森博嗣のレビュー一覧
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一般的に考えられている集中という言葉、それはいろんなところであるべきものもして出てくるけどそれって本当は物事をよくするために進める妨げになってません?て話。そして分散思考のすすめって感じだった。物事を進めるためにはいろんなことを少しずつコツコツと進めるほうがいいし、アイディアを発想するためには集中してないリラックスした状態の方がいいし、みたいな。
徹底してロジカルに話を進めていたのがとても印象が良かった。集中するなってわけではなくて集中と分散の状態どちらも必要みたいな論理だと思った。そこがタイトルから感じる印象との違いだった。結局そういうのって答えなんてないので自分で考えてやってくのが大事だよ -
Posted by ブクログ
ペガサスという新登場の(だよね?)人口頭脳とのやり取りから子供を産めるウォーカロンがいるかもしれないという情報を得て、ハギリ博士はアネバネと新護衛キガタを連れてインドの要人の館を訪れる。キガタが学習していく過程とか要人の娘の秘密とかデボラやオーロラの進化っぷりとか見ていると人との差が本当に曖昧になってきている。でも永遠に近い命を持てるようになっても未来を繋ぐ存在の子供を求めるのは「死」の概念を持つ人間特有なのか。今回事件が起こりその犯人が指摘されるというミステリ要素が軸になっていたのが意外。ウグイ前作で退場かー、と思っていたら後半から関わってきてなんか人間らしくなっていて嬉しい。
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Posted by ブクログ
生きていく上でのリスクを回避する為の技術としての「悲観」する力、森先生独自の観点から説いた本。だいぶ多いが気になった箇所を引用した/「こうすればああなる」式のハウツー本のような単純化した考え方を真に受けてしまうのは「楽観」である。つまり「こうしてもああならないのでは?」と疑うことをしないからだ。/「楽観」の原動力となるものは、期待であり願望である、この意味でギャンブルの動機が「楽観」にあることは明らかといえよう。一方「悲観」の原動力とは、期待や願望の自制である。これは、期待や願望が、未来予測を鈍らせる結果になるとの強い反省を主導した理性による。/この社会での成功者は、平均的な大勢の中から、どの