森博嗣のレビュー一覧

  • 朽ちる散る落ちる Rot off and Drop away

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    ネタバレ

    なるほど、、、6人の超音波科学者のときに書いたレビューを撤回したい。まさかの2段作だったとは。
    また土井超音波研究所に戻ってきた一行。前の事件で見つかった地下へのエレベーターを通った先の部屋で死体を発見する。誰も出られない状況だが自殺とは思えない死に方をしている死体。それと同時期に紅子の耳に入るパイロットが全員他殺された状態で帰還した宇宙船の話。ごりごりの密室。
    練無と苑子の外見が似ているということは本作に置いては結構重要要素だった。
    にしても、遠心分離機の作用で横方向に落下死するといいのはとても素敵なトリックだった。本作では見取り図なんていらないのになと思ってたけど、研究所の形もヒントだった

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    2024年10月14日
  • 目薬αで殺菌します DISINFECTANT α FOR THE EYES

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    うぎゃー
    なんだなんだこれは
    ちらほら匂わせや
    つぎつぎに散りばめられまくった天才の軌跡
    またもや複数の伏線…

    しかし、加部谷さん…ホントに?
    私が大学生の時を思い出しても
    海月君の距離感は明らかに
    「変わった友達が転校する」レベルだわよ(笑)
    うーむ
    うーむ(無意味な繰り返しx)

    しかし、またもや犯人は逃亡してるし
    有耶無耶五里霧中なのだった…

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    2024年10月13日
  • 積み木シンドローム  The cream of the notes 11

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    感動とは定食ではない、量産はできない。奇跡的なタイミングで現れる
    書くか書かないかで小説家になるか、ならないかが決まる

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    2024年10月13日
  • 君が見たのは誰の夢? Whose Dream Did You See?

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    あわわ、
    うすうす、そうじゃないかなぁ
    という方向に話が展開してきたなあ…
    今回はどんな感想を書いてもネタバレになる(笑)

    二人の関係性が大きな転換点を迎えるテーマといい
    今回二人に危機が訪れた際の本当の意味といい
    かなり冒頭に両方とも気づいちゃってたよxx
    う〜ん、、、続き読みたいかな?私

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    2024年10月12日
  • 笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE

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    よく有る系の館ミステリ。
    一作目からどんどん奇抜さが抜けて普通のミステリに…笑。それはそれでOK!
    トリック自体は序盤から予想がつく展開。
    ちょっと現在では無理がある設定だけど、そこは小説世界を受け入れる。

    萌絵さんもどんどん普通の女の子になりつつ有るな。
    その分、犀川の変人天才ぶりが際立って良かった。
    愛すべきキャラがストーリーに彩りを与えお気に入りのシリーズに!
     

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    2024年10月11日
  • εに誓って SWEARING ON SOLEMN ε

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    バスジャック×ギリシャ文字がらみ事件
    やっぱりメインキャラのバタバタキャラが、
    イヤに目につくんだよな、、
    脇を固めるキャラたちも今一歩覇気が、、
    このシリーズ、、
    シリーズ通じて私の好きなキャラのあれからを
    ぼんやりと見せられている…に始終しそうだ

    バスジャック…なんて
    ちょっとセンセーショナルな事件のわりに
    やっぱりぼんやりと終わる
    う〜ん⭐︎2かも知れない

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    2024年10月08日
  • 夢・出逢い・魔性 You May Die in My Show

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    Vシリーズ第4弾
    夢・出逢い・魔性
    (you may die in my show)

    練無を中心とする
    ワチャワチャエンターテインメント
    かなり犯人が絞られて、これは当てれるかもとおもったが、検討外れ。確かに色んなヒントがあったなと思いつつ。。。

    エピローグ、あとがき、最後の稲沢さんのシーンは確かに、そんな気がすると想像してましたが
    面白い結末がでした。爽快締め。
    2-3弾がなかなか面白い終わりかただったので
    少し物足りなさはある

