森博嗣のレビュー一覧
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ネタバレ
「弾性って、英語だと?」
「エラスティック」
「そうか、なんとも偉そうな響きじゃないか」
第3章 より
無となることなど絶対にない。むしろ無を恐れるが故に、無用なデータまで貪欲に取り込み、概念をむやみに構築し続け、それらの破壊をまた極度に恐れるといった悪循環に陥る。この作用によって新たな理解を拒絶するメカニズムが完成する。
第4章 より
人間の心を持っていたら、人を襲ったりしないかもしれないし、いえ、持っているからこそ、人間に戻りたいという一心で人を襲うのかもしれないし
そうなの。どこまでの話かっていうのが、いつも一番難しくて大切なの。どこまでが認めなくてはいけない現実で、どこからは想 -
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ネタバレウォーカロンは子孫を残さないから歴史がない、そんな環境下にあって人間のような意識が生じるのか。
「歴史がなければ、神もない。となれば、人というものの概念が生じないのではないか。人という概念こそが、意識の源であるはずだ。アダムには意識がなかった。意識が生まれたのは、イブからということになる。ただ、彼らには、神はあった。」
人以外は「神」という存在を持たない。神を信じる者が「人間」と定義するならば、ナクチュの人々は確かに「人間」だ。「口にすれば果てる、目にすれば失う」と信じるのだから。そしてナクチュの人々は子孫を残す事ができる。ただハギリ博士は、科学が進んだ世界(ここでは日本の我々といってたかな? -
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お、おもしろかったー!!
バスの話があったよなあって、なんとなく覚えてたけど(前作は全くカケラも覚えてなかった)、結末を全然覚えてなかった〜!山吹さんのお姉さんの趣味はめちゃくちゃ記憶にあるくせに!
普通にドキドキしながら読んだし、純粋に続きが気になって楽しかった〜!
加部谷ちゃんって優しい子だなあ。
犀川先生と真賀田四季の対話が印象深いし、犀川先生が真賀田四季を語るところが好きだった。
間に挟む本が無くて森ミステリが続いてるけど、飽きるどころか毎回話の趣が違って面白い。
最後に、あああの人は亡くなったのかなとか、谷底に落ちる方を選んだんだなとか考えると、切ない。所々に加部谷・山吹に関係な -
Posted by ブクログ
この辺りになるともうカケラも記憶になくて、本当に真っ新な状態で読んだ。ちょっとしか出てこないのに萌絵ちゃんと犀川先生コンビやっぱ好き〜!
あと、加部谷、山吹、海月のテンポのいい会話(海月くんはほとんど喋ってない)が面白くて好き。
本当に何にも覚えてないけど、ここらへんからようやく赤柳さんを怪しむようになったんだっけ??睦子おばさま強かで好き。
ところで犯人がわからないまま終わるミステリ、なかなか無いのでは?それだけで面白い…こんなん絶対続き読んじゃうじゃん…。ここまでひとつもタイトルの謎も明かされてないし…。再読というか、もう純粋に続きが楽しみ。