あらすじ
初めて秋子に会ったのは、大学生協の食堂だった。ちょっと壊れている彼女と授業をサボって出かけ、死んだ兄貴の話を聞かされた。彼女が僕にどうしても伝えたかった思いとは? 胸が詰まるラストの表題作ほか、「小鳥の恩返し」「卒業文集」など、文学的な香りが立ちのぼる、緻密で美しい13の傑作短編集。(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
他の短編と被っているものもありましたが、改めて全て読み、余韻がすごい作品ばかりで、読み終わった後は深く溜息をついてしまいます。
キャラもそれぞれ立っていて、どきどきはらはらわくわくと短編ながらもしっかりした話でした。中に入ってちょっと続きとかあったら読みたいなと思うものもあり、なかなか読み応えがありました。
Posted by ブクログ
まだ読んでない短編集の収録作品もあり。
何とももう小気味よくまとまっているなぁ、と感心。
河童にはやはりぐっときて、表題作も良かった。
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表題作が一番好き、だけども、
最後の一文が気に入らない。
タイトルそのままに、「僕は秋子に借りがある」でよかったのに。
このタイトルが堪らなく気に入っているのです。
卒業文集も好き。
素敵な模型屋さんも。
Posted by ブクログ
自選短編集なので、森博嗣の頭の中を少し覗けた気がする。
日常に埋もれている真理は美しいものだなと、改めて気付かされる話が盛り沢山。
私はやっぱり『檻とプリズム』が特に好きだなあ。何度も読んでしまう。
Posted by ブクログ
たぶん厨二病を発症したのは森博嗣のせいだと思う。責任をとってほしい。
中学生のとき、VシリーズとかS&Mシリーズとか読んで、大学と名古屋にすごく憧れてました。
森ミステリーはキャラ萌え要素が強くて、ある時期を境にして、どっぷり嵌ってたのが嘘のように離れていった気がします。
ただ森博嗣熱が冷めて、キャラ萌え的な小説を倦厭するようになってからも不思議と短編集は読んでいられました。
今読むと、当時面白がって読んでいたものよりも、地味で粛々としたものの方が面白いと思えてしまう。
絶筆宣言をしてから、今までのコンスタントな新刊の出版がなくなってしまって寂しいですが、ちゃんと仕事をこなしてるんだろうと思います。
Posted by ブクログ
森博嗣短編集。13のストーリィが詰まってます。
森作品はスカイ・クロラシリーズとS&Mシリーズの序盤しか
読んでない自分。
色々な表情を見せる各作品はとても面白かった。
オススメは
やはり「僕は秋子に借りがある」だろうか。
彼女の最後がとても気になる。
ほかに一つ挙げるならば「砂の街」。
短編集はその作者の様々な顔を見ることが出来る。
特に自分は森博嗣といえばミステリィを思い描いていたので
(まぁミステリィ作家なんでしょうけども)
この作品は本当に読んで良かった。
Posted by ブクログ
かなり長い時間をかけて読みました
本文に時間をかけたんじゃなくて、途中飽きちゃって半年くらい置いていた
面白い話、驚く話もあったけれど、これは今の時点では分からないなあと感じて理解を放棄した作品もあった
短編、ということで軽い気持ちで読むとアウト
みじかいといえど、やはり一筋縄ではいかない作品ばかりです
Posted by ブクログ
まさに宝珠の短編集。
中途半端なシリーズモノはそろそろ止めにしてもいいのでは?
