森博嗣のレビュー一覧

  • 悪戯王子と猫の物語

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    "一度しか読むことができない物語を旅する悪戯王子と猫。彼らが出逢う20の物語は、ときには優しくときには残酷、ロマンティックでしかもリアリスティック。無垢と頽廃を同時に内在する、ささきすばるのイラストと、詩的な森博嗣の文章とが呼応し、次々と展開するイメージ。観念の世界を揺蕩う大人のための絵本。"
    森博嗣・ささきすばる夫妻の初コラボレート作品。絵本というよりは、小説と詩の中間の文章に挿絵がついているといった印象です。文章とイラストが絶妙にマッチしており、2者が作品世界をより崇高なものにしています。物語の内容は哀愁を感じるものからクスッとくるものまで幅広くありますが、全体的に儚い

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    2009年10月04日
  • アイソパラメトリック

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    "森博嗣の撮る写真は、無機的で静謐で孤独だ。しかし、寂しさはない。それらの写真は、撮影した視点、人間の存在を語っている。森博嗣の目で世界を見ることができる。その特異な視点からのインスピレーションで綴られた25の超短編からなる異色の作品集。二〇〇一年に限定版で出版された幻の一冊、待望の文庫化!"
    森博嗣撮影の写真と、それとセットになったほぼ1ページの小説によって構成されている作品集です。写真にはそれぞれタイトルがついており、そのネーミングは的を射ており、難解でないので面白いです。
    『悪戯王子と猫の物語』の姉妹本です。

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    2009年10月04日
  • すべてがEになる I Say Essay Everyday

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    Webサイト『森博嗣の浮遊工作室』の単行本化第1弾。
    主に日常を綴った物だが、これが意外に面白い!

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    2009年10月07日
  • 墜ちていく僕たち

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    これすごく好きだ。ラーメンゆでながらこんなこと起こらないかなって思う私がいる。おぉ、見事に森マジックにはめられた気がする。

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    2009年10月04日
  • 森博嗣のミステリィ工作室

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    森博嗣のルーツ100冊や、S&Mシリーズの解説他、エッセイなど。これ読んで、森博嗣のイメージがそれまでと全然変わりました。幻滅したとかそういうのではなく、こういう人だったんだーという驚き。今ではこのイメージが定着してるけれど。紹介されてる100冊は読んでみたくなるものがあるのだけど、手に入らない本も多々・・・。

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    2009年10月04日
  • 毎日は笑わない工学博士たち I Say Essay Everyday

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    「この嫌味なまでの初々しさ。」というコピーで紹介される、森博嗣のエッセイ第2弾。
    web上で公開されていた1996年&1997年分の日記が読めちゃうんです。

    森ファンとしてはミーハー気分ルンルン♪で読み進めましたー。
    毎日何かを書き続けることって難しい(と、痛感してます)。書けるようなネタが転がっているわけではないし、それに気づくだけの余裕が無いとも言えるけれど、森先生はこまめに更新されていて、毎回広がりのある話を書かれています。
    す、すごいや。私にゃ無理。

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    2009年10月04日
  • すべてがEになる I Say Essay Everyday

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    webで公開されていた1年間分の日記や文庫化に当たって付け加えられた諸々がまとまった本。
    人の1年間の日記を読むっていうのは、なかなか面白いものです。それに、人に読ませることを前提として書かれている日記だから特にそう思います。
    また、森先生の勤務先や自宅周辺、出かける先々などが、自分の知っている所だとニヤニヤしちゃいますね。大学内の施設とか描写があると、あ、あそこかーと思えるのが嬉しい。

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    2009年10月04日
  • 月は幽咽のデバイス The sound Walks When the Moon Talks

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    我々はなぜ「偶然」に「意味」を見出そうとするのか

    Vシリーズ三作品目は何か屋敷ものを彷彿とさせるミステリであり、そこで起きた凄惨な事件に対してまた紅子さんが迫っていく。トリックについては伏線は張られていたとされているが紅子さんの専門性とも関連づいたある種奇天烈感を感じた。全ての現象にはそれが起こるきっかけやそれが起こったことによる結果があるが、我々はそこにある種の理由を求める。今作品は「動機」にフォーカスを当て、作品によっては賛否両論となる森ミステリの中でもよりその「動機」とは、「筋道」とは、といった「ミステリの骨格」に迫ったものであるように感じた。

    S &Mシリーズとの大きな違い

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    2026年06月13日
  • すべてがFになる THE PERFECT INSIDER

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    うーん。謎が多くてトリックなどは良いんだけど、自分に娘がいるからかそれはないよな、と思ってしまって、どうしても面白いと思えなかった。
    前評判が高かったのに残念。
    独身のうちに読めたらもう少し楽しめたのかもな。

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    2026年06月12日
  • つむじ風のスープ The cream of the notes 13

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    25 大人たちが支配されている観念が覆ると
    こどもたちは大人を見放すことになる。
    戦時中は戦う人が偉い、経済成長期は働く人が偉い、
    現代は人の絆、友達の輪を大事にする人が偉い、と
    価値観が時代ごとに大きく変わっている。
    そしてこの価値観が崩壊したとき、こどもたちは
    今の世代の大人を信用しなくなるかもしれない。

