森博嗣のレビュー一覧
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当方、集中力がないので読んでみました。
ビジネスやアート活動などにおいては『発想』というものが重要になってくるわけですが、この発想力というものは集中している時には生まれないものであり、よく言われているが、散歩したりお風呂に入ってボンヤリしている時、本書でいうところの【発散・分散】している時に発想がでてくるということが強調されています。
「集中する」という行為が推奨されているのは、「機械のように働きなさい」という意味だったのので、時代も変わりそろそろその要求自体が意味を失っていると著者は主張しています。そして、企業のリーダーになる人は特に「発散する」能力が必要になってくるといいます。なぜなら -
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ネタバレS&Mシリーズ第9作目
模型交換会場の公安会でモデル女性の死体が発見された。死体の首は切断されており、発見された部屋は密室状態。同じ密室内で昏倒していた大学院生・寺林高司に嫌疑がかけられたが、彼は同じ頃にM工業大で起こった女子大学院生密室殺人の容疑者でもあった。複雑に絡まった謎に犀川・西之園師弟が挑む。
最後まで誰が犯人なのかが全くわからなかった。というのも作中で犯人ならこんな行動しないのでは?という行動が散見され、登場人物も犯人を犯人でないと考えていたからだ。さらに冒頭で2つの事件のうち1つは自分がやっていないことが語られていたからもう片方の犯人でもないと錯覚していた。
密室ト -
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ネタバレ動機や仕掛けが開示されてから一通り事件同日のシーンを読み返して、矛盾がなくほとんどの事実がここに揃ってるのがすごいなあと思いました。
「学問なんて虚しい……」と語った市ノ瀬さんの真意を勝手に想像してしまう。なぜ虚しいんだろうか。学問の虚しさを知ることが学問の第一歩、の意味がわかるようなわからないような。
満点をとってもとっても先も果てもなくて、今ある満点は次の瞬間には満点ではなくなるかもしれない可能性、もしくは次の"満点"を探す性がそうなのかな。
『外部から傷つけられるようなものではない』かぁ。うーん……。
「数学はなんの役に立つのかって聞かれたらなんて答えますか?」に対 -
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「勉強とは、釘を打つ練習である。」
だから、楽しいわけがない。
楽しくなるとしたら、それは、その練習の先に作りたいものが見えている時だ。
勉強を楽しいものに見せかける教育とは、音楽に合わせて釘を打ちましょうと言うとの同じ。
試験で競わせるのは、釘打ちコンテストをするのと同じ。
どちらも本質ではない。
作りたいものが見つかるまで、釘打ち練習は楽しいわけがない。だから勉強が面白くない君は正しいと、と教えた方が良い。
なるほど。
本書冒頭のまえがき部分だけで、この切れ味である。
なにしろ局面局面での切れ味がすごい。
「『勉強が何の役に立つのか』と問われた時に僕は『あなたは何の役に立つのか?』 -
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シリーズ最終話……ありえへん小説世界……凡人のわたくしには到底想像つかない展開だったけど……繰り返しますが、お行儀の良い凡人読者のわたくしには天才の創り出す世界を受け止めきれず、ミステリとはなんぞや?と自問自答したわ……答えなんて出ないよね。でもそんな事は瑣末な事なんよ。所謂、装飾。はー、やばっ!
けど、真賀田博士周辺はあっと驚く展開で読み応え抜群。これが森先生の真骨頂よ。これがこのシリーズの醍醐味よね。
これがこのシリーズの魅力なのよ。楽しませてもらいました!
犀川好き。
あ、あと最後カナメがグルだったのか微妙に分からん。ちょっとその周辺の未処理感が気になった。
カナメ要らんかった説。