森博嗣のレビュー一覧

  • もえない Incombustibles

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    思ったより軽いけどそこはしっかり森ミステリかな。
    最後までまんまと引っ張られ、あちこち疑いながら読めました。
    ちょっと冷めた、それでいてなんか種火は消えてない、そんな文章があちこちに感じられるから彼の作品は好き。
    ホント、何度も書いちゃうけど理系の人って悔しいけど文学的。

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    2013年05月24日
  • 奥様はネットワーカ

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    ネタバレ

    懐かしい。
    まだ森博嗣さんのファンになる前に、雑誌『ダ・ヴィンチ』で連載されていた作品。
    あの時はあまり興味を感じていなかった…私が『ダ・ヴィンチ』を毎月読む習慣がつき始めた頃で、物語も途中だったから読まなかった…まさかこんなにはまる作家さんになるだなんて想像もしておらず。

    コジマケンさんのイラストが可愛くて、お話の合間に出てくるイラストに和みつつ読む読む。
    6人の登場人物の視点でお話が交互に(順番不同)進む。
    視点が変わるたびに語り手の名前と併せてコジマケンさんによるキャラクタのイラストが。
    それも毎回違うイラスト、素晴らしい。
    イラストも一緒にストーリーを紡いでいて、和むだけでなく、ドキドキもさせられる。

    さてさて、“ちょっとホラーなミステリィ”。
    ほんとに、怖い。
    油断していたら、怖い。

    一体、誰の思考についていったらいいの??
    あっちについていったりこっちについていったり…そうこうしていたら謎の正体に驚き。
    全然ついていっていない自分に気づく、と…いつものパターン??

    しかし、洋侑さん!
    爽やかだなーとただ思っていたのに、ちょっと裏切られた感ですっ。
    謎とは関係ないところで、ヤキモキ。

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    2013年05月16日
  • τになるまで待って PLEASE STAY UNTIL τ

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    ネタバレ

    探偵・赤柳初朗に雇われたアルバイトとして、山吹、加部谷、海月は超能力者・神居静哉の別荘”伽羅離館(がらりかん)”を訪れる。
    同じく、彼を取材をしに来ていた記者とカメラマンと晩餐を共に終えた後、密室での殺人が起こる。
    Gシリーズ第3作目。

    *****

    森作品…テンション出だしから上がりつつ、さらっと読み終えた。
    Gシリーズは、やっぱり、というか、あまり謎に重きを置いていないんだなぁと感じる。
    ミステリのメインテーマは「犯人は誰か」というところにある、というのが大半であるように考えているのだけれど、森作品、森ミステリを読むと、乱暴な言い方だけれど「そんなものくそくらえ」。
    まぁ、正直、あまり理解力のある読者ではない私は若干?かなり?もやもやする。
    しかし、良い意味で諦めているのか、毎回「えっ、これはどうなるの??犯人の動機は??」とうろたえなってきつつある。
    森作品にはまっているわけでもない、白黒はっきりつけて欲しい、真実を白日の下に!という姿勢でミステリに挑まれる方にはオススメはできない。

    今回の作品では、S&Mシリーズ、ひいては、森作品に欠かせぬ“あの人物”の影がちらちらするのでファンは一瞬どきんとしてしまうはず。
    “これから”がますます、気になってきた!

    お話の中で超能力に対して、理系の方々は他者に比べると冷静な姿勢なのだけれど、理系と文系は思考というか受け方がだいぶん違ったりするのかなぁ。
    森作品を読むと、そのあたりもすごく気になる。
    自分を完全文系人間だと思っているので、憧れに近いものがある。

    ★蛇足メモ★
    Gシリーズを読む時、何故か海月が出てくる度、“L”(『DEATH NOTE』)みたいな雰囲気を思い起こしてしまう。
    表情や言葉で感情を表さず、発言や行動に無駄がないところがだぶるのかな。
    同シリーズで一番お気に入りのキャラクタ。

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    2013年05月16日
  • どきどきフェノメノン A phenomenon among students

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    どきどき。どきどき。

    大学院でドクターコースに通う主人公・佳那の目を通して綴られる、スーパー理系少女のそれなりに波乱で万丈な日常ラブコメ。
    笑えるかどうかは人を選んでしまうかもしれないけれど。
    普段感じている日常のどきどきを、森博嗣が書くとこんな感じになるのかとにやにやしながら読んでしまった。

