森博嗣のレビュー一覧

  • 黒猫の三角 Delta in the Darkness

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    理系ミステリー大好きで、というか森博嗣さんの作品をもって初めてそんなジャンルもあるのだと知って、すべてがFになるは、今でももっとも記憶に残っている作品の一つです。

    本作はVシリーズというものの初作ということですが、予備知識なく適当に手に取った一冊だったので、読み終わったあとに初作と知って安堵。現在10作品もあるということで、いつでもあとの残り9作も続きが読めると思うと、なんとも贅沢な時代に生まれたものです。

    登場人物の個性的な名前が、これまたずっと印象に残り続けるのだろうなと思いました。

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    2025年04月29日
  • そして二人だけになった Until Death Do Us Part

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    謎が多すぎて途中混乱(笑)誰が誰であの時は誰なんだと。。。。??がいっぱいでした。なんかいろんな意味で怖くて衝撃的な話でした。

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    2025年04月28日
  • 人間のように泣いたのか? Did She Cry Humanly?

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    結局、なんだったんだ、このシリーズ。というのが素直な感想。凡人には理解が難しいと卑屈なことを口にしたくなる個人的な感情はさておいて。人工知能たちが思いの外人間臭い。学習すればそうなるか。と思う反面、人と人工知能とウォーカロンとそれを区別する必要があるのだろうかと惑わされかけたりもする。ウォーカロンが現実化することはどうだろうかと疑問に思うが、人工知能に関してはちょっとびびってるところがある。いつかそれが当たり前になるんだろうな。そして、それを受け入れられない偏屈な年寄りになりそうだなと思考が飛躍する。

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    2025年04月26日
  • 夏のレプリカ REPLACEABLE SUMMER

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    ネタバレ

    s&mシリーズの7作目。
    有里匠幻の事件と同時期に起きた蓑沢杜萌の事件について描かれた話。
    これまでの作品とはややテイストが異なる感じがした。他作品と比べると理系要素はかなり薄めだと感じた。
    事件自体がおまけというか、あまり事件にフォーカスした内容ではないと思った。どちらかというと杜萌の過去だったり杜萌自身について描かれていた。
    杜萌が殺していたというのは分からなかったけど部屋に入ったのが赤松ではない事や恐らく杜萌の彼氏が関わっているという事は分かりやすかったと思う。
    萌絵がチェスを通して杜萌が殺人を犯した事に気づくシーンは悲しかった。親友の犯罪をこんな形で知ってしまうっていうのは辛か

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    2025年04月23日
  • 夏のレプリカ REPLACEABLE SUMMER

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    S&Mシリーズ第7弾
    「幻惑の死と使徒」の裏で起きてた別の事件。

    あれ?これで終わり?
    まだ謎が残ってるような…。
    今までにないサラリとした結末
    もやもやする|ω・*)
    理解しきれてないだけか。

    「名前が逆…」はネタバレ調べてやっと分かりました。この事件のキーワードじゃなかったのか。

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    2025年04月22日
  • 面白いとは何か? 面白く生きるには?

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    「面白い」ってなんなんだろうをなんとなく自分でも掴めた。
    「面白い」って抽象的な表現で、漠然としていたので捉え方に共感できることが多かった。

    わたしは人から勧められたもよりも、自分で発見したものに素直に「面白い」と感じるほうが早いタチなのもこの本のおかげで理解できた気がする。

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    2025年04月19日
  • 冷たい密室と博士たち DOCTORS IN ISOLATED ROOM

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    ネタバレ

    また犀川先生と萌絵の絡みが見られて良かった。練られたミステリーだったけど、すべFみたいに二人がずっと現場にいるわけじゃないから臨場感はあんまり感じない。p218の萌絵のセリフ、すごい..自分だったら絶対に言いくるめられて黙ってしまう。

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    2025年04月17日
  • 喜嶋先生の静かな世界 The Silent World of Dr.Kishima

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    20年来のライトな森読者です。

    うーん、、、悪くないけど、これはもとの短編のほうが好きだなあ。
    短編集『地球儀のスライス』か、『パラシュート博物館』に出てくる短編で、私はその短編集の中で『キシマ先生の静かな生活』(原題)が1、2を争うほど好きな作品だった、気がする。
    (そもそも森博嗣の長編は私にはけっこう当たり外れがあって、というか、自分に対する適・不適があるのだけど、短編だと、その適・不適の落差がさらに大きくなるのです。でも私は『まどろみ消去』などの、初期長編のインターミッションに書かれた短編集がけっこう好きでした。)

    元の短編集では、森博嗣にとっての神様である萩尾望都が解説を書いておら

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    2025年04月17日
  • 封印再度 WHO INSIDE

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    理系ミステリ、S&Mシリーズの第5弾。このシリーズの折り返しにして2人の関係性にも大きな変化が出てくるような作品だった。肝心のミステリ部分は密室状態の部屋から如何にして犯人は脱出?したのかが問われる謎と奇妙な陶芸品「壺」から如何に鍵を出して「箱」を開けるか、がキーになっている。雰囲気は横溝作品みたいになっているがトリックははやり理系トリック。その点ではどこまでも理系ミステリだと思える。物語中盤の哲学的な考察は森先生らしいなあ、と思いながらも随所にみられる寒いギャグも森先生らしくて良い。

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    2025年04月08日
  • 作家の収支

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    森博嗣さんの理系小説は、読んだ作品はまだ少ないのですが大好きで、気になって読んでみました。

    そしたらもう、こんなにも正直に公開してしまっていいのかって言うくらい正直に話してしまっていて心配になるほど。

    いや、やっぱり物書きで食っていくのって、想像はしていたもののそれ以上に大変な世界なのだなと改めて勉強になった。

    そしてさらには、ベストセラー、ロングセラーの強さもまた知ることになるのですが、それを超える超えないの葛藤や戦いもまた簡単な話ではなくて、小説家の方へのリスペクトがまた大きくなりました。

    この本は少し古い時代の話ではあるので、今の最新の社会情勢での小説家の収支がどうなっているのか

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    2025年04月06日
  • 魔法の色を知っているか? What Color is the Magic?

