森博嗣のレビュー一覧

  • ジグβは神ですか JIG β KNOWS HEAVEN

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    Gシリーズ第8作。前作から3年後の話。β(ベータ)と名乗る人物をあおぐ宗教団体の施設で、フィルムでラッピングされた女性の遺体が発見された。見え隠れする天才・真賀田四季の影。果たして真賀田四季は事件に関係しているのか。

    天才・真賀田四季の登場により物語が大きく動き出す本作。今までのGシリーズに感じたモヤモヤがある程度解消されます。

    S&Mシリーズ、Vシリーズ、四季シリーズ、百年シリーズ(2作目まで)を先に読まないと、Gシリーズの面白さは激減すると思います。

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    2022年02月26日
  • 科学的とはどういう意味か

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    消化しきれない多くの情報が溢れている現代だからこそ、自ら分析し考えて消化する思考を身に付けておく必要がある。扇動的な情報に踊らされない為に。

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    2022年02月20日
  • 目薬αで殺菌します DISINFECTANT α FOR THE EYES

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    名前に「α」がついた目薬に劇物が混入される事件が発生。一方、加部谷恵美が発見した変死体が握っていたのも「α」の目薬だった。これらの事件は「φ(ファイ)」から始まったギリシャ文字の事件群と関係があるのか。
    Gシリーズ第7作。

    本作で主要人物の人生が大きく動き始めており、次作以降に物語も大きく動くのではないかを予感させます。

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    2022年02月19日
  • ムカシ×ムカシ REMINISCENCE

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    再読。Xシリーズ4作品目。お金持ちのお屋敷で起こった殺人事件……ではなく、そこの遺産整理をする小川さん達。近作の「歌の終わりは海」に少し似ているように感じた。以前読んだ時よりしんみり。再読っていいもんだな。

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    2022年02月18日
  • タカイ×タカイ CRUCIFIXION

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    有名マジシャン・牧村亜佐美の自宅敷地内にある地上約15メートルのポールの上に、他殺死体が掲げられていた。調査依頼を受けた鷹知祐一郎と、鷹知に協力する小川令子、真鍋瞬市はW大助手・西之園萌絵の助けを得て、事件の真相に迫ります。Xシリーズ第3作。

    S&Mシリーズ(『幻惑の死と使途』)とGシリーズを読んでから、本書を読むとさらに楽しめます。

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    2022年02月13日
  • 朽ちる散る落ちる Rot off and Drop away

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    Vシリーズ第9弾。
    シリーズ第7弾「六人の超音波科学者」から連なり、短編集「地球儀のスライス」の中の「気さくなお人形、19歳」が大いに関わっている作品。

    山の中の研究所地下に隠された大きな秘密。
    入れ子構造になった密室で発見された遺体。どう考えても自殺としか思えない状況で、どう見ても他殺としか考えられない遺体の状況。その謎を解くのはやはり自称科学者の瀬在丸紅子。科学的論理で謎を解く場面はまるで探偵ガリレオを彷彿とさせワクワクする。

    そして最後に紅子と保呂草が、林警部と祖父江刑事ひと芝居打つシーンがいい。
    シリーズも終盤を迎え、紅子に加え、練無の魅力が際立ってくる。あと1作。どんな結末を迎えるのか。早く読まねば。

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    2022年02月13日
  • 追懐のコヨーテ The cream of the notes 10

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    森博嗣氏の著作を読み始めてから3年ほど経ち、その間、膨大な著作を読むことができたのが幸運だった。これからはリアルタイムで出版されるのを待つか、過去の作品を再読するかになってしまうのが少し悲しい。本作も味わって読むことができた。感謝。

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    2022年02月11日
  • 六人の超音波科学者 Six Supersonic Scientists

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    Vシリーズ第7弾。

    山中深くにある土井超音波研究所。唯一のアクセスルートである橋が爆破されるというクローズドサークル的な状況に気分が高まる。電話回線も分断され、外界との連絡手段がない中で発見される遺体。
    研究所に招かれていた紅子と練無、作為か不作為かその場に残った保呂草と紫子。偶然そちら側に居合せることになった祖父江刑事。

    紅子の論理的な推理がなんとも美しく、読後に余韻を残す。
    林をめぐる紅子と七夏の火花が散りそうなやりとりに苦笑し、怜悧で論理的な紅子が林のことになると感情に支配されただの恋する女になる可愛さも魅力的。
    相変わらず紫子はガサツでうるさくて好きになれないけど。

    だけど一番びっくりしたのは、立川志の輔による解説だろう。これ2004年に発刊された文庫だから許されているんだろうけど、今なら大炎上だろうな〜。読んでいて「大丈夫なんかい?これ」と心配になりました。

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    2022年02月11日
  • 四季 春 Green Spring

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    ネタバレ

    すべてがFになるで圧巻の登場をした真賀田四季の幼少期を描いた作品。幼少の頃から天才で、自分の中に別人格を持っている人間がどのような思考で過ごしていたのかを教えてくれた。既に人間の幼少をはるかに超える思考でこのような頭で殺人などの行為を行っていたのだと知ることができて楽しかった。

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    2022年02月04日
  • 諦めの価値

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    ネタバレ

    諦めて良い。
    諦めることは決して悪いことではない。
    諦めることにより、物事が好転することもある。
    (ないかもしれない。
    人に期待しない。それも諦め。

