森博嗣のレビュー一覧

  • ムカシ×ムカシ REMINISCENCE

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    森博嗣ミステリイ、Xシリーズ。探偵が「どーん」と解決みたいな派手さはないけど、小川さん、永田さん、真鍋君のやりとりが面白い。
    犯行の動機や、表紙の意味など、感慨深いところも多い。面白かったっす。

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    2017年11月09日
  • 作家の収支

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    作家の森博嗣さんが自分の収支について赤裸々に書いてある本。昔は森さんの小説やらエッセイをたくさん読んだなーと思い、久しぶりに森節が読みたくなって買った本。
    相変わらずの文章の読みやすさと、「ここまで書くんだ!」と驚くくらいに収支に踏み込んだ内容で、非常に面白かった。まぁ、収支とはいっても収入に部分が殆どだったけどね。作家という人の収入が気になる人は読んでみると面白いと思う。

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    2017年11月06日
  • イナイ×イナイ PEEKABOO

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    ネタバレ

    Xシリーズ第一作。エピローグの西之園先生は萌絵ちゃんだと思うけれど、時間軸的にほぼGシリーズと同じ様だ。椙田さんは一体誰なのか?巷ではVシリーズの○○さんみたいなことを見ましたけれど…小川さんはZシリーズのロミ・品川さんみたいw ちょっと読む順をちと間違えたな(^^; 先にXシリーズ三作読んでから、Gシリーズ『目薬α』にすれば良かった。次は『キラレ』に行こう!

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    2017年10月31日
  • デボラ、眠っているのか? Deborah, Are You Sleeping?

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    振り返れば、この巻が、初めて私がデボラやサリノに出会った巻だったのか。
    ハギリ博士の友人で、時々博士よりも人間らしい(というより、空気が読める?)デボラ。
    まだまだ勉強中のウォーカロンで、デボラよりハギリ博士より人間味に欠けたサリノ。
    「人に近いけれど、人から遠くもある存在」が増えてきたことで、だんだん、誰が人で誰が人工知能で誰がウォーカロンなのか、分かりづらくなってきた。
    だって、みんな人らしいし、みんな人でなしっぽいんだもの…
    でも、まだ、さっぱり分からないということはない。
    「それは、なぜなんだろう」ということがつかめれば、ウォーカロンは最後の谷を越えられるんだろうか。

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    2017年10月26日
  • 夢の叶え方を知っていますか?

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    上海出張時のお供に成田で購入。行きで読破

    夢には2種類あり、人を巻き込む夢と、自身で完結する夢 があるそう。
    人を巻き込む夢とは、家族を幸福にしたい、有名になりたいといったもの。
    自身で完結する夢とは、プラモを組み立てたい。鉄道のジオラマを作りたいといったもの。

    後者の大切さを説いているのが森博嗣らしく、面白い。思えば、夢とは人に認められる事が語られがちな中、ジオラマ作りとは思いもよらなかった。

    超個人的な夢、持ちたいな、と感じた。

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    2017年10月21日
  • 夢の叶え方を知っていますか?

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    夢とは何かということを、著者の視点から解説、または評価を行っている。

    夢とは30代ぐらいの世代であれば、少なくとも30~50年先の見通しのことをいうとの考えを示している。それよりも前に達成できることは、予定や計画と定義されるようだ。

    漠然としたなんとなくの夢を持っている人はいると思うが、夢をかなえるための第一条件である予定表を持っている人はどれだけいるだろうか。

    夢が具体化していない人へのアドバイスとして、何かを作ってみることを提案している。
    誰かに見せることを考えず、こっそりと自分一人で1年くらい続けてみて、楽しいことが大切なようだ。
    教わる必要もなく、自分で考えて、じっくり取り組んで

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    2017年10月15日
  • 本質を見通す100の講義

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    納得出来るところと、差別化のために敢えてきつめな表現としてある部分があると感じた。
    40番目位の言葉の解釈は面白い、電車の中で吹き出しそうになった。

    以下、印象に、残った部分

    繋がりたがっている多くのことは、繋がる事で金が儲かるからに過ぎない。
    人によってリスクの評価は異なる。
    可能性をあれこれ考えているうちに、腹の虫が収まってくる。
    トータルとして今は昔より良くなってきている。
    人が発する言葉の理由を考えて行くと面白い。
    こうすれば売れる、を知っていればそれを避けることで新しいものを生み出す助けになる。
    物事をぼかして本質を見る、くだらないものも反面教師としてみる。
    まずは自分がどう感じ

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    2017年09月04日
  • ムカシ×ムカシ REMINISCENCE

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    森博嗣Xシリーズ第4弾

    樋口一葉と河童の関係がどうもよくわからないが、ストーリーは面白かった。今回は、前3作と少し展開が違っているのが印象的で、椙田の出番がかなり多かったと感じた。今回のメインの登場人物である一葉が、小川と同じような年齢で、親近感を持っていたためか、小川の心理描写が多く、なかなか胸にグッとくるものがあった。
    真鍋と同級生の永田とのやりとりも面白い。やはりこのシリーズもミステリーというより、物語中の人間模様が魅力的なのではないだろうか。真鍋くんと永田さん、いい雰囲気。真鍋くんの、早とちりして恥をかくのはちょっと、という気持ちに共感する。
    この事件の結末は結構意外に思ったが、椙田

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    2017年08月14日
  • 魔法の色を知っているか? What Color is the Magic?

