森博嗣のレビュー一覧

  • つぼやきのテリーヌ The cream of the notes 2

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    ネタバレ

    「謝り慣れた人間ほど、ミスが多く、同じ失敗を繰り返す」「「絆」という言葉に美しいイメージしか持たないのが最近の傾向」「「有名」に価値があると思い込んでいる人が多い」「無料のものに支配される世の中」「「視点」と「目線」の違いを使い分けてほしい」「子供には、「検索ではなく、模索をしなさい」と教えたい」「目のつけどころの違いというのが、つまり才能の違いである」などなど…。

    “無料ということは、別の方法で、見えないところで、少しずつ搾取されているということであって、けっして「お得」ではない。 
     支配がすべていけない、と言っているのではなく、支配されていることを自覚する、それが大切だ。忘れてはいけな

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    2017年04月19日
  • 正直に語る100の講義

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    5段目らしいが初めて読んだ。
    感心することもあれば、なんじゃそりゃと思うものもある。
    エッセイなんてそんなもんだろうが。
    森博嗣らしい。
    よく使われるが実態が不明瞭な言葉についてツッコむのが多い。
    アニメの宣伝で各メディアが結末をネタバレしていたというのは驚いた。
    まあ大分前のだからバラしてもいいと思ったのかなぁ。
    「「衝撃の話題作!」とあっても、もう誰も信じない」というのは確かにそうだなと笑った。

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    2017年04月18日
  • つぶやきのクリーム The cream of the notes

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    ネタバレ

    森博嗣の文章は、見えていること以上に内容が深いことが多いので、読むのに大変時間がかかる。
    小説でもそうなのだから、エッセイなんて、こんなに薄い本でも4日くらいかかってしまった。

    「身もふたもない」といわれる森博嗣の文章は、他人事として読んでいる限りは痛快なんだけれど、自分に降りかかってくると猛烈に痛い。
    森博嗣自身は、他人がどう感じようとかまわないというスタンスなんだけどね。

    箴言のような短い文章がまずあって、それに対する解説のような文章がついて見開き2ページで一編。それが100。

    「自慢をする年寄りは、悲観する年寄りよりは長生きしてもらいたい」「人の弱みにつけ込む最たるものとは、神であ

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    2017年04月13日
  • キウイγは時計仕掛け KIWI γ IN CLOCKWORK

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    Gシリーズ第9作

    これで完結かと思ったが、どうやらまだ続きがあるらしい。
    前回から登場人物がそれぞれの道を歩き始め、一同に会するのは何かがあった時という状況のようだが、今回は学会でおなじみの顔が勢ぞろいといったところか。研究から離れた加部谷だが、山吹のアシストで学会発表できるとは羨ましい...。今回は学会期間中に起こった事件のため、ほとんどが学会での描写だったのだが、読んでいて昔のことを思い出し、自分も山吹のように研究者の道に進めたらよかったななどと思いめぐらしていた。
    学生時代の学会発表での緊張感や、山吹の「自分に答えられないような質問ならば、誰にも答えることはできない」という思いはポスド

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    2017年04月09日
  • 暗闇・キッス・それだけで Only the Darkness or Her Kiss

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    大学在籍中にコンピュータのインタプリタを作製、休学してソフトウェア会社を創業、1980年代にコンピュータ業界で不動の地位を築いた、IT史上の伝説的存在ウィ リアム・ベック。会長職を譲り、第一線から退いたウィリアムは現在、財団による 慈善事業に専念している。探偵兼ライターの頸城悦夫は、葉山書房の編集者兼女優の水谷優衣から、ウィリアムの自伝を書く仕事を依頼され、日本の避暑地にある彼の豪華な別荘に一週間、滞在することになった。そこにはウィリアムだけでなく、その家族や知人、従業員などが滞在していた。
    ところが、頸城が別荘に着いた後、思いもかけない事件が発生する。警察による 捜査が始まるが

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    2017年07月27日
  • φは壊れたね PATH CONNECTED φ BROKE

