森博嗣のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ森節炸裂。清々しいほど。
“ものを買うときには、出した金の価値が、買ったものの価値になる。安く買えば、安い価値と交換しただけのことだ。”
買い物っていうのは、自分がそれにどれだけの価値をつけるのかってことだというのね。
だから、本当に必要なもの、本当に欲しいものは高くてもいい。
どうでもいいものは安く買ってもいいだろう。
安いものを探すために時間を費やすのは、決してお得ではない。
“「よす」という動詞は、命令形以外は聞かなくなった。”
確かに。
「よせ!」と「やめろ!」は同じくらい使われていると思うけど「よして!」より圧倒的に「やめて!」だな。
「よしとく」と「やめとく」はどうだろう?など -
Posted by ブクログ
ネタバレGシリーズ8作目。
話の中でどえらい時間経過があったから、最初は一冊飛ばして読んだのかと焦った(笑)刊行年数が経ってたんですね。
加部谷ちゃんが大人になったなーというのが第一印象。その点山吹さんや海月くんは変わらない。大学にいると時間の流れがゆっくりになるのかな。
後半は久しぶりにハラハラした。四季降臨か?!と思ったわ。
そして登場紅子さん。相変わらずカッコイイなぁ。睦子叔母さまとのお茶会、読んでいて楽しい。この二人は親族になる予定なんかな?って、犀川先生が結婚とか全然イメージわかないけど。
四季がやろうとしていることが徐々にキャラクターたちに明かされているのがドキドキ。
多分これが百年 -
Posted by ブクログ
ネタバレGシリーズ7作目。
感想入力せずに次を読み始めちゃったからリアリな感想やないんやけど、とにかく萌絵ちゃんが変わった!
今までの事件と聞くと首を突っ込みがちなお嬢様が、もう全く興味なさげな淑女に。
なるほどなー。この変化はなんかすごいね。
あとは、加部谷ちゃんと海月くんのやりとり!!
今までのシリーズ至上最もドキドキしました(笑)
犀川先生&萌絵ちゃんはお互いが変わってるから客観的に見れるんだけど、加部谷ちゃんはフツーの子やから、もうハラハラドキドキ(笑)
相手があの海月くんやし。てかそっちなんや!(笑)
事件そのものは相変わらずふわっとしてるんやけど、これはキャラクターの成長を楽し -
Posted by ブクログ
ネタバレ「謝り慣れた人間ほど、ミスが多く、同じ失敗を繰り返す」「「絆」という言葉に美しいイメージしか持たないのが最近の傾向」「「有名」に価値があると思い込んでいる人が多い」「無料のものに支配される世の中」「「視点」と「目線」の違いを使い分けてほしい」「子供には、「検索ではなく、模索をしなさい」と教えたい」「目のつけどころの違いというのが、つまり才能の違いである」などなど…。
“無料ということは、別の方法で、見えないところで、少しずつ搾取されているということであって、けっして「お得」ではない。
支配がすべていけない、と言っているのではなく、支配されていることを自覚する、それが大切だ。忘れてはいけな -
Posted by ブクログ
ネタバレ森博嗣の文章は、見えていること以上に内容が深いことが多いので、読むのに大変時間がかかる。
小説でもそうなのだから、エッセイなんて、こんなに薄い本でも4日くらいかかってしまった。
「身もふたもない」といわれる森博嗣の文章は、他人事として読んでいる限りは痛快なんだけれど、自分に降りかかってくると猛烈に痛い。
森博嗣自身は、他人がどう感じようとかまわないというスタンスなんだけどね。
箴言のような短い文章がまずあって、それに対する解説のような文章がついて見開き2ページで一編。それが100。
「自慢をする年寄りは、悲観する年寄りよりは長生きしてもらいたい」「人の弱みにつけ込む最たるものとは、神であ -
Posted by ブクログ
Gシリーズ第9作
これで完結かと思ったが、どうやらまだ続きがあるらしい。
前回から登場人物がそれぞれの道を歩き始め、一同に会するのは何かがあった時という状況のようだが、今回は学会でおなじみの顔が勢ぞろいといったところか。研究から離れた加部谷だが、山吹のアシストで学会発表できるとは羨ましい...。今回は学会期間中に起こった事件のため、ほとんどが学会での描写だったのだが、読んでいて昔のことを思い出し、自分も山吹のように研究者の道に進めたらよかったななどと思いめぐらしていた。
学生時代の学会発表での緊張感や、山吹の「自分に答えられないような質問ならば、誰にも答えることはできない」という思いはポスド -
Posted by ブクログ
百年シリーズの三冊目だが、百年シリーズとWシリーズの先にある物語じゃないかと思う。「私たちは生きているのか?」にあったハギリのモノローグ、「人間は、いつか人間に決別することになるだろう。」正に人間に決別した後が本書の世界。
「私たちは生きているのか?」の仮想空間はあまり魅力を感じなかったが、いつか我々の意識や感覚が電脳空間に移転したら本書のような自分と他者の区別が判らなくなるんじゃないだろうか。
しばらく間に読んだ哲学入門や森先生の著作から、僕が求めていたビジョンが本書の世界かなと思う。でも、この世界観を思考では納得するんだが、心からこの世界観を希求するかというと、どうだろう。
途中、自己と