森博嗣のレビュー一覧

  • χの悲劇 The Tragedy of χ

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    ネタバレ

    3.5
    Gシリーズ10弾で、後期3部作1弾。日本科学大学から転職し香港で仕事する島田文子をメインとして話が進む。ホテルの置かれたχのカード。香港のトラムで起きた殺人事件。交換条件で日本の諜報局員の手伝いに。飛行機事故を逃れた小山田真一と各務アキラ。小山田は真賀田研究所の所員だったらしい。島田を助け出すχは小山田と各務の息子らしい。エピローグでの初老のχと89歳の島田のやりとり。χが海月。海月は親しい人はいるが結婚してないよう。雨宮?ダマシダマシでの加部谷の話も納得。シリーズ全体を通して謎が明らかになってきた感じ。大作。

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    2020年10月26日
  • ダマシ×ダマシ SWINDLER

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    ネタバレ

    3.5
    Xシリーズ6弾にして最終巻。再生と出発。結婚詐欺の依頼をメインにして話が進む。椙田と小川の出会いが描かれ、小川の前職の社長から、小川を頼むという言われたことを明かす。小川は、事務所を継ぐことに。真鍋と永田は結婚することに。椙田は高飛び。レタスフライのエピソード。午前がAM、午後がPM、背中合わせなので、AMP=アンプということらしい。分解すると、R.O.が彫ったリング。依頼人の上村恵子が一緒に働くことに。訪ねてきた萌絵と抱き合う。本名はメグミ。加部谷恵美らしい。おお。
    依頼人の上村恵子は、27歳で静岡で小学校の教員をやっていたが、半年前に出張で東京にやってきたときに、鳥坂大介と知り合い

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    2020年10月26日
  • レタス・フライ Lettuce Fry

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    ネタバレ

    3.5
    短編集5弾。林の海外赴任の話、練無と紫子の萌絵の時代での後日譚、保呂草とXシリーズの小川令子の出会いが描かれており、シリーズ作品として読むと引っ張られている感もありとても興味深い。名前をストレートに出さないあたりが森っぽい。他には短い話も含めて数点。練無は白刀島で診療所をやっているよう。「刀のつPQR」「午前と午後が背中合わせ」。

    刀之津診療所の怪では、山吹と海月の出身である白刀島に渡った萌絵、睦子、山吹、加部谷、海月。そこで見つけた「刀のつPQR」の看板を出す診療所。横を向いているFGJを合わせて非対称なアルファベット。前々作からの伏線。フランソワ。グライダを飛ばしている「僕の身内

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    2020年10月26日
  • 人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか

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    抽象思考の重要性、方法論についての本だった。
    物事を抽象的に捉えることでパーツ化され他の思いもよらないことと関連付いて全く新しい発想に繋がること。一朝一夕に役立てることは難しいけど心がけて身に付けたいと思った。
    庭の話、イングリッシュガーデンということで、なんとなく「裏庭」を思い出した。
    最後の一文が優しく、思わず微笑んでしまった。読破してよかった。

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    2020年10月25日
  • それでもデミアンは一人なのか? Still Does Demian Have Only One Brain?

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    楽器職人としてドイツに暮らすグアトの下に金髪で碧眼、長身の男が訪れた。日本の古いカタナを背負い、デミアンと名乗る彼は、グアトに「ロイディ」というロボットを捜していると語った。
    彼は軍事用に開発された特殊ウォーカロンで、プロジェクトが頓挫した際、廃棄を免れて逃走。ドイツ情報局によって追われる存在だった。知性を持った兵器・デミアンは、何を求めるのか?
    「講談社BOOK倶楽部」内容紹介より

    トランスファの捉え方が面白かった.先生の思考を読ませてもらって、そうか~そういう風にとらえると分かりやすいと納得.今までイマイチとらえきれてなかったけど、この巻でなるほど、と思えた.

    このシリーズに限らないの

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    2020年10月24日
  • 朽ちる散る落ちる Rot off and Drop away

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    密室です。特殊すぎる部屋でした。
    わたしはてっきりあの部屋が宇宙船で、宇宙から地球へ不時着したので、中の人がぐちゃぐちゃになったのかと思いましたが全然ハズレでした。
    いやそうなると宇宙船の件はどうなったのでしょう?次作で出てくるのかな。

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    2020年10月24日
  • 月は幽咽のデバイス The sound Walks When the Moon Talks

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    これ、本当に何にも覚えてないな…。パラボラのとこくらいで。

    3冊目にして思い出したけど、私、保呂草さんあまり好きじゃなかった!そうだった、そうだった〜!この巻でしっかり再認識!どっちかっていうと嫌いだ〜!!

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    2020年10月23日
  • 地球儀のスライス A SLICE OF TERRESTRIAL GLOBE

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    「片方のピアス」「僕は秋子に借りがある」「石塔の屋根飾り」「マン島の蒸気鉄道」「僕に似た人」が特に好きです。
    「石塔~」と「マン島~」は西之園嬢と犀川先生、他S&Mシリーズからの登場人物が出てくるので必読です。
    そして、「僕に似た人」。
    このトリックに気がついた方はほんと凄いです。
    自分は意味がわからず解説を読んでやっと気がつきました…。
    この話だけはすぐにでも読み返したくなります。
    ミステリでありながら不思議な話、綺麗な話が多い、そんな印象です。

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    2020年10月22日
  • 捩れ屋敷の利鈍 The Riddle in Torsional Nest

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    Vシリーズに西野園と犀川が登場です。見たこともない構造の捩れ屋敷ですが、森博嗣氏の文章は恐ろしいもので、しっかりと脳内に屋敷が思い浮かびます。また西野園といえば密室。これも安心の方程式どおりです。

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    2020年10月20日
  • 六人の超音波科学者 Six Supersonic Scientists

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    面白かった。
    平面図です。それだけで嬉しいですね。今作ではピンチの描写が鮮烈です。息がつまります。
    そしてあの遺体の様。ある種の古典です。楽しかったです。

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    2020年10月20日
  • 面白いとは何か? 面白く生きるには?

