森博嗣のレビュー一覧
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ネタバレなるほど、、、6人の超音波科学者のときに書いたレビューを撤回したい。まさかの2段作だったとは。
また土井超音波研究所に戻ってきた一行。前の事件で見つかった地下へのエレベーターを通った先の部屋で死体を発見する。誰も出られない状況だが自殺とは思えない死に方をしている死体。それと同時期に紅子の耳に入るパイロットが全員他殺された状態で帰還した宇宙船の話。ごりごりの密室。
練無と苑子の外見が似ているということは本作に置いては結構重要要素だった。
にしても、遠心分離機の作用で横方向に落下死するといいのはとても素敵なトリックだった。本作では見取り図なんていらないのになと思ってたけど、研究所の形もヒントだった -
Posted by ブクログ
Vシリーズ第4弾
夢・出逢い・魔性
(you may die in my show)
練無を中心とする
ワチャワチャエンターテインメント
かなり犯人が絞られて、これは当てれるかもとおもったが、検討外れ。確かに色んなヒントがあったなと思いつつ。。。
エピローグ、あとがき、最後の稲沢さんのシーンは確かに、そんな気がすると想像してましたが
面白い結末がでした。爽快締め。
2-3弾がなかなか面白い終わりかただったので
少し物足りなさはある
犯人のかぶる概念がいまいちしっくりこないというかサイコパス感ありつつ、少し捉えにくい色がないというか(主要キャラが濃い、確立されてるから、犯人が目立てない。。 -
Posted by ブクログ
作者がまさしく本音で書いた本。
大学、今は大学院まで行くのが当たり前になってきた世の中。「今の学生は高い買い物をしていることを忘れてはいけない」まさしくそうだと思った。今の大学生は親が全て学費を払い、服や靴まで買ってもらう。でも、バイト代は自分のもの。あくせく働き、自分は決まったお金でカツカツの単身赴任をしている、会社のとある方の事がふと頭をよぎった。
本当にやりたい仕事に出会える人なんて、そうそういない。仕事で価値を判断される風潮はまだまだある世の中。私も作者が言うように、仕事は特別なものではなく、人の価値はいかに自分自身を幸せにできるかである。限られた人生の時間の中で、やりたい事に時間を使 -
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森博嗣の仕事観。
仕事は楽しくやりがいを持って挑まなければならない、という強迫観念に対する処方箋になりうるのではないでしょうか。とはいえ、森博嗣の才覚あっての解釈というところもあるし、本人も述べておるようにこう考えなきゃダメということでもない。
自分にとっての仕事に対するスタンス、束縛されない自由で少し距離を置いたところで自分の心惹かれることって何だろうと考察するのは良いことでしょう。なかなか言うは易しで、イマジナリーな他人の目に囚われて大多数の意見に飲み込まれそうな自分との葛藤はあるな。
今回の読書を機に久しぶりに森博嗣の動向チェックしたけど、どんどん新作発表してるんですね。もう何シリ -
Posted by ブクログ
ネタバレ[こんな人におすすめ]
*心がざわざわする小説が好きな人
やるせない。心が落ち着かない。消化しきれない。読み終わった後に上記のような感覚に陥ることが好きな人におすすめです。「ぞくぞく」でも「もやもや」でもなく「ざわざわ」します。
登場人物の一部あるいは全員に共感できない可能性がありますが、現実にいてもおかしくない人たちばかりです。リアルさを感じられる小説だからこそ消化しきれない問題にぶち当たってざわざわします。心の不安定さを味わいたい人におすすめします。
[こんな人は次の機会に]
*他者を慮ることのできる優しい人
彼を止めることはできなかったのか。彼女ができることは他になかったのか。相