    下の世代と意見が合わなくても、こちらの価値観を
    押し付けすぎないように気をつけよう。


    31「やっていけない」と「やってはいけない」の
    微妙な違いについて。
    32「鉄道模型」と「模型飛行機」、前後関係に意味が?
    名詞が並んで複合された言葉は、一般に、前の語が
    形容で、後ろの語がその本

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    2026年06月08日
  • 人形式モナリザ Shape of Things Human

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    私を操る、見えざる糸とは

    Vシリーズの2作品目はミステリ作品にありがちな伝統文化のお家騒動。操り人形の舞台で起こった連続殺人の謎を追いつつも、作品全体に流れる悪魔じみたオカルトの世界観にも触れていた。

    作品としてのトリックはシンプルで事件が進むにつれて誰が犯人なのか、どのように犯行に及んだのかは分かり易い。ただこの作品の本質はそこでは無いような気もする。それが最後の一行に込められた「見えざる糸」の種明かしなのかなとも思いつつ、もうここまで来るとそれはどちらかというと読み手を驚かせる衝撃を超えたオカルトとかそちらのゾワっと感の強さを感じてしまった。

    登場人物の深掘りも段々とされていく中で未

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    2026年06月07日
  • すべてがFになる THE PERFECT INSIDER

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    天才×理系(情報系)×密室ミステリー
    分厚くて展開がなかなか進まなかったが、クライマックスはなかなかの盛り上がりだった

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    2026年05月30日
  • 新版 お金の減らし方

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    必要なことではなくて、欲しいものにお金使おう。
    周りの人の評価は関係なく、自分がやりたいことにお金使おうね。

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    2026年05月27日
  • 静かに生きて考える Thinking in Calm Life

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    表紙のきれいな写真に惹かれて手に取りました。
    工学博士の著者が、森の中の静かなお家で自分の好きなことだけして過ごす日々と、世の中や人生についての考えなどを語る随筆集。
    合理的で共感できる部分もたくさんあった。ちょうど世の中の同調圧力(圧をかけている方は気付いてないけど)に疲れていたので、そんなの知らんがな!やめたらええやん!的な論調は(著者にそんなこと言ってないって怒られそう)スカっとすることもあった。
    ただ、そんなに頑なに拒否らなくても…もうちょっと寄り添ってもいいんじゃ?と思う箇所もあり。
    でも飼い犬がとても懐いているし、奥様を大切にされてるし、良い人なんだなあと思いました。
    小説を書かれ

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    2026年05月27日
  • 今はもうない SWITCH BACK

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    森さんの作品は初めて読んだが、なかなか読み応えがあり、飽きずに読めた。理屈のくだりはなかなかコテコテで、頭に入らなかったけれど…

    作品内とは関係ないが、土屋さんの後書きが面白かった。笑

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    2026年05月17日
  • つむじ風のスープ The cream of the notes 13

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    ネタバレ

    p42-43
    11文章を書き写すことが作文ではないように、
     人の観察を観察しても意味がない

    絵でも文章でも、何故そんなものを描いたのか、という点に作者のオリジナリティがあり、作者の創造力が宿っている。
     つまり、人の目を通したものでは、「着眼」という最も大事な行為が抜けている、ということ。

    p131
    55 好きでやっているわけではない、
    ということが理解してもらえないけれど……。

    好きとか嫌いとか決めない、が一番僕の状態を示している。

    p153
    66小説を書く以前に、何冊か本を書いた。
    コンピュータと力学に関するものだった。

    「AI」と「文系」をテーマにすると良い

     コンピュータ

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    2026年05月17日
  • 読書の価値

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    子供のころからの読書体験を綴って、所々に読書についての考えを入れている。したがって、読み物としては面白い。小説家だからであろう、文章もうまい。著者がどのような人物かわかる。ほとんどの物書きは、たくさんの本を読んでいるものだが、著者の森氏はほとんど読んでいないようだ。35歳を過ぎてから読書をする時間が増えたといい、それでも毎月1冊か2冊だという。これには驚いた。

    ただし、実践的な読書術、選書術など、何かしらのテクニックを得たいのなら参考になるところはほとんどない。著者の考え方はユニークで、一般化できるものではないからだ。

    本で一度読んだことは、ほとんど忘れない。二回読むことはない。一度読めば

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    2026年05月16日
  • 君が見たのは誰の夢? Whose Dream Did You See?

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    ネタバレ

    ロジが体調不良なんて、きっとそうだと思ったよ!
    ナクチュの感染率が高いとなって確信。
    最後、ちゃんとネタバラシがあってホッとした。

    え、これあと1冊で終わるの?
    終わってないの??

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    2026年05月15日
  • すべてがFになる THE PERFECT INSIDER

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    簡潔なトリックが好みなので、そこはあまり合わなかったかも。英題"The Perfect Insider"の美しさと、タイトルの回収は見事だった。

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    2026年05月11日
  • すべてがFになる THE PERFECT INSIDER

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    ネタバレ

    トリックが変妙というか、「死んだと思われてた人が実は生きてて身代わり用意してました」的なトリック。そこに若干プログラミングとかも絡んでくる。

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    2026年05月10日