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    本を読むようになってからかはわからないけど、「面白い」と思うことが多くなった。それは知らなかったことを知ることができたからなのだと思う。知ることを人は面白いと思う。
    人の動機はやっぱり面白いから。
    面白いから続けられるし、面白いことを知っているから、面白くなりたいとも思う。
    俺が面白いのはサッカーでゴールを決めて勝ったとき。そこを求めるための研究者になりたい。
    なんか色々変わるきっかけになる一冊になる気がする。

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    2020年10月14日
  • 面白いとは何か? 面白く生きるには?

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    森博嗣さんの本が久しぶりに読みたくなって購入。

    以前読んだことある言葉も結構あるし、森さん自身の半生を振り返る話も何度も目にしているのですが、相変わらずの森節全開で予想通り楽しめました。

    面白さの本質は自分で見つけなさい、という感じの結論ではありますが、自分自身が能動的に動かないと面白さって見つからないよな、と改めて感じたりしました。

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    2020年10月12日
  • 幽霊を創出したのは誰か? Who Created the Ghost?

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    WWシリーズの最新作。
    本作ももう4作目だ。

    Wシリーズの直接の続編としてシリーズは続いているのだが、本シリーズはテーマはどこにあるのだろうか?

    多分、人間は今後どうなっていくのかを突きつめようとしているのだろうな。森先生は。

    小説内で語られる人間の在り方はいちいちうなずかされる。

    ヴァーチャルの世界に人間の脳みそだけを送り込んでそこで暮らす。
    今のヴァーチャルの世界ならリアリティはほとんどすべて再現できるだろうし、いや、現実世界よりも素晴らしい世界を構築できるだろうね。

    そこで幸せに何百年も(脳が死ぬまで)暮らすというのもありだとは思う。

    でもこれって映画『マトリックス』の世界だ

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    2020年10月11日
  • 赤緑黒白 Red Green Black and White

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    再読。Vシリーズ第十弾にして最終巻。犯人は覚えていたものの細部までは覚えていなかったので新鮮な気持ちと驚きがあった。それにしても保呂草さんはキザだなぁ。ロマンティックともいうけど。今回は練無くんと紫子さんのいつもの漫才的やり取りは要所要所にはあるものの少なめかな。最後に出てきたあの子と紅子さんのやり取りは森博嗣ファンからすれば垂涎もの。今作の犯人の動機は明かされてみれば「なるほど」と頷けるものがあるけれどそれもS&Mシリーズという下地があってこそだと思った。

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    2020年10月07日
  • 恋恋蓮歩の演習 A Sea of Deceits

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    面白かった。
    文章がきれいで、とても良い余韻が残っています。どう育ったらこんな文が脳から出てくるのか、羨ましく思います。
    あと、保呂草は男前、紫子さんがんばってほしい。紅子と祖父江のやりとりがいつも楽しみです。

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    2020年10月06日
  • 魔剣天翔 Cockpit on Knife Edge

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    練無が全面的に推し出された話で、面白かった。保呂草がいっそうミステリアスになる。紫子はいつもどおりのおちゃらけで安心でした。

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    2020年09月27日
  • すべてがFになる THE PERFECT INSIDER

    購入済み

    1996年発行

    普通、このようなテクノロジーを扱う小説や映画は、年が経つと滑稽に思えるものもあるが、これは違った。ノスタルジーを感じる小物はあるが、大枠の設定やトリックは違和感を覚えず、20年以上も前に発行されていたなんて信じられない。犯人のトリックは、誰かが言っていた「不可能を取り除き残ったものが、どんなに信じられなくてもそれが真実だ」という本格的なものであり、タイトルにもなっている謎の言葉の意味も、説明されれば、なるほどと思える。キャラクターたちにも大変、好感が持てる。おもしろかった。

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    2020年09月24日
  • 朽ちる散る落ちる Rot off and Drop away

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    再読。内容はすっかり忘れていたためトリックが明かされた時も素直に驚けた。こういうトリックも森博嗣の醍醐味だよねぇ。内容としては「六人の超音波科学者」に続く話。所々に入る練無くんと紫子さんの漫才的なやり取りが相変わらずの清涼剤。

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    2020年09月16日
  • 幽霊を創出したのは誰か? Who Created the Ghost?

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    今回も示唆に富んだ作品でしたが、物質界・電子界・リアル・ヴァーチャルという見方の中での幽霊って何?の議論が面白かったです。次は何がテーマでしょうか。読者に対してリアルの重要性を説く、という意図は作者には多分ないと思いますが、そのような印象が残るのはリアルはいいものであってほしいとどこかで自分が思ってるからなんですかね。

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    2020年09月15日
  • 孤独の価値

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    孤独=悪いものだという認識の人が多いというのは実感するところです。
    独身独居な今ですが、よく「寂しくない?」と訊かれるので。でもこれが、ほとんど寂しくないです。森さんと同じように、たまに友人とやりとりするし、仕事には平日ほぼ毎日出勤しているので1日に一言も人と会話しないという状態にはなかなかなりません。
    一人の時間は自分をリセットするのに絶対必要で、それでバランスとっているので、この本にはとても力付けられました。
    椎名林檎さんと宮本浩次さんも歌ってました、「孤独とは言い換えりゃ自由」と。
    完全な自由ではないですが、以前よりは自由になったので、自分とひたと向き合ってこれからどう進むか考えてみよう

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    2020年09月12日