森博嗣のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ森節炸裂。清々しいほど。
“ものを買うときには、出した金の価値が、買ったものの価値になる。安く買えば、安い価値と交換しただけのことだ。”
買い物っていうのは、自分がそれにどれだけの価値をつけるのかってことだというのね。
だから、本当に必要なもの、本当に欲しいものは高くてもいい。
どうでもいいものは安く買ってもいいだろう。
安いものを探すために時間を費やすのは、決してお得ではない。
“「よす」という動詞は、命令形以外は聞かなくなった。”
確かに。
「よせ!」と「やめろ!」は同じくらい使われていると思うけど「よして!」より圧倒的に「やめて!」だな。
「よしとく」と「やめとく」はどうだろう?など、いろんなパターンで考えた。
“奇跡を信じろ、というのは無理な話だ。”に続くのが“理由は簡単である。信じられないものを奇跡と呼ぶのである。”
実に全くそうだった。
往往にして本質を忘れてしまいますなあ。気をつけないと。
“奇跡を信じるまえに、奇跡に縋らなければならない状況に陥らないことが大事だ。当たり前の道理である。やるべきことは、状況を常に分析し、間違いを修正し、少しでも確率を上げること。つまり、奇跡を遠ざけることが大事だ。”
頑張ります。
“若い時には、「幸せ」なんて感じたことはない。子供はそんなものは知らない。幸せというのは、死に近づいた者にしかわからない。”
私が幸せを自覚するようになったのは、やはり最近のことのような気がする。
「幸せだ」とか「嬉しい」を素直に言えるようになったのは、鬱病になってから。
素直に口に出せない性格だったというのもあるけれど、そういうものに無自覚だったというのが大きい。
常に「幸せ」を意識している子どもは、あまり「幸せ」ではないような気もするし。
子どもの頃に比べたら確実に死に近づいているわけで、“死に近づいた者にしかわからない”というのはその程度のこと。
森博嗣の主張は、必ずしも同意できるものばかりではないけれど(極論が多いし)、自分の思考のくせを一回リセットできるというのは結構気持ちがいい。
だから時おり無性に読みたくなるのだな。 -
Posted by ブクログ
ネタバレGシリーズ8作目。
話の中でどえらい時間経過があったから、最初は一冊飛ばして読んだのかと焦った(笑)刊行年数が経ってたんですね。
加部谷ちゃんが大人になったなーというのが第一印象。その点山吹さんや海月くんは変わらない。大学にいると時間の流れがゆっくりになるのかな。
後半は久しぶりにハラハラした。四季降臨か?!と思ったわ。
そして登場紅子さん。相変わらずカッコイイなぁ。睦子叔母さまとのお茶会、読んでいて楽しい。この二人は親族になる予定なんかな?って、犀川先生が結婚とか全然イメージわかないけど。
四季がやろうとしていることが徐々にキャラクターたちに明かされているのがドキドキ。
多分これが百年シリーズやWシリーズに繋がるんだよね。
早く読みたい!!とりあえずGシリーズとxシリーズを読まなきゃだけど(笑) -
Posted by ブクログ
ネタバレGシリーズ7作目。
感想入力せずに次を読み始めちゃったからリアリな感想やないんやけど、とにかく萌絵ちゃんが変わった!
今までの事件と聞くと首を突っ込みがちなお嬢様が、もう全く興味なさげな淑女に。
なるほどなー。この変化はなんかすごいね。
あとは、加部谷ちゃんと海月くんのやりとり!!
今までのシリーズ至上最もドキドキしました(笑)
犀川先生&萌絵ちゃんはお互いが変わってるから客観的に見れるんだけど、加部谷ちゃんはフツーの子やから、もうハラハラドキドキ(笑)
相手があの海月くんやし。てかそっちなんや!(笑)
事件そのものは相変わらずふわっとしてるんやけど、これはキャラクターの成長を楽しむシリーズやと認識している私には十分楽しめました。