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    D2大学院生、西之園萌絵、ふたたび事件に遭遇。密室の宙吊り死体!森ミステリィ新シリーズ!!おもちゃ箱のように過剰に装飾されたマンションの一室に芸大生の宙吊り死体が!現場は密室状態。死体発見の一部始終は、室内に仕掛けられたビデオで録画されていた。タイトルは『Φ(ファイ)は壊れたね』D2大学院生、西之園萌絵が学生たちと事件の謎を追究する。森ミステリィ、新シリーズいよいよ開幕!!
    【感想】
    シリーズ早々、凄惨な事件から始まったなあというのが、最初の印象だった。まるで芸術作品のように飾り付けられて殺されているなんて、想像しただけでぞっとする。そして、初めてのシリーズで出てきた人物たちが意

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    2017年04月06日
  • 迷宮百年の睡魔 LABYRINTH IN ARM OF MORPHEUS

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    相変わらず    
    いったい   
    何を考え  
    どう行動し  
    何を想い  
    どう暮らし  
    何を思慕し  
    どう生きていれば  
    こんな小説が書けるのだろう

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    2017年03月31日
  • 赤目姫の潮解 LADY SCARLET EYES AND HER DELIQUESCENCE

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    百年シリーズの三冊目だが、百年シリーズとWシリーズの先にある物語じゃないかと思う。「私たちは生きているのか?」にあったハギリのモノローグ、「人間は、いつか人間に決別することになるだろう。」正に人間に決別した後が本書の世界。
    「私たちは生きているのか?」の仮想空間はあまり魅力を感じなかったが、いつか我々の意識や感覚が電脳空間に移転したら本書のような自分と他者の区別が判らなくなるんじゃないだろうか。
    しばらく間に読んだ哲学入門や森先生の著作から、僕が求めていたビジョンが本書の世界かなと思う。でも、この世界観を思考では納得するんだが、心からこの世界観を希求するかというと、どうだろう。

    途中、自己と

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    2017年04月01日
  • つぼみ茸ムース The cream of the notes 5

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    森博嗣さんの考え方って好きだなぁ。
    最近はエッセイをちょこちょこ読んでるだけだけど、久々に犀川&萌シリーズとか読んだことのないシリーズとか読んでみようかな。

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    2017年03月20日
  • 魔法の色を知っているか? What Color is the Magic?

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    後半で一気に加速した。ぞくぞくする!魔法の色を知っているか?はるか昔に埋め込まれた安全装置。あらゆることがマガタ・シキにプログラムされていてその知性に圧倒される。

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    2017年03月18日
  • 迷宮百年の睡魔 LABYRINTH IN ARM OF MORPHEUS

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    百年シリーズのこの本もコミックで読んでいる。
    が、改めて本書を読むと、もっと前に読んでおくべきだったなと後悔した。
    近未来のSFなのだが、古い時代のファンタジーの印象。
    主人公のミチルのモノローグ。普通の作家の文章だったらさっさと読み飛ばす処だが、森先生に絡めとられるイメージ。
    ミチルとロイディの会話の面白さ。緩急の付け方が素晴らしい。
    恐らく森先生は、頭脳と肉体の分離の可能性を小説の中で考えていたのだと思う。

    「面白い」彼女はまた微笑んだ。
    昔、森先生の著作をはじめて読んだ時を思い出す。
    あの彼女から始まる物語。あれから森先生の著作を沢山読んだ。

    彼女は微笑んだ。「私が、ここにいると思う

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    2017年03月17日
  • つぼみ茸ムース The cream of the notes 5

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    このシリーズを読むのは初。

    おもしろい。

    庭園鉄道に乗ってみたい。

    1日に1~2テーマと決めて読んでみたため、
    前半の記憶は既にないけれど、ふとしたときに棚から出して
    ぱらぱらと読み返すことと思う。

    やると決めたことをやり続ける
    (執筆の仕事でも、まず1日の分量を決めてそれを続ける)
    といったことを、自分に少しでも取り入れたい。
    と、いつも思う。


    そういえば最近、著者の本から離れていることに気づいた。

    また読んでみよう。

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    2017年03月06日
  • ジグβは神ですか JIG β KNOWS HEAVEN

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    森さんの作品は本当に面白い。奥が深くて、不思議で、なんとなく感じているけど、ふわふわ掴めない気持ちをすっと言葉で表現してくれる。あ、こう思ってたんだって気持ちに輪郭を持たせてくれる。今回もそう感じる瞬間がたくさん有って。まだまだ真賀田四季の謎も深いままです。

