森博嗣のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『少し変わった子あります』で、2006年、唐突な出会いをした人だった。その後調べて、著者の公になっている履歴や超多作ぶりを見て、しばらく躊躇った。私、次はどれを読めばいんだろう?昨日、講談社文庫のこれを目にした。オレンジ色のグラシン紙の帯に「鮮烈な印象が立ちのぼる、著者選りすぐりの13篇」とあった。だから、これにしよう、と思った。これを読めば、きっと、こちらが「何らかの気分」のときに、の人の著作を、それなりに選ぶことができそうな気がしたから。たぶん、私の選択は、現在のところ間違っていないと思う(私自身の趣味に関しては)。半分、読んだ。もちろん、明日の内に残りも読みたい。
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Posted by ブクログ
なんというか、本当に大人の人が書いたんだろうかと思うほど、子供の視点で書かれていました。
私も子供だった頃があるのに、気が付けば自分は何を考えていたのか、なにを疑問に思っていたのかはすぐに忘れてしまいます。
この小説は、とてもたくさんの疑問が飛び交っています。このことに関して、どうしてこんな風に考えるんだろう、と不思議になりますが、けれど、子供の心の中の言葉を見ていると、そう考えるのが当たり前の流れのように思えてくるから不思議です。
内容はミステリーで、結局、最終的にあまりいい結果とはいえないのですが、全体的に温かい雰囲気に包まれていて優しい文章です。
読み終わった頃には、自分も子供に戻れたよ -
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Posted by ブクログ
ネタバレS&M(犀川&萌絵)シリーズ2作目。実質的には第一作。(すべてがFになるよりも前に本作は書かれているため)
事件解決後の犀川の会話が印象的。
「犀川先生なら、どう答えますか?」国枝桃子が無表情で尋ねた。「学生が、数学は何の役に立つのか、ときいてきたら」
「何故、役に立たなくちゃあいけないのかって、きき返す」犀川はすぐに答えた。「だいたい、役に立たないものの方が楽しいじゃないか。音楽だって、芸術だって、何の役にも立たない。もっとも役に立たないということが、数学が一番人間的で純粋な学問である証拠です。人間だけが役に立たないことを考えるんですからね」
「何故、役に立たなくてはいけないか、ですか… -
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Posted by ブクログ
先々週に森さんの本を後輩に紹介して
もらって以来、8冊近くの本を読破しました。
スカイクロラの映画も見に行きましたしね。
この本は私も人生の多くの時間を投資している
大学という組織について書いてあります。
しかも、地方旧帝国大学ということで
かなり共感できる部分も多くありました。
心を動かされた部分が一つあります。
それは「ニート」や「学力低下」ということについて
先の事を心配して、豊かさが無くなるという事に対して
批判する事は良くないと言っていた事です。
そもそも、勉強をしない人やしないような仕組みを作った国だったとしたら
経済的に韓国、中国や他の国などに比べて
一歩二歩遅れたとして