森博嗣のレビュー一覧

  • つぼやきのテリーヌ The cream of the notes 2

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    森先生のつぶやきシリーズ第2弾。順番は前後してしまいますが、「つぼねのカトリーヌ」の後に「つぼやきのテリーヌ」を読みました。

    つぼねのカトリーヌを読んだすぐ後だったので、読み始めてすぐ、「あれ?」と思いました。
    「つぼねのカトリーヌ」を読んだ時は、「静かに主張をする人だ」と思っていたのですが、この「つぼやきのテリーヌ」は、若干、語りに熱が込もっているように感じました。

    たとえて言うなら・・「つぼねのカトリーヌ」は、自己主張を客観的に書いているのに対して、「つぼやきのテリーヌ」は、自己主張を客観的に書いてるけど、ポロリと熱が入ってしまった・・といった印象です。とはいえ、「僕はこう思うけど、君は?」というスタンスは、共通しているので、読みながらやっぱり、ああだこうだと考えたり、森先生に異議を唱えたり、なるほどと感心したり・・相変わらず、得るものは多かったです。

    あと、真面目に話を聞いてると(読んでると)、最後に面白い表現で締めたりするところもあったので、クスリと笑って、「こういうツッコミは、森先生ならではなんだろうな」と思い、楽しく読めました。

    ところで、ももちの解説は・・。本人曰く、第一弾の「つぶやきのクリーム(こちらは未読)」の解説も務めたようで、一部のファンには好評だったらしいのですが。あたしはももちが好きじゃないので、とはいえ、好き嫌いで偏見持つのもと思い、最後まで読みました。

    ハートマークやにゃんにゃん言葉にげんなりしながら(プロの書き手じゃないので、ここは頑張って目をつぶりました)、一通り読みましたが・・「解説、というより、森先生のエッセイを利用した自分のCMじゃないのか」という印象でした。(第一弾の解説はどうか分かりませんが)
    やっぱり、この印象も、ももちが好きじゃないという偏見から生まれたのでしょうか?
    分かりませんが、とりあえず、解説を読んでも、ももちに好感は持てないと再認識しただけでした。

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    2016年05月24日
  • εに誓って SWEARING ON SOLEMN ε

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    Gシリーズ第4作。

    このシリーズはやはり以前のS&MシリーズやVシリーズとかなり路線を変えている様だ。今回も謎解きより心理描写の方が興味深かった。
    真賀田四季については、どういうことになっているのだろうか。シリーズ読み進めばわかるようになっているのだろうか。

    今回も海月の考え方には衝撃を感じた。今回は山吹と加部谷のやりとりが面白かった。また、叔母の佐々木睦子がいい味を出している。

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    2016年05月22日
  • 神様が殺してくれる

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    『女性にしては美しすぎる』

    テーマはaime。主な舞台が日本でも米国でもなく、フランスなのが珍しいなと思ったけど、そういう理由だったとは。該理由により舞台にはなり得なかったドイツや日本の警察官とのやり取りが醸し出す空気もまた趣深い。「美しさ」と「狂気」というのは、どうしてこうもシンクロナイズするのだろう。しかも、その「狂気」が冷静で、かつ無自覚であればあるほどに、その「美しさ」を際立たせる。まさに、小説にしては美しすぎる。

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    2016年05月14日
  • 悪戯王子と猫の物語

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    20の物語が掲載されている、ささきすばるとの共著の絵本。物語に共通する点は無く、最大で6ページで一話が完結する構成となっている。

    絵本と聞くと、こども向けの作品かと感じるかもしれないが、内容は大人向け。

    ブラックユーモア、神秘的な内容ありと90ページほどの短い本だが、とても面白い内容であった。

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    2016年05月10日
  • 神様が殺してくれる

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    気付いたら引き込まれてしまっていた、とても現実らしいのにどこか幻想の中のような物語。男と女と、男と、どちらでもない人。
    萩尾望都の解説がとても分かりやすくて良かった。自分で読んでいただけなら、ただの幻想的な推理小説で終わってしまっただろう。

    「神様はリオンを愛する」。神様はだれ?