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    2017年03月06日
  • 女王の百年密室 GOD SAVE THE QUEEN

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    百年シリーズは本作も「迷宮百年の睡魔」もコミックで読んで原作はまあそのうちにと、後回しにしていた。
    「彼女は一人で歩くのか」から始まるWシリーズにデボラの名が出てきたり、殊に赤目が出てきたりと、これはちゃんと百年シリーズを読まなければと手に取る。

    結構厚みがあり、読み応えがあったが、森先生の静謐な文章をじっくり味わった。
    コミックの印象では現世と遠い世界でよっぽど未来のことだと思ってた。本作を読むと2113年とあるし、ウォーカロンは人工的に生まれた人間でなく、やや旧タイプのロボット。Wシリーズとの時間軸での関係はどうなんだろう。

    本作もWシリーズも生きることがテーマになっているんじゃないか

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    2017年08月12日
  • 私たちは生きているのか? Are We Under the Biofeedback?

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    少しもたついているようにも見える。だが、ウォーカロンの脳だけが「活動」している世界の描写には説得力はある。

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    2018年10月14日
  • 赤目姫の潮解 LADY SCARLET EYES AND HER DELIQUESCENCE

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    森博嗣、2013年発表の小説。

    「百年シリーズ」三部作の三作目ですが、前二作との直接的なつながりはありません。前二作がエンターテインメントのSFミステリー風冒険譚であったのに対し、本作にはまっとうなストーリーがなく、断片的で唐突な飛躍跳躍を繰り返すエピソードと認識論、存在論に関する堂々巡りの対話の集合体のような実験的作品といえます。赤目姫という極めて魅力的なキャラクターも段々影が薄くなってついには存在自体が曖昧になってしまうし・・・。これが小説として成功しているのかどうか、非学な私には正直な所良くわかりません。しかしとても刺激的で面白い作品ではあり、一読の価値はあります。

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    2017年02月23日
  • キウイγは時計仕掛け KIWI γ IN CLOCKWORK

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    Gシリーズの最新文庫ですが、
    発売日から随分経ってから読み終わりました。

    森博嗣らしさ爆発の本作でして、
    殺人は起こるし密室ものなのですが、
    登場人物がそこにあまり執着しないで
    どちらかと言えば真賀田四季のことばかり
    気にしているのが何とも味わい深いです。

    そしてそのトリックに親子が絡んでくるあたり、
    やはりあえて真賀田四季に寄せて
    本作は書かれたんだろうなぁと言う気がするのは
    たぶん森博嗣ファンだけでしょうね。

    それを差っ引くと、
    ミステリーなのに何故か熱量の低い
    不思議な小説という感想になりそうです。

    ということでシリーズを通読されてる方には
    当然の如くおすすめしますが、
    そうでな

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    2017年02月09日
  • 自分探しと楽しさについて

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    森博嗣さんの本は、これが初めて。
    きっと詳しい人からみれば、いきなりこの本からかよ、と思われるかもしれない。
    恥ずかしながら、ミステリ作家なのか、SF作家なのかさえ、わかっていない。
    ただ、そういう人が、どうして人生相談めいた本を書くんだろう、と思って、読んでみることにした。

    自分は他者に規定される。
    他者を認めよ。
    しかし、他者への意識を抑制し、自分の中から湧き出る楽しさに目を向けよ、というのが本書の骨子らしい。

    一文一文は短く簡潔。
    それをたくさん積み重ねて意味を紡ぐタイプの文章で、文章から感じるテンポは、ゆっくり目。
    情があるんだか、ないんだか、よくわからない、不思議な印象。

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    2017年02月07日
  • 魔法の色を知っているか? What Color is the Magic?

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    なんだろー。
    そのまま、書かれてるままを読んじゃうせいか、
    何かに留まることなく一気に読んでしまった。。
    どーなっていくかがきになる。

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    2017年01月27日
  • 作家の収支

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    作家の収支を包み隠さず語った本。もともとこの作者のエッセイは好きでしたが、ここまでハッキリと書いてくれると出版業界は厳しいと言われつつも夢があるなと思わされます。リアルに作家を目指している人は読んだ方がいいです。

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    2017年01月26日