森博嗣のレビュー一覧

  • 人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか

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    ・なにものにも拘らない
    ・人生を楽しむためには、この虚しさと親しみ、明日死ぬと思って毎日行動することだし、また、永遠に生きられると想像して未来を考えることである。
    ・考えることは苦しいことだ。のんびりとリラックスしているときにアイデアが浮かぶよりも、忙しくて必死になって考えているときの方が、断然発想することが多い。酒を飲んで良い気分のときには、残念ながら、頭からはなにも出てこない。

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    2018年11月04日
  • 人間のように泣いたのか? Did She Cry Humanly?

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    Wシリーズのいつもの巻よりも、やや長い。主人公たちのhumanな感覚がAIに関わる事件を通じて呼び覚まされる・・というところ。

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    2018年11月01日
  • 議論の余地しかない A Space under Discussion

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    本書は、いろいろな本から切り出された意味深長な言葉にちょっとした著者の意見、感想を付け加えたものである。各ページごとの風景にのったそれらの言葉は、読者を、ある時ハッとさせ、ある時覚醒させ、またある時麻痺させるような妖しさを持つ。なかなかおもしろかった。

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    2018年10月23日
  • 常識にとらわれない100の講義

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    「常識」が、きっと私たちを苦しめている。
    「こんな考え、人として間違っている」
    そんな思いが自分を苦しめる。

    でもきっと、「思い」に間違いはないのだ。
    「行動」には、犯罪、自分本位など、やってはいけない制約がたくさんあるけれど。

    せめて思想くらい自由に羽ばたかせたい。

    印象に残ったのは次の一文。

    「羨ましい」という感情は、とても素直で前向きだと思う。「羨ましがるな」なんて叱る大人がいるけれど、そちらの方が歪んだ精神ではないのか。これは、「羨ましい」は「妬ましい」に必ずなるはずだ、という浅はかさから来るものだろう。

    そう、羨ましがったっていいんだ。
    それが、自分の行動力になることもある

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    2018年10月20日
  • 天空の矢はどこへ? Where is the Sky Arrow?

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    今回のメインの舞台は阿蘇山だけど、やっぱりクライマックスの舞台である宇宙のところが、手に汗を握る展開だった。
    それにしても、このシリーズを読んでいると、人間ってゆうのは、どこに行こうとしているのか、全く不思議な感じになる。
    今回大活躍だったキガタとかには、もっと活躍してほしいところ。
    ついでに、スピンオフとかで、特に事件のない日常とかも取り上げてほしいところだ。

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    2018年10月16日
  • 「思考」を育てる100の講義

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    様々な人に視座に触れる事は大事だなと感じさせる一冊.
    ・死に物狂いで頑張ろうという時,大事な事は引き際である.
    ・ときどき,自分は何を作り出しているか考えてみよう
    ・「十分な説明がない」とは,ただ「反論の糸口が欲しい」という意味である.

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    2018年10月09日
  • 自由をつくる 自在に生きる

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    「用意された楽しさ」の弊害.「楽しさ」他者から与えられない,「楽しさ」は自分だけのものか?→「楽しさ」を伝達することで他者を楽しませることができるなどは共感.

    また「楽しさ」を伝達する際,勘違いしてしまう危険として
    ・自分の「楽しさ」を人に伝達することで優越感を得る
    ・伝達する行為に使命感を見出す
    といった行為を指摘している.

    FBをやる際,十分注意したいところだな.

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    2018年10月09日
  • 作家の収支

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     お金の話は、タブーと言うような風潮がある。
    特にこういうことをすればいくら儲かる、という話はお金を払って行くセミナーなどでは聞けるのだろうけど、実際にこういうことをしてきてこれだけお金になった、という実績として非常に説得力のある内容を、こんなにデータを用いながら、お手頃な価格の本にまとめて説明してくれている。
    作家という職業は、最終的には個々の能力によるとはいえ、書いたものをお金にする方法や宣伝術、とにかくたくさん書くなどのノウハウがつまっていて、参考になることがたくさん書かれている。

     確かにちょっと時代が変わってきていて、もしも森博嗣氏が今から同じように本を書き続けていかれたとしても、

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    2018年09月25日
  • 墜ちていく僕たち

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    『孤独が唯一の友達だよって、
    まるで難解なジャズを聴くように、
    自由に憧れて、
    自由を愛して。』

    『誰なんだろう、僕って。
    思わない?

    それでも、こうして生きているんだし。
    生きているみたいに、見えるんだし。
    それで、良いかって、

    思わない?』

    『自分が飼っていた子犬とかが死んだのよりも、悲しくない。つまり、モッチャンは自分で考えて、自分の人生に幕を引いたんだ。そう考えれば、サイナラって軽く声をかけてあげた方が、私らしいってこと。』

    『死んだ人って、みんな誰でも、死にながらびっくりしただろうね。「うわ、私、死んだわ」なんてさ。そりゃ、驚くよぅ、普通。だってねぇ、今までに一度も死んだこ

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    2018年09月15日
  • 天空の矢はどこへ? Where is the Sky Arrow?

