森博嗣のレビュー一覧

  • 道なき未知 Uncharted Unknown

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    森さんの本はエッセイばかり3冊目になるが今回も色々な示唆に富む話で雑誌の連載で特に20代女性の若い人向けに書いてあるそうだが40歳のおじさんが読んでも読み応えのある内容だった。『生きていく目的というのはむしろ自分の変化を楽しむ方にあると僕は感じる。駄目もとで仕方なく少しずつやっていると、そのうち面倒を面倒と感じない自分が出来てくる、自分が変化するのだ。これは本当に素晴らしい、仕事の結果よりもずっと価値がある。そしてこういった自分の変化の積み重ねるうちに、自分には出来ると思える「自信」というものが育つ。』『つい「道を探そうという姿勢」積極性は立派だが探すのではなす築くもの。ただ毎日こつこつと進む一歩によってしか近づけない。』『人によって能力に差があるとすればスピードの差だ。時間をかけようとせず自分には才能がないからとやらないのが大多数の凡人である。けっして時間をかけたことが偉いわけではない。ただ時間をかけた方が良いものができる確率がたかいということだ。』『「楽観は馬鹿でもできる」上手くいかないだろう、成功するなんて可能性は低いという見方を常にする。』「失敗の練習」でデータを積み重ねる。最近引退したイチローのコメントとも被る部分が多くある。参考にしよう。

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    2019年04月03日
  • 赤目姫の潮解 LADY SCARLET EYES AND HER DELIQUESCENCE

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    この世界の真理のようなものを哲学的かつ理論的な考察を用いて描いているSF作品です。
    読み終わり一言で言うと、「意味がわからない、混乱する」という感想になりました。

    でも、とても世界観の描写と表現が綺麗で情景が鮮明に思い描くことができます。色の描写がとても綺麗です。世界がコロコロと変わっていくはずなのに情景はすんなりと想像できました。

    私にはまず意味がわからない、理解するのがとても難しい作品でしたが、もう一度初めから短時間で読みたいとおもいます。(千年シリーズ最終作と書いてあるくせにこれから読んでしまったから混乱しているのかな…?と思ったり(笑))

    なぜ星4つかというと、
    単純に「意味がわからない」ではなく「複雑なパラドックスで出来上がっていて理解に苦しむ。けれど、理解したい、もう一度読んでみよう」という意欲を掻き立てる作品だとおもったからです。

    哲学や真理について考えることが好きな人にはオススメしたいですが、サラッと読める本が好きな方にはオススメできません、かなり理屈っぽいお話なので。。。

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    2019年03月28日
  • そして二人だけになった Until Death Do Us Part

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    もしかして昔読んだっけって思うことがしばしば。森さんの作品って異なる出版社からあたかも新刊のように出てるから。
    今回もそんな気がしてたけど、ただどんな結末か覚えてない上に、犯人が謎すぎて結局ラストまで一気読み。
    そしてまた、いい意味で裏切られるというか、すっごくうまい感じに丸め込まれたというか、そりゃわかんないよーという展開。
    でも、そんな森さん、嫌いになれないんだよな。

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    2019年03月23日
  • 悲観する力

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    ネタバレ

    民主主義は不満を分散するための仕組み、か。その通りだな。少しづつ個が我慢をすることで全体を押し上げる、結果的に個が受益する、と。

    そもそも、楽観のメリットは「考えない」、という省エネなのだ、なるほど、そういえばいいのか。

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    2019年03月09日
  • 笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE

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    森博嗣のS&Mシリーズ3作目。理系なミステリーで本格派なのがお気に入り。今回のオリオン像消失の謎は何となく解けて、殺人事件も同時に半分くらいは解けたけど、殺人の動機、人間関係が複雑で想定の範囲外。謎は解けてもロジカルに進むストーリーが圧巻。天王寺博士の考え方、話し方は非常に興味深く、天才建築家片山基生のぶっ飛び方もすごい。一気読みの快作でした。

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    2026年01月12日
  • 人間のように泣いたのか? Did She Cry Humanly?