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    2016年05月08日
  • 作家の収支

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    森博嗣のエッセーは初めて読んだけど、軽快で正直な語り口で面白かった。作家の収支は如何ほどか赤裸々に語られていて、羨ましくもなる金額が出てくるけど、その語り口からか妬みのような感情が生まれることはなかった。

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    2016年05月01日
  • 神様が殺してくれる

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    普段、外国人がメインの小説は読まないのだけど、森博嗣という事で購入。
    人気のシリーズものとは違う少し変わった雰囲気のミステリ。

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    2016年04月26日
  • 自由をつくる 自在に生きる

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    同意しかなかった。今まで感じてきたことをうまく言語化してくれた感じ。
    最後の方にある「守ることよりも攻めることが自由なのである。」という言葉、私が応援しているサッカーチームの思想そのものですな。

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    2016年04月22日
  • 今夜はパラシュート博物館へ THE LAST DIVE TO PARACHUTE MUSEUM

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     『すべてがFになる』から森ワールドに迷い込み、『有限と微小のパン』を読み終えることで、一度は夢から覚めた私は、小銭を握りしめ「素敵な模型屋さん」に迷い込んだ少年の頃の私なのだと。

     少年の頃に見た夢は、どれも壮大に感じたけど、大人になってみると、そんな模倣のようなものを追いかけたところで、仕方がないと諦めてしまいがちだ。また、大人になってから目指す現実は、どれも実現できないほど困難で途方に暮れてしまいがちだ。だから、むしろ諦めてしまわなければならないのは、大人の現実であり、叶えるべきは少年の夢である。少年の夢は、それを実現した大人によって、次の少年に受け継がれ続けて行く。そして、その中の数人が、人類の生活を変えるような発明をしたり、夢をあきらめた人を再び夢に駆り立てる小説を生むのだ。

     この感想・レビューは、全然、この本の感想・レビューになっていないのですけれども、S&Mシリーズ全10巻、短編集3巻、新書数冊を読み終えた私の、素直な感想・レビューにはなっているつもりです。なぜ、森先生が(好き嫌いはあるものの)、多くの読者に、壮大(長大?)なシリーズものを読破させ、更にその次のシリーズに向かわせるほどの人気があるのか?その秘密が、この本の巻末に収録されている。素敵な模型屋さんに所狭しと陳列されています。

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    2016年05月28日
  • 森博嗣のミステリィ工作室

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     この本は『S&Mシリーズ(全10巻!)』と『まどろみ消去』『地球儀のスライス』を読み終えた兵(・・?に贈られた、講談社と森先生からのプレゼント。

     ある程度、読み物としての価値を求め、森ミステリィに影響を及ぼしたという100冊に対する感想…森先生は、あまり本を読んでいないと言っていたが、実は、中学生の頃から読んでいた…

     森先生は、読者を現実の世界に引き戻してしまう「あとがき」を巻末に挿入していなかったが、それでも、著者の気持ちが知りたい読者はいるだろうと、『S&Mシリーズ(全10巻!)』と『まどろみ消去』『地球儀のスライス』についての「あとがき」を、ここにまとめて書いてくれたようだ…プロットを考えないと言いながら、実はプロットを紙に書き出したり、データとしてまとめていないだけで、頭の中では整理されており、拘りの再構築を経て世に出た作品たち…

     森先生が「神とあがめる?」萩尾望都先生との対談など…

     いつもの森先生なら、恥ずかしいと言いそうな一冊だが、実は、その恥ずかしい部分を露出するのも楽しんでいるようで面白い。そして森先生の神との対談…素晴らしい。

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    2016年04月17日
  • 今はもうない SWITCH BACK

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    ひっかけられた…。


    「観察に先立って、確固とした目標がイメージできなければ、人はものを見たことにはならない、といっても過言ではない。認識するためには、予め用意された仮説が必要なのである。」「仮説を持たない者は、何も見ていない。」(278-279頁)

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    2026年08月25日
  • つぶやきのクリーム The cream of the notes

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     不覚にも、読みかけの『地球儀のスライス』を家に忘れてしまったノー残業デー…手持無沙汰を紛らわすためにBookoff守谷松前店に寄って、急遽購入した『つぶやきのクリーム』…