    犯人のかぶる概念がいまいちしっくりこないというかサイコパス感ありつつ、少し捉えにくい色がないというか(主要キャラが濃い、確立されてるから、犯人が目立てない。。

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    2024年10月05日
  • 静かに生きて考える Thinking in Calm Life

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    さらに人から離れた生活をされているところからとか、コロナがあったとか、かこの著作からの変化は多少あるけれど、相変わらずの森節ですっきり。

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    2024年09月29日
  • 彼女は一人で歩くのか? Does She Walk Alone?

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    白状すると…
    SF避けてた(笑)
    でもとうとう手を出した1作目
    だって他のシリーズだいたい読み尽くしてるし(笑)
    キャラがあちこちリンクしてるからね
    気にはなるのxx

    確かに、テーマは人類にとって切実な課題
    科学者じゃなくても
    やっぱり繰り返し考えてしまう人類の未来
    これだから、暗澹とした気持ちが湧き上がるから
    SF避けちゃうのかも
    とりあえず頑張って読み続けるかな…

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    2024年09月28日
  • 新装版 スカイ・クロラ The Sky Crawlers

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    ネタバレ

    森博嗣氏の作品が好きだという人に、この本を紹介された。
    一緒に飛び立った仲間が、帰りには一緒に戻れるとは限らない。昨日まで仲間だった彼や彼女が、明日は敵となる、戦争がビジネスの世界。
    これを絶望と言わずして何と言えよう。
    空気だけはやたらと澄み切っているが、湿度や体温を感じない文章で、あまり読んだことのない感じが新鮮ではあった。ただ、こういう世界にハマるのは、ちょっと危うく思う。気にし過ぎかな?

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    2024年09月23日
  • 六人の超音波科学者 Six Supersonic Scientists

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    ネタバレ

    超音波研究所に招待された紅子と練無、そして招かれざる客保呂草と紫子。
    橋が落ちて閉じ込められた中死体が2つ、うち一つは首と手のない死体。
    今回は練無も襲われ死にかけるという事態になってヒヤッとした。
    Vシリーズとしては少し物足りない感じ。練無が娘に似てるという話も結局何にもなかったし、今回みんな練無が女の子だと思い込んでるからてっきりエレベーターに引きずっていくときに誰かが重さで気づいて口を滑らせるとかあるのかなーと思ったけど特にそういうこともなく。手を切断した理由は面白かったかな。

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    2024年09月21日
  • 「やりがいのある仕事」という幻想

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    作者がまさしく本音で書いた本。
    大学、今は大学院まで行くのが当たり前になってきた世の中。「今の学生は高い買い物をしていることを忘れてはいけない」まさしくそうだと思った。今の大学生は親が全て学費を払い、服や靴まで買ってもらう。でも、バイト代は自分のもの。あくせく働き、自分は決まったお金でカツカツの単身赴任をしている、会社のとある方の事がふと頭をよぎった。
    本当にやりたい仕事に出会える人なんて、そうそういない。仕事で価値を判断される風潮はまだまだある世の中。私も作者が言うように、仕事は特別なものではなく、人の価値はいかに自分自身を幸せにできるかである。限られた人生の時間の中で、やりたい事に時間を使

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    2024年09月20日
  • 「やりがいのある仕事」という幻想

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    森博嗣の仕事観。

    仕事は楽しくやりがいを持って挑まなければならない、という強迫観念に対する処方箋になりうるのではないでしょうか。とはいえ、森博嗣の才覚あっての解釈というところもあるし、本人も述べておるようにこう考えなきゃダメということでもない。

    自分にとっての仕事に対するスタンス、束縛されない自由で少し距離を置いたところで自分の心惹かれることって何だろうと考察するのは良いことでしょう。なかなか言うは易しで、イマジナリーな他人の目に囚われて大多数の意見に飲み込まれそうな自分との葛藤はあるな。

    今回の読書を機に久しぶりに森博嗣の動向チェックしたけど、どんどん新作発表してるんですね。もう何シリ

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    2024年09月20日
  • イナイ×イナイ PEEKABOO

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    ネタバレ

    トリック周りはちゃんと読まないとよく理解はできない。出たり入ったり。
    そして、動機もよくわからなかった。

    最終的にお兄ちゃんが見つかったってことで良かったのでしょうか?

