森博嗣のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「かつて子どもだったあなたと少年少女のためのミステリーランド」
というシリーズの中の1つらしい。
主人公は、こまっしゃくれた小学生の新太(あらた)。
奇矯な言動の伯爵と、理屈屋の新太。
探偵小説というよりは、冒険小説っぽい感じかな?
新太目線の物語だから、印象としては柔らかめなんだけど
そこで語られている事は結構残酷だったりします。
それを会話という形で社会の歪みというか物事の本質みたいなものを
改めて問いかけれらているような気がします。
あぁ~!だから「かつて子どもだったあなた・・・」なわけね。
物語の最後には、仕掛けが施されております。
そういうところが森博嗣なんだなぁ~と改めて思ってみた -
Posted by ブクログ
本書はスカイ・クロラシリーズやS&Mシリーズの著作がある森さんのエッセイ集、第二弾です。
第一弾の「工学部・水柿助教授の日常」は以前読んだ事があったので、第二弾である本書も読んでみました。
内容の方は第一弾同様、筆が滑りまくった感じで冗長な部分が多い物となっており、最早これは著者の駄弁を楽しむ本と言えるでしょう。
それでも一応テーマらしきものはあり、それは著者のデビュー秘話とでも言うべきものです。
札幌で開かれた学会の為の出張に、珍しくついてきた奥さん。
札幌の夜、彼女のすすめに従いミステリィ小説を書く事に決めた著者。
出来上がった小説を最初は奥さんや信頼できる友人のみに見てもらった -
Posted by ブクログ
元名古屋大学助教授が書いた理論派のエッセイ。
少し毒舌で面白い。
女性見て美人だなあと思うには年寄りの方が多い。これは評価基準が下がったからではなく、これから見れる機会の差だろう。
若者は、いやまだ出会っていないに美人がいるに違いないと思うからだ…いや納得!
他にも、情報と広告は同じではないか、組み合わせると別のものになるものは非常に多い、自由を教えるにはまず支配すれば良い、芸術家は過去の仕事に価値が生じる、明日死ぬと思って行動し、永遠に生きられると思って考えろ、表現とは他者を説得できる行為、水が何で出来ているかを知っているのは重要。面白い。 -
Posted by ブクログ
『もう少し、なにか良い言葉をかけてあげれば良かった。ちょっと油断していたのではないか。若いときの自分だったら、もっと緊張感があって、ここぞというときに言いたいことをずばっと言えたような気がする。最近、どうもいけない。鈍っていると感じるのだ。べつにもう人生これで良いではないか、という諦めみたいなものに支配されつつある。』
「真鍋君としては、どうなの?」
「何がですか?」
「永田さんのこと」
「ああ… ー いえ、全然です」
「全然大好きとか?」
「なんか、そういう方向へ持っていきたがりますよね。若者を見ると、とにかく色恋沙汰の話しかできない中年って多いと思うんですよ。あれはどういう心理なんでしょ -
Posted by ブクログ
ネタバレ森博嗣氏が100個の話題に対する考えをまとめた、大学の講義のような一冊。私が特に面白いと感じたのは子育てに関する森氏の考え方である。子供であろうとも一人の人間として尊重し、自由や物を与えたりしない姿勢は自分にとっては驚きであった。私自身がいろいろと親から与えられて育てられたと感じているからである。いろんな環境の下で育った人がいるからこそ、いろんな考え方の人間がいる。そんな当たり前のことを再認識させてもらえた。
そしてエッセイという形によって自分とは違う考え方を垣間見ることができるのはうれしい、かつ面白い。言語を持つ人間という生物の特権であろう。 -
Posted by ブクログ
スカイ・クロラやS&Mシリーズなどで知られている森博嗣さん。
本書はその森さんによるエッセイ集なのですが、自らを題名にある水柿助教授と言う人物として表現する等、フィクション形式を採用しています。
後半になるにつれ脈絡のない話になって来ていますが、色々と面白い一文があり、例えばミステリィファンの奥さんを紹介する一文では
ミステリィファン、というのは、つまり、ミステリィ小説を読む人たちのことで、ミステリィ小説を書く人のことではない。
この点が重要なのである。
や、大学教官の奇妙なエピソードを紹介した後、
大学の教官というものは、相当におかしい人種なのか、と思いがちである。
それはとん