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    話は今から150年後ほどの世界が舞台。AIのウォーカロンと人間の寿命の延長。子供の産めないウォーカロンが人間に代わる時が来るのだろうか?

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    2025年04月06日
  • どきどきフェノメノン A phenomenon among students

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    分裂突っ走り頭の中の電光掲示板。

    こんな子と付き合うパワーは無い。

    でも客観的には面白いぞ。

    しかし、ラブコメではないなぁ。

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    2025年04月06日
  • 議論の余地しかない A Space under Discussion

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    なかなかに良い。

    友人にこの本の存在を教えられて、ようやく手にした一冊。

    また忘れた頃に読み返そうと思う。そんな一冊。

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    2025年04月06日
  • 冷たい密室と博士たち DOCTORS IN ISOLATED ROOM

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    「責任と責任感の違いが分かるかい?」

    「押しつけられたものか、そうでないかの違いだ」

    そうか。そうなのか。

    そんな、作品。

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    2025年04月06日
  • 君たちは絶滅危惧種なのか? Are You Endangered Species?

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    wwシリーズ第5弾
    君たちは絶滅危惧種なのか?
    Are You Endangered Species?

    難しい。。。
    最後がわからなかった。
    オーロラが呼んだトンランスファはデボラなのかな?

    物語は動物公園、自然公園で人が
    動物(ウォーカロン)に襲われた事件の調査
    一方でクーパー博士のようなヴァーチャルに身を置く集団達が登場(動物ウォーカロンの研究をしてた人達)

    もはや、バーチャルがメインで
    現実世界との区別がさらになくなってきたので
    一気に読まないと、わけがわからなくなってきた。。

    最後のエピローグがわからなかった
    (間をあけすぎた、反省)

    もう1回読まないと。。。

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    2025年04月05日
  • 封印再度 WHO INSIDE

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    ネタバレ

    面白かった。
    50年前に起こった密室での不可解な自殺。それと似た状況でまた死体が発見されてしまう。2つの密室と壺と匣の謎を萌絵と犀川が調べるという話。
    今回のトリックは、正直誰が分かるのこれ、って思った。解かれるために描かれていないと思う。実はマリモが林水を運んでたこと、死体はあるけどそれをいないと言ったりとか、めちゃくちゃ発想を飛躍させないと無理だと思う。一応電池とかタバコの吸い殻とかでヒントは出されてるけど相当無理ゲーだと思った。壺と匣に関しては頑張ればギリギリ分かりそうな気もする。壺の中の鍵を凶器に使ったというのはびっくりしたし、よく考えられてると思った。鍵を溶かして凶器として使いそれを

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    2025年04月01日
  • 地球儀のスライス A SLICE OF TERRESTRIAL GLOBE

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    短いながら綺麗なオチがつくお話ばかりで、満足度の高い短編集。特に「僕に似た人」が良かったですね。とはいえやはり本命はS&Mシリーズの2編。どちらも本編ではなかなか見えづらかった、諏訪野さんの魅力がぎっしり詰まったお話でほっこりしました。

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    2025年03月31日
  • キウイγは時計仕掛け KIWI γ IN CLOCKWORK

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    ネタバレ

    日本科学大学で開催される建築の学会に犀川、萌絵、加部屋一行が参加した。副学長のもとに「GOSIP」と書かれた段ボールの包みが届き、その中にはλと刻まれたプルタブ付きのキウイが入っていた。
    まるで爆弾のように見せかけたキウイだが、犀川は「なぜアボカドじゃないんだろう」の一言。そしてついに犠牲者が出る。

    全体的なシリーズとして、真賀田四季の存在を匂わせるのは島田文子の存在。彼女は時田玲奈が自殺したことは、真賀田四季が仕組んだ事件ではなく、本人が絶望して行ったことだといった。真賀田四季に関わる人間は、ある種の起爆スイッチを埋め込まれるのだと。

    クラゲくんに手作マグカップ渡そうとしてた加部屋ちゃん

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    2025年03月31日
  • 黒猫の三角 Delta in the Darkness

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    Vシリーズ一作目、いつもの森ワールド。メインキャラの4人がキャラ濃くて良かった。名前がみんな読みづらいけど。紅子のキャラが好きだ。しかし、森さんの作品は言い回しは好きなんだけど難しいな、どれも。面白難しい。

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    2025年03月30日
  • 諦めの価値

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    ひと言で言うと…「人に期待せずに考えて行動しましょう」本当にこれだけです笑。それを「諦め」というテーマだけで、筆者の思うままに書いた1冊。潔い語り口、哲学が実に気持ちよい。ノウハウ本ではないので、期待せずに読むのがおすすめ

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    2025年03月29日