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    2024年09月18日
  • 馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow

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    ネタバレ

    [こんな人におすすめ]
    *心がざわざわする小説が好きな人
     やるせない。心が落ち着かない。消化しきれない。読み終わった後に上記のような感覚に陥ることが好きな人におすすめです。「ぞくぞく」でも「もやもや」でもなく「ざわざわ」します。
     登場人物の一部あるいは全員に共感できない可能性がありますが、現実にいてもおかしくない人たちばかりです。リアルさを感じられる小説だからこそ消化しきれない問題にぶち当たってざわざわします。心の不安定さを味わいたい人におすすめします。

    [こんな人は次の機会に]
    *他者を慮ることのできる優しい人
     彼を止めることはできなかったのか。彼女ができることは他になかったのか。相

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    2024年09月16日
  • 今はもうない SWITCH BACK

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    ネタバレ

    2つの密室と死体についての真相はあっさりと「こうだったんじゃないか」と推測するレベルで終わる。概ね自分の予想通り、というか大体の人はそう考えるんじゃないか。
    この密室ネタだけなら特に面白くはないが、西之園嬢が実は叔母の睦子であり、語り手の笹木はその夫の佐々木であったという叙述トリック(トリックか?)が本題。違和感は最初からあったが、確信したのは中盤過ぎで時系列がおかしいことに気付いたとき。睦子の名字が佐々木だということを覚えていれば序盤で気付いたと思う。

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    2024年09月16日
  • 数奇にして模型 NUMERICAL MODELS

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    ネタバレ

    な、長い…。
    2つの密室が出てくるがハウダニットではなくホワイダニット。密室でトリックが使われた可能性は早々に否定され、論理的に考えると犯人は一人に絞られるが、動機が最後まで不明となる。
    結局のところ犯人自体は自供の通り寺林だったと思うが、被害者のキヨトが事前に送った手紙の内容がエピローグにつながっており、キヨトも自ら手を貸していた(もしくはキヨトがコントロールしていた)節もある。余白が多く気になる。

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    2024年09月16日
  • 魔剣天翔 Cockpit on Knife Edge

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    ネタバレ

    エアアクロバティックショー中にパイロットが背後から撃たれて死亡する。同乗者はパイロットの前方に座っており、機体は全焼したが仕掛けの痕跡も特にない。誰がどうやってパイロットを殺したのか。
    それと並行して保呂草はフランスの大富豪の宝エンジェルマヌーヴァを追っていた。一つ一つの話は難しくないが全部が絡み合って分かりづらい。

    練夢の過去に触れる一冊。切なかったなぁ。

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    2024年09月14日
  • 恋恋蓮歩の演習 A Sea of Deceits

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    ネタバレ

    まあ、面白かった。
    前作の続編ってところ。
    しかし、なかなか事件が起こらない(作者も断ってるけど)。
    ある程度読めてしまう部分もあったけど、読後感は悪くなかったかな、、、。

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    2024年09月09日
  • 新版 お金の減らし方

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    実は森さんの小説は読んだことがなく、こういう本ばかり読んでいます。
    考え方とかすごく面白くて、自分とは違うなと思いながらもすっと入ってくるので、読むのが楽しく飽きません。古市さんがあとがきをかいてるのも良かった。

    好きなもの、欲しいものにこそお金を使う。
    いるものは我慢する。

    頭の片隅に残っていきそう。

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    2024年09月09日