森博嗣のレビュー一覧

  • それでもデミアンは一人なのか? Still Does Demian Have Only One Brain?

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    ネタバレ

    新シリーズと思いきや続きだった。人工知能じゃなくて人の脳が入ってるとか入ってないとかますます理解が及ばない展開になってきたな。百年シリーズを読み返そうと思いつつまだだったが、ますます読まなくては!

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    2019年09月12日
  • 悲観する力

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    生きていく上でのリスクを回避する為の技術としての「悲観」する力、森先生独自の観点から説いた本。だいぶ多いが気になった箇所を引用した/「こうすればああなる」式のハウツー本のような単純化した考え方を真に受けてしまうのは「楽観」である。つまり「こうしてもああならないのでは?」と疑うことをしないからだ。/「楽観」の原動力となるものは、期待であり願望である、この意味でギャンブルの動機が「楽観」にあることは明らかといえよう。一方「悲観」の原動力とは、期待や願望の自制である。これは、期待や願望が、未来予測を鈍らせる結果になるとの強い反省を主導した理性による。/この社会での成功者は、平均的な大勢の中から、どの

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    2019年09月09日
  • 夢・出逢い・魔性 You May Die in My Show

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    Vシリーズ第4弾。今回はテレビ局が舞台の密室殺人。夢や幽霊などがひとつのモチーフとして使われていて人の心の不安や傷を映し出しているよう。犯人の告白が散りばめられていたり、紅子や保呂草たちのやりとりも読みどころ。推理や結末もなかなか良かったしVシリーズでは今のところこの作品が好き。

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    2019年09月08日
  • 四季 夏 Red Summer

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    真賀田四季に惚れられる男の気持ちってのはどんななのだろうな。     
    そう言えば真賀田四季って両親を殺害したんだっけか。    
    すべF読んだのがもう7年前。そりゃ覚えてないわな。   
    そして7つ歳をとった今となっては新藤さんに同情してしまう。まぁ誰も彼女に抗うことはできないのだが……。   
    交わされた約束……。     

    ひょっこり登場する喜多くんと犀川くん。ここまでくれば鈍感な私でも嫌でも分かる。分からざるを得ない。凄いなぁ……。

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    2019年09月04日
  • 四季 冬 Black Winter

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    シリーズのこれまでの作品よりも、現実離れしている。
    だけど、いろんな出来事の種明かしをしている。

    生きるということはどういうことか?
    死ぬということはどういうことか?

    自由であることはどういうことか?

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    2019年08月28日
  • 血か、死か、無か? Is It Blood, Death or Null?

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    シリーズ8作目。10作目で最後って思っていたらなんか読めずにそのままだったがwwシリーズがではじめたので早速読むとあっという間。徐々に関係が見え始めて来てドキドキ。ハギリ博士とウグイのやりとりが後半あって嬉しい。

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    2019年08月24日
  • それでもデミアンは一人なのか? Still Does Demian Have Only One Brain?

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    このシリーズのある種の着地点というか到達点の話。
    ハッとさせられる事がありこれまでの流れが一気につながる。
    そしてどこへ行くのか。
    次が楽しみです。

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    2019年08月19日
  • デボラ、眠っているのか? Deborah, Are You Sleeping?

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    デボラ(アミラ)VSベルベット(アース)

    規模がどんどん大きくなっていく。世界構造が広がっていく。
    この終焉はどこにあるのか。

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    2019年08月18日
  • 風は青海を渡るのか? The Wind Across Qinghai Lake?

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    ネタバレ

    タナカの娘がシキという名前だと分かって終わる。
    神殿の中を調べる話、HIXの敷地内で軽く襲撃される。
    フフシルで襲撃されタナカに出会う。
    1、2巻と4巻のつなぎの話みたいな印象だった。

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    2019年08月18日
  • 青白く輝く月を見たか? Did the Moon Shed a Pale Light?

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    北極の深海の底に沈む原子力潜水艦に設置されている人工知能。彼女「オーロラ」とは最近接触が途絶えがちでその理由追求と接触の改善を期待されハギリ博士が交流を試みる。その過程で潜水艦のすぐ横に沈む探索艇が発見され、引き上げられたが乗務員は…。前巻までに人間らしいとは「揺らぎ」の存在が欠かせないとあったが、ではデボラ達やウォーカロンがそれを獲得したら?そもそも獲得する事を望むのか?のある一つの答えが示される。そうきたか!と納得。あまり時間空けずここまで読んだので興奮したけど間空けたら設定忘れて半減しただろうな。一区切りついたように思えるけどまだ先があるんだよね。到達点が予想全くつかない。

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    2019年08月13日
  • 赤緑黒白 Red Green Black and White

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    たまに出てくる真の意味での愉快犯。     
    社会の手に負えないやべー奴。    
    良く言えば自由人。   
    悪く言えば原始人。    
    服着て歩いてる文明人とは思えない所業。    
    これでやっとVシリーズ読み終わった。    
    さ、次いこ次。

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    2019年08月10日
  • 創るセンス 工作の思考

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    p.119
     そもそも、完璧というものはない。どこまでいってもこれ以上はない、という状況にはならない。むしろ、上り詰めるほど見えなかったものが見えてくる。この感覚は、研究も同じだ。調べるほど、考えるほど、探究するほど、むしろ謎は増える。知れば知るほど、わからないことが多くなる。ようするに、知ることは、知らないことを増やす行為なのだ。

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    2019年07月15日
  • 私たちは生きているのか? Are We Under the Biofeedback?

