森博嗣のレビュー一覧

  • 風は青海を渡るのか? The Wind Across Qinghai Lake?

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    なんとなく読後感が良いのは、
    この巻の終わりが比較的希望に満ちているから。

    物語の進行は遅いしこれまでと何も変わらない。
    でも読後感が良い。面白い小説ってそんなものだろうか。

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    2020年11月30日
  • 恋恋蓮歩の演習 A Sea of Deceits

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    今回も各務亜樹良が登場し、関根朔太絡みの事件が起きます。
    保呂草さんは暗躍し素敵な仕事をしますが、練無&紫子も負けてません。
    特に、紫子の発言で事件のピースが全て揃い紅子さんは謎が解けたと言っていいです。
    今作も自分好みで面白かったです。

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    2020年11月22日
  • キャサリンはどのように子供を産んだのか? How Did Catherine Cooper Have a Child ?

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    国家反逆罪の被疑者であるキャサリン・クーパ博士と彼女の元を訪れていた検事局の八人が、忽然と姿を消した。博士は先天的な疾患のため研究所に作られた無菌ドームから出ることができず、研究所は、人工知能による完璧なセキュリティ下に置かれていた。
    消えた九人の謎を探るグアトは、博士は無菌ドーム内で出産し、閉じた世界に母子だけで暮らしていたという情報を得るのだが。
    「講談社BOOK倶楽部」内容紹介より

    「電子世界」のことを考えながら「存在」を考える.
    森先生の世界観を通して、電子世界がどんどん身近な存在として迫ってきている感じがする.リアルとヴァーチャルは融合しうるのかなぁ.まぁ、認識の問題か.「存在」の

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    2020年11月22日
  • 魔剣天翔 Cockpit on Knife Edge

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    面白かったー!れんちゃんのこの話、てっきり次の巻だったと思ってた。タイトルのせいで。そうなると、いよいよ次の話は覚えてないな。

    これ、トリックが面白いな〜ほんと自分じゃ分かんない。そもそも、脅迫文の名前も全然分からない…調べるしかない…。
    保呂草さん視点と、祖父江さん視点で主に話が進んでいくところが新鮮。紅子さんの密室トリックも面白くて好き。れんちゃんとしこさんの関係、いいなあ〜!各務亜樹良も、そうか、この巻から出てくるのね。

    気づけばVシリーズ再読も折り返し!あと5冊か〜早いな〜!短編集をどこで挟むか悩みどころ。
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    2007年の読書日記が出てきたので、懐かしくてちょこ

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    2020年11月19日
  • 魔剣天翔 Cockpit on Knife Edge

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    シリーズの中でなかなか好きな作品になりました。
    紅子さんの飛行機に対する知識のおかげで自分も少し賢くなれた気がします。
    殺人のトリック、宝剣の行方、保呂草さんの活躍とワクワクドキドキすることが多買ったです。

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    2020年11月15日
  • 夢・出逢い・魔性 You May Die in My Show

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    はー面白かった。やっぱりキャラ読みしてしまうな…VシリーズはS&Mよりメインの登場人物が超個性的だから、掛け合いとかほんと楽しく読める。
    これも犯人ほんとに覚えてなかった〜練ちゃんがスカウトされそうになるテレビの話ってしか覚えてなかった〜。
    ある人物を被るっていうの、宮部みゆきの火車を思い出すな。それにしても最後の紅子さんがサイコーにカッコ良かった!

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    2020年11月08日
  • 幽霊を創出したのは誰か? Who Created the Ghost?

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    ロジがスカートのドレスを着た時「オーロラみたいだ」と思ったけど、口にすれば果てる事になるだろう。とか、たまにふざけるグアト。
    「口にすれば果てる」は女王の百年密室だったかな?
    S&Mから始まるシリーズは全て真賀田四季が関わる同じ世界観の作品だというのを思い出すと、中々凄いスケールだなぁと思う。
    どこへ向かうのかなぁこのシリーズは。

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    2020年11月07日
  • 夢・出逢い・魔性 You May Die in My Show

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    ネタバレ

    今回は犯人分かったと思いましたがダメでした…
    ある程度早い段階で稲沢さんの性別を疑うことができたので、この叙述トリックに気が付けた所までは良かったです。
    しかーし、そのまま犯人だとは限らないんですね。
    紅子さんの最後の解説で真犯人が分かった時は驚きました。
    流石にこれは分かりません。
    完全にやられましたね

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    2020年11月06日
  • 四季 夏 Red Summer

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    四季の青春というか色恋沙汰というか、珍しいお話でした。葛藤する四季が可愛らしかったです。
    そして、各務が、、、林が、、、と盛り上がり要素が沢山あり、息つく間もなく、あのラストです。

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    2020年11月06日
  • 小説家という職業

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    いわゆる都合のいいノウハウとか読み心地のいい話は全く書いてない、だからこそのこの安心感というか信頼感。笑 グダグダ言ってる間にはよ書きなさいよ、と言う感じ。仰る通りです。笑

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    2020年11月01日
  • χの悲劇 The Tragedy of χ

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    ネタバレ

    3.5
    Gシリーズ10弾で、後期3部作1弾。日本科学大学から転職し香港で仕事する島田文子をメインとして話が進む。ホテルの置かれたχのカード。香港のトラムで起きた殺人事件。交換条件で日本の諜報局員の手伝いに。飛行機事故を逃れた小山田真一と各務アキラ。小山田は真賀田研究所の所員だったらしい。島田を助け出すχは小山田と各務の息子らしい。エピローグでの初老のχと89歳の島田のやりとり。χが海月。海月は親しい人はいるが結婚してないよう。雨宮?ダマシダマシでの加部谷の話も納得。シリーズ全体を通して謎が明らかになってきた感じ。大作。

