森博嗣のレビュー一覧

  • デボラ、眠っているのか? Deborah, Are You Sleeping?

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    人格に転移するトランスファの存在が脅威だけれど、電波が入らない場所だと機能しないのが反対に古めかして面白い。
    フランスの修道院はモン・サン・ミシェルかな。
    サリノが利用されるだけされて可哀想。
    妙に存在感のある書き方をされていたから、カウンセラーが真賀田四季かと思って読んでいたが違った。

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    2025年09月03日
  • デボラ、眠っているのか? Deborah, Are You Sleeping?

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    どんどん規模が大きくなってくる。
    電脳世界、というと、一昔前のSFのようだけれど、この本で読むと未来的に感じる。
    人間と機械の違いはなに?

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    2025年09月02日
  • φは壊れたね PATH CONNECTED φ BROKE

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    面白かったけど、動機や解釈があまり理解できなかった。
    あと、解説の西尾さんがファンなのはとてもよくわかるけど、ファンすぎてこちらは逆に冷めてしまった。

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    2025年09月02日
  • 静かに生きて考える Thinking in Calm Life

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    もう安定の森博嗣としか言いようがない。随筆は何冊も読んでいたので、既視感も数多かったが、いくつか新たな発見もあった。
    何より端正で無駄のない文体に惹かれて、手に取ってしまうのかも知れない。

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    2025年08月31日
  • 今夜はパラシュート博物館へ THE LAST DIVE TO PARACHUTE MUSEUM

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    久しぶりにS&Mシリーズの面々に出会えて嬉しかったですが、まさか大吾坊さん結婚するとは…!意外な一面を知れて良かったです。短編としては、「卒業文集」と「素敵な模型屋さん」の2作がとても印象的でした。特に後者は「分かる分かる!」って気持ちで読んでいく中でのラストの展開がお見事。個人的にプラモを良くつくるのでかなり胸にくるものがありました。

    ※以下、余談
    毎回、意外な人があとがきを書くので楽しみに読んでいるんですが、今回の羽海野チカ先生のものはとても良かったですね。森博嗣作品の楽しみ方にも共感しましたし、素敵な模型屋さんの補完としても素晴らしかったです。

    あと「ぶるぶる人形にうってつけの夜」の

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    2025年08月30日
  • 「やりがいのある仕事」という幻想

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    ネタバレ

    元大学教官・現作家の森氏による、仕事とは何か・仕事についての心構え、などを語る本。対象はおそらく学生~30代程度と思われます。

    ・・・
    ぼんやり感じたのは「私の(ようなミドル・シニアの)ための本ではない」ということ。

    流石に世に出て30年近い歳月がたちましたので、うまい話はない・話がうまいとすれば仕事がキツイ・世の中トレードオフに満ちている、(それでも不公平だったり運不運に左右され例外もある)、ということは肌感覚として理解しています。

    ただ、世の若者はそこまで割り切れない。

    正直ものは報われるものと思いたいし、努力して探せば何かが見つかるものと思いたいし、要するに答えはあるものだと思い

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    2025年08月24日
  • 新版 お金の減らし方

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    「お金がない」という言い訳をやめる、自分のやりたいことを軸にお金を使う、他人に見せるために消費しない、、、シンプルなメッセージが繰り返し語られる本だった。

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    2025年08月22日
  • 暗闇・キッス・それだけで Only the Darkness or Her Kiss

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    ネタバレ

    森博嗣の小説は能みたいな所があるな、と思った。能は一度しか観劇した事はないけど、異常に長い静の時間があって急に動がくるからそこが凄く際立つ、みたいな。
    ふと出てくる森博嗣哲学みたいな部分を読みたいがために森博嗣作品を読んでるのかもしれないな、と思う。
    コーヒーカップを覗いて空だった事が200回くらいある気がする、の部分が「あるな〜」って。
    いつもの事だけど、犯人は息子のアンディだったのか!とか銃声トリックとかはそんなに興味がないw

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    2025年08月21日
  • お金の減らし方

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    なんでこの本を手に取ったか思い出せない...
    おそらく奇抜なタイトルだったからかな?

    著者のお金に関する考え方が、そう言われればまあそうか..と、常識の1歩隣からの視点の見方で興味深かった

    あと、この森博嗣さんついていける奥様も何者?!

    必要なものだから買うってよく言うけど、そのものさしは合っている?っていうのが1番ハッとしたかな

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    2025年08月21日
  • イデアの影 The shadow of Ideas

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    ※警報※作品の内容とは関係ない自分語りです(激痛

    本作を読んで確信しました。
    私は森博嗣ファンとしては割と古参の方だと自認していて、チェックできてないシリーズもあるけど、S&Mシリーズに連なる(と思われる)シリーズは割と網羅してるつもりです。

    なんですが。

    近年の著書、特にシリーズ外の小説に関しては、ほとんど手に取っていませんし、読んだところで「私が読みたい森博嗣はこれじゃないんだよな」と勝手に期待して勝手に裏切られたと思ってしまうと言う、身勝手な読者に成り果ててしまいました。

    本作のストーリーも、主人公の女性も、彼女を取り巻く登場人物も、全てに魅力を感じられなかった。
    かつて

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    2025年08月20日
  • 地球儀のスライス A SLICE OF TERRESTRIAL GLOBE

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    短編集です。シリーズからの登場人物もあり、なかなか楽しめた。
    解説でもありましたが、理系の作品が多いなか、今回は文系の短編集もあり、懐の広い作家さんだと思う。
    また、言葉使いが上手い。


