森博嗣のレビュー一覧
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Wシリーズも9作目。
次巻で終わりの予定だとか。
ウォーカロンメーカ・イシカワの幹部が乗った飛行機が行方不明になり、イシカワの工場では武装勢力による立てこもり事件が発生した。
飛行機は見つからず、武装勢力はなんの要求も出さず静かに物語は進行していく。
工場内に多数の人質がいるとされるが、彼らの安否は?
武装勢力の目的も行方不明になった飛行機の関連も不明。
警察は工場にロボット部隊を潜入させたが、帰ってこない。
人間とウォーカロンと人工知能がお互いに近づきつつあり、その先にどのような世界が待っているのか?
真賀田四季博士が構築しようとしている「共通思考」とは何か。
終わって欲しくない、で -
Posted by ブクログ
ネタバレ森博嗣のショートショート,好きです。世界観に入れそうっていうところで結末を迎えてしまって自分がまだまだ至らないのだと痛感させられた。
何の先入観もなく読み始めた主人公がまさかの林さんで,この人視点の物語展開ってあまりなかったから新鮮だった。なんだかVシリーズで感じていた林さんよりもちょっと女々しい印象。
Gシリーズのプロローグ的な『刀乃津診療所の怪』は,まさかの登場人物(明言はされないけど)に「くぅぅ〜これが短編の醍醐味!」と興奮してしまった。少林寺に女装,美女×背の高いボーイッシュ…はぁ〜シリーズが終わってもこうやって楽しませてくれるから森博嗣ファンはやめられないんです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ帯に「人間を殺した最初の人工知能、イマン」とあった。このWシリーズは人間の登場人物よりも、人間以外の登場人物(人物とは言わないかもだけど)が多くなってきているのではないか。
帯に大々的に書かれた内容は、本書ではあまりキーポイントにならなかった気がする。イマン以外にクリスティナという人工知能の登場したが、こちらもキーマン(マンじゃないけど)ではなかった。むしろ、こんなにガッツリと百年シリーズとリンクするとは……。名前は懐かしいが、もうストーリィを覚えてないから、読み返そうかな。
そしてまたこれもね、最後の一言がね。あぁ!いたいた、その人!って感じで。うん、百年シリーズを読み返すしかないな。 -
Posted by ブクログ
ネタバレWシリーズ第8冊~ヴォッシュ教授に呼ばれエジプトに赴き、ネガティブピラミッドで見たAIイマンはがっかりな姿。「人間を殺した最初の人工知能」と呼ばれ、反政府主義者に使われていたが、その会話が漏れてネットに流出した。漏らしたのは誰か。ケースには「血か、死か、無か?」と彫られていた。一方、蘇生に成功したナクチュの冷凍遺体が盗み出された。急遽帰国するが、イマンが盛んに情報交換していたAIが南極にあると連絡が来て、ヴォッシュと訪ねるとイマンと同じ小さなコンピュータが呼びを含めて144台。これがAIかと驚いていると、死んだはずのフランスの富豪・モレル氏も隠れていた。自己防衛のためにロボットを使い、二人の護
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夢とは何か?
何かを作り上げること。
森氏の場合は工作だった。
夢は昼寝とかグダグダする暮らしの実現とは異なる。
何かを作り続ける。
日々夢の実現に何かアクションを起こす。
夢は他人に見せびらかしたり人を巻き込むことではない。
自己満足こそ目指すべきこと。
夢に向かっていれば日々の労働も夢の実現のための資金作りと考えられる。
そんな感じ。
自分では夢を意識したことがあまり無かったけど、
何かになりたい、実現したい、○○を入手して◎◎をしたい、ということ位しか考えてこなかった。
世間一般の人たちもそんな感じで、著者がこの本を書くにあたって編集部で取ったアンケートでも、金持ちになりたいけ