森博嗣のレビュー一覧

  • 暗闇・キッス・それだけで Only the Darkness or Her Kiss

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    わー日本において、これほど由緒正しいイギリス的マナーハウスな設定!と読んでて心地よかったです。執事や刑事さんまで完璧や、と。うーん何故に最近の作者の文章は、こうまで心地よいのでしょうか。
    一応シリーズものだったのですね、前作も読んでみよう。

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    2015年05月17日
  • 創るセンス 工作の思考

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    組み立てと工作は違う。目標達成のためのPDCA過程を自ら体験する,それも遊びとして,人間は成果物による利益だけでなく達成プロセスからの学びが多い。失敗でも成功でも,自ら考えて実行して結果がすぐ表れる工作過程では素朴理論形成のチャンスが山ほどある。これを十分に体験することは豊かな思考を支えることではないか。
    →どんどん創らせよう

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    2015年05月06日
  • つぼねのカトリーヌ The cream of the notes 3

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    作者自ら思い付いたタイトル100個のエッセイ。

    森さんの作品を読み始めたのは、もう15年以上も前だろうか。
    あのときは、作者がこんなにも魅力的な人とは知らなかったのが、なんだか悔しい。
    全くの現実主義で、理論的。ヘタな感情は持ち合わせていない、所謂理系の典型のよう。

    自堕落で感情気質な私とは正反対すぎて、もう少し物事を考えられる人間にならねば、この先つまらない人生だなと思った。

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    2015年04月21日
  • 黒猫の三角

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    まあまあ、イメージどおりでした。原作よりも、紫子さんが目立っていた気がします。気のせいかな…。
    紫子さんと練ちゃんがかわいかったです。
    紫子さんの表記がいろいろあって、「紫子」と書いて「しこ」と読むみたいになっていたところがあり気になりました。
    あと、ドッジボールのなぞなぞがなくて残念でした。

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    2015年04月17日
  • 常識にとらわれない100の講義

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    こういう、エッセイ的なものを読むと、森博嗣という人は、やはりかなり論理的で、一本筋が通っていて、人と変わった物の考え方をする変人なんだなあということがよくわかる。
    小説「S&Mシリーズ」の犀川先生の人格は彼自身が投影されているんだろうと思うけれど、それだけではなく、客観的に一般常識としての思考も理解していて、自分が変人だという自覚も持っているから、ああやって小説として書くことが出来るんだな。
    100のテーマの中には、まったく意味がわからないものや、共感出来ないものもあるけれど、おおむね、ちょっと違ったひねくれた角度から物事を考えていて、なるほど!と気づかされることが多かった。
    彼自身が

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    2020年07月15日
  • 人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか

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    価値観を固定化しないで自分なりの考えを持つ。
    抽象的な思考が現実に応用が効くことを説く。
    色々なことに疑問を持つこと感情的な反論は避けることを教わりました。

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    2015年03月20日
  • つぶやきのクリーム The cream of the notes

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    森博嗣さんと言えば理系ミステリ、という乏しいイメージから、理系の人の頭の中身を覗き見してみたいと思って読んでみた。
    まず先に短い格言的な言葉があって、それに見開き1ページ分の補足文があるようなつくりの本。それが100個載っている。

    全部通して読んでみて、共感できる項目とできない項目が6対4くらいだったかな、という印象。
    でも最初から共感を求めて読んだ訳じゃないから、こういう物の考え方もあるんだな、と単純にその視点に感心したりした。
    人と関わる生活をしていればいろんな考え方の人と出逢うし、全然違う考え方の人と話す機会も多いわけで、そういうときにいちいち目くじらを立てたりせずに「そういう考え方

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    2015年03月17日
  • つぼやきのテリーヌ The cream of the notes 2

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    これは面白かった。もう二度と貴方の作品は読まないと言われたどうする?
    彼の答えは秀逸で正しいと思う!

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    2015年03月08日
  • 人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか

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    みんな具体的な思考にとらわれ過ぎている。
    視点を上げて、抽象的、客観的に物事をみて考えることで見えてくるものがある。
    思考の庭を持とう。

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    2015年02月25日
  • つぼねのカトリーヌ The cream of the notes 3

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    相変わらずの金言集。
    解説にも触れてあるように、著者は普通の人ではなく、天才である。
    一般の人が全てを真似るのは不可能だろうが、
    人を導いたり、組織を動かす人物はこの合理的かつ効率的な発想と行動を持って欲しいと思う。

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    2015年02月22日
  • つぼやきのテリーヌ The cream of the notes 2

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    世の中をズバズバ斬る。斬れ味は衰えをしらない。今回も安心した。 色んな人に読んでほしい。そして斬られてほしい。

    なんてこった。つぶやきのクリームは単行本でよんでしまったので知らなかった。文庫解説はこんなことになっていたのか。

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    2015年02月15日
  • ゾラ・一撃・さようなら

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    森博嗣によくある、回転の早い会話が楽しめる。
    もう、その点に関しては最高!

