森博嗣のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『長針がずっと回らないまま、短針がぐるぐる時間を送るような』
あれ?私森博嗣の作品を読んでるんだよね?三浦しをんでも、伊坂幸太郎でもなく、森博嗣の作品を。
文章に紛れる独特のリズムと、鉄でできたような綿飴の味、拒絶に近い人への敬遠の影を少しずつ楽しんだ。
いつ人が死ぬのだろう。どんな悲しい別れがあるのだろう。最後は全部壊れてしまうのでしょう?と、思いながら読んでいた。でも、そんなことはこの本の中では起きない。絶妙に全てが和らいで感じる。どこか暖かいような。冬の日よく晴れた昼過ぎの日差しのような。
もちろん、森博嗣なんだから、ただじゃ終わらない。最後の数ページで濃縮された森博嗣を味わう。
日曜日の午後、珈琲とドーナツを食べながら読むのに、とても良い一冊だった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ勉強は目的ではなく、ある目的のための過程である。よって、その過程である勉強が楽しくなるのは、勉強することで夢が叶うという目的(ゴール)が明確にある場合である。
義務教育は「学ぶという方法」方法を学ぶ場所であるため、「つまらないが我慢するしかない」
多くの日本人にとって勉強とは「知識を頭に入れること」、すなわち「インプット」であるため、応用は「教わっていない」となってしまう。だから、「アウトプット」も勉強であると認識を改める必要がある。
スポーツであれば、運動場などインプットの成果をアウトプットする場と機会が多くあるが、勉強においてはテストぐらいしか知識を発揮する機会はない。このインプット過多で、アウトプット不足が勉強嫌いにつながっている。 -
Posted by ブクログ
相変わらず四季の存在感がすごい。
シリーズもこれで終わりか。
不可能な殺人が続いて「こんなん無理やん!」と思ってたらなるほど、そういう事か。
どうなんだろ、一連の殺人事件の犯人やトリックに関しては恐らく賛否あり、個人的には最後のシリーズのたたみ方も中途半端な印象。
正直VRの描写なんかは今でも十分説得力があるし、時代が経験しているからこそイメージしながら読めた。
このシリーズは四季と犀川の天才の物語か、萌絵と犀川の恋愛の物語か、理系ミステリーか、密室殺人のテーマ集なのか、いやきっと自分にとっては哲学の物語だったのだ。
犀川を通じて世界と出会う、哲学の物語だったのだと思う。
ミステリー小説に興味を持たせてくれた大きなシリーズだったと思う。 -
Posted by ブクログ
この前やっとS&Mシリーズを読み終えてしばらく余韻に浸っていたのですが遂にVシリーズに手を出しました。
前回とはまた違う展開と1冊目とは思えない情報量にまだちょっと頭がクラクラしてる感じです……いい意味で期待を裏切られたというか。
まず阿漕荘という名前が凄い。
更にそこに住んでいる人のクセがまぁ凄い。全員の名前を覚える為に何度も登場人物のページを確認してたくらいにはクセが強い。
前半はページを捲りながら「何だか某作家の某シリーズを読んでいる気分だな」なんて思っていたくらい。
登場人物のクセは強かったけどお話自体は割とシンプルでしたね。
今までは一度も犯人に気づくことはなかったんですけど、今回は気づけましたーやったー!
流石に最後のあのどんでん返しまでは見抜けなかったけど。
あの犯人の異常なまでの執着が少しS&Mシリーズを思い出しました。
個人的に一番驚いたのは黒猫のデルタですかね……文系なのでそんな言葉は知らない……知らないんだ……。
ひょっとしてあれって常識だったりするのですか???
まだまだシリーズは始まったばかりなので登場人物達の人間関係にも注目しながら読み進めようかなぁと思います。