    森ミステリィのこれまでとこれから。S&Mシリーズに続くVシリーズ主要人物も登場する傑作短編集! 「黒窓の会」。西之園萌絵を囲んで開かれるその秘密の勉強会にゲストとして招かれた犀川創平は、古い写真にまつわるミステリィを披露した。屋根飾りと本体が別々になった奇妙な石塔は、何のために作られたのだろうか。S&Mシリーズ2編を含む、趣向を凝らした10作を収録。『まどろみ消去』に続く第2短篇集。

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    2025年08月19日
  • 日常のフローチャート Daily Flowchart

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    いつもの森博嗣氏のエッセイである。特に新しい内容はないが、森氏が年齢を重ねることで天邪鬼度合いが低くなったようにも観察される。それでも軸はぶれておらず、安心して最後まで読めた。決して自己啓発本ではなく、また、森氏のように生きれば幸せになれるということではない。

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    2025年08月17日
  • お金の減らし方

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    筆者のお金に対する考え方がわかる。
    借金、ローンはしない。お金に執着しない。お金がないから買えないは違う。自分にとって必要なものを買う。
    何が自分にとって必要なのか、周りに惑わされず考える。
    収入の1割を妻とそれぞれ好きに使っていいことにするルールが気に入った。

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    2025年08月13日
  • 新版 お金の減らし方

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    お金は価値と交換できるツールである。必要なものより欲しいものにお金を使う方が価値があり幸福度が上がる。言ってることは的を射ているんだけどそんなにお金有り余ってるなら資本強者の自覚を持って寄付とかしたらどうなんだろう…。こんなに賢い頭脳を持っているのに意識が内にしか向いてないのも考えものかも。友達にはなりたくないタイプだなこの人

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    2025年08月11日
  • 女王の百年密室 GOD SAVE THE QUEEN

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    長かった。
    殺人事件の真相を追求するための背景が閉ざされた特殊な社会でありすぎるので、まるで宇宙人相手に地球の常識を押し付けて大立ち回りを演じているような空回りのドタバタ感を感じてしまった。
    世界観や100年未来の科学文明に関する想像力は豊かでワクワクした。ゴーグルや銃など。

    ミチルとロイディのやりとりや関係性(最後にわかった部分も)も良かった。
    ミチルがかなり特殊な設定のキャラで、最後死んだのか死んでないのか微妙な終わり方なんだけど、続編が気になる…
    「自分」とはなにか、「自分」とはどこに存在しているのか、「自分」とは一体どこまでが自分自身なのか…

    作者が影響を受けた作家は萩尾望都だとか

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    2025年08月09日
  • 笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE

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    偉大な数学者、天王寺翔蔵博士の住む「三ツ星館」。そこで開かれたパーティの席上、博士は庭にある大きなオリオン像を消してみせた。一夜あけて、再びオリオン像が現れた時、2つの死体が発見され……。犀川助教授と西之園萌絵の理系師弟コンビが館の謎と殺人事件の真相を探る。超絶の森ミステリィ第3弾。

    2023年5月28日に読み終えてました笑
    それやのに読書登録見ずまた再読してました( ̄▽ ̄;)
    少ししか進んではいなかったのであれですが……

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    2025年08月03日
  • 赤緑黒白 Red Green Black and White

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    シリーズ最後の作品にこういう意味ありげな余韻を残していくあたりが森ミステリーという感じがする。紅子、祖父江、林のくだりは毎回いらないなと思いつつ、これが事件の面白さを高めていたのだろうかとシリーズ最後になって思う。スッキリしたかと言われればそんなこともないので★3に留まった。

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    2025年07月31日
  • 馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow

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    ネタバレ

    加賀屋と小川令子の新シリーズ(?)1作目。
    ホームレス青年の柚原の身辺調査を依頼された2人は彼に接触し、依頼内容について探るがまぁ彼の出生とか依頼者とかはこの際どうでもいい。
    加賀屋にずっと海月くんを思い出させる柚原は、一見海月くんのように理知的で達観している印象を与える。
    でも海月くんは同じ状況だとしてもこんなことしなかっただろうから、比較にすらならない。
    選択して今の人生を歩んでいるのに、自分の境遇を世界のせいにして己が優秀な人間と勘違いしているクソガキだった。哲学をかじっているクソガキほど厄介なものはない。

    「人は弓だ。
    誰かに引かれ、精一杯撓って、解き放たれる。
    その解放で満足する。

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    2025年07月31日
  • 今はもうない SWITCH BACK

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    こまめに読み進めている森さんのS&Mシリーズの8作目。典型的な密室を描いた事件に頭を悩ましながら、楽しく読むことができました。

    本作は、ある山荘で起きた、双子の密室事件を描く。今回は主人公である西之園萌絵の視点ではなく、事件に巻き込まれた男性視点で描かれます。双子がなぜ亡くなってしまったのか、その男性と密室事件に2人で挑むことになるというストーリー。

    この結末と論理組み立ての仕方は森ミステリーかなという気がします。あらゆる可能性の仮説と検証を考えながら、ベターな案に迫っていくという科学的なアプローチだからこそ、この結末は納得できるのかなと思います。個人的に他のミステリーでこの結末を

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    2025年07月30日
  • 夏のレプリカ REPLACEABLE SUMMER

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    ネタバレ

    なんたって最後のチェスのシーンでの緊迫感
    仮面のトリックとか途中は、まあ、という感じ
    動機もイマイチ

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    2025年07月30日