森博嗣のレビュー一覧

  • 臨機応答・変問自在 ―森助教授vs理系大学生―

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    仕事でも、プライベートでも、大切なのは「問うこと」だ、と再認識させられた本です。
    学生の質問に対して、森助教授が論理的(?)に答えるという内容の本。電車の中で、にやりと笑えます。

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    2012年01月02日
  • 僕は秋子に借りがある I’m in Debt to Akiko 森博嗣自選短編集

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    自選短編集なので、森博嗣の頭の中を少し覗けた気がする。
    日常に埋もれている真理は美しいものだなと、改めて気付かされる話が盛り沢山。
    私はやっぱり『檻とプリズム』が特に好きだなあ。何度も読んでしまう。

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    2011年12月22日
  • 工学部・水柿助教授の日常 The Ordinary of Dr.Mizukaki

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    『無言の時間が、まるで生命の歴史を思わせるほど、長く切なく流れた。』

    『誰だって、自分の損得くらい計算できる。できない人間が犯罪者になるのである。』

    『妄想は控えめに、暴走はお一人で。』

    『語感 ー 言葉の持つニュアンス、意味、雰囲気、響き。』

    『まるで、青春の一ページのようだ。青春って何ページくらいあるのだろうか。』

    『そこにはボートに乗れる池があって、「ここでボートに乗ったカップルは必ず別れる」というジンクスで有名だ。もっとも、すべてのカップルは、死別も含めれば必ず別れる運命にあるので、このジンクスは数学的にも真である。』

    『合コンというのは、合唱コンクールのことではなくて、合

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    2011年12月16日
  • 森博嗣のミステリィ工作室

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    森先生のルーツ的なミステリが100冊簡単な解説付きで載ってる。まぁミステリ以外もちらほらありますが。

    ミステリに限らず、その作者の本を読んでいる内に、この人はどんな人なんだろう。とか、もっとこの人のことが知りたいって気持ちになる。ついでにサインとかも欲しくなってくる。そんな人は絶対読むであろう作品。

    ここに載っている100冊はいつか読もう。まぁいつかね。

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    2011年12月06日
  • 自分探しと楽しさについて

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    日記や著作などで、他者と関係することに言及していたところをまとめた、という感じだった。つまりはいつもの森博嗣。確かに小説内のほうが、もっと無責任に、極端なことを言っていたかもしれない。だからこそ小説のほうが印象に残るのか。趣味のくだりとかなかなか興味深かった。為になるというよりは、面白かったという感じだけどw

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    2016年01月17日
  • 大学の話をしましょうか 最高学府のデバイスとポテンシャル

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    「あるあるあるある・・・」と思いながら読みました。
    少子化について、学力低下についてなど、肯定的な意見を臆することなく発していて感心しました。

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    2011年11月25日
  • 工学部・水柿助教授の解脱 The Nirvana of Dr.Mizukaki

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    シリーズ最終作ということですが、
    フィクションという態の暴露本だと思って読んでるので、
    なんとも残念でした。

    しかしその自分の期待に大きく応えてくれる、
    大ヒットを生み出した作家の日常が見えるというのは
    非常に夢のある内容でした。

    50億円の資産と毎月1000万の収入。
    使っても使っても使い切れないほどのお金。
    そんな状況になったら、きっと趣味に没頭できるんだろーな。
    なんて思ったりしました。

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    2011年11月15日
  • ZOKURANGER

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    解説の通り「肩すかし」「読者をケムに巻く」「読者の期待を完全に裏切る」という表現がぴったり。でもシリーズ3作目ともなれば嫌いな人はそもそも手に取らないわけで好きな人には裏切られ加減がたまらなく楽しい作品だと思います。自分も小学生の頃は何かひとつくらい超能力があるんじゃないかと思ってました。

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    2011年11月13日
  • 工学部・水柿助教授の解脱 The Nirvana of Dr.Mizukaki

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    ネタバレ

    ついにシリーズラストになってしまった。

    初っぱなからこのシリーズでお馴染みの叙述トリック(笑)でニヤニヤしながら読んでいましたが、ラストに近づくにつれて寂しさが…そして断筆なんて….
    最後の数頁にはすっかり悲しくなってしまいました。

    うぅ~、水柿くん、須磨子さん、すきぃ。

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    2011年11月05日
  • ηなのに夢のよう DREAMILY IN SPITE OF η

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    「いや、相変わらず、全然料理していないね…」
    「してますよ、ときどき…、まあ、主にトーストことかが多いですけど」

    「通常、自殺というのは、本人にとって、最も簡単な手法が選択される」
    「どうして、簡単な手法が選ばれるわけ?」
    「難しい手続きこそが、生きていくこと、生き続けることの象徴だからだろう」

    「うん、やっぱり、宗教なんですよ、これは」
    「わからないものは、全部、宗教?」
    「命を粗末にしている、と私たちは思いますよね。だけど、彼らにしてみれば、ああいうのが、一番命を粗末にしてない、大切にした結果かもしれないわけですし」

