森博嗣のレビュー一覧

  • 面白いとは何か? 面白く生きるには?

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    本を読むようになってからかはわからないけど、「面白い」と思うことが多くなった。それは知らなかったことを知ることができたからなのだと思う。知ることを人は面白いと思う。
    人の動機はやっぱり面白いから。
    面白いから続けられるし、面白いことを知っているから、面白くなりたいとも思う。
    俺が面白いのはサッカーでゴールを決めて勝ったとき。そこを求めるための研究者になりたい。
    なんか色々変わるきっかけになる一冊になる気がする。

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    2020年10月14日
  • 面白いとは何か? 面白く生きるには?

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    森博嗣さんの本が久しぶりに読みたくなって購入。

    以前読んだことある言葉も結構あるし、森さん自身の半生を振り返る話も何度も目にしているのですが、相変わらずの森節全開で予想通り楽しめました。

    面白さの本質は自分で見つけなさい、という感じの結論ではありますが、自分自身が能動的に動かないと面白さって見つからないよな、と改めて感じたりしました。

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    2020年10月12日
  • 幽霊を創出したのは誰か? Who Created the Ghost?

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    WWシリーズの最新作。
    本作ももう4作目だ。

    Wシリーズの直接の続編としてシリーズは続いているのだが、本シリーズはテーマはどこにあるのだろうか?

    多分、人間は今後どうなっていくのかを突きつめようとしているのだろうな。森先生は。

    小説内で語られる人間の在り方はいちいちうなずかされる。

    ヴァーチャルの世界に人間の脳みそだけを送り込んでそこで暮らす。
    今のヴァーチャルの世界ならリアリティはほとんどすべて再現できるだろうし、いや、現実世界よりも素晴らしい世界を構築できるだろうね。

    そこで幸せに何百年も(脳が死ぬまで)暮らすというのもありだとは思う。

    でもこれって映画『マトリックス』の世界だ

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    2020年10月11日
  • 赤緑黒白 Red Green Black and White

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    再読。Vシリーズ第十弾にして最終巻。犯人は覚えていたものの細部までは覚えていなかったので新鮮な気持ちと驚きがあった。それにしても保呂草さんはキザだなぁ。ロマンティックともいうけど。今回は練無くんと紫子さんのいつもの漫才的やり取りは要所要所にはあるものの少なめかな。最後に出てきたあの子と紅子さんのやり取りは森博嗣ファンからすれば垂涎もの。今作の犯人の動機は明かされてみれば「なるほど」と頷けるものがあるけれどそれもS&Mシリーズという下地があってこそだと思った。

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    2020年10月07日
  • 恋恋蓮歩の演習 A Sea of Deceits

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    面白かった。
    文章がきれいで、とても良い余韻が残っています。どう育ったらこんな文が脳から出てくるのか、羨ましく思います。
    あと、保呂草は男前、紫子さんがんばってほしい。紅子と祖父江のやりとりがいつも楽しみです。

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    2020年10月06日
  • 魔剣天翔 Cockpit on Knife Edge

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    練無が全面的に推し出された話で、面白かった。保呂草がいっそうミステリアスになる。紫子はいつもどおりのおちゃらけで安心でした。

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    2020年09月27日
  • すべてがFになる THE PERFECT INSIDER

    購入済み

    1996年発行

    普通、このようなテクノロジーを扱う小説や映画は、年が経つと滑稽に思えるものもあるが、これは違った。ノスタルジーを感じる小物はあるが、大枠の設定やトリックは違和感を覚えず、20年以上も前に発行されていたなんて信じられない。犯人のトリックは、誰かが言っていた「不可能を取り除き残ったものが、どんなに信じられなくてもそれが真実だ」という本格的なものであり、タイトルにもなっている謎の言葉の意味も、説明されれば、なるほどと思える。キャラクターたちにも大変、好感が持てる。おもしろかった。

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    2020年09月24日
  • 朽ちる散る落ちる Rot off and Drop away

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    再読。内容はすっかり忘れていたためトリックが明かされた時も素直に驚けた。こういうトリックも森博嗣の醍醐味だよねぇ。内容としては「六人の超音波科学者」に続く話。所々に入る練無くんと紫子さんの漫才的なやり取りが相変わらずの清涼剤。

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    2020年09月16日
  • 幽霊を創出したのは誰か? Who Created the Ghost?

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    今回も示唆に富んだ作品でしたが、物質界・電子界・リアル・ヴァーチャルという見方の中での幽霊って何?の議論が面白かったです。次は何がテーマでしょうか。読者に対してリアルの重要性を説く、という意図は作者には多分ないと思いますが、そのような印象が残るのはリアルはいいものであってほしいとどこかで自分が思ってるからなんですかね。

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    2020年09月15日
  • 孤独の価値

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    孤独=悪いものだという認識の人が多いというのは実感するところです。
    独身独居な今ですが、よく「寂しくない?」と訊かれるので。でもこれが、ほとんど寂しくないです。森さんと同じように、たまに友人とやりとりするし、仕事には平日ほぼ毎日出勤しているので1日に一言も人と会話しないという状態にはなかなかなりません。
    一人の時間は自分をリセットするのに絶対必要で、それでバランスとっているので、この本にはとても力付けられました。
    椎名林檎さんと宮本浩次さんも歌ってました、「孤独とは言い換えりゃ自由」と。
    完全な自由ではないですが、以前よりは自由になったので、自分とひたと向き合ってこれからどう進むか考えてみよう

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    2020年09月12日
  • 赤目姫の潮解 LADY SCARLET EYES AND HER DELIQUESCENCE

