森博嗣のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
何に対してもやる気を持てない主人公が、大学センターから「ここに就職するのは本当に何処にも行くあてがない人」と言われている不動産会社に就職し、風変わりな客を相手にし、人生が色彩豊かになるという物語。森博嗣らしからぬ(?)、とても素朴で温もりのある作品でした。最後に、気に行ったフレーズを。”幸運を摑むのは、その人が持って生まれた能力によるものです。言い換えるならば、幸運といったものは、この世にはない。あるとすれば、幸せを築く能力、それを持っていた、幸せを築こうという努力、それをしたというだけのことです。その能力と努力によって、順当に作られていくのが幸運なのですよ”
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Posted by ブクログ
自由に生きるためには、目標を設定すること。
『大した苦労ではない。毎日少しずつ、自分の決めたことを実行するだけだ。たとえば、起きたいと思った時間に起き、しようと決めたことをする、というだけである。このように自在に生活できれば、既に自由の一部は実現している。計画さえあれば前進できる。すべては、最初の自分の位置を確認することから始まるのだ』
自由って、「無」の空間じゃないんだ。
目から鱗が落ちる思いでした。
自由って、
「枠組が何もないこと」、そのよう感じていたけど、
目標を達成すること、そこに自由がある。
その発想に。
そして目標に達成するためには、計画という枠がなければいけない。
枠に -
Posted by ブクログ
ネタバレGシリーズ第8弾。
前作を読んでからだいぶ経っちゃったなぁと思ってたら加部谷達も社会人になっててビックリした。
他のシリーズとは違い一冊ずつがあまり独立してないというか、話としては完結してるけど、全体が見えない。まだ見えない。水野こと赤柳は誰なんだよぅ。他のシリーズの誰かなんだけどまだ掴めない…
紅子の古い知り合いだからVシリーズの誰かかなぁ?水野が差し出した片手を紅子は両手で触れてる。って事は結構ただの知合いって感じより仲が良かったのかなぁと思うんだけど、そうなると紫子ちゃんか練無?でもなんか違うんだよなぁ。その後で水野は、お会いした事がある、知合いというほどではありませんって言ってるし…。