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    無限の命の代償は未来を託せないこと。
    命を造る技術が出来て本能が生殖を棄ててるのにやっぱり人間の感情はそれを割り切れはしないんだなーと思う。

    工学が頭打ちした社会というのが斬新。技術が上がるより向上欲が下がってくる方が先というのが皮肉な話。

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    2017年08月11日
  • 夢の叶え方を知っていますか?

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    作者が変わった人っぽくて、でも成功体験とかの書き方も全然鼻に付く感じでもなく、不思議な魅力の人と感じた。

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    2017年08月06日
  • 夢の叶え方を知っていますか?

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    【自己満足】

    自分の思うように生きる。

    常に自分は何がしたいかを考える。

    そして、その考えに基づいて少しだけ動いてみる。

    何かが変化しましたね。

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    2017年07月20日
  • 臨機応答・変問自在 ―森助教授vs理系大学生―

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    お世話になった理科の先生から頂いた一冊。
    文系でも読める面白い本だった。
    そういう考え方があるか、ってなった笑 
    自分も柔軟な思考ができる視野の広い人間になりたい。

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    2017年10月16日
  • 虚空の逆マトリクス INVERSE OF VOID MATRIX

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    森博嗣ファンに対するご褒美的デザート短編。
    最終話の二人の関係の進展具合がタイトルと引っ掛けていてすごくお洒落で素敵。なによりリリィおばさんの事件簿の中で展開される回文の嵐がすごい。森センセ回文マニアだったんですかというほどの超回文。その中にさらりと、「若い犀川」と身内ネタまでぶっこんでくるのがまたやられた感がある。
    ちなみに自分が中学生の時に考えた回文⇒「ネクタイ買った、使いたくねー」

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    2017年07月08日
  • 的を射る言葉 Gathering the Pointed Wits

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    108からなる箴言が併録されている箴言集。Dr.森が創りだす文章は箴言や詩集は心に沁みる。凡ての言葉が正鵠を射ているわけではなく、意図的に的を外している言葉もあるかなと感じる。仕事や創造、はては商売や哲学的な箴言が独自の視点で書かれているが共感を持てる。何処から読んでも支障はないので自分が興味がある箇所だけ抜粋して読むのも面白いかもしれない。

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    2017年07月03日
  • 地球儀のスライス A SLICE OF TERRESTRIAL GLOBE

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    短編集です。ある程度S&Mシリーズを読んでおくほうが楽しめるかなと思いました。想像力で結末を補うものやトリックを考える楽しみが味わえるものなど、さまざまな内容が楽しめます。

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    2023年11月27日
  • 四季 夏 Red Summer

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    「春」が難解だった為、あまり期待もせずに読み始めたが、
    こちらは「春」とはまたガラっと変わって面白かった。

    この「夏」は、これまでのシリーズを読み進めてきた人には
    ご褒美的なお話。

    「保呂草」さんと「各務亜樹良」の意外な関係。

    そして、「林」さんのフルネーム!!


    真賀田四季が一人の男性を愛し、そして両親を殺害するに至るまでの話。
    真賀田四季の妊娠・・・・

    あらゆることが起こりすぎて、展開も早く
    あっという間に読み終わってしまった。

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    2017年06月25日
  • 四季 夏 Red Summer

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    面白かった。
    登場人物同士の会話も、四季の思考も、すべてが面白くて意味を探ってしまう。
    春の章では、人間離れしたというか年齢不相応な姿が描かれていた四季だけれど、この夏の章では十三歳という思春期にふさわしい姿が所々見られる。
    感情がコントロールできなくなったり、スリリングで面白そうだという理由で一人旅をしてみたり。
    きっと旅の途中で出会った人たちは、彼女の事を特別な存在ではなく、普通の少女としか見ていなかったと思うが、それも新鮮で面白い。

    とある出来事の真実も明かされ、様々な別シリーズとの繋がりも楽しい。
    芽吹く春。燃える夏。
    秋と冬を読むのが待ち遠しい。

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    2017年06月24日
  • つぼねのカトリーヌ The cream of the notes 3

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    ネタバレ

    森節炸裂。清々しいほど。

    “ものを買うときには、出した金の価値が、買ったものの価値になる。安く買えば、安い価値と交換しただけのことだ。”
    買い物っていうのは、自分がそれにどれだけの価値をつけるのかってことだというのね。
    だから、本当に必要なもの、本当に欲しいものは高くてもいい。
    どうでもいいものは安く買ってもいいだろう。
    安いものを探すために時間を費やすのは、決してお得ではない。

    “「よす」という動詞は、命令形以外は聞かなくなった。”
    確かに。
    「よせ!」と「やめろ!」は同じくらい使われていると思うけど「よして!」より圧倒的に「やめて!」だな。
    「よしとく」と「やめとく」はどうだろう?など

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    2017年06月19日
  • 神様が殺してくれる

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    なんだか不思議な感じのする本。
    主人公はフランス人なんだけど、無国籍な雰囲気が漂う。それが大きなスパイスになっているような気がします。殺人事件なのに穏やかな雰囲気で進んでいく物語も最後のどんでん返しには、驚かされ引き込まれました。

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    2017年06月19日
  • 正直に語る100の講義

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    まさに教授!!と
    お声をかけたくなるような
    理論的で かつ一風変わった
    ひょうひょうとしたエッセイです

    本当にただ思ってることを
    書いているだけなのに
    なんとなく 負けました
    といいたくなる

    上等で細部にこだわった
    突っ込みです

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    2017年06月16日