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    森さんのWシリーズの最終巻。
    これは最初からきちんと読まないとな。。
    ロボットとロボットと人間の間の存在と人間の違いが何かを考えるきっかけになる良い本でした。

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    2019年03月02日
  • ジャイロモノレール

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    面白かったけど…~百年前、イギリスで開発された技術はアメリカ・ドイツも跡を追おうとしたが、二本線の鉄道が普及し、困難さも手伝って廃れた。埋もれた技術を掘り起こそうとした人が、工学研究者の森なら何とか出来るだろうと持ち込んだ話、最初はダメだろうと断ったが、模型と設計図を見て、ひょっとして出来るかもと取り組み始めた。ネットで公開すると、取り組む人が出て来たが、成功例は少ない。知識と技術が伴わないと出来そうもない技術で、列車には出来ないから実用性は少ないが、退職した元科学少年には楽しい研究だ~最後のhobbyを個人研究と訳したら良いだろう、ってのは要らなかったような

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    2019年03月01日
  • 人間のように泣いたのか? Did She Cry Humanly?

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    ついにWシリーズも完結。
    いろいろとマガタ博士の謎とかも残っているけど、
    そのあたりは読者が自分で考えるのがいいのかもしれない。
    このシリーズの間にも世の中では人工知能が
    ブームになっていて、ブームは何時か去るかもしれないけど、
    着実に人間の生活と接点が増えていくんだろうな、
    と思った。
    あと、ウグイがこのあとどうなってしまうのか、
    それが気になるところだ。

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    2019年02月26日
  • 今夜はパラシュート博物館へ THE LAST DIVE TO PARACHUTE MUSEUM

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    ネタバレ

    全部で8篇併録されている。
    S&Mシリーズから2篇、Vシリーズから1篇ある。
    この作品こそ、森博嗣自身の全容が分かる作品かなと感じる。
    ”素敵な模型屋さん”は自身の体験を基に作成された作品であろう。宝石箱のように収められた作品は、様々な光を放ち、見る人を魅了するような作品でした。

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    2019年01月29日
  • 夢の叶え方を知っていますか?

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    小説家・工学博士の森博嗣氏が語る「夢の叶え方」についてのエッセイです。読みやすく1時間くらいで読み終えました。とてもかいつまんで内容を書くと、自己満足を優先して楽しむことが大事。他者の評価は利用するものであって支配されてはいけないよ、というのが主たるメッセージだと思います。良書。

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    2019年01月25日
  • 月夜のサラサーテ The cream of the notes 7

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    ネタバレ

    クリームシリーズ第7弾。森先生が、学生時代に創作漫画の同人誌を作っていたのは意外や意外。そういうことには興味ないようなイメージを勝手に持っていたので(笑)
    突飛な発言を繰り返すトランプ米大統領について、「おそらくAIの判断が重要視されている結果だろう、と想像できる」(P61)という行は、とある雑誌にも同様のことが書かれていたので、慧眼かもしれない。事実だとすれば空恐ろしさを感じる。
    不祥事が発覚した際に行われる謝罪会見とそれに対するマスコミ報道について、「無関係な大勢の感情を煽って、そこに「空気」を作ろうとしているように見える。それはまるで、ファシズムとかナチズムを思い出させるような異様さだ 」(P58)と書き記しているが、これも同意見。大衆の気持ちを代弁しているようでいて一定の方向に誘導しているようにも感じることもしばしば。
    さて、「名古屋人は、冗談を真面目くさって話すから、特に注意が必要だろう」(P103)とのことだが、どうなのだろう?名古屋人の友人がいないのでよくわからないが。

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    2019年01月14日
  • 道なき未知 Uncharted Unknown

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    一所懸命になる必要はないが、誠実にものごとに向き合う姿勢は大切だと思う。誠実とは、簡単にいえば、「怠けない」ということである。

    ふぁー!厳しいことが色々と書かれております。
    上に書いたやつとか、考えろ!とかね!

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    2019年01月11日
  • 人間のように泣いたのか? Did She Cry Humanly?

