森博嗣のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
"一度しか読むことができない物語を旅する悪戯王子と猫。彼らが出逢う20の物語は、ときには優しくときには残酷、ロマンティックでしかもリアリスティック。無垢と頽廃を同時に内在する、ささきすばるのイラストと、詩的な森博嗣の文章とが呼応し、次々と展開するイメージ。観念の世界を揺蕩う大人のための絵本。"
森博嗣・ささきすばる夫妻の初コラボレート作品。絵本というよりは、小説と詩の中間の文章に挿絵がついているといった印象です。文章とイラストが絶妙にマッチしており、2者が作品世界をより崇高なものにしています。物語の内容は哀愁を感じるものからクスッとくるものまで幅広くありますが、全体的に儚い印象です。
『アイソパラメトリック』の姉妹本です。 -
Posted by ブクログ
諦めることは悪い事というイメージがあるけれど、この本を読んで諦める事は生きる上で必要な事と思えるようになった。また作者が本書の中で「諦めるべきがが悩む前に、具体的にここまでどんな行動したの?」と繰り返し問いかけてるシーンが印象的だ。夢や転職、移住etcを諦めるべきか悩む人多いけど、確かに、その実現に向けて、何したの?って言われるとネットで調べたりする位で結局何も具体的なアクションしてないじゃんってケースが自分自身にもある。
他者に期待し過ぎるのも控えるようにする。勝手に期待し自分の思う通りにならないからって、勝手にイライラしたり幻滅したり諦める決心をする時に苦しくなる。
現代人は正解や正解に辿り着く手段を見つけるのに取り憑かれているとも描かれている。コレはネットや生成AIで直ぐに情報を集めて正解(らしきもの)が出てくるからだろう。本当はもっと色々と失敗して遠回りして自分なりの正解を見つけるで良いんじゃないのって本を読む前から個人的に思ってたので、印象に残ってる。 -
Posted by ブクログ
面白い!けれど自分がパソコン関係に疎すぎるのか時代なのかフロッピー?UNIX?と節々で想像することの出来ないものが登場して飲み込むのに時間がかかりもした。手元にある初版のものが1999年なので仕方なしとしたい。
犀川創平と西之園萌絵の関係性が気になって2作目に手を出したところもあるので、節々で描かれるふたりの掛け合いには満足。犀川創平が格好良すぎるし西之園萌絵は最高にかわいい。赤いスポーツカーに乗っているのが良すぎる。殆どキャラ読みかもしれない。
中でも最後のシーンがすごくすきだ。犀川創平の役に立たないものの方が楽しいという考えが美しい。人間だけが役立たないことを考え、内緒に出来る。 -
Posted by ブクログ
ネタバレS&Mシリーズの4作目。
なんとなくだがシリーズの中で一番複雑で分かりにくいと思ってしまった。まぁ私の読解力と理解力が乏しいせいだが、、
S&Mシリーズはずっと動機は考えず、犯行が可か不可かを考え推理をする。動機は後付けのようなもの。
今回の動機であった「ノートを真っ白にしたかった」というものに少し共感してしまった。よくない意味での完璧主義者のような感覚か。
密室を作った理由は密室を作る必要があったと思い込ませるため。なんとも身近で見落としがちなポイントだろうと思った。
急に創平と萌絵の距離が縮んだ。
もうプロポーズまでしちゃって。シリーズ10作目まであるけど6.7くらいでキスくらいしてそうだな() -
Posted by ブクログ
ネタバレまだ殺人のヒントにすら辿り着くことすらできてないのに、また次の殺人が起きて…と、スピーディーな展開に飽きが来なかったです。
天才がプログラムした「四重」の密室殺人には心惹かれるものがあります。
そして、タイトルにもなっている「すべてがFになる」が事件を紐解くヒントになっており、のちに主人公がしっかり解説してくれます。ですが、ド文系の私には一文字も理解できませんでした。
私が、私の予想通りの上振れない知能で悲しくなります。完璧に理解できる頭脳なら良かったのに…(悔)。この本自体は初版から28年経っている作品ですが、VRの描写が登場しています。数年前に読んでいたらもっと理解ができなかったと思います。今のタイミングで興味持てて良かった。
話は上記のように面白かったです。
ですが、登場する人物が全員アニメっぽいキャラクターなのが、どうしても受け付けませんでした。また、結局は本筋と関係なかったVRの場面の、細かすぎる情景描写などは、物語のノイズに感じました。
本筋と関係ない所でモヤモヤしてしまったので3にしましたが、本当は3.5。