森博嗣のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
不覚にも、読みかけの『地球儀のスライス』を家に忘れてしまったノー残業デー…手持無沙汰を紛らわすためにBookoff守谷松前店に寄って、急遽購入した『つぶやきのクリーム』…
森先生のつぶやきは、確かに『臨機応答・変問自在』などに比べると、マイルドになっているようですが、クリームと表現するには滑らかさが足らない感じもします(クリームなのにコクとキレがある)。しかし、良く泡立てられていて美味(いつになく凡人にも解りやすい表現)なのは事実で、是非、諏訪野が淹れてくれたコーヒーにトッピングして味わいたい香りでした。
まえがきの中で「呟くとき普段から気をつけているのは、やはり“抽象性の高さ”だ。 -
Posted by ブクログ
よくわからなかった作家の金回りを明かしつつ、作家の成功の心得を語る。
著者の小説は読んだことはないが、スカイクロラの映画のみ見た。
印税は10%で、追加コストのかからない電子書籍では10−15%くらいのレンジで上昇。今後はより柔軟な価格契約も生まれるだろうとする。その他の収入では、映画やゲームなどの原作としての使用料、これが本も売れることになり非常に美味しい。講演も一回40万円著者は取るらしいが、悪くない。一方支出は一人でやっているぶん少なくて済む、というかほとんど元手はかからない。ただセルフプロデュースは必須であり、とくに多作でない限りすぐ忘れ去られてしまう。著者は年20冊以上は出していた( -
Posted by ブクログ
最近、森博嗣の著作は新書の方が読みやすい。
昔は小説も何冊か(「すべてがFになる」とか)読んだけれど、この間、久しぶりに新作「彼女は一人で歩くのか?」を読んだら、ちょっとついていけなかった。(ジャンルのせい?)
個人的に小説家という職業に興味があって、この本も手にとった。こういう「小説家になろう」みたいな本は、以前にも別の著者のものを読んだことがあるが、それとはまったく別物な気がする。
だいたい、こういう本は二つのパターンに分かれると思う。
一つはまったく具体性のない、抽象的な話と精神論みたいな話が続くもの。もう一つは具体的に一から細かく説明がなされているもの。
本作はそのどちらにも属さな