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    可愛いねぇ、ハギリもウグイも~キョートで国際会議が開かれることになり、会場係となったハギリはウグイとキョートに赴き、ホワイトとフスが発表する第一セッションの司会も行うことになったが、情報局のシモダ局長に呼び出され、発表を阻止するために、テロに見せ掛けて発表メンバーを拉致\拘束することを日本政府が決断したと知らされた。ウグイにだけは教えて、何故かを考えたが、推測だけを巡らし、当日を迎えた。15分前から始まった打ち合わせで、ガスが流れ、意識を取り戻した場所に、今までと違う姿のペガサスのサブセットが現れた。武器は返してもらったものの拘束が続き、脱出を決意する。不思議なホテルに入り、知り合いに暗号を託して救出を待ったが、ホバリングする飛行体から発射されるレーザで11名が死亡し、百数十名が負傷する事態をネット環境のミスで片付けるようだ。どうやら、各地の人工知能を目覚めさている僕を危険視する人工知能がいたようだ。逃亡中のハギリとウグイは、警備者と警備対象者という関係から大きく飛躍しそうだ~このシリーズは終わりだって!

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    2018年12月30日
  • もえない Incombustibles

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    ネタバレ

    推理小説というより、サスペンス小説かなと感じる。
    作品名が変わっているが、作中で燃える物は出てこない。
    ”もえない”とは、本作の主題を云っているのだろう。

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    2018年12月30日
  • 天空の矢はどこへ? Where is the Sky Arrow?

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    ネタバレ

    Wシリーズ9作目。
    あらすじやら、帯やら見ると、イシカワのチャーター便が行方不明にって所が前面に押し出されてるけど、いやいや、そこは問題じゃないって。イシカワのゴタゴタよりもあるけど、そこでもない。読んでて「この巻のメインは何だろう?」てずっと考えてた。登場人物(※人工知能やトランスファ含む)が増えてきて、整理しないといけない感じにもなってきたけど、要は、整理しなきゃいけないくらい、人間、ウォーカロン、トランスファ、人工知能の境目がわからなくなってきている。ポスト・インストールしていないウォーカロンや、クローンに焦点が当たっていて、倫理的な議論もなされてる。今の時代はどう考えても叩かれるし、Wシリーズ内でも世間の反発があるとハギリ博士が認識している。だけど、もし本当にこんな未来が来るのなら、倫理観って何なのかなって思ってきちゃうんだろうな。
    答えが薄ぼんやりとも見えないので、私の頭では難しいテーマだ。
    さて、次巻で完結するらしいこのシリーズ。今までシリーズ内で出てきたテーマに結論が出るのかどうか……。それすらも読めない(笑)

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    2018年12月27日
  • 人間のように泣いたのか? Did She Cry Humanly?

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    ハギリが狙われてウグイ達が警護するという一番わかりやすくてハラハラする展開。人工知能をはじめ、理解が及ばない流れが多いこのシリーズがまさか最終的にニヤニヤさせられる恋愛小説で落ち着くとは思わなかった!

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    2018年12月26日
  • 人間のように泣いたのか? Did She Cry Humanly?

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    Wシリーズ終わっちゃった(._.)今回の舞台はキョート(^^)リキューでのお食事シーンが大好き(*^.^*)ハギリ博士とウグイさんもイイ感じ?(ノ´∀`*)またどこかのシリーズで二人に会えるといいな♪マガタ博士は会えそうだけど(^^;)

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    2018年12月16日
  • 自分探しと楽しさについて

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    抑制のとれた文体、内容で、「楽しく」よめた。

    何だかんだ言って、生きていることが肯定されるというか、自分探しについて考察した、特に序盤は目から鱗だった。

    「自分の人生を人任せにしない」(引用しない)という最近思索していたことを先に言われた!同じ考えの人がいた!という驚きだ。

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    2018年12月12日
  • 青白く輝く月を見たか? Did the Moon Shed a Pale Light?

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    人工知能が最終的な段階まで進化したら人間になるのだろうか。人間の友達を望む人工知能のオーロラ。ある意味、孤独感、喪失感が半端なかった。

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    2018年12月10日
  • 赤目姫の潮解 LADY SCARLET EYES AND HER DELIQUESCENCE

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    二年前に読んで以来の再読。
    常に曖昧模糊とした認識の中で話が進行するため、ふんわりとした印象のみを持っていたところで、再読の結果もまだ同じ感想に。感性が進化/変化していないらしい自身が少し嘆かわしい…
    また、些事に目が行きがちのため、色味が気になって仕方がない。

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    2018年12月07日