森博嗣のレビュー一覧
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森博嗣百年シリーズ第3作
ぼくの感想も一言で、解説の冬木さんが最初に書かれている「何がなんだかわからないが、すげえ」、これに尽きる。
百年シリーズの最終作ということで、またミチルとロイディのコンビが女王様に会いに行くようなものを想像していたのだが、この話は全然関係ないようだ。冬木さんも解説されているが、世界観が同じというところから、なんとなくその百年シリーズの雰囲気になっているのだろう。
百年シリーズは、舞台の設定が現代ではないことを感じさせるためか、他のミステリー小説と異なり、SFの雰囲気を醸し出している。この小説もSF小説と言ったほうが良い、というかミステリーの要素というのがどこにある -
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ネタバレWシリーズ7弾。
話としては山谷はあまりない感じだが、議論としては中々深いものがある。クローンは道義的に可か不可か。考え方によっては、技術力向上なども考えると、科学者は研究したいとこだろう。その一方で、ハギリ達はクローンの道徳的な部分の議論を展開している。少し意外だったのは、ハギリはクローンに対して賛成とも反対とも言っていないところ。科学者なので、反対は言いそうにないけど。
謎なのは、結局ペガサスは何をしたかったのか、というところ。コンピュータがよく分からないのは前回のオーロラも然り。人間、ウォーカロン、トランスファ、人工知能。これらは果たして区別がつかなくなるのか。
山谷のない話だったけど、 -
Posted by ブクログ
一部の本読み友達に人気の森博嗣さんw
映画「スカイ・クロラ」は、それと知らずに観ていたものの難しくて、気になりつつも、小説に手を出す気はさらさらなかったのよねーw
しかしある日、ふと目にした表紙が気になって手に取ってみる。(やっぱり表紙って大事!!)
「もえない、って・・・燃えない?萌えない?」などと思いつつ裏を返してみると、森ミステリィの異領域を拓く、冷たさと鋭さに満ちた少年小説とのこと。
ま、薄めだし、頑張れば読めるっしょ!と購入ww
いんやー、おもしろかった!w
なんとういか・・・読んでる間の感覚が、世界観のせいなのか、筆致のせいなのか、物語のせいなのか、よくわかんないけど、未体験 -
Posted by ブクログ
振り返れば、この巻が、初めて私がデボラやサリノに出会った巻だったのか。
ハギリ博士の友人で、時々博士よりも人間らしい(というより、空気が読める?)デボラ。
まだまだ勉強中のウォーカロンで、デボラよりハギリ博士より人間味に欠けたサリノ。
「人に近いけれど、人から遠くもある存在」が増えてきたことで、だんだん、誰が人で誰が人工知能で誰がウォーカロンなのか、分かりづらくなってきた。
だって、みんな人らしいし、みんな人でなしっぽいんだもの…
でも、まだ、さっぱり分からないということはない。
「それは、なぜなんだろう」ということがつかめれば、ウォーカロンは最後の谷を越えられるんだろうか。