森博嗣のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
理数系ミステリー作家による長編。巨大な核シェルターという密室で起こる不可解な連続殺人。読み進めても全く解けない謎。二転三転する展開に驚愕。やっぱり森博嗣スゲー!となること間違いなしの傑作でした。
個人的には、最後のオチが蛇足に思えたけど、随所に散りばめられた理数的思考の数々を理解出来たら、スッと受け入れられたのかな…?
【ネタバレ追記】
そうか!
作中の勅使河原潤は、橋を建てて破壊した。
自分の知識、財産で作ったものを、自分の手で壊して何が悪いのか、と。新しい技術者が台頭してきた方が有益じゃないかと。
あの結末も、森博嗣自身による破壊行為だったのでは。「綺麗に着地した -
Posted by ブクログ
「常識」が、きっと私たちを苦しめている。
「こんな考え、人として間違っている」
そんな思いが自分を苦しめる。
でもきっと、「思い」に間違いはないのだ。
「行動」には、犯罪、自分本位など、やってはいけない制約がたくさんあるけれど。
せめて思想くらい自由に羽ばたかせたい。
印象に残ったのは次の一文。
「羨ましい」という感情は、とても素直で前向きだと思う。「羨ましがるな」なんて叱る大人がいるけれど、そちらの方が歪んだ精神ではないのか。これは、「羨ましい」は「妬ましい」に必ずなるはずだ、という浅はかさから来るものだろう。
そう、羨ましがったっていいんだ。
それが、自分の行動力になることもある -
Posted by ブクログ
お金の話は、タブーと言うような風潮がある。
特にこういうことをすればいくら儲かる、という話はお金を払って行くセミナーなどでは聞けるのだろうけど、実際にこういうことをしてきてこれだけお金になった、という実績として非常に説得力のある内容を、こんなにデータを用いながら、お手頃な価格の本にまとめて説明してくれている。
作家という職業は、最終的には個々の能力によるとはいえ、書いたものをお金にする方法や宣伝術、とにかくたくさん書くなどのノウハウがつまっていて、参考になることがたくさん書かれている。
確かにちょっと時代が変わってきていて、もしも森博嗣氏が今から同じように本を書き続けていかれたとしても、 -
Posted by ブクログ
『孤独が唯一の友達だよって、
まるで難解なジャズを聴くように、
自由に憧れて、
自由を愛して。』
『誰なんだろう、僕って。
思わない?
それでも、こうして生きているんだし。
生きているみたいに、見えるんだし。
それで、良いかって、
思わない?』
『自分が飼っていた子犬とかが死んだのよりも、悲しくない。つまり、モッチャンは自分で考えて、自分の人生に幕を引いたんだ。そう考えれば、サイナラって軽く声をかけてあげた方が、私らしいってこと。』
『死んだ人って、みんな誰でも、死にながらびっくりしただろうね。「うわ、私、死んだわ」なんてさ。そりゃ、驚くよぅ、普通。だってねぇ、今までに一度も死んだこ -
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森博嗣先生の日記。
読んでいると、自分がいかに日々、
「考えて」いないか考えさせられる。
思考は文章として出力した段階で、死んだものとなる、
というのは共感。
文章なんて、その程度。
たしかに。
これはwebに掲載されている日記なんだけど、
私、webの方はほとんど読んでいなくて。
11月に続刊が発刊されるようで、楽しみ。
その前に10月にWシリーズの最終巻が出るんですって。
楽しみだけど、最終巻は寂しいな。
先生の中では、2020年以降でシーズン2があるかも、
みたいな感じでした。
楽しみ。
あとは先生の体調だけが心配。
まだ60歳。
これからも、数は減ってもいいので、生きて書き