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    ネタバレ

    1,2作目は、主人公と喋るロボットがふしぎな国を訪れて、住人を観察したり事件に巻き込まれる話(キノの旅みたい)。おもしろくて一気読み。3作目もわくわくして読み始めたら、読者を突き放すストーリーでぽかんとしてしまった。とはいえ、前作にも見え隠れしてた“精神と肉体”、“生きているって?”というテーマが前面に出ていて、作者が本当に書きたかったのはこれなのだなと納得した。前作あるいは今までのすべての本がこの3作目のための装置みたいだと思った。
    2人の旅をもっとみたかった気持ちもあるし、作者の哲学により深く触れられた実験的な3作目もよくよく考えれば素晴らしいし、悩んで星4つに。

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    2020年09月10日
  • 夢・出逢い・魔性 You May Die in My Show

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    面白い。
    本編はいつもどおりの安定した面白さ。今回は、余談というかアクセントというかちょっとした小業が効いていて、まんまとハマりました。

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    2020年09月09日
  • 「思考」を育てる100の講義

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    「思考」を育てる100の講義   森博嗣

    ・「表現」とは、他者を説得する行為
     であることを忘れないように。

    ・人生は確かに競争だ。 それは、
     主に自分と戦う、という意味である。

    森博嗣さんの言葉たちは、
    シンプルで感情的狭雑物が無いとうか、
    なんか好き。
    そして、この方は自宅の庭に手作りの
    6分の1サイズ蒸気機関車を走らせて
    自分で乗っているらしい

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    2020年09月06日
  • 森メトリィの日々

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    芝刈り、ドライブ、犬、趣味、ときどき仕事。
    そんな毎日を綴った一冊。似たような毎日でも、一日とて同じ日はないんだな、と読んでいて感じました。「今日は何をしよう」とは考えても「今日は何を考えよう」とは考えない。たしかにそうです。少し意識を変えてみることで、一日のなかでも意義のある時間が増える。知ってはいたけどあらためて意識。大変興味深く読みました。

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    2020年09月04日
  • 面白いとは何か? 面白く生きるには?

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    私にとってこの本には、「共感できる面白さ」がある。

    初めのうちは、著者が作品を書く上で気を付けていたことを書き留めたような話が続く。ちょっと退屈だな、と思った頃に、著者がよく聞かれる「面白さについて」の質問に答えている章に突入した。

    私は以前、この著者のエッセイを読んだ時に、「自分と似た考えをもった人に初めて出会った」という衝撃を受けたことがあるが、この本も然り。

    「面白い」と思うことはひとりでこっそりと楽しむべきものだという著者の意見には大きく頷ける。

    著者は、他者といることに「面白さ」を見いだせない私に、「それで良い」と飄々と言い切ってくれ、ずっと生きづらさを抱えていた私にとって強

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    2020年08月30日
  • キャサリンはどのように子供を産んだのか? How Did Catherine Cooper Have a Child ?

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    wwシリーズの第三弾。
    もう、ここまでwシリーズの続編だとwシリーズのままでよかったんじゃないかと思うw。

    本書の論点もバーチャルリアリティーと現実世界との違いのお話。

    僕は思うけど、老化が進んで自分の身体が動かなくなってしまったら、自分の肉体を放棄してバーチャル世界で生きていくってものありなんじゃないかな。

    バーチャルのなかでいつまで生きるのか?っていう疑問はあるけどね。

    でも現実の方がいいのか?。悩ましい。

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    2020年08月29日
  • 月夜のサラサーテ The cream of the notes 7

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    ネタバレ


    クリームシリーズ第7弾
    おそらく最終回と思われる
    エッセイ集

    毎回100のタイトルをつけて
    つらつらと書き綴ってる

    森氏、日本を離れて
    今まで以上に世間から離れてるせいか
    ネタ不足気味と思われる (^-^;

    「地底」と「地下」
    「たれ」と「つゆ」
    「格好」と「形」
    「知識」と「教養」などなど

    それぞれのニュアンスの違いについて述べてる項が多め

    確かに、明確に説明せよと言われたら
    ムムム…とはなりますがー 笑


    そんな中
    「ジャイロモノレール」に関する事に関しては
    単純にすごいなぁーと

    もちろん私は全く知識がないんですが
    なんでも
    イギリスで百年以上前に発明された技術だそうで

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    2020年08月27日
  • 墜ちていく僕たち

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    最初は、なんだこれ?
    と思いながら読んでるんだけど、読み進めていくうちに妙にはまっていってしまう面白さがある。
    得体の知れないインスタントラーメン食べるって、よくある話なの?
    話が繋がっていたり、順番に読むからこそのドキドキもあってよかった。
    サトエリの解説も多少、??と思うけどなんとなく府に落ちてしまう感じ、ふしぎです。

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    2020年08月22日
  • アンチ整理術

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    自分で考え自分のやり方を見つけるしかない。片づけにおいても、人間関係においても、生き方においても。そんなメッセージが込められていたと思う。

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    2020年08月20日
  • キャサリンはどのように子供を産んだのか? How Did Catherine Cooper Have a Child ?

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    ネタバレ


    WWシリーズ第3弾
    Wシリーズからは13作目に当たる作品となる



    人間が死ななくなった代わりに、産めなくなった世界

    先天的な疾患を持つ科学者である、キャサリン・クーパは
    大規模な個人研究所の中にある、無菌ドーム内で出産し
    子供と2人だけで暮らしていた



    彼女は、国家反逆罪の被疑者として
    裁判所から派遣されていた、検事局の8人と共に
    ある日、忽然と姿を消した




    ドイツの片田舎で、楽器職人としてのんびりした日々を送っていたグアトと
    日本の情報局員を、半分休職しながら
    グアトと共に、生活を共にしているロジ

    ドイツ情報局からの依頼で
    キャサリン出産の謎と、姿を消した8人の行方を調査

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    2020年08月19日