    ストーリー、ミステリーの方に関しては特に...かな

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    2015年01月30日
  • 相田家のグッドバイ Running in the Blood

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    両親が亡くなるあたりから、じわじわ。
    去年亡くなった祖母のことが思い出されたし、
    親のこと、自分の生き方はどうなのかと。
    ちょっと哲学的であこがれる。
    解説読んでちょっとにんまりしちゃった。

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    2015年01月29日
  • 探偵伯爵と僕 His name is Earl

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    もう少しで夏休み。新太は公園で、真っ黒な服を着た不思議なおじさんと話をする。それが、ちょっと変わった探偵伯爵との出逢いだった。夏祭りの日、親友のハリィが行方不明になり、その数日後、また友達がさらわれた。新太にも忍び寄る犯人。残されたトランプの意味は?探偵伯爵と新太の追跡が始まる。

    主人公の瑞瑞しい感性が可愛い。
    会話だけでも楽しめる。

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    2015年01月28日
  • 相田家のグッドバイ Running in the Blood

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    自叙伝的小説なので軽く読めるかと思ったら正月早々重かった^^;若い頃に読んだなら響かないだろうし、今読んだらわかりすぎて胸やけする。もっと年を取ってから読んだらどうだろうか?開き直るか(笑)親を見送ったあとの解放感と書いてあったが何となく共感。この解放感って決して親に縛られてた苦しさじゃないし、脱力とも違う。フッと軽くなる。そしてそこから自分を見つめ直す。本での息子の老後はちょっと現実離れかなぁ。結局、お金遺してくれたから出来るんじゃーん(ー ー;)ってひねくれてしまう自分はまだまだ修行必要かー

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    2015年01月06日
  • つぼねのカトリーヌ The cream of the notes 3

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    つぶやきシリーズ第3弾

    毎度のことだが、
    それは気付かなかった、なるほどと思わされたり、
    「耳が痛い」いや「頭が痛い」と思わされたり、
    いやいやそれはちょっと自分は違うかなと思う話がふんだんに入っている一冊。
    いろいろと印象に残っている(文字を通過しているだけの部分があって忘れるかもしれません。ごめんなさい)が、とくに面白くて最後にまた印象付けられたのが、
    自己紹介。
    すこし変わった子があります、というタイトルだったか、それが頭をよぎった。

    今回の作品で特徴的だと感じたのは、土屋賢二さんの解説だ(解説なので作品の特徴と考えていいか多少疑問だが)。
    正直この一作で一番共感できたところだった。

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    2014年12月30日
  • つぼねのカトリーヌ The cream of the notes 3

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    欲しいものはないより欲しくないものはないの方が上 子供とか動物とかが出てきたら、涙腺が緩むことはある。だからと言って、それを狙って番組を作るのも変な話だ。そういう姿勢は品がない。どんなに遠くへ行ったとしても、どんなに高いところに到ったとしても、只立ち止まってぼんやりとしてる人は、魅力的とは思えない。それよりも、常に走り続ける人、いつも登り続ける人の姿こそ格好が良い。人に格好良く見せるのではない。自分で自分を見たときに格好が良いのである。自分で自分を見ることをしない人には、その格好悪さもわからないが。 だいたい、安くなるまで待てるという事が、それ程欲しくない心理の表れである。だから、手に入れたと

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    2015年01月07日
  • 「思考」を育てる100の講義

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    シリーズ2作目。
    なるほどな〜と思う点が多くありました。

    『人工よりも自然を観察する方が、オリジナルを得られる。』より
    “無理をして仕入れたネタや知識は、他者が作ったものだ。これが「人工」である。そういうものを使って創作すると、その創作もどことなく作り物に見えてくる。それに比べて自然は初めからオリジナルだから、そういうものだけで作れば、自ずとナチュラルで新鮮なものになるだろう。”
    他者が発見した素晴らしいアイデアは、自分のフィルタを通して作成すると2流になってしまう。
    オリジナルの発想は、外に出て自然に触れ自分を通した時に出てくるのかも。

    『経験は効率が悪すぎる』という内容もなるほどな〜と

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    2014年12月24日
  • 「思考」を育てる100の講義

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    小説はたくさん読んだけどエッセィは初めて読んだ。理系的な考え方がすき。奥様(あえて敬称)がほっこり( ´ω` )

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    2014年12月22日
  • 相田家のグッドバイ Running in the Blood

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    『大人になったら、自分一人の力で生きていくしかない、誰も助けてはくれない、自分で考え、自分で判断し、すべてを自分でできるようになりなさい、と。』

    『鬱陶しいほどの存在感というものが、仏壇の主たる機能だ。』

    『ランドセルを買うとき、紗江子はデパートへ紀彦を連れていき、好きなものを選びなさいと言った。どれも同じに見えたけれど、壁の高いところにスカイブルーのランドセルが飾ってあったので、あれにすると答えた。紗江子はにっこり笑って、それを買ってくれた。あんな色やめておきなさい、と言うか言わないか、その親の価値観が、こういった機会に子供に継承されるのである。』

    『自分の始末は自分の中でつける。それ

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    2014年12月21日