森博嗣のレビュー一覧
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印象に残ったキーワード・キーフレーズ
1. 漠然と庭をいじっていて「あっ、ここいいな」と思う瞬間が見つかった
目的が漠然としていても思考をこねくり回すことで良いものを発見する(アイデアを思いつく、目的に対する具体的な手段が見つかる)瞬間がある。重要なのは「こねくり回す」の部分。
2. 他者を抽象化してもいいが、自分が他者をどう抽象化しているかは他の人に言わない方が良い
はい。
3. 文系の人は理系の人より論理的だと思う
学校の勉強で論理でなく「発想」が必要になることがあるのは数学だけである。発想があるとすぐ解けるような問題は「エレガントな問題」と呼ばれるが、エレガントな問題は二度と同じよう -
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森先生のつぶやきシリーズ第2弾。順番は前後してしまいますが、「つぼねのカトリーヌ」の後に「つぼやきのテリーヌ」を読みました。
つぼねのカトリーヌを読んだすぐ後だったので、読み始めてすぐ、「あれ?」と思いました。
「つぼねのカトリーヌ」を読んだ時は、「静かに主張をする人だ」と思っていたのですが、この「つぼやきのテリーヌ」は、若干、語りに熱が込もっているように感じました。
たとえて言うなら・・「つぼねのカトリーヌ」は、自己主張を客観的に書いているのに対して、「つぼやきのテリーヌ」は、自己主張を客観的に書いてるけど、ポロリと熱が入ってしまった・・といった印象です。とはいえ、「僕はこう思うけど、君 -
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『すべてがFになる』から森ワールドに迷い込み、『有限と微小のパン』を読み終えることで、一度は夢から覚めた私は、小銭を握りしめ「素敵な模型屋さん」に迷い込んだ少年の頃の私なのだと。
少年の頃に見た夢は、どれも壮大に感じたけど、大人になってみると、そんな模倣のようなものを追いかけたところで、仕方がないと諦めてしまいがちだ。また、大人になってから目指す現実は、どれも実現できないほど困難で途方に暮れてしまいがちだ。だから、むしろ諦めてしまわなければならないのは、大人の現実であり、叶えるべきは少年の夢である。少年の夢は、それを実現した大人によって、次の少年に受け継がれ続けて行く。そして、その中の数 -
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この本は『S&Mシリーズ(全10巻!)』と『まどろみ消去』『地球儀のスライス』を読み終えた兵(・・?に贈られた、講談社と森先生からのプレゼント。
ある程度、読み物としての価値を求め、森ミステリィに影響を及ぼしたという100冊に対する感想…森先生は、あまり本を読んでいないと言っていたが、実は、中学生の頃から読んでいた…
森先生は、読者を現実の世界に引き戻してしまう「あとがき」を巻末に挿入していなかったが、それでも、著者の気持ちが知りたい読者はいるだろうと、『S&Mシリーズ(全10巻!)』と『まどろみ消去』『地球儀のスライス』についての「あとがき」を、ここにまとめて書いてくれたようだ…プ -
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不覚にも、読みかけの『地球儀のスライス』を家に忘れてしまったノー残業デー…手持無沙汰を紛らわすためにBookoff守谷松前店に寄って、急遽購入した『つぶやきのクリーム』…
森先生のつぶやきは、確かに『臨機応答・変問自在』などに比べると、マイルドになっているようですが、クリームと表現するには滑らかさが足らない感じもします(クリームなのにコクとキレがある)。しかし、良く泡立てられていて美味(いつになく凡人にも解りやすい表現)なのは事実で、是非、諏訪野が淹れてくれたコーヒーにトッピングして味わいたい香りでした。
まえがきの中で「呟くとき普段から気をつけているのは、やはり“抽象性の高さ”だ。 -
Posted by ブクログ
よくわからなかった作家の金回りを明かしつつ、作家の成功の心得を語る。
著者の小説は読んだことはないが、スカイクロラの映画のみ見た。
印税は10%で、追加コストのかからない電子書籍では10−15%くらいのレンジで上昇。今後はより柔軟な価格契約も生まれるだろうとする。その他の収入では、映画やゲームなどの原作としての使用料、これが本も売れることになり非常に美味しい。講演も一回40万円著者は取るらしいが、悪くない。一方支出は一人でやっているぶん少なくて済む、というかほとんど元手はかからない。ただセルフプロデュースは必須であり、とくに多作でない限りすぐ忘れ去られてしまう。著者は年20冊以上は出していた(