森博嗣のレビュー一覧
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読み終わった時の率直な感想は解説者の古市氏が言ってくれている。
本書を書いた森博嗣は、アルバイトの感覚で小説を書き始めた。元々文章を書くのも読むのも苦手だったが、いざ出版されたら予想以上に売れ、億ほどの資金を趣味に注ぎ込めるまでの印税を得た。この時点で異端であり、俗に言う凡人とは程遠い存在である。その人物が本書に書かれている思想も、もちろん凡人の思想とは程遠い。正直、読んでいて全く共感できない読者もいるだろうと思うほどに異質である。
冒頭の話に戻るが、そんな非凡な才能を持った稀有な人物の思想が書かれた本書ではあるが、古市氏の解説にあるように、思考のきっかけにはなり得ると思う。森氏が本の中で何度 -
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頭がいい人の本でさ。
頭がいい人の頭の中の記述があるんだけども、
理解できないけど、めっちゃ頭よ!ってのと、読めちゃう、読ませちゃうセンス!
それが森博嗣の才能のすごいところ。
わかんないのよ。
頭いい人の頭ん中なんて。
でも、読めんの。
なんだかね、サラーって読めるのよ。
これ、ね。
書き方のセンスと思う。
本当、本を書くセンス。
意味不明なことを文字に起こしてそして、人に読ませるセンス!
中身もぶっちゃけあんまよくわからんかったさ。
でも、あぁ、楽しかった。なんだこれ。いやぁ、すげぇや。
って思うのよ。
意味わかんないとこたくさんあったのに。
それすごいよね。
なんだか分からん -
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四季シリーズ完結編。これまでの 3冊とは、ガラッと作風の異なる作品。いつの話なのかはっきりわからないが、どうやら『F』から100年くらい経った未来らしい。
ウォーカロンというヒト型ロボットがいたり、四季さんがコールドスリープしてた?のか、まだ健在だったり。そして、四季さんにスカウトand拉致されたG・Aなる人物はどうなったのか。この間の物語は後続のシリーズを読めばわかるのだろうか…
事件らしいことも起きるが、作品を通して、四季の生と死や人間とは何かといった哲学的な思考の記述が多く、最後に謎が多く残ったままシリーズが終わってしまったなという感覚。 -
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自由をつくる自在に生きる
自由を手に入れるということは、できる自分を作り上げることであり、自分の変化を積極的に推し進めること
自由というものに向き合うことの難しさ
自由は楽なものではない
自分で考え
自分の力で進まなければならない
目指すものは自分で決めなければ今がない
自由の虜になる
自由の価値は、過去の自分よりも今の自分、将来の自分がより自由になっていく変化を感じること。
常に自由に向かって進む、その姿勢こそが、自由の本質。目指す姿勢も自由。この不思議な連鎖が自由の特性。
大切なのは、まず気づくこと。
支配されていることを自覚すること。
そこからの自由な発想。自在な行動
自由のた -
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ネタバレVシリーズ3作目、フヅクエで一気読み
床が地下に降下する仕掛けで頭から落ちて死んだのも、死体が死後血だらけで引き摺り回されていたのも、トリックとしては一応納得したものの、狼に引き摺り回されたのなら足跡で分かりそうなものだけどなと思ったのが心残り。(狼かも厳密には言及していない?)
大筋のトリックは示した上で、本当の殺害経緯や保呂草さんの怪盗活動の最後のところなど、結局のところはぼかしている感じ。余地を残してる、とも言えるけど、個人的にはそこまで読み込めてないのもありスッキリ説明してくれてもいいのに派。
SMシリーズのほうが魅力的に感じるのは、トリック云々以上に犀川先生の思考(キャラクター)によ -
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【2026年3冊目】
有名な作家が住むマンションの近くで見つかった死体は真っ赤なペンキで塗られていた。「犯人を知っている。証拠を見つけて欲しい」と被害者の恋人から依頼を受けた保呂草は調査を開始するものの、被害者と容疑者の決定的な繋がりは見つけられないまま、第二の死体が発見され、それは緑色に染まっていて――Vシリーズ第10弾。
いよいよシリーズ最終作まで来ました。続いてのシリーズと、これまでのシリーズを匂わせる伏線がそこかしこに散りばめられていて、勘のいい読者なら気づいてニヤニヤしてしまったかもしれません。なお、私は繋がりを覚えてはいましたが、「あっ、こういう感じの伏線が!」と新鮮な気持ちで楽 -
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【2026年2冊目】
超音波科学者たちの研究所で起きた殺人事件から一週間。ついに地下に入れる状態になり、警察に乗じて足を踏み入れることになったいつものメンバーだったが、密室状態の地下室で明らかな他殺体を発見してしまう。同時に宇宙で起きたという密室殺人も絡んできていて――Vシリーズ第9弾。
いよいよシリーズも大詰めということで、事件だけでなく登場人物のことも少しずつ明らかになってくる今作。そして王道の密室殺人に奇想天外なトリックと、最後まで楽しめました。保呂草さんが珍しくあんまり目立ってなかったのは日頃の行いがたたったのでしょうか…?
一作目よりも随分と読みやすくもなっているのは、私が慣れた