読み終えたあたりで、この本の志向と楽しみ方がわかり、物語に流されていく中で一生懸命、どんな真実が隠されているのかを考えた。なるほどねって時もあれば、やっぱりって時もあって、なぜだか宿題で算数ドリルをやっている時のことを思い出した。(自分の答えに自信がなくて、最後のページで答えをカンニングする感じって伝わるのかな)
久しぶりに森博嗣の短編小説を読んで、やっぱり好きだな。って思った。一つひとつが重たくて、主人公一人ひとりが活き活きしていて、自分の中の反響や余韻を楽しみながらゆっくり読んだ。忘れたころにまた読みたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ自分探しと楽しさ探しは同じである。
自分とは?を考えると、他者を意識せざるを得ない。
他者を認めることで自分が確立する。
認めるとは、異なる意見や価値観を排斥しないで受け止めること。
他者を認めることで自分も他者から認められる。
他者と比較していると、自己は確立しない。
他者を過剰に意識しすぎない。他者に依存しない。自分を見失うことになる。人の目は気にするな。
他者の集合体である社会の認め方も同じである。社会や不遇な環境をまずは把握して、それから自分がどうするのかである。
楽しさ探しについて。
楽しさは能動的に見つけるものだ。待っていても訪れるものではないし、ショーケースに陳列されているものでもない。
どのように見つけるのか。ただただ試してみる。時間がかかるものもある。楽しさの種をまく。楽しさは自分の中にあるものだ。 -
Posted by ブクログ
Xシリーズが終わってしまった〜寂しい!!
依頼人のこともジュンちゃんのことも、最後まで全然気づかなかったー!!!綺麗に騙されて、なんかもう笑えてくる。20代後半か〜そっか〜。しみじみしちゃう。若い頃のダメになった恋愛、χの悲劇を読んでるから余計に思うところがある。。萌絵ちゃんは何歳になったんだ?
小川さんも気づかぬうちに年齢を重ねていて、真鍋くんも永田さんも社会人になる・なってるし、ちゃんと時間が流れていたんだなあ。結婚のエピソードはおめでたくて可愛らしくて、ほっこりしちゃった。指輪のエピソードも、なぜかこちらまで寂しいような嬉しいような不思議な気持ちになる。
椙田さんと小川さんの最後の会話が好きだった。椙田さんさぁ…文字通りの意味で罪作りな人だよな〜Vシリーズではめっちゃ嫌いだったの懐かしい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ浪人時代に現実逃避のためだけに読んでしまっていて、内容を忘れていたため再読。
萌絵の飛行機事故への感情やらぶちゃんと金子くんの関係の変化、保呂草さん、瀬在丸さんの登場など色々と詰まっていて、何シリーズか忘れそうになる。事件に関しては結局犯人が誰か、そもそも犯人なんているのか、もちろん動機が何だったのかも説明されずに終わる。Gシリーズでは集団自殺が連続で起こっていて、色々な人物の死に対する考え方が語られる。
何を考えようと、結局生きているものは死んでしまう。考えることに意味なんてないと思うし、他人に共感はできても自分の考えを変えることはなかなかできないと思うけど、それでも人が何を考えているか知りたいと思う。やっぱり森博嗣先生の作品はとても魅力的で、他の作家さんを読んでもまた戻ってきてしまうなと思った。