    愛とか恋とか数字で弾き出せない良質などきどき、有限要素法で解析できない様々な気持ちが、この本には詰まっている。

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    2013年05月16日
  • 探偵伯爵と僕 His name is Earl

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    ネタバレ

    ミステリーランド版が出た時から気になりつつ、文庫化を待っていた1冊。
    主人公は小学生。
    文体はいつものように難しい理系用語などは出てこない。

    ある日、主人公は“伯爵”と名乗る男に出会う。
    謎めいた伯爵とひょんなことで友達になる。
    そんな中、主人公の学友が1人、いなくなった。
    神隠し?誘拐?
    -いや、殺人。
    徐々に姿を現す事件の暗い形相。
    やさしい作品に見えていた、いきなり、すぅっと空気が変わる。
    小学生と、殺人事件が交錯する。
    伯爵は何時の間にやら色々と調べており、主人公もいつの間にか事件の核に触れようとしていた。

    そして、事件の終末。
    明かされる、伯爵の素性、思わず、ほろっときた。

    …それで終わらないあたり、さすが森ミステリというか。
    すとんと着陸したはずの地面がふわふわの泡に変わってしまった。

    やーい、油断したな。
    と、森さんに思われている気がした。

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    2013年05月15日
  • 議論の余地しかない A Space under Discussion

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    森博嗣のフォトエッセイ。自身の著作からの引用文と短い解説がついていて、読んだことのあるものもそうでないものも楽しめる。ぐさっとくる言葉やあまり理解できない言葉もあった…持っていたい一冊。

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    2013年05月12日
  • ゾラ・一撃・さようなら

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    森博嗣氏ってもっと無機質で概念的な作品しか書かないと思っていたのに、よい意味で予想を裏切るカジュアルなハードボイルド的内容だった。
    一気読みできるぐらい面白かったけど、主人公が必要以上にもてすぎるのはちょっといただけない。

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    2013年04月13日
  • どきどきフェノメノン A phenomenon among students

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    あの森博嗣さんが描く恋愛ものって!?と興味津々で読みはじめましたが、これがなかなか。
    研究のことしか頭にない理系女子ってのは森さんの小説では頻繁に出てくるけど、それがラブコメのヒロインになるだけでこうも面白いとは!
    何に対しても分析癖(?)のある主人公の思考が面白い。特に後半の思考の乱れっぷりはクスリと笑える。

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    2013年04月08日
  • 探偵伯爵と僕 His name is Earl

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    ネタバレ

    伯爵が何者なのか気になって、飛ばし読みしそうになりました。僕が友達に対する感情があっさりしていて、小学生ってそんなものなのかなと思ったけれど、最後の逆転から見てそうではないのかも。淡々と書き記してるだけで。。

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    2013年04月03日
  • もえない Incombustibles

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    たいして親しくない高校の同期が突然、死んだ。
    何故か事件に巻き込まれていく主人公。
    面白いです。

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    2013年03月29日
  • 探偵伯爵と僕 His name is Earl

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    とても面白おかしくて、読みやすい作品でした。
    小学生の僕に事件の残虐性をはっきりと告げる伯爵とのやり取りに驚きながら頁をめくっていきました。
    大人はいつまで経ってもずるいですね。

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    2013年03月21日
  • カクレカラクリ An Automaton in Long Sleep

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    特に何か事件があるわけでもなく。

    記号の暗号みたいなのも簡単にわかってしまう。。

    でも景色としてはいい感じだし
    何より<カクレカラクリ>の響きが素敵。

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    2013年03月16日
  • 僕は秋子に借りがある I’m in Debt to Akiko 森博嗣自選短編集

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    表題作が一番好き、だけども、
    最後の一文が気に入らない。
    タイトルそのままに、「僕は秋子に借りがある」でよかったのに。
    このタイトルが堪らなく気に入っているのです。

    卒業文集も好き。
    素敵な模型屋さんも。

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    2013年03月11日
  • 工学部・水柿助教授の逡巡 The Hesitation of Dr.Mizukaki

