森博嗣のレビュー一覧

  • 魔法の色を知っているか? What Color is the Magic?

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    後半で一気に加速した。ぞくぞくする!魔法の色を知っているか?はるか昔に埋め込まれた安全装置。あらゆることがマガタ・シキにプログラムされていてその知性に圧倒される。

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    2017年03月18日
  • 迷宮百年の睡魔 LABYRINTH IN ARM OF MORPHEUS

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    百年シリーズのこの本もコミックで読んでいる。
    が、改めて本書を読むと、もっと前に読んでおくべきだったなと後悔した。
    近未来のSFなのだが、古い時代のファンタジーの印象。
    主人公のミチルのモノローグ。普通の作家の文章だったらさっさと読み飛ばす処だが、森先生に絡めとられるイメージ。
    ミチルとロイディの会話の面白さ。緩急の付け方が素晴らしい。
    恐らく森先生は、頭脳と肉体の分離の可能性を小説の中で考えていたのだと思う。

    「面白い」彼女はまた微笑んだ。
    昔、森先生の著作をはじめて読んだ時を思い出す。
    あの彼女から始まる物語。あれから森先生の著作を沢山読んだ。

    彼女は微笑んだ。「私が、ここにいると思う

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    2017年03月17日
  • つぼみ茸ムース The cream of the notes 5

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    このシリーズを読むのは初。

    おもしろい。

    庭園鉄道に乗ってみたい。

    1日に1~2テーマと決めて読んでみたため、
    前半の記憶は既にないけれど、ふとしたときに棚から出して
    ぱらぱらと読み返すことと思う。

    やると決めたことをやり続ける
    (執筆の仕事でも、まず1日の分量を決めてそれを続ける)
    といったことを、自分に少しでも取り入れたい。
    と、いつも思う。


    そういえば最近、著者の本から離れていることに気づいた。

    また読んでみよう。

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    2017年03月06日
  • ジグβは神ですか JIG β KNOWS HEAVEN

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    森さんの作品は本当に面白い。奥が深くて、不思議で、なんとなく感じているけど、ふわふわ掴めない気持ちをすっと言葉で表現してくれる。あ、こう思ってたんだって気持ちに輪郭を持たせてくれる。今回もそう感じる瞬間がたくさん有って。まだまだ真賀田四季の謎も深いままです。

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    2017年03月06日
  • 女王の百年密室 GOD SAVE THE QUEEN

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    百年シリーズは本作も「迷宮百年の睡魔」もコミックで読んで原作はまあそのうちにと、後回しにしていた。
    「彼女は一人で歩くのか」から始まるWシリーズにデボラの名が出てきたり、殊に赤目が出てきたりと、これはちゃんと百年シリーズを読まなければと手に取る。

    結構厚みがあり、読み応えがあったが、森先生の静謐な文章をじっくり味わった。
    コミックの印象では現世と遠い世界でよっぽど未来のことだと思ってた。本作を読むと2113年とあるし、ウォーカロンは人工的に生まれた人間でなく、やや旧タイプのロボット。Wシリーズとの時間軸での関係はどうなんだろう。

    本作もWシリーズも生きることがテーマになっているんじゃないか

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    2017年08月12日
  • 私たちは生きているのか? Are We Under the Biofeedback?

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    少しもたついているようにも見える。だが、ウォーカロンの脳だけが「活動」している世界の描写には説得力はある。

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    2018年10月14日
  • 赤目姫の潮解 LADY SCARLET EYES AND HER DELIQUESCENCE

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    森博嗣、2013年発表の小説。

    「百年シリーズ」三部作の三作目ですが、前二作との直接的なつながりはありません。前二作がエンターテインメントのSFミステリー風冒険譚であったのに対し、本作にはまっとうなストーリーがなく、断片的で唐突な飛躍跳躍を繰り返すエピソードと認識論、存在論に関する堂々巡りの対話の集合体のような実験的作品といえます。赤目姫という極めて魅力的なキャラクターも段々影が薄くなってついには存在自体が曖昧になってしまうし・・・。これが小説として成功しているのかどうか、非学な私には正直な所良くわかりません。しかしとても刺激的で面白い作品ではあり、一読の価値はあります。

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    2017年02月23日
  • キウイγは時計仕掛け KIWI γ IN CLOCKWORK

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    Gシリーズの最新文庫ですが、
    発売日から随分経ってから読み終わりました。

    森博嗣らしさ爆発の本作でして、
    殺人は起こるし密室ものなのですが、
    登場人物がそこにあまり執着しないで
    どちらかと言えば真賀田四季のことばかり
    気にしているのが何とも味わい深いです。

    そしてそのトリックに親子が絡んでくるあたり、
    やはりあえて真賀田四季に寄せて
    本作は書かれたんだろうなぁと言う気がするのは
    たぶん森博嗣ファンだけでしょうね。

    それを差っ引くと、
    ミステリーなのに何故か熱量の低い
    不思議な小説という感想になりそうです。

    ということでシリーズを通読されてる方には
    当然の如くおすすめしますが、
    そうでな

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    2017年02月09日
  • 自分探しと楽しさについて

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    森博嗣さんの本は、これが初めて。
    きっと詳しい人からみれば、いきなりこの本からかよ、と思われるかもしれない。
    恥ずかしながら、ミステリ作家なのか、SF作家なのかさえ、わかっていない。
    ただ、そういう人が、どうして人生相談めいた本を書くんだろう、と思って、読んでみることにした。

    自分は他者に規定される。
    他者を認めよ。
    しかし、他者への意識を抑制し、自分の中から湧き出る楽しさに目を向けよ、というのが本書の骨子らしい。

    一文一文は短く簡潔。
    それをたくさん積み重ねて意味を紡ぐタイプの文章で、文章から感じるテンポは、ゆっくり目。
    情があるんだか、ないんだか、よくわからない、不思議な印象。

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    2017年02月07日
  • 魔法の色を知っているか? What Color is the Magic?

