森博嗣のレビュー一覧

  • デボラ、眠っているのか? Deborah, Are You Sleeping?

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    振り返れば、この巻が、初めて私がデボラやサリノに出会った巻だったのか。
    ハギリ博士の友人で、時々博士よりも人間らしい(というより、空気が読める?)デボラ。
    まだまだ勉強中のウォーカロンで、デボラよりハギリ博士より人間味に欠けたサリノ。
    「人に近いけれど、人から遠くもある存在」が増えてきたことで、だんだん、誰が人で誰が人工知能で誰がウォーカロンなのか、分かりづらくなってきた。
    だって、みんな人らしいし、みんな人でなしっぽいんだもの…
    でも、まだ、さっぱり分からないということはない。
    「それは、なぜなんだろう」ということがつかめれば、ウォーカロンは最後の谷を越えられるんだろうか。

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    2017年10月26日
  • 夢の叶え方を知っていますか?

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    上海出張時のお供に成田で購入。行きで読破

    夢には2種類あり、人を巻き込む夢と、自身で完結する夢 があるそう。
    人を巻き込む夢とは、家族を幸福にしたい、有名になりたいといったもの。
    自身で完結する夢とは、プラモを組み立てたい。鉄道のジオラマを作りたいといったもの。

    後者の大切さを説いているのが森博嗣らしく、面白い。思えば、夢とは人に認められる事が語られがちな中、ジオラマ作りとは思いもよらなかった。

    超個人的な夢、持ちたいな、と感じた。

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    2017年10月21日
  • 夢の叶え方を知っていますか?

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    夢とは何かということを、著者の視点から解説、または評価を行っている。

    夢とは30代ぐらいの世代であれば、少なくとも30~50年先の見通しのことをいうとの考えを示している。それよりも前に達成できることは、予定や計画と定義されるようだ。

    漠然としたなんとなくの夢を持っている人はいると思うが、夢をかなえるための第一条件である予定表を持っている人はどれだけいるだろうか。

    夢が具体化していない人へのアドバイスとして、何かを作ってみることを提案している。
    誰かに見せることを考えず、こっそりと自分一人で1年くらい続けてみて、楽しいことが大切なようだ。
    教わる必要もなく、自分で考えて、じっくり取り組んで楽しいものが何なのか、続けたいもんが何なのか…ということだと思う。

    インターネットやテレビなどのような受け身となる娯楽とは異なる、自身が主体となる趣味、忘れてしまっていたようなやりたいことを思い起こすのが良さそうだと感じた。

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    2017年10月15日
  • 本質を見通す100の講義

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    納得出来るところと、差別化のために敢えてきつめな表現としてある部分があると感じた。
    40番目位の言葉の解釈は面白い、電車の中で吹き出しそうになった。

    以下、印象に、残った部分

    繋がりたがっている多くのことは、繋がる事で金が儲かるからに過ぎない。
    人によってリスクの評価は異なる。
    可能性をあれこれ考えているうちに、腹の虫が収まってくる。
    トータルとして今は昔より良くなってきている。
    人が発する言葉の理由を考えて行くと面白い。
    こうすれば売れる、を知っていればそれを避けることで新しいものを生み出す助けになる。
    物事をぼかして本質を見る、くだらないものも反面教師としてみる。
    まずは自分がどう感じるかを拾い上げるのが大事で、その後に他者とか世間とか。
    質問によって相手の気遣いを図っている場合がある。
    世の中は一部から全体を判断する、私は餡子が嫌いですか、私の嫌いな餡子があるか。
    スタートの音は走るべき人間にしか聞こえない。
    天才の計画は一次元的でなく、平面的、立体的、さらに失敗した時の心構えもある。
    何を作るのか、だけではなくどう作るのかも大事、人生においても何をするのかよりも、どう実現するのかが大事。
    人の目でなく、自分の目をどう意識するか。
    少し考えれば、もう一段効率的な方法があるかもしれない。
    少しずつベターを選んで行ってもベストを得られない事がある。
    価値を見つける目があれば得ばかりする。
    人生の締切に対しても余裕を持って進めておけば安心して迎えられる。
    感情を離れることで正しい判断正しい観察に役立つ。

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    2017年09月04日
  • ムカシ×ムカシ REMINISCENCE

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    森博嗣Xシリーズ第4弾

    樋口一葉と河童の関係がどうもよくわからないが、ストーリーは面白かった。今回は、前3作と少し展開が違っているのが印象的で、椙田の出番がかなり多かったと感じた。今回のメインの登場人物である一葉が、小川と同じような年齢で、親近感を持っていたためか、小川の心理描写が多く、なかなか胸にグッとくるものがあった。
    真鍋と同級生の永田とのやりとりも面白い。やはりこのシリーズもミステリーというより、物語中の人間模様が魅力的なのではないだろうか。真鍋くんと永田さん、いい雰囲気。真鍋くんの、早とちりして恥をかくのはちょっと、という気持ちに共感する。
    この事件の結末は結構意外に思ったが、椙田はわかっていたのだろうか。最後はやはり、以前のシリーズを読んでいると、おまけの楽しみが付いてくるといったかんじだろうか。
    解説が漫画家の猫目トーチカさんで、漫画の入った解説というのはちょっと新鮮だった。この人の真鍋くんと永田さんはこういうイメージなのか。

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    2017年08月14日
  • 魔法の色を知っているか? What Color is the Magic?

