理工系ミステリィ作家の毎日は工作の連続だ。掃除機を分解修理し、ミニチュア鉄道を庭に敷設し、さらなる工作生活の充実のためにガレージまで建てて、夜な夜な旋盤を回し、部品を削る――。手になじんだ工具への愛着、空を駆ける模型飛行機への憧れ、パーツを探した模型店の思い出などにふれつつ、小説の創り方や人生哲学もさらりと語る、「モノを作る幸せ」に充ちたエッセイ集。
Posted by ブクログ 2011年03月10日
2011.03.10
『リプレイ』を読み終わって、あまりの壮大さになんとも言えない余韻が続き、次読む本は軽いものがいいと思った。何かないか何かないかと本棚を探しながら、こういうときは土屋先生の本がぴったりなのだけれど、既読のものばかりだった。
ふと手に取った『工作少年の日々』。数ページ読むと所々で...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年09月29日
理工系ミステリィ作家森 博嗣さんの、まさにタイトルどおりの内容のエッセイ。
白状すると私は彼の表記ルールになじめずに(ミステリー→ミステリィ)、なかなか著作に手が伸びないのだけれども、これは随筆のためかさらりと読めた。
モノ作りはとても楽しい。ちょっとお金がかかるけど、でも、お金と時間をかけ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年08月23日
【本の内容】
理工系ミステリィ作家の毎日は工作の連続だ。
掃除機を分解修理し、ミニチュア鉄道を庭に敷設し、さらなる工作生活の充実のためにガレージまで建てて、夜な夜な旋盤を回し、部品を削る―。
手になじんだ工具への愛着、空を駆ける模型飛行機への憧れ、パーツを探した模型店の思い出などにふれつつ、小説...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年07月13日
物作りの楽しさを書き綴った森博嗣さんの工作エッセイ。
機関車、飛行機、ガレージ、もちろん小説についても書かれています。
読んでいてなにが楽しいって、よく奥さんが許してくれるな、と。
頭がよくて、稼ぎもよくて、しかし趣味のためなら家族との時間をも削る──らしいのだが、文章の端々から家族への愛情...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
理系ミステリー作家、森博嗣。ここではエッセイストとしての森氏を楽しめる。
思った。「やっぱり森博嗣は変人だ。」発想の着眼点が抜きんでている。それでいて、言葉は論理性とユーモアに溢れて実に面白い。彼がなぜ小説を書くのか、工作少年はどうやって育ったか。
小説ではなく、こちらから森氏に入るのも面...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
初めて読む作家。推理作家で工学博士。小説すばるに連載されたエッセイ本。
趣味の工作について書かれているが、ここまで本格的というかマニアック的になると趣味を通り越している。ある程度のお金と場所とがないと出来ないなと感じた。凄いと思う反面、ついていけないかなとも思った。そういう意味で、他人の評価や思いを...続きを読む