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    なんだろー。
    そのまま、書かれてるままを読んじゃうせいか、
    何かに留まることなく一気に読んでしまった。。
    どーなっていくかがきになる。

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    2017年01月27日
  • 作家の収支

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    作家の収支を包み隠さず語った本。もともとこの作者のエッセイは好きでしたが、ここまでハッキリと書いてくれると出版業界は厳しいと言われつつも夢があるなと思わされます。リアルに作家を目指している人は読んだ方がいいです。

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    2017年01月26日
  • キウイγは時計仕掛け KIWI γ IN CLOCKWORK

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    ネタバレ

    久々に書くレビュー。

    最近はWシリーズ、百年シリーズを読んでいたので、久しぶりに読むGシリーズは私にとって読み進めやすい印象。そう感じさせてくれるのはやっぱり加部谷、雨宮コンビのおかげなのかな。
    そして何より、相変わらずのスタメン!が登場する事がGシリーズの好きな所。
    まだ今作ではシリーズの核心に触れる所までは達していない為、主要登場人物達の関係性に注目してキャラ読み8割な私なのですが、次作からシリーズのクライマックス突入と言う事らしいので…とても期待が高まります!

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    2017年01月17日
  • キウイγは時計仕掛け KIWI γ IN CLOCKWORK

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    殺人に関しては、???って感じだったけど、学会が舞台のため、かなり親近感がもてた。懐かしいなぁと思ったり。

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    2017年01月06日
  • つぼみ茸ムース The cream of the notes 5

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    自分の夢に他者を巻き込まない!!自分でスケジュールを決めて自由を得る!!本を読むことで人間というものを理解する!!頑張らないから生きてこられた!!「自分は標準で正しいのだ」を疑う!!人はいろいろ、皆それぞれ。なにをしても正しいし、すべてが間違っているのが人の生き方。夢はないが計画や予定はあり面白いし楽しい。体重増加は重荷…。葬式は不要で墓もいらない。優しさは余裕から生まれる。自分で考えて自分で決める!!

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    2017年01月03日
  • ジグβは神ですか JIG β KNOWS HEAVEN

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    ここにきて、はっきりと四季さんが。。。久しぶりのGシリーズ面白いなー。つか紅子さんは四季さんのやろうとしていることを察している?そういった意味だと四季さんに一番近いのは紅子さん?
    それにしても山吹さん博士課程2年でドクタ取得には驚いたw

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    2017年01月02日
  • キウイγは時計仕掛け KIWI γ IN CLOCKWORK

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    エンターテイメントに特化していた?(たしか、キャラクター小説として位置づけされていた)S&Mシリーズや、めぞん一刻風だったVシリーズと比べると、ややつかみどころのないGシリーズ。
    明確な探偵役がおらず(というか、いるのだけれど、犀川先生よりも消極的で無口)、加部谷さんの理解力が萌絵ちゃんよりも劣っているので、なんだか素人用の雰囲気を出しているGシリーズ。

    の割に、伏線が張り巡らせられていて、のほほんとしたシーンの次にびっくりして二度読みするくらい衝撃的なシーンを導入してきたりするGシリーズ。

    つまりは、魅力を一言で言い表せないシリーズなのですが、逆にいえば、その流動性こそが魅力なのかもしれ

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    2016年12月31日
  • 自由をつくる 自在に生きる

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    森氏の文章は気持ちが良い。
    筋道だててある文章が解り良いのは勿論、自分の頭のなかのぼやぼやっとしたものが言語化されるという快感がある。

    数字に弱いが理系向きな思考回路をしている人間なので、理系に振り切っている人間が小説も書けるというのはとても羨ましい。

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    2016年12月24日
  • 今夜はパラシュート博物館へ THE LAST DIVE TO PARACHUTE MUSEUM

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    vシリーズ5冊目の後の短編集。
    なんとなく読み始めたら1話目がとにかく面白くてそのままズルズルと。
    犀川先生と萌絵ちゃんの話が最初から二つあって嬉しい。
    とくにお気に入りは「どちらかが魔女」諏訪野にヤラレタお話(笑)てか、犀川先生の態度がほんとに本編と違ってニヤニヤ。
    vシリーズのしこちゃんれんちゃんが登場する「ブルブル人形」は、西之園嬢を楽しむお話だよね(笑)「今はもういない」まんまやん(笑)

    後半はオリジナルが5編。
    一番好きなのは「卒業文集」ラストで「うわぁ!」ってなって、読み直して「うわー」てなる(笑)めちゃくちゃ伏線あったのに、気づかなかったー!!
    「ゲームの国」は雰囲気が好き。謎

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    2016年12月11日
  • 作家の収支

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    ネタバレ

    予想していたよりもはっきりと数字が書かれていて、やっぱり稼いでいらっしゃるのだなあ~というのが率直な感想です。ご自分ではマイナ作家と仰ってますが、今の日本でこれだけ稼げる小説家ってほんの一握りじゃないかな?執筆に関しても、創作活動というよりも、完全な「仕事」としていて、今は引退したから1日1時間しか執筆しないとか、びっくりぽんです。それで、シリーズものを手掛けているのだから、誰にでもできる芸当じゃありません。奥様の小ネタなども、初めて知ったことばかりで面白かったです。

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    2016年12月06日
  • λに歯がない λ HAS NO TEETH

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    ほーう、そう関わってくるのですか、と。もう現代だしなぁ。
    赤柳さん、どーなーたー。
    解説が面白かったです、ラスボス。

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    2016年12月05日