森博嗣のレビュー一覧
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森博嗣作品をコンプリートしていないと、この本の価値はわからんのだなあ。ここまでのシリーズ、短編を全部読んでいた僕でさえ、森さんの時空のトラップを忘れていた。
刀乃津診療所の怪 は、本当に懐かしかった。Vシリーズと四季シリーズを読み終えて、以前の作品を再読したい、いやしなくてはと思いながらも先へ進んでいたけれど、こんなところで2人に出会えるとは!れんくんとしこさん!
ライ麦畑で増幅して では保呂草さん。うーん、たまらん!
率直な感想が浮かんだ。そう、人ってこんな複層構造で人生を送っているんだよね。
普通の小説なら、そこに出てくる閉じられた人間関係で完結していて、たいした空間の広 -
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気づいたら私の書架は文字通り「森だくさん」になっている。
見えているものに惑わされる…とは、見えてもいないものを見えているように錯覚させられてしまうことだろうか。ならば責任は惑わされる人間の方にある。今回の作品には論理矛盾など起こりそうもないくらい明快な事実だけが並んでいながら、事件に利害関係を持つ一人の人間のわずかな工作で、ほとんどの人間が見えているものの本質を信じようとしなくなり、自分たちが見てもいないものを事実だと信じ込んだ。
理性的な言動とか、理知的な判断などというものは、それを常時可能にする脳細胞が存在していて、その持ち主にしかできないことなのだと知った。
萌絵はおそらく未成熟 -
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Mシリーズの1作目です。
エッセイ的要素を多分に含んだ小説なのかなって感じでした。
水柿君がすごくおもしろくて、森さんも普段こんなこと考えてたりするのかなとか思いながら読みました。
私的には1話と5話が好きなんです。
どの話もいろんなエピソードが詰め込まれすぎてて、これはおもしろいっていうのもあれば、これはよく分からないなっていうのも。
というかエピソードがありすぎて、特におもしろかったの以外はあまり覚えてません…。
でもおもしろいところは思わず笑っちゃいながら読んでました。
水柿君の人柄はとても好きになりました。
にこにこっていうところとかすごくかわいいです。
愛妻家なところも素敵。
あ -
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前進する方向がわからないのか、自分がやりたくなくて進めないのか 謝り慣れた人間ほど、ミスが多く、同じ失敗を繰り返す。 反省よりも言い訳を重要視すべきだ エゴをまず全て吐き出す 自分の夢が実現できなかった理由は、自分に夢がなかったからだ クローン 真に新しい発想であれば、必ずいつかそれが価値を発揮する場面が来る。 アクセス権 残業手当ては、ルーチンワークを想定している たまたま高性能、低性能に生まれただけだ 中二病という言葉を使う人は、高二病にかかっていると考えられる 上位互換 子供の頃、若い頃の感覚を忘れないことは、大人の品格を支える 大衆を扇動して誰かが儲けるために行う宣伝 検索と模索 どう
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森博嗣さんの短編集です。
今回は8つの話の中にS&Mシリーズの話が2つ、V×S&Mシリーズの話が3つもあります。
初めてS&MシリーズとVシリーズの登場人物が同時に出てきました。
嬉しい!
S&Mシリーズは相変わらず面白いです。
とくに『どちらかが魔女』が良かったです。
まさか大御坊さんが!!
最後の萌絵ちゃんと犀川先生の会話も良いです。
S&M×Vの『ぶるぶる人形にうってつけの夜』は、なんかよく分からないけど面白かったです。
練無ちゃんと萌絵ちゃんの掛け合い(?)が楽しい。
シリーズ外の話の中では『卒業文集』が私は好きです。
よく分からないんだけど -
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メフィスト賞受賞作家が好きな方にオススメな一冊。とりあえず15ページまで読むことをお勧めする。すると、次の文章にたどり着く。
『この「まえがき」を読んだだけで、本書がかなり「異端」であることがご理解いただけたはずである。自分にとって価値がありそうだ、と予感された人が本書を読まれることを期待する。その予感が正しかったとしたら、それは小さな幸運だろう。』
メフィスト賞受賞者には西尾維新さんや辻村深月さんらがいる。賞の受賞者にはコアなファンがつくとかつかないとか。そんな少し尖ったイメージのある賞。その賞の第一回受賞者・森博嗣氏の小説論。
これは小説の書き方のノウハウ本というよりは「ビジネスにお -
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「かつて子どもだったあなたと少年少女のためのミステリーランド」
というシリーズの中の1つらしい。
主人公は、こまっしゃくれた小学生の新太(あらた)。
奇矯な言動の伯爵と、理屈屋の新太。
探偵小説というよりは、冒険小説っぽい感じかな?
新太目線の物語だから、印象としては柔らかめなんだけど
そこで語られている事は結構残酷だったりします。
それを会話という形で社会の歪みというか物事の本質みたいなものを
改めて問いかけれらているような気がします。
あぁ~!だから「かつて子どもだったあなた・・・」なわけね。
物語の最後には、仕掛けが施されております。
そういうところが森博嗣なんだなぁ~と改めて思ってみた