    人や何かにイライラしたり、怒ることも、期待をしているからであり、
    何も期待していないのであれば、特に何も感じることはない。

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    2022年02月02日
  • 自由をつくる 自在に生きる

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    支配されていることを自覚する。
    この本を読んで、今までモヤモヤしていたことは「支配」されていることに対するモヤモヤだったのだと思う。そして私は自由に生きていきたいと思いながら、支配に甘んじて、安心している。そのことに不満も抱きながら、面倒で動かずにいた。
    自覚して、方向を決めて、進んでいく。
    森博嗣はいつも一歩踏み出すためのきっかけをくれる。常識を疑う勇気をくれる。
    考えて考えて少しずつ進んで行けたらと思う。

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    2022年01月31日
  • 君たちは絶滅危惧種なのか? Are You Endangered Species?

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    守ってくれる騎士が3人もいるお姫様状態だな…。この関係が楽しめればそれで十分。人工知能との会話も好き。

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    2022年01月31日
  • 集中力はいらない

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    いつもどおりの森節炸裂で読んでいて楽しかった。彼のこういうエッセイ?をいくつも読んで、考え方が一貫しているし、よって同じことを言っているんだろうけど、毎回目から鱗が落ちるような体験をする…。やはり自分のもの観方が全然変わっていないからなんだろうな。ふだんから脳内でぐるぐる「考えている」ことの答え…というか導きが、本書のいろんなところにある。ただ「著者ならこう考えますが」というスタンスで、それが正解というわけではないし、その言葉を受けてさらに「考える」ことが必要で、楽しい。でも森氏のこの根本的な考え方や価値観が理解できない人にはそれこそ面白くもなんともないだろうなとも思う(笑)

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    2022年01月29日
  • ヴォイド・シェイパ The Void Shaper

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    久々の森博嗣さん。だいすき。
    森博嗣さんが剣豪ものを書いていることに気づいて慌てて買いました。

    一作目はの今作は、物語は始まったばかり。
    壮大なプロローグだったのかな、という。
    主人公のゼンは、自分の出自がわからないまま、
    山の中で修行をして暮らしてきた青年。
    今後、正体や出自がわかっていくのかな。

    立ち会いのシーンはスカイクロラのよう。
    散文詩のように書くのがカッコいいのよ。



    ところで、森博嗣さん作品あるあるかなと思うんだけど、登場人物の女の子が気が強くて我が強くて、こういう女の子が好きなのかな…。笑

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    2022年01月22日
  • キラレ×キラレ CUTTHROAT

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    30代女性が切りつけられる事件が続発。犯人に間違えられた男性から依頼を受けた探偵・鷹知祐一朗と小川令子は連続切り裂き事件を追っていきます。Xシリーズ第2作。

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    2022年01月17日
  • 集中力はいらない

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     集中して取り組むことが良いことだと思っていたけど、色んなことを並行して考えたりすることが新しい発想に繋がっていくということが確かにそうやなと思った。
     なぜ、集中力が必要だと思っていたのかと言うと、世間では労働することが良いことであり、ほとんどの人は言われたことをこなせればよいからではないかとも思った。
     集中力が必要な場面もある。労働するときは、時間を気にして、機械的に効率的に取り組めば良い。しかし、そうではない場面では別のやり方が必要だという心構えができることが良い本ではないだろうか。

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    2022年01月10日
  • イナイ×イナイ PEEKABOO

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    ネタバレ

    美しき双子の姉から行方知れずの兄を捜してほしいとの依頼を受けた椙田探偵事務所の小川令子と真鍋瞬市。二人と探偵・鷹知祐一朗が旧家で起こった事件の謎を追っていく。Xシリーズ第1作。

    S&M、V、百年、Gに続く新たなシリーズ。過去のシリーズと短編集を読んでいると、森作品の世界観を深く楽しめます。

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    2022年01月09日
  • 赤目姫の潮解 LADY SCARLET EYES AND HER DELIQUESCENCE

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    何度目かの再読。百年シリーズの第三弾にして最終作。この小説は何度読んでもわからないとしか言いようがない。それでも読み返したくなる不思議さが存在する。これは過去か?未来か?それとも今か?夢か?現実なのか?もしくは幻?観測するたびに形を変えていく、それが森ミステリィの特異点。Wシリーズとも通じる話も展開されるがそれも小事。きっとまた読み返したくなる時がいつかくるだろう。その時にもこの酩酊感を味わえたらいいと願う。

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    2022年01月07日
  • 孤独の価値

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    人と会わない生活が快適だったはずなのに、なにか物足りない…と思って読み始めた。そうそう、読書や物書きはこんなに楽しかったんだよ!と思い出すことが出来た。著者のエッセイは、おそらく初めて読んだけど、小説の雰囲気を思い出すことがチラホラあって読みやすかった。死体に驚かないキャラクタ、大好き!笑

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    2022年01月03日
  • ηなのに夢のよう DREAMILY IN SPITE OF η

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    特異な場所での首吊り自殺が相次ぎ、死体の近くに「η(イータ)なのに夢のよう」の言葉が残っていた。一方、西之園萌絵は両親の命を奪った10年前の飛行機事故の真相に近づいていく。Gシリーズ第6作。

    本作を読むと、Gシリーズ全体の流れが大きく動いていくのを予感します。

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    2022年01月01日