    「なんでもできただろう。いつでも、どこでも、真賀田四季に不可能はな

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    2018年05月13日
  • 創るセンス 工作の思考

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    工作的な態度と思考が生きていく上で重要である。
    思考の整理学で外山滋比古が使ったパラグライダーと飛行機の比喩でいうと、パラグライダーから飛行機に乗り換える方法が書いてある。
    この乗り換えの仕方は工作が特に得意としているものであり、工作における抽象的な概念を、他の領域にどう活用していくかか、という事が読者自信の次の課題として考えられる。

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    2011年11月02日
  • 工学部・水柿助教授の逡巡 The Hesitation of Dr.Mizukaki

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    ネタバレ

    シリーズ二冊め。
    相変わらず話が脱線しまくり、ワープしまくり~笑
    言葉遊びが面白くて、森サンならではのジョークにクスクス笑いながら読めました。

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    2011年10月27日
  • 工学部・水柿助教授の日常 The Ordinary of Dr.Mizukaki

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    ネタバレ

    話があれよあれよと脱線していき、何の話をしていたのか分からなくなるという叙述トリック(笑)
    とても面白く読むことが出来ました。

    水柿くんと須磨子さんの会話やエピソードに思わずクスッと笑ってしまいました。
    あくまでも小説でフィクションということではありますが、森サンの生活を垣間見た気持ちになれる、森サンファンには堪らないM&Sシリーズだと思います。

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    2011年10月27日
  • 100人の森博嗣 100 MORI Hiroshies

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    森博嗣好きなら読まなきゃ損!
    森ミステリィが網羅されている上に、著者本人による解説は読んでいてワクワクしました。

    大学や大学院についての記述は高校3年の今読むことができて本当によかったと思う内容。
    何度も読み返したくなります。

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    2011年10月18日
  • 創るセンス 工作の思考

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    自分が考えていたことと同じことを作者が言葉にするだけでどうして嬉しくなるのだろう…?それだけで自分が作者に似ていると思い込むからだ…、人は本物に近付きたがる…、偽物を本物に似せたがる…、自分のものではない本物に自分のものである偽物で模倣したいのだ…。人を真似るという行動の根本にあるのは好奇心もしくは憧れ…、やはりそこには近付きたいという感覚があるように思える…。決して同じものになれるわけでもないのに…決して交わることはないと知っているのに…。

    ここまで書いてとてもじゃないけど作者に似せられないなと思いました。

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    2011年10月11日
  • 今夜はパラシュート博物館へ THE LAST DIVE TO PARACHUTE MUSEUM

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    全体的にノスタルジーな空気が漂っていて幼い頃の記憶を擽られた。この短編でも意外な人物が対面していてSM、Vと読んできたファンにとっては人間関係図が広がるばかり。中でも「双頭の鷲の旗の下に」がお気に入りで締めくくりがとても綺麗で文化祭や青春時代の稚気を彷彿させてくれる。

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    2011年08月25日
  • ゾラ・一撃・さようなら

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    正直、森博嗣の短編単発モノは入り込めない事が多いのだが、『天使の演習』というシリーズ絡みの単語に惹かれて購入。

    冴えないおっさんが主人公で、読み始めは“今回も外れか…?”と思っていたのだが、志木真智子が登場した途端、話に彩が出て、主人公も活き活き?(笑)

    ゾロの正体は途中で何となく勘付いちゃうけど、それでも最後まで飽きずに読める一冊だった♪

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    2011年08月20日
  • 創るセンス 工作の思考

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    「僕は工作が大好きだ。」

    という出だしがこの本のすべてを語っている。
    工作する=ものを作る体験の大切さ、おもしろさを教えてくれる。
    今はなんでも簡単にボタンひとつ、クリックするだけでできてしまう時代。
    自分で考えたり、工夫したり、工作するチャンスが奪われている。
    森先生は、それを声高に嘆くのでもなくただただ自分が工作する楽しさを淡々と伝える。

    予期せぬ問題は必ず起こる、図面に表れないトラブル、設計は目安にすぎない、楽しさは自分で作るもの・・・
    小見出しを読むだけでもわくわく、こくこくする。
    机上で空論を語るのではなく、手を動かして発見して創造していく人。こういう人をわたしは一番信頼できると

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    2011年08月20日
  • レタス・フライ Lettuce Fry

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    普通にミステリ短編集として面白いし、いろんなシリーズの登場人物たちが出てきて、外伝的な楽しみ方もできる。

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    2011年08月18日
  • どきどきフェノメノン A phenomenon among students

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    森博嗣さんも、こんな可愛らしい話を書くんやぁ。って言うのが最初の感想。
    途中で、森博嗣さんが書いたって事を忘れた(〃∇〃)

    恋愛感情に対して疎い女子大学院生のドキドキ探し。
    そんな感じの1冊。
    もぉ、主人公の佳那って賢いのに自分の恋愛感情に対してはスッゴイ疎い^m^
    もぉ、そのじれったさが可愛くって可愛くって、、、。
    ドキドキを忘れた人にお勧め(笑)

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    2014年08月04日