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    無限の命の代償は未来を託せないこと。
    命を造る技術が出来て本能が生殖を棄ててるのにやっぱり人間の感情はそれを割り切れはしないんだなーと思う。

    工学が頭打ちした社会というのが斬新。技術が上がるより向上欲が下がってくる方が先というのが皮肉な話。

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    2017年08月11日
  • 夢の叶え方を知っていますか?

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    作者が変わった人っぽくて、でも成功体験とかの書き方も全然鼻に付く感じでもなく、不思議な魅力の人と感じた。

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    2017年08月06日
  • 夢の叶え方を知っていますか?

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    【自己満足】

    自分の思うように生きる。

    常に自分は何がしたいかを考える。

    そして、その考えに基づいて少しだけ動いてみる。

    何かが変化しましたね。

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    2017年07月20日
  • 臨機応答・変問自在 ―森助教授vs理系大学生―

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    お世話になった理科の先生から頂いた一冊。
    文系でも読める面白い本だった。
    そういう考え方があるか、ってなった笑 
    自分も柔軟な思考ができる視野の広い人間になりたい。

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    2017年10月16日
  • 虚空の逆マトリクス INVERSE OF VOID MATRIX

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    森博嗣ファンに対するご褒美的デザート短編。
    最終話の二人の関係の進展具合がタイトルと引っ掛けていてすごくお洒落で素敵。なによりリリィおばさんの事件簿の中で展開される回文の嵐がすごい。森センセ回文マニアだったんですかというほどの超回文。その中にさらりと、「若い犀川」と身内ネタまでぶっこんでくるのがまたやられた感がある。
    ちなみに自分が中学生の時に考えた回文⇒「ネクタイ買った、使いたくねー」

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    2017年07月08日
  • 的を射る言葉 Gathering the Pointed Wits

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    108からなる箴言が併録されている箴言集。Dr.森が創りだす文章は箴言や詩集は心に沁みる。凡ての言葉が正鵠を射ているわけではなく、意図的に的を外している言葉もあるかなと感じる。仕事や創造、はては商売や哲学的な箴言が独自の視点で書かれているが共感を持てる。何処から読んでも支障はないので自分が興味がある箇所だけ抜粋して読むのも面白いかもしれない。

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    2017年07月03日
  • 地球儀のスライス A SLICE OF TERRESTRIAL GLOBE

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    短編集です。ある程度S&Mシリーズを読んでおくほうが楽しめるかなと思いました。想像力で結末を補うものやトリックを考える楽しみが味わえるものなど、さまざまな内容が楽しめます。

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    2023年11月27日
  • つぼねのカトリーヌ The cream of the notes 3

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    ネタバレ

    森節炸裂。清々しいほど。

    “ものを買うときには、出した金の価値が、買ったものの価値になる。安く買えば、安い価値と交換しただけのことだ。”
    買い物っていうのは、自分がそれにどれだけの価値をつけるのかってことだというのね。
    だから、本当に必要なもの、本当に欲しいものは高くてもいい。
    どうでもいいものは安く買ってもいいだろう。
    安いものを探すために時間を費やすのは、決してお得ではない。

    “「よす」という動詞は、命令形以外は聞かなくなった。”
    確かに。
    「よせ!」と「やめろ!」は同じくらい使われていると思うけど「よして!」より圧倒的に「やめて!」だな。
    「よしとく」と「やめとく」はどうだろう?など、いろんなパターンで考えた。

    “奇跡を信じろ、というのは無理な話だ。”に続くのが“理由は簡単である。信じられないものを奇跡と呼ぶのである。”
    実に全くそうだった。
    往往にして本質を忘れてしまいますなあ。気をつけないと。
    “奇跡を信じるまえに、奇跡に縋らなければならない状況に陥らないことが大事だ。当たり前の道理である。やるべきことは、状況を常に分析し、間違いを修正し、少しでも確率を上げること。つまり、奇跡を遠ざけることが大事だ。”
    頑張ります。

