森博嗣のレビュー一覧
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ネタバレWシリーズ第8冊~ヴォッシュ教授に呼ばれエジプトに赴き、ネガティブピラミッドで見たAIイマンはがっかりな姿。「人間を殺した最初の人工知能」と呼ばれ、反政府主義者に使われていたが、その会話が漏れてネットに流出した。漏らしたのは誰か。ケースには「血か、死か、無か?」と彫られていた。一方、蘇生に成功したナクチュの冷凍遺体が盗み出された。急遽帰国するが、イマンが盛んに情報交換していたAIが南極にあると連絡が来て、ヴォッシュと訪ねるとイマンと同じ小さなコンピュータが呼びを含めて144台。これがAIかと驚いていると、死んだはずのフランスの富豪・モレル氏も隠れていた。自己防衛のためにロボットを使い、二人の護衛であったキガタとペィシェスが乗っ取られた。アネバネらとデボラがアミラの援軍も得て、撃退した。盗まれた遺体からの連想で、メガツシュカやその夫・マイカ・ジュクが浮上した。フランスに帰国したモレルがエジプトに向かうという情報を得て、ハギリとウグイも飛ぶ~最後にマガタ・シキ博士が登場し,息子であるロイディを取り戻したが,夫のモレルは妻を悪魔后と呼んで逃げ回った挙げ句,南極に隠れていた!
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Posted by ブクログ
夢とは何か?
何かを作り上げること。
森氏の場合は工作だった。
夢は昼寝とかグダグダする暮らしの実現とは異なる。
何かを作り続ける。
日々夢の実現に何かアクションを起こす。
夢は他人に見せびらかしたり人を巻き込むことではない。
自己満足こそ目指すべきこと。
夢に向かっていれば日々の労働も夢の実現のための資金作りと考えられる。
そんな感じ。
自分では夢を意識したことがあまり無かったけど、
何かになりたい、実現したい、○○を入手して◎◎をしたい、ということ位しか考えてこなかった。
世間一般の人たちもそんな感じで、著者がこの本を書くにあたって編集部で取ったアンケートでも、金持ちになりたいけどやっていることは宝くじを買うこと等という例が出ていた。
夢、または人生の過ごし方を考えるにあたっての良書だと感じた。 -
Posted by ブクログ
森博嗣百年シリーズ第3作
ぼくの感想も一言で、解説の冬木さんが最初に書かれている「何がなんだかわからないが、すげえ」、これに尽きる。
百年シリーズの最終作ということで、またミチルとロイディのコンビが女王様に会いに行くようなものを想像していたのだが、この話は全然関係ないようだ。冬木さんも解説されているが、世界観が同じというところから、なんとなくその百年シリーズの雰囲気になっているのだろう。
百年シリーズは、舞台の設定が現代ではないことを感じさせるためか、他のミステリー小説と異なり、SFの雰囲気を醸し出している。この小説もSF小説と言ったほうが良い、というかミステリーの要素というのがどこにあるのだろうかと思ってしまった。
篠柴くんと鮭川が赤目姫を伴って魔多井という人物のところへ、早朝からボートを漕いで行くという話から始まるのだが、その後の展開は、テレビ番組にある「世にも奇妙な物語」のような感想を持った。うーむ、探偵小説にあるような殺人事件がおこるなどとはまた違った雰囲気を持つ、これもやはりミステリーなのか。
物語自体はなんというか、読んだ直後は「へっ?」という感じなのだが、後からじわじわと面白さが蘇ってくる(?)作品だった。この辺がなんだかよくわからん面白さなのかもしれない。ミステリーという観点からなら、この作品が百年シリーズの最終作になっていること自体がミステリーなのではなかろうかと思ってしまった。