     森先生のつぶやきは、確かに『臨機応答・変問自在』などに比べると、マイルドになっているようですが、クリームと表現するには滑らかさが足らない感じもします(クリームなのにコクとキレがある)。しかし、良く泡立てられていて美味(いつになく凡人にも解りやすい表現)なのは事実で、是非、諏訪野が淹れてくれたコーヒーにトッピングして味わいたい香りでした。

     まえがきの中で「呟くとき普段から気をつけているのは、やはり“抽象性の高さ”だ。」と仰っていますが、そのような森先生の意識が(森先生は意図していないのでしょうが)読者を引き付けて離さないのだと思います。

     人間に生まれてきたからには、できるだけ自分の頭で考えないと…という気持ちになります。

     森先生の思考に触れたおかげで、S&Mシリーズに続くVシリーズも、より理解しやすくなりそうです。

     そういえば、苫米地秀人先生の『心の操縦術 (PHP文庫)』でも、抽象性の高さが重要であることが書かれていました。

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    2016年05月28日
  • 毎日は笑わない工学博士たち I Say Essay Everyday

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    相変わらずまえがきから魅了されている。
    のんたくんかわいいよ。
    実は次作がどこにも売っていなくて困ってます。どうするかなぁ。

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    2016年04月05日
  • ηなのに夢のよう DREAMILY IN SPITE OF η

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    自分が知りたいことは、自分を納得させるために必要なものであるにすぎない。
    そんなことを感じさせる作品。

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    2016年03月30日
  • 作家の収支

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    よくわからなかった作家の金回りを明かしつつ、作家の成功の心得を語る。
    著者の小説は読んだことはないが、スカイクロラの映画のみ見た。
    印税は10%で、追加コストのかからない電子書籍では10−15%くらいのレンジで上昇。今後はより柔軟な価格契約も生まれるだろうとする。その他の収入では、映画やゲームなどの原作としての使用料、これが本も売れることになり非常に美味しい。講演も一回40万円著者は取るらしいが、悪くない。一方支出は一人でやっているぶん少なくて済む、というかほとんど元手はかからない。ただセルフプロデュースは必須であり、とくに多作でない限りすぐ忘れ去られてしまう。著者は年20冊以上は出していた(今は引退で1日の執筆時間は1時間に限定)。そのためには書くことが好きであるというよりも仕事であるという認識を持つことがプロ小説家として重要。

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    2016年03月27日
  • 作家の収支

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    正直印税すげえ。しかも本を出すのは求められれば書けた分だけできるし(しかも1人で)増刷されれば昔の作品だろうが収入はいるし。
    目指そうとは思わないけどこんな仕事もあるって分かってよかった。

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    2016年03月26日
  • すべてがFになる -THE PERFECT INSIDER-(2)

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    萌絵や真賀田博士(のビジュアルイメージ)が可愛い美しいのは当たり前だけれど、犀川先生さらに山根さんまで見目麗しく!

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    2016年03月21日
  • 自由をつくる 自在に生きる

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    思ったより自由と言う物はない
    でもそれを自分で自覚出来るかどうかでまた色んな考え方が変わりそう
    考え方の本として面白く読み物としても面白い

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    2016年03月10日
  • εに誓って SWEARING ON SOLEMN ε

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    Gシリーズの4冊目ということで、加部谷、海月、山吹にもとても愛着が湧いてきました。
    森ミステリー(ミステリィ)といえば巷では理系ミステリーなんて言われていますが、Gシリーズでは本作も含め理系な要素は少なくなっています。

    主人公たちの乗ったバスがジャックされるというお話ですが、今回はとくに西之園や犀川、海月が活躍するわけではないので、s&m、V、四季、Gシリーズと読み進めて来た人には多少物足りなさがあるかもしれません。
    しかし、ジャックされたバスの中での加部谷と山吹のシュールな会話だけでも十分楽しむことが出来ました。

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    2016年03月10日
  • 人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか

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    抽象的思考。今まで持っていなかった考え方です。尊敬する人にこの本を頂き、世の中の見方が少し変化したように思います。

    ものごとを俯瞰してみて、共通点や本質を感じることはとても面白いことです。時たま読み直し、その都度の感想を楽しみたいと思います!

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    2016年03月06日