森博嗣のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ懐かしい。
まだ森博嗣さんのファンになる前に、雑誌『ダ・ヴィンチ』で連載されていた作品。
あの時はあまり興味を感じていなかった…私が『ダ・ヴィンチ』を毎月読む習慣がつき始めた頃で、物語も途中だったから読まなかった…まさかこんなにはまる作家さんになるだなんて想像もしておらず。
コジマケンさんのイラストが可愛くて、お話の合間に出てくるイラストに和みつつ読む読む。
6人の登場人物の視点でお話が交互に(順番不同)進む。
視点が変わるたびに語り手の名前と併せてコジマケンさんによるキャラクタのイラストが。
それも毎回違うイラスト、素晴らしい。
イラストも一緒にストーリーを紡いでいて、和むだけでなく、ドキドキもさせられる。
さてさて、“ちょっとホラーなミステリィ”。
ほんとに、怖い。
油断していたら、怖い。
一体、誰の思考についていったらいいの??
あっちについていったりこっちについていったり…そうこうしていたら謎の正体に驚き。
全然ついていっていない自分に気づく、と…いつものパターン??
しかし、洋侑さん!
爽やかだなーとただ思っていたのに、ちょっと裏切られた感ですっ。
謎とは関係ないところで、ヤキモキ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ探偵・赤柳初朗に雇われたアルバイトとして、山吹、加部谷、海月は超能力者・神居静哉の別荘”伽羅離館(がらりかん)”を訪れる。
同じく、彼を取材をしに来ていた記者とカメラマンと晩餐を共に終えた後、密室での殺人が起こる。
Gシリーズ第3作目。
*****
森作品…テンション出だしから上がりつつ、さらっと読み終えた。
Gシリーズは、やっぱり、というか、あまり謎に重きを置いていないんだなぁと感じる。
ミステリのメインテーマは「犯人は誰か」というところにある、というのが大半であるように考えているのだけれど、森作品、森ミステリを読むと、乱暴な言い方だけれど「そんなものくそくらえ」。
まぁ、正直、あまり理解力のある読者ではない私は若干?かなり?もやもやする。
しかし、良い意味で諦めているのか、毎回「えっ、これはどうなるの??犯人の動機は??」とうろたえなってきつつある。
森作品にはまっているわけでもない、白黒はっきりつけて欲しい、真実を白日の下に!という姿勢でミステリに挑まれる方にはオススメはできない。
今回の作品では、S&Mシリーズ、ひいては、森作品に欠かせぬ“あの人物”の影がちらちらするのでファンは一瞬どきんとしてしまうはず。
“これから”がますます、気になってきた!
お話の中で超能力に対して、理系の方々は他者に比べると冷静な姿勢なのだけれど、理系と文系は思考というか受け方がだいぶん違ったりするのかなぁ。
森作品を読むと、そのあたりもすごく気になる。
自分を完全文系人間だと思っているので、憧れに近いものがある。
★蛇足メモ★
Gシリーズを読む時、何故か海月が出てくる度、“L”(『DEATH NOTE』)みたいな雰囲気を思い起こしてしまう。
表情や言葉で感情を表さず、発言や行動に無駄がないところがだぶるのかな。
同シリーズで一番お気に入りのキャラクタ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレミステリーランド版が出た時から気になりつつ、文庫化を待っていた1冊。
主人公は小学生。
文体はいつものように難しい理系用語などは出てこない。
ある日、主人公は“伯爵”と名乗る男に出会う。
謎めいた伯爵とひょんなことで友達になる。
そんな中、主人公の学友が1人、いなくなった。
神隠し?誘拐?
-いや、殺人。
徐々に姿を現す事件の暗い形相。
やさしい作品に見えていた、いきなり、すぅっと空気が変わる。
小学生と、殺人事件が交錯する。
伯爵は何時の間にやら色々と調べており、主人公もいつの間にか事件の核に触れようとしていた。
そして、事件の終末。
明かされる、伯爵の素性、思わず、ほろっときた。
…それで終わらないあたり、さすが森ミステリというか。
すとんと着陸したはずの地面がふわふわの泡に変わってしまった。
やーい、油断したな。
と、森さんに思われている気がした。