    “若い時には、「幸せ」なんて感じたことはない。子供はそんなものは知らない。幸せというのは、死に近づいた者にしかわからない。”
    私が幸せを自覚するようになったのは、やはり最近のことのような気がする。
    「幸せだ」とか「嬉しい」を素直に言えるようになったのは、鬱病になってから。
    素直に口に出せない性格だったというのもあるけれど、そういうものに無自覚だったというのが大きい。
    常に「幸せ」を意識している子どもは、あまり「幸せ」ではないような気もするし。
    子どもの頃に比べたら確実に死に近づいているわけで、“死に近づいた者にしかわからない”というのはその程度のこと。

    森博嗣の主張は、必ずしも同意できるものばかりではないけれど(極論が多いし)、自分の思考のくせを一回リセットできるというのは結構気持ちがいい。
    だから時おり無性に読みたくなるのだな。

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    2017年06月19日
  • 神様が殺してくれる

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    なんだか不思議な感じのする本。
    主人公はフランス人なんだけど、無国籍な雰囲気が漂う。それが大きなスパイスになっているような気がします。殺人事件なのに穏やかな雰囲気で進んでいく物語も最後のどんでん返しには、驚かされ引き込まれました。

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    2017年06月19日
  • 正直に語る100の講義

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    まさに教授!!と
    お声をかけたくなるような
    理論的で かつ一風変わった
    ひょうひょうとしたエッセイです

    本当にただ思ってることを
    書いているだけなのに
    なんとなく 負けました
    といいたくなる

    上等で細部にこだわった
    突っ込みです

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    2017年06月16日
  • 探偵伯爵と僕 His name is Earl

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    ネタバレ

    子ども目線で書いているからか、いつもの森博嗣ほど文章がもったいぶっておらず、読みやすかった。森博嗣は正直文章が苦手なので、このくらいがちょうどよい。
    凄惨な事件が起こっているのだが、淡々と話が進み、とてもあっさりしている。最後の伯爵の手紙で、これまでの日記のような部分が一部創作だったことがわかるのだが、文章自体も小学生の書けるレベルではなく、年齢さえも偽りだったのではと思ってしまった。

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    2017年06月10日
  • ジグβは神ですか JIG β KNOWS HEAVEN

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    ネタバレ

    Gシリーズ8作目。
    話の中でどえらい時間経過があったから、最初は一冊飛ばして読んだのかと焦った(笑)刊行年数が経ってたんですね。

    加部谷ちゃんが大人になったなーというのが第一印象。その点山吹さんや海月くんは変わらない。大学にいると時間の流れがゆっくりになるのかな。

    後半は久しぶりにハラハラした。四季降臨か?!と思ったわ。
    そして登場紅子さん。相変わらずカッコイイなぁ。睦子叔母さまとのお茶会、読んでいて楽しい。この二人は親族になる予定なんかな?って、犀川先生が結婚とか全然イメージわかないけど。

    四季がやろうとしていることが徐々にキャラクターたちに明かされているのがドキドキ。
    多分これが百年シリーズやWシリーズに繋がるんだよね。
    早く読みたい!!とりあえずGシリーズとxシリーズを読まなきゃだけど(笑)

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    2017年06月07日
  • イナイ×イナイ PEEKABOO

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    Xシリーズが終わって、久しぶりに初巻を読み返してみた。発行が10年前で時の流れの早さを実感。
    小川さんが転職して最初の事件。
    真鍋くんもバイトじゃなくてボランティアだったとは。
    事件の真相は当然のごとく覚えてなくて、千鶴さんどんな声だったんだろうとかヒントを求めてまた読み返したくなった。

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    2017年06月06日
  • 目薬αで殺菌します DISINFECTANT α FOR THE EYES

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    ネタバレ

    Gシリーズ7作目。
    感想入力せずに次を読み始めちゃったからリアリな感想やないんやけど、とにかく萌絵ちゃんが変わった!
    今までの事件と聞くと首を突っ込みがちなお嬢様が、もう全く興味なさげな淑女に。
    なるほどなー。この変化はなんかすごいね。

    あとは、加部谷ちゃんと海月くんのやりとり!!
    今までのシリーズ至上最もドキドキしました(笑)
    犀川先生&萌絵ちゃんはお互いが変わってるから客観的に見れるんだけど、加部谷ちゃんはフツーの子やから、もうハラハラドキドキ(笑)
    相手があの海月くんやし。てかそっちなんや!(笑)

    事件そのものは相変わらずふわっとしてるんやけど、これはキャラクターの成長を楽しむシリーズやと認識している私には十分楽しめました。

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    2017年06月05日
  • 夢の叶え方を知っていますか?

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    具体的に夢があるとして、そこに向かって自分で考えて、準備してってのが重要。その過程も楽しめるように。
    子供の時の夢なんだったかなー

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    2017年05月31日