あらすじ
理工系ミステリィ作家の毎日は工作の連続だ。掃除機を分解修理し、ミニチュア鉄道を庭に敷設し、さらなる工作生活の充実のためにガレージまで建てて、夜な夜な旋盤を回し、部品を削る――。手になじんだ工具への愛着、空を駆ける模型飛行機への憧れ、パーツを探した模型店の思い出などにふれつつ、小説の創り方や人生哲学もさらりと語る、「モノを作る幸せ」に充ちたエッセイ集。
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Posted by ブクログ
2011.03.10
『リプレイ』を読み終わって、あまりの壮大さになんとも言えない余韻が続き、次読む本は軽いものがいいと思った。何かないか何かないかと本棚を探しながら、こういうときは土屋先生の本がぴったりなのだけれど、既読のものばかりだった。
ふと手に取った『工作少年の日々』。数ページ読むと所々でくすっと笑える。これはなかなか・・・!と思い読み始めた。
しかし、軽い部分があるものの、途中で手を止めて考えることもしばしばだった。
- 僕から見ると、世間の多くの人たちは、とても複雑な生活をしているように観察される。いろいろな例外を作り、いろいろなしがらみに囚われる。そういった雑多なことに対して、丁寧に一つずつ対処していると、だんだん生活が重くなって、最後には自分が飛べなくなるんじゃないだろうか。 -
なんだかなー。
私にとって、森さんのエッセイって、読むといい。
村上春樹の小説みたいに落ち着く瞬間がある。
Posted by ブクログ
理工系ミステリィ作家森 博嗣さんの、まさにタイトルどおりの内容のエッセイ。
白状すると私は彼の表記ルールになじめずに(ミステリー→ミステリィ)、なかなか著作に手が伸びないのだけれども、これは随筆のためかさらりと読めた。
モノ作りはとても楽しい。ちょっとお金がかかるけど、でも、お金と時間をかけてすることはとても楽しい。そんな当たり前のことを再確認しつつ、でもこの人ってやっぱり変人だよね(笑)
Posted by ブクログ
【本の内容】
理工系ミステリィ作家の毎日は工作の連続だ。
掃除機を分解修理し、ミニチュア鉄道を庭に敷設し、さらなる工作生活の充実のためにガレージまで建てて、夜な夜な旋盤を回し、部品を削る―。
手になじんだ工具への愛着、空を駆ける模型飛行機への憧れ、パーツを探した模型店の思い出などにふれつつ、小説の創り方や人生哲学もさらりと語る、「モノを作る幸せ」に充ちたエッセイ集。
[ 目次 ]
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
Posted by ブクログ
森さんの工作エッセイ
工作に対するアツい想いが詰まってたり
そうじゃなかったり…?
趣味の飛行機、機関車の模型作りのために
小説を書き始め、そのお金を基に
ガレージ、工作機、線路に蒸気機関など
様々作って楽しむ毎日。
この人の様な人生を送ってみたいと思いました。
Posted by ブクログ
物作りの楽しさを書き綴った森博嗣さんの工作エッセイ。
機関車、飛行機、ガレージ、もちろん小説についても書かれています。
読んでいてなにが楽しいって、よく奥さんが許してくれるな、と。
頭がよくて、稼ぎもよくて、しかし趣味のためなら家族との時間をも削る──らしいのだが、文章の端々から家族への愛情が伝わってくる(気のせいかも知れないけど)。
Posted by ブクログ
理系ミステリー作家、森博嗣。ここではエッセイストとしての森氏を楽しめる。
思った。「やっぱり森博嗣は変人だ。」発想の着眼点が抜きんでている。それでいて、言葉は論理性とユーモアに溢れて実に面白い。彼がなぜ小説を書くのか、工作少年はどうやって育ったか。
小説ではなく、こちらから森氏に入るのも面白いかもしれない。