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    2020年10月26日
  • ダマシ×ダマシ SWINDLER

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    ネタバレ

    3.5
    Xシリーズ6弾にして最終巻。再生と出発。結婚詐欺の依頼をメインにして話が進む。椙田と小川の出会いが描かれ、小川の前職の社長から、小川を頼むという言われたことを明かす。小川は、事務所を継ぐことに。真鍋と永田は結婚することに。椙田は高飛び。レタスフライのエピソード。午前がAM、午後がPM、背中合わせなので、AMP=アンプということらしい。分解すると、R.O.が彫ったリング。依頼人の上村恵子が一緒に働くことに。訪ねてきた萌絵と抱き合う。本名はメグミ。加部谷恵美らしい。おお。
    依頼人の上村恵子は、27歳で静岡で小学校の教員をやっていたが、半年前に出張で東京にやってきたときに、鳥坂大介と知り合い

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    2020年10月26日
  • レタス・フライ Lettuce Fry

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    ネタバレ

    3.5
    短編集5弾。林の海外赴任の話、練無と紫子の萌絵の時代での後日譚、保呂草とXシリーズの小川令子の出会いが描かれており、シリーズ作品として読むと引っ張られている感もありとても興味深い。名前をストレートに出さないあたりが森っぽい。他には短い話も含めて数点。練無は白刀島で診療所をやっているよう。「刀のつPQR」「午前と午後が背中合わせ」。

    刀之津診療所の怪では、山吹と海月の出身である白刀島に渡った萌絵、睦子、山吹、加部谷、海月。そこで見つけた「刀のつPQR」の看板を出す診療所。横を向いているFGJを合わせて非対称なアルファベット。前々作からの伏線。フランソワ。グライダを飛ばしている「僕の身内

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    2020年10月26日
  • 人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか

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    抽象思考の重要性、方法論についての本だった。
    物事を抽象的に捉えることでパーツ化され他の思いもよらないことと関連付いて全く新しい発想に繋がること。一朝一夕に役立てることは難しいけど心がけて身に付けたいと思った。
    庭の話、イングリッシュガーデンということで、なんとなく「裏庭」を思い出した。
    最後の一文が優しく、思わず微笑んでしまった。読破してよかった。

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    2020年10月25日
  • それでもデミアンは一人なのか? Still Does Demian Have Only One Brain?

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    楽器職人としてドイツに暮らすグアトの下に金髪で碧眼、長身の男が訪れた。日本の古いカタナを背負い、デミアンと名乗る彼は、グアトに「ロイディ」というロボットを捜していると語った。
    彼は軍事用に開発された特殊ウォーカロンで、プロジェクトが頓挫した際、廃棄を免れて逃走。ドイツ情報局によって追われる存在だった。知性を持った兵器・デミアンは、何を求めるのか?
    「講談社BOOK倶楽部」内容紹介より

    トランスファの捉え方が面白かった.先生の思考を読ませてもらって、そうか~そういう風にとらえると分かりやすいと納得.今までイマイチとらえきれてなかったけど、この巻でなるほど、と思えた.

    このシリーズに限らないの

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    2020年10月24日
  • 朽ちる散る落ちる Rot off and Drop away

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    ネタバレ

    密室です。特殊すぎる部屋でした。
    わたしはてっきりあの部屋が宇宙船で、宇宙から地球へ不時着したので、中の人がぐちゃぐちゃになったのかと思いましたが全然ハズレでした。
    いやそうなると宇宙船の件はどうなったのでしょう?次作で出てくるのかな。

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    2020年10月24日
  • 月は幽咽のデバイス The sound Walks When the Moon Talks

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    これ、本当に何にも覚えてないな…。パラボラのとこくらいで。

    3冊目にして思い出したけど、私、保呂草さんあまり好きじゃなかった!そうだった、そうだった〜!この巻でしっかり再認識!どっちかっていうと嫌いだ〜!!

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    2020年10月23日
  • 地球儀のスライス A SLICE OF TERRESTRIAL GLOBE

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    「片方のピアス」「僕は秋子に借りがある」「石塔の屋根飾り」「マン島の蒸気鉄道」「僕に似た人」が特に好きです。
    「石塔~」と「マン島~」は西之園嬢と犀川先生、他S&Mシリーズからの登場人物が出てくるので必読です。
    そして、「僕に似た人」。
    このトリックに気がついた方はほんと凄いです。
    自分は意味がわからず解説を読んでやっと気がつきました…。
    この話だけはすぐにでも読み返したくなります。
    ミステリでありながら不思議な話、綺麗な話が多い、そんな印象です。

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    2020年10月22日
  • 捩れ屋敷の利鈍 The Riddle in Torsional Nest

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    Vシリーズに西野園と犀川が登場です。見たこともない構造の捩れ屋敷ですが、森博嗣氏の文章は恐ろしいもので、しっかりと脳内に屋敷が思い浮かびます。また西野園といえば密室。これも安心の方程式どおりです。

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    2020年10月20日
  • 六人の超音波科学者 Six Supersonic Scientists

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    面白かった。
    平面図です。それだけで嬉しいですね。今作ではピンチの描写が鮮烈です。息がつまります。
    そしてあの遺体の様。ある種の古典です。楽しかったです。

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    2020年10月20日