森博嗣のレビュー一覧
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『すべてがFになる』から森ワールドに迷い込み、『有限と微小のパン』を読み終えることで、一度は夢から覚めた私は、小銭を握りしめ「素敵な模型屋さん」に迷い込んだ少年の頃の私なのだと。
少年の頃に見た夢は、どれも壮大に感じたけど、大人になってみると、そんな模倣のようなものを追いかけたところで、仕方がないと諦めてしまいがちだ。また、大人になってから目指す現実は、どれも実現できないほど困難で途方に暮れてしまいがちだ。だから、むしろ諦めてしまわなければならないのは、大人の現実であり、叶えるべきは少年の夢である。少年の夢は、それを実現した大人によって、次の少年に受け継がれ続けて行く。そして、その中の数 -
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この本は『S&Mシリーズ(全10巻!)』と『まどろみ消去』『地球儀のスライス』を読み終えた兵(・・?に贈られた、講談社と森先生からのプレゼント。
ある程度、読み物としての価値を求め、森ミステリィに影響を及ぼしたという100冊に対する感想…森先生は、あまり本を読んでいないと言っていたが、実は、中学生の頃から読んでいた…
森先生は、読者を現実の世界に引き戻してしまう「あとがき」を巻末に挿入していなかったが、それでも、著者の気持ちが知りたい読者はいるだろうと、『S&Mシリーズ(全10巻!)』と『まどろみ消去』『地球儀のスライス』についての「あとがき」を、ここにまとめて書いてくれたようだ…プ -
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不覚にも、読みかけの『地球儀のスライス』を家に忘れてしまったノー残業デー…手持無沙汰を紛らわすためにBookoff守谷松前店に寄って、急遽購入した『つぶやきのクリーム』…
森先生のつぶやきは、確かに『臨機応答・変問自在』などに比べると、マイルドになっているようですが、クリームと表現するには滑らかさが足らない感じもします(クリームなのにコクとキレがある)。しかし、良く泡立てられていて美味(いつになく凡人にも解りやすい表現)なのは事実で、是非、諏訪野が淹れてくれたコーヒーにトッピングして味わいたい香りでした。
まえがきの中で「呟くとき普段から気をつけているのは、やはり“抽象性の高さ”だ。 -
Posted by ブクログ
よくわからなかった作家の金回りを明かしつつ、作家の成功の心得を語る。
著者の小説は読んだことはないが、スカイクロラの映画のみ見た。
印税は10%で、追加コストのかからない電子書籍では10−15%くらいのレンジで上昇。今後はより柔軟な価格契約も生まれるだろうとする。その他の収入では、映画やゲームなどの原作としての使用料、これが本も売れることになり非常に美味しい。講演も一回40万円著者は取るらしいが、悪くない。一方支出は一人でやっているぶん少なくて済む、というかほとんど元手はかからない。ただセルフプロデュースは必須であり、とくに多作でない限りすぐ忘れ去られてしまう。著者は年20冊以上は出していた(