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    ネタバレ

    スケールが大きくなってきました。今回はミステリ色が強かった印象。このシリーズは刊行のインターバルが短いのがありがたいです。

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    2018年09月10日
  • イナイ×イナイ PEEKABOO

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    森博嗣作品の中では、わりと普通(?)な感じのメインキャラクターたち。でも、またそれが良いような。

    ふだんはちょっとぼんやりした感じの男の子が、妙にロジカルに答えをひとつひとつ絞っていくのがおもしろい。

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    2018年09月10日
  • 自分探しと楽しさについて

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    工学研究者であり作家の森博嗣氏がつらつらと「楽しみ」や「自分」というものは何であるかを考察して書き連ねた本です。とどのつまり、「自分らしさ」とは、自分が何を楽しく感じるかという感性であるとしています。著者ご自身が人生を楽しんでいる様子がよく伝わり、僕もそんな大人になれたらいいなと思いました。得心のいく内容で頭の整理に役立ちました。

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    2018年09月06日
  • 天空の矢はどこへ? Where is the Sky Arrow?

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    今回はハギリ博士、九州へ行く♪「あれっ?今回は近場なのね(^.^)」と思っていたら、話は宇宙へ(゜゜;)人口知能やウォーカロンが家出や自殺をするようになったら、いくら人間が長生きしていても存在感薄いな~(-_-;)人間より仕事も研究も出来るしね(^^;)そんな中、ハギリ博士がカレーを食べているシーンが凄く人間らしく感じた(^o^)マガタ博士の世界はどこまで広がるんだろう?

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    2018年08月29日
  • 森籠もりの日々

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    森博嗣先生の日記。
    読んでいると、自分がいかに日々、
    「考えて」いないか考えさせられる。

    思考は文章として出力した段階で、死んだものとなる、
    というのは共感。
    文章なんて、その程度。
    たしかに。

    これはwebに掲載されている日記なんだけど、
    私、webの方はほとんど読んでいなくて。
    11月に続刊が発刊されるようで、楽しみ。

    その前に10月にWシリーズの最終巻が出るんですって。
    楽しみだけど、最終巻は寂しいな。

    先生の中では、2020年以降でシーズン2があるかも、
    みたいな感じでした。
    楽しみ。

    あとは先生の体調だけが心配。
    まだ60歳。
    これからも、数は減ってもいいので、生きて書き

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    2018年08月26日
  • 人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか

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    工学研究者であり小説家でもある森博嗣氏が、日常のなかでどのような考え方をしていけば豊かな精神を築けるかについてを語る本です。キーワードは抽象思考。世間では具体的なことがらに囚われすぎているとし、そこから一歩引いて客観的・抽象的に考えると発想が柔軟になりやすいとしています。本の内容を要約するのがちょっと難しいですが、とても参考になる本でした。柔軟な発想ができるひとになりたいなあ。

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    2018年08月25日
  • 天空の矢はどこへ? Where is the Sky Arrow?

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    人工知能が当たり前の世界。人間の存在意義は薄くなって当たり前か。便利な機能が追加され続ける車や家電。人が自分の頭や身体を使ってすることが段々と少なくなるのは、社会が進化しているのか人が退化しているのかどっちだろう。

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    2018年08月19日
  • 赤目姫の潮解 LADY SCARLET EYES AND HER DELIQUESCENCE

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    「 女王の百年密室 GOD SAVE THE QUEEN 」
    「 迷宮百年の睡魔」
    に続く、百年シリーズの最終作。

    なのだが、読み始めて「?」となり、本当にこれはシリーズ最終作なのか?三冊目なのか?実は1作目なのではないのか?・・・と不安になり、何度も調べてしまった(;'∀')

    ミチルもロイディも登場しないのだ。この二人の関係が好きでその後が気になっていたのに。

    確かに二人の行く先なのかもしれないけれど、飛びすぎ。間にあと3冊くらいは必要だよー

    または二人の原点。なのかもしれない?

    そして人類の行く先なのかもしれない・・・?。

    更に世界が広くなりすぎて、ついてい

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    2018年08月18日
  • どちらかが魔女 Which is the Witch? 森博嗣シリーズ短編集

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    何れの物語も短編集に入っていたもの。それをS&M, V, Gシリーズだけ抜粋して一冊にまとめたもの。
    既に短編集で読んではいたけれど,読むべき順番に並んでいることでスムーズに入ってきた。お得な一冊であること間違いなし。この3つのシリーズが大好き過ぎると改めて感じた。

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    2018年08月15日
  • 人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか

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    p180
    抽象的思考の場は、まさに「自分の庭」のようなものだ。
    ーーー

    これが、この本のすべてだと思う。

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    2018年08月09日
  • ηなのに夢のよう DREAMILY IN SPITE OF η

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    地上12mの松の木に首吊り死体。
    「ηなのに夢のよう」と書かれた絵馬が遺されていた。

    Wシリーズや百年シリーズに出てくるクジ・マサヤマがここに出てくるのか

    あれ?S&Mシリーズにも出てたっけ?
    また読み直さないと。

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    2018年08月05日