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    この本を読む人は森博嗣、じゃなくて水柿先生ファンしかいないとは思うが、そんなアナタも本書を読み終えたら須磨子さんファンになること間違いなし!という恐ろしい本。

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    2013年03月04日
  • もえない Incombustibles

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    どこまで読んでも主人公が何かを忘れているせいか決定的なものが見えてこなくて、なかなか繋がらず早く早くと頁をめくってしまう。最後は主人公がぼんやり→すっきりしてよかった。

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    2013年02月24日
  • 魔的

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    『いつも通る道でも
    違うところを踏んで歩くことができる
    いつも通る道だからって
    景色は同じじゃない
    それだけでは、いけないのか?
    それだけでは、不満か?』

    『後悔エトセトラ
    思慕コンパクタ
    逡巡パラメータ
    憂鬱ストラクチャ』

    『胸の上に手をのせていると
    悪い夢を見るよ』

    『飛べないことを
    知らない連中が
    飛んでいるのだよ

    生きられない理由を
    知らない連中が
    生きているように』

    『かすかな奇跡と軽やかな予感と

    生きているという呪文にかかった君と』

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    2013年02月24日
  • 臨機応答・変問自在  2

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    ネットからの問に応答しているので、前作とはやや毛色が違っています。「問」というものへの認識が変わりました。自分の思考がどの方向を向いていて、どの位の広さがあって、現在どの位まで進んでいるのか。聞く人が聞いたら一瞬でバレる。それが質問。おいそれと質問できなくなっちゃいますね。それでもするんですけどね。

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    2013年09月18日
  • 探偵伯爵と僕 His name is Earl

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    小学校にあって、その時に読んで覚えていたけれど、高校生になって森さんの作品だと知った本。
    段々と深刻になっていくお話、事件の残虐性、小学生だったので怖くてでも面白くて読み進む手が止まらなかった。
    確か昔少年少女だった大人に贈るミステリとかの企画の中の一冊だったように思うのだけれど、有栖川有栖さんや島田荘司さんなど小学生の私には色々な出会いがあって、今思うと非常に懐かしい。

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    2013年02月14日
  • 小説家という職業

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    ネタバレ

    チェック項目9箇所。良い小説とは、「こうすれば書ける」では成り立たない「創作」なのである。はっきりしている真実が一つある、どんなに酷い作品でも、誰かは褒めてくれる、どんなに優れた作品でも、誰かは貶す、人間のばらつきは、それくらい広い。あなたが書いたものを読んでくれる人に、あなたが書きたかったものが理解されること、これこそが、文章の最も重要な機能である。作家が続かない理由……デビュー後のビジョンがない、「作家になりたい」一心で努力をしてきた、まさにその動機が、作家になったことで失われる、つまり、作家になること、自分が書いた作品が出版されることがゴールだったわけで、処女作が本になった時点でゴールインしてしまうため、その後の動機が見つけられなくなる、という症状らしい。出版社は自分たちが作った書籍という商品に対して、そのユーザーの意見を集める努力を熱心にはしていない、出版社(特に営業)が「お客」だと認識しているのは、「書店」であって、「読者」ではない。10万部売れる本を作ることは非常に難しい、しかし、1万部売れる本を10冊出すことなら、それよりは容易だ、5000部売れる作品を20作書くことなら、さらにずっとやりやすい。小説にテーマなんて必要ない、読んだあと、残るようなものも必要ない、それを盛り込むな、とはいわないが、わざわざ異物を盛り込んでも、小説の純粋性を失わせるだけだ。最も際立つのは、一つの文章の句点の次に何を書くのか、という選択をする瞬間だ、この一瞬に「視点」がすべてを決める、「どう描写するか」の以前に、「何を描写するか」がある。シーンを描くには、まず「場」が必要である、実際に知っているところ、見たことがある場所を使うのが手っ取り早い。

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    2013年02月06日
  • 工学部・水柿助教授の逡巡 The Hesitation of Dr.Mizukaki

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    なんかK談社の人ノリ軽いなw(これは小説だし、きみも軽いデショ)
    ちくしょうかわいいぞ森博嗣(かわいいはかほはゆしが短縮された形なんだって、へぇー(興味なし))
    あぁ何でしたっけ?レビューですか?
    いやはやもう文字数足らない、残念でしたー(ウソツケ

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    2013年01月22日