森博嗣のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
インターポールで働く主人公のレナルド・アンペールのもとにフランスの刑事がやってくる。
殺人現場で両手を縛られた状態で発見された重要参考人リオンが「神様が殺した」、「神様の名前はレナルド・アンペールだ」と証言したと聞かされる。
リオンは男性ながら女性以上に完璧で美しい容姿をしている。
レナルドとリオンは大学時代に半年間だけ寮が一緒だっただけで特別親しい訳では無い。
リオンの妄言だろうか。
手がかりの無いままミラノで絞殺事件が発生。またしても現場にはリオンが拘束された状態で発見された。
異常に美しいリオンを中心に起こる殺人の犯人は誰なのか。
そんなお話。
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簡単にいうと、女性にしては美しすぎる男性のリオンに心を奪われた人達の愛憎劇なんだけど、読み終わるとそれ以上の示唆を含む考えさせられる内容でした。
(ネタバレしないために深くは言うまい。)
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途中まで単なる推理もので退屈だったけど、まさかの叙述トリックでした。
毎度毎度、予想外のトリックで楽しませてくれる森先生。
叙述トリックも出来るとは…
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読んでてゾクゾクしました。
これだから読書は辞められない。
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ちなみに、幻冬舎文庫のカバー外した表紙が無条件で好き。 -
Posted by ブクログ
Gシリーズ第8作。
そろそろ物語も大詰めなんだろうか...。
前作から3年経ち、海月以外はみんな社会人になったようだ。山吹が2年で学位取得というのには驚いたが...。国枝先生にさぞしごかれたことだろう。
今回も事件は現実にありえないような状況で起こるのだが、作品を読み進めていくと、こんな事件もひょっとしたら現実に起こるのではないかと思ってしまうのがおそろしい。森ワールドの魔法なのか。
今回は特に人間関係に興味をそそられ、またS&MシリーズやVシリーズを始めとする、過去の森作品を改めて読んでみたくなった。もしや、Gシリーズはこれまでのシリーズを読ませるための森博嗣の陰謀なのでは...などというくだらない妄想をしてしまったが。
真賀田四季博士も色濃く感じたし、あのご婦人方二人がご対面と、なかなか楽しめる作品だった。解説の黒岩さんも冒頭で書いているが、最後のシーンは衝撃的。
しかし、赤柳初郎の正体がますます興味深くなってきたな...。 -
Posted by ブクログ
タイトルの奇抜さと、表紙の美しさに魅かれて衝動買い!
森博嗣さんの本は、「すべたがFになる」シリーズを途中まで読んでますが、このシリーズ以外は初めてでした。
海外が舞台なので登場人物の名前がカタカナ。しかも様々な国を渡り歩くので舞台も混乱し、必死で読みました(笑)・・・そういえば暫く日本のものばかり読んでたな私。
主人公の語りでつづられていくので、主人公目線のため、彼が知らないことは、わからない。描かれない。
これは、もやもやしたりイライラしたりするんだけど、そこが面白い。主人公になったつもりで謎ときをすることになるので、感情移入もしてしまう。
ユニセックスで美しすぎるリオンの周りで起こる連続殺人事件に、学生時代たった半年ルームメイトとして過ごした主人公が巻きこまれ関わっていくことになる。
多少の矛盾や無理くり感も無きにしも非ずだけれど、いいと思う。ミステリーとして十分楽しめたから。
ラストは少し切ない。
でも、このどんでん返しと裏切りは、なかなか面白かった。
ただし、好き嫌いは分かれるかもしれない。
私は好き。。。 -
Posted by ブクログ
印象に残ったキーワード・キーフレーズ
1. 漠然と庭をいじっていて「あっ、ここいいな」と思う瞬間が見つかった
目的が漠然としていても思考をこねくり回すことで良いものを発見する(アイデアを思いつく、目的に対する具体的な手段が見つかる)瞬間がある。重要なのは「こねくり回す」の部分。
2. 他者を抽象化してもいいが、自分が他者をどう抽象化しているかは他の人に言わない方が良い
はい。
3. 文系の人は理系の人より論理的だと思う
学校の勉強で論理でなく「発想」が必要になることがあるのは数学だけである。発想があるとすぐ解けるような問題は「エレガントな問題」と呼ばれるが、エレガントな問題は二度と同じような問題を出せないので滅多に出題されない、という記載が面白かった。
私も理系の人が論理的だとはあまり思わない。法則から推測しているという点では文系も理系も変わらないし、研究職をやっていると「どの法則に則った答えが正しいのかが分からないまま推測(思い込み、賭け?)で研究している」という点などは確かに理系の方が論理的の度合いが低いような気もする。 -
Posted by ブクログ
森先生のつぶやきシリーズ第2弾。順番は前後してしまいますが、「つぼねのカトリーヌ」の後に「つぼやきのテリーヌ」を読みました。
つぼねのカトリーヌを読んだすぐ後だったので、読み始めてすぐ、「あれ?」と思いました。
「つぼねのカトリーヌ」を読んだ時は、「静かに主張をする人だ」と思っていたのですが、この「つぼやきのテリーヌ」は、若干、語りに熱が込もっているように感じました。
たとえて言うなら・・「つぼねのカトリーヌ」は、自己主張を客観的に書いているのに対して、「つぼやきのテリーヌ」は、自己主張を客観的に書いてるけど、ポロリと熱が入ってしまった・・といった印象です。とはいえ、「僕はこう思うけど、君は?」というスタンスは、共通しているので、読みながらやっぱり、ああだこうだと考えたり、森先生に異議を唱えたり、なるほどと感心したり・・相変わらず、得るものは多かったです。
あと、真面目に話を聞いてると(読んでると)、最後に面白い表現で締めたりするところもあったので、クスリと笑って、「こういうツッコミは、森先生ならではなんだろうな」と思い、楽しく読めました。
ところで、ももちの解説は・・。本人曰く、第一弾の「つぶやきのクリーム(こちらは未読)」の解説も務めたようで、一部のファンには好評だったらしいのですが。あたしはももちが好きじゃないので、とはいえ、好き嫌いで偏見持つのもと思い、最後まで読みました。
ハートマークやにゃんにゃん言葉にげんなりしながら(プロの書き手じゃないので、ここは頑張って目をつぶりました)、一通り読みましたが・・「解説、というより、森先生のエッセイを利用した自分のCMじゃないのか」という印象でした。(第一弾の解説はどうか分かりませんが)
やっぱり、この印象も、ももちが好きじゃないという偏見から生まれたのでしょうか?
分かりませんが、とりあえず、解説を読んでも、ももちに好感は持てないと再認識しただけでした。