以下収録作品
虚空の黙祷者
小鳥の恩返し
赤いドレスのメアリィ
探偵の弧影
卒業文集
心の法則
砂の街
檻とプリズム
恋之坂ナイトグライド
素敵な模型屋さん
キシマ先生の静かな生活
河童
僕は秋子に借りがある
前知識なしで味わってほしいので、内容には触れません。
『恋之坂ナイトグライド』のようなオシャレな作品が好きです。
Posted by ブクログ
森博嗣自選短編集、13作の短編を収録。
「まどろみ消去」「地球儀のスライス」「虚空の逆マトリクス」
「今夜はパラシュート博物館へ」「レタス・フライ」に収録されている
短編を再収録したもの。
どの作品もつまらないと思うことなく、それなりに面白かったが
表題作の「僕は秋子に借りがある」はあわなかった。
オチが判る割りに、ラストまでひっぱりすぎだと思う。
「小鳥の恩返し」「虚空の黙祷者」「赤いドレスのメアリィ」
「キシマ先生の静かな時間」「河童」は充分面白かった。
Posted by ブクログ
『虚空の黙祷者』や『小鳥の恩返し』など、始めの方の短篇が好み。好きなミステリの類型が「叙述トリック」だってことが最近ようやくわかった。(叙述トリックって言葉がそもそも判らなかった為)
なんだかんだで一番読んでる作家さんだ。もう少ししたらこれ以上出版されなくなるわけだし、いつか読みつくす日を恐れつつ、もうしばらく読み進めましょう。
Posted by ブクログ
森博嗣。スカイクロラを見てから興味があったけど、どの本から手を出したらいいのか分からなかったので短編集から読むことにした。
半透明のオレンジ色の帯が印象的なきれいな本。
最後まで読んではじめて意味がわかる、っていうような話が多かったように思う。
この人は自分とはまったく違うものの見方/感じ方を持ってるのかな、って感じた。
本を読んでてそういうことを感じることはあんまりないから、なんだか不思議な気分になった。
Posted by ブクログ
『少し変わった子あります』で、2006年、唐突な出会いをした人だった。その後調べて、著者の公になっている履歴や超多作ぶりを見て、しばらく躊躇った。私、次はどれを読めばいんだろう?昨日、講談社文庫のこれを目にした。オレンジ色のグラシン紙の帯に「鮮烈な印象が立ちのぼる、著者選りすぐりの13篇」とあった。だから、これにしよう、と思った。これを読めば、きっと、こちらが「何らかの気分」のときに、の人の著作を、それなりに選ぶことができそうな気がしたから。たぶん、私の選択は、現在のところ間違っていないと思う(私自身の趣味に関しては)。半分、読んだ。もちろん、明日の内に残りも読みたい。
Posted by ブクログ
あれ、なんか読んだことあるなと思いながらページをめくっていた。森博嗣作品に触れて数年。多くのシリーズがあるが、大体読み尽くして、新しいものをと思って短編集を読んだが、他の短編集で読んだ者だったと最後に気づいた笑。しかし2回目でも面白い。
Posted by ブクログ
森博嗣自薦の13の傑作短篇。
森博嗣らしいどこか冷徹で、どこか乾いた、だけど哀しみを湛えた空気感。
現実と非現実のあいまいな境界を薄いフィルターを通して眺めているかのような作品たち。
特に好きなのは「キシマ先生の静かな生活」と「河童」。
随所に見られる理系的観察眼にクスッとしながら、論理的にはそうだよな~と納得させられる。そろそろ癖になりつつあるこの世界。
読み終わったそばから、次はどれを読もうかと考えてしまうのはもう抜けられなくなっているからか。
Posted by ブクログ
ミステリ系はだいたいパターンが同じなので落ちが読める。不思議系はふわふわした感じでなんだか落ち着かない。
好きな人は好きそうとは思うけど、やはり合わないようだ。でも題名が魅力的だから買っちゃうんだよなぁ…
Posted by ブクログ
虚空の黙祷者
小鳥の恩返し
赤いドレスのメアリィ
が面白かった。
久々の森節。
あれーでも「地球儀のスライス」読んだのになぁ
全く覚えてないのはなんでだ。
Posted by ブクログ
森博嗣さんの長編も好きですが短編は特に、限られた長さで繰り広げられる研ぎ澄まされた文章が好き。個人的には最初の虚空の黙祷者、探偵の孤影、砂の街、キシマ先生の静かな生活、がお気に入り。
Posted by ブクログ
S&Mシリーズを途中で飽いて以来。もう覆面ではなく、そして作家専業なのか。
短編集。可もなく不可もなくといったところ。ケムにまく話で少し上手さがわかるけど。
気に入ったのは「探偵の孤影」「卒業文集」「素敵な模型屋さん」。
Posted by ブクログ
既出の短編集だったですね。
読んだはずなのに全く覚えてないものも。。
それ以上に
レタス・フライが文庫化してたことに驚き。
結構な頻度で本屋に行ってるはずなのに。。
買ってこなければ。。
Posted by ブクログ
短編集はどちらかというと苦手なので、読むのを避けてたのですが
ちょっとした時間つぶしに・・・と思い、
森さんの短編集を買ってみました。
やっぱり、少し不思議系。
「檻とプリズム」が好きかな。
Posted by ブクログ
初めて秋子に会ったのは、大学生協の食堂だった。ちょっと壊れている彼女と授業をサボって出かけ、死んだ兄貴の話を聞かされた。彼女が僕にどうしても伝えたかった思いとは? 胸が詰まるラストの表題作ほか、「小鳥の恩返し」「卒業文集」など、文学的な香りが立ちのぼる、緻密で美しい13の傑作短編集。
Posted by ブクログ
◆あらすじ◆
初めて秋子に会ったのは、大学生協の食堂だった。
ちょっと壊れている彼女と授業をサボって出かけ、死んだ兄貴の話を聞かされた。
彼女が僕にどうしても伝えたかった思いとは?
胸が詰まるラストの表題作ほか、「小鳥の恩返し」「卒業文集」など、文学的な香りが立ちのぼる、緻密で美しい13の傑作短編集。