森博嗣のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
"一度しか読むことができない物語を旅する悪戯王子と猫。彼らが出逢う20の物語は、ときには優しくときには残酷、ロマンティックでしかもリアリスティック。無垢と頽廃を同時に内在する、ささきすばるのイラストと、詩的な森博嗣の文章とが呼応し、次々と展開するイメージ。観念の世界を揺蕩う大人のための絵本。"
森博嗣・ささきすばる夫妻の初コラボレート作品。絵本というよりは、小説と詩の中間の文章に挿絵がついているといった印象です。文章とイラストが絶妙にマッチしており、2者が作品世界をより崇高なものにしています。物語の内容は哀愁を感じるものからクスッとくるものまで幅広くありますが、全体的に儚い -
Posted by ブクログ
ネタバレ真賀田四季博士ってちょっと人間臭い
近親相姦も、不服従の娘を殺すのも、都合が悪くなって山根を殺すのも、全部が人間臭い
読者が初めて相対した真賀田四季は機械的で、無機質な、まさしく天才の像だった
そんな彼女が奇妙な死体となった時ですら、事件の異常性から真賀田四季の像は揺るがなかった
しかし、ラストにかけて真相が判明していくにつれ、彼女の鋼鉄のメッキは剥がれていく
彼女の天才的犯行が明るみになるほど、徐々に彼女が人間に見えてくるから不思議だ
コンピュータ関係が時代的に古いものであるというのも大きいかもしれないが、数々の犯行は至ってシンプルで、そして若干の疑問点が残り、そして逃走劇すらも人間のそれで -
Posted by ブクログ
《出版年月日 2017/07/23》
そこまで自分の定義での雑誌という形態を感じなかったが、本当にどこから読んでも問題ない内容で、その点が雑誌だ。
刊行物の数が半端ないこの作家を今から追いかけるのは非常に厳しい。その点、今までの趣向を幅広く網羅しているこの本はビギナーに最適だ。
「100分deわかる森博嗣」みたいな感じ。
一つのトピックが短いので適当に開いて時間を潰すのにも向いている。類いまれな理屈屋と向き合う貴重な体験や、深刻な相談をカジュアルに次々切り捨てるスピード感も楽しめる。「モノタロウなら知っています」は笑った。表紙が良い。
著者によると小説とその他の刊行物の読者層は割と分かれてい