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    「富の谷」土地の人も警察も手を出さない治外法権の地。脱走したウォーカロンが潜んでいる?との情報があり謎の占い師を通じてハギリ博士一行はその地に向かう。そこでは仮想現実に基づいた世界が広がっていた。世界については映画でも描かれているけどそれは外側から見たものが多くて内側は果たして理想郷なのか?を改めて考えさせられる。そして人間とウォーカロン、そしてデボラのような存在との境界がどんどん曖昧になってくるのがじわじわひんやりする。最終的に一つの存在に統合されてしまうのか。先がとても気になる。

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    2019年07月13日
  • 悲観する力

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    楽観的に考えがちな世の中で
    悲観的に、冷静に考えて
    準備しておくことが大切ですね。
    常識を疑い、そうじゃなかったらどうすると
    自分なりに考えるようにしたいです。

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    2019年07月09日
  • 朽ちる散る落ちる Rot off and Drop away

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    なんかやベー組織?が?出てきた?のか?     
    トリックもなんかやべーし正直理解できてない。     
    人物相関もよく分からない。練無と苑子が特にね。    
    まぁ、いっか。

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    2019年07月08日
  • 素直に生きる100の講義

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    ネタバレ

    見開き2ページで100の講義…とあるけど雑談です。
    著者がそう書いているので、そういうことです。

    各章タイトルは短くしたそうですが、
    1.上手くできません、と初心者は言うが、上手いかどうかは二の次。
    というタイトル、結構長いような気がしますが、どうでしょう。
    もっと長いものもあります。

    そして、タイトルの後に1~2行の梗概がついていますから、目次を読めば充分。
    と、普通ならなりますが、そこは森博嗣。
    最後まできちんと読んで、主旨を正しく把握して、そのレトリックを楽しまないと損です。

    私は割と落ち込んでいるときに森博嗣を読むと元気が出ます。
    世の中にはいろんな考え方があるのだから、私の落ち

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    2019年07月04日
  • 暗闇・キッス・それだけで Only the Darkness or Her Kiss

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    ネタバレ

    続きものだった事を知らずに読んだ。
    きっと舞台のとある避暑地は地名なんて一切出てこないけど
    軽井沢。

    はじめは読みにくい小説かと思って変な気持ちになったけど、
    途中から気にならなくなった。

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    2019年07月04日
  • 風は青海を渡るのか? The Wind Across Qinghai Lake?

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    Wシリーズ3作目。前作で見つかった「遺跡」とその土地の人に対しての調査が始まる。その過程でウォーカロンメーカー側との接触がありそちらから別の遺跡の存在を知らされる。2つの遺跡の繋がりは?あの彼女との関係は?今回学者同士の対話が多くてハギリ博士が生き生きしてる。本来これだけでいきたいだろうにお疲れ様です。感情移入しやすかったので後半の気付きの部分は一緒に興奮してしまった。調査の過程で人間としての条件が提示されているけど進化していく過程で人間はその条件を手放していきウォーカロンは獲得していく。人間という認識は何が元なのか。曖昧さがさらに増し危うい。全てはあの彼女が敷いたレールの上を進んでいるのか先

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    2019年06月30日
  • 正直に語る100の講義

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    森先生の100の講義シリーズ2冊目になる。今回も面白かった。理系だからなのか、独特な性格だからなのか、近くに居たら確かに少しめんどくさいかもなと思わせる先生の言動がなぜか愛らしいと感じてしまうのは私(だけ)でしょうか?と早速引用したくもなる。

    〇メモした箇所

    3「才能」について、最も感じるのは、憧れの職種に就けなかった場合、あるいは、ライバルとの競争に負けた場合などに、「相手は才能に恵まれていた、自分には才能がなかった」という具合に諦めるときに、この「才能」は最も効果的に用いられている、ということだ。むしろ、この慰めのために、才能という表現がつくられたようにさえ思われる。

    →これだけあや

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    2019年06月27日
  • 赤目姫の潮解 LADY SCARLET EYES AND HER DELIQUESCENCE

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    ネタバレ

    視点がめちゃくちゃ飛ぶし観念的で哲学的で「何これわかりづらい、オエェ」って感じだったけど、飛ぶのはそういう能力(視点を他者に移せる、操れる)というネタバラシでお陰でなるほど、とは思えた。
    「存在する」とはどういう事か?をずっと投げかけられ続ける凄く不思議で理系視点な小説。

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    2019年06月23日