森博嗣のレビュー一覧

  • ブラッド・スクーパ The Blood Scooper

    Posted by ブクログ

    ストーリー展開が、まるで映画のようにきっちり構成が出来ており、ラストまで一気に楽しめる。
    派手な斬り合いなシーンも、ユーモラスな会話シーンも、もちろんカイの内省的なシーンもたっぷりあって、作品としての完成度が前作より高い。

    キャラの雰囲気は、宮本武蔵、と言うよりむしろ緋村剣心に近いかな。

    0
    2022年09月10日
  • 青白く輝く月を見たか? Did the Moon Shed a Pale Light?

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    人工知能が学習を進めたその先は人を超えて機械的な判断をするのか、又はその逆なのか。
    本作を読んで、今の多くの産業が数十年で頭打ちになった時、人はなんのために生まれて、死ぬのか考えさせられた。
    人が第一であると人が考えているが
    AIが進化し、本作であった人のように揺らぐこともできるなら
    AIはなにを第一と考えるのか。興味は尽きない。
    ウグイが昇進し、ハギリの元を離れてしまうのがなんとも寂しい気持ちになった。
    オーロラがウグイの形をしたのも、そういった意図があったのかもしれない。
    ハギリ陣営が大きく変わったラストだったので、早急に次作を読みたい。

    0
    2022年09月07日
  • アンチ整理術 Anti-Organizing Life

    Posted by ブクログ

    202205/時折森先生のエッセィを読むことで自分にはない視点や見過ごしてたことに気づかされたりするのでこの一冊も読んでよかった。ただ、作者を知らずにタイトル買いすると思ってた内容と違う、と感じる人もいそう。

    0
    2022年09月04日
  • 孤独の価値

    Posted by ブクログ

    幸せすぎると幸せを感じなくなるのはなぜなんだろう。
    そんなことを昔からよく考えていたけど、
    正弦波と同じと書いてあってなんだか納得した。
    プラスとマイナスが最大の時はエネルギーを使っておらず、幸せや辛さを一番感じるのはゼロの状態。プラスからマイナス、あるいはマイナスからプラスへ転換する時。
    確かにそうだと思う、今底辺にいるなぁ〜って時、辛くないもん。上がり始めるとあの時は底辺だったなと気づく。

    森さんは当たり前のことをわかりやすく言語化してくれる人だなぁと本を読む度思う。
    ふわっと認識していたことを、はっきりと言語化してくれる。ご自身でも書いていた通りたまに極論だけど。

    寂しいってなんなん

    0
    2022年09月04日
  • 自分探しと楽しさについて

    Posted by ブクログ

    森博嗣さんの新書シリーズ

    『自由をつくる 自在に生きる』『創るセンス 工作の思考』『小説家という職業』という3作品の後に、読者からいろんな相談があったそうで、それらへのメッセージとして本書があるそうです。

    読む順番が発売順ではありませんが、順次読み進めるつもりです。

    0
    2022年09月03日
  • 六人の超音波科学者 Six Supersonic Scientists

    Posted by ブクログ

    なんか知ってるシチュエーション!みたいなのがところどころ出てきて、内容的にはわくわくするべき場面ではないけど高揚した。
    最後に判明するトリックというか演出が粋っぽくてよかった。

    0
    2022年09月02日
  • 自由をつくる 自在に生きる

    Posted by ブクログ

    『すべてがFにる』を読んで森博嗣さんのファンになった。なので、彼の作品を可能な限り読んでみたいと思った。その一冊が本書である。だれもが、自由でありたいと思う。支配されていたいという自由もある。意識しているかいないかもあるが、自由とはどんな状態で、どんな心情なのか?森さんの思考の断片を垣間見れる本だ。私にはない発送、思想があり、興味深く読ませていただいた。偉大な作家のほんの一房の髪の毛に触れた程度だが、より深みを知りたいので、他の作品も読み続けたい。

    0
    2022年08月30日
  • 詩的私的ジャック JACK THE POETICAL PRIVATE

    Posted by ブクログ

    2つの連続密室殺人事件。被害者はどちらも下着姿で腹部に文字のようなキズが付けられていた。そして、どちらも同じロック歌手のファン。そして殺人はさらに連続する。犯人は誰か、よりも、なぜ犯人は密室を作ったのか、が最大の謎。犀川が中国に出張している間に奮闘した萌絵。そして、大ピンチに何とか間に合った犀川。意外な犯人。動機がわからないなかで、明かされる4つの連続殺人事件の真相とは…。理詰めで語る犀川の推理ショーは圧巻。一杯のコーヒーから万物は流転する。詩的は素敵だ。夢と希望の違いは明日答えることにしよう。

    0
    2026年01月12日
  • χの悲劇 The Tragedy of χ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    世の中は、なにもかもすべてが相対であって、絶対的自己だけで生きていけるわけではない。面白かった。「すべてがFになる」に登場した島田文子が主人公の物語だが、あの頃はここまで魅力的なキャラクターだとは思わなかった。殺人事件が起こるが、それは物語の中心にない。真相も主人公に馬鹿馬鹿しいと言われる内容だが、不満には感じない。物語自体が素晴らしいからだ。第2章後半。ハッキングがこんなにスリリングに書かれたことがあっただろうか。そして第4章終盤以降の展開には本当に驚いた。森博嗣のミステリで人の死に涙したのは初めて。

    0
    2022年08月28日
  • 諦めの価値

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    さまざまなことを諦めることについて。
    最終章の、人に期待することを諦める、というのが大変勉強になった。
    身内はもちろん、他人にも期待することを諦める。期待するから腹が立つし、欲が出る。

    0
    2022年08月24日
  • 彼女は一人で歩くのか? Does She Walk Alone?

    Posted by ブクログ

    資質が限りなく歩み寄って境界線が曖昧になった人工生命体と人間の差異が、天然モノと養殖モノほどだとの説明が、端的で明確で分かりやすくて納得する。両者の違いとは生命とは人間性とはと考え詰めたら、哲学的か宗教的な答えしか成立しないのではないかと思える。
    「電気羊」の影が見え隠れする中でハギリ先生の飄々とした語り口で展開考察される物語、科学的で文学的なバランスが絶妙でワクワクした。シリーズ小説の掴みはOK!続きが気になる。

    0
    2022年08月20日
  • 恋恋蓮歩の演習 A Sea of Deceits

    Posted by ブクログ

    やっぱりそうだったじゃん!と思ったけどやっぱりそうだったじゃん!なんてそりゃあ最後まで読んじゃえばいくらでも言えるもんね…そうですよね、模範読者のごとくあっちこっち振り回されました…
    保呂草め……

    0
    2022年08月19日
  • ψの悲劇 The Tragedy of ψ

    Posted by ブクログ

    海外ミステリーの傑作「Yの悲劇」のオマージュ作。
    途中から森博嗣らしい展開になっていく。
    シリーズで追いかけているから、やっぱり楽しいのは間違いないので星4つ。
    単独で読んだら星2つかな。

    0
    2022年08月17日
  • 面白いとは何か? 面白く生きるには?

    Posted by ブクログ

    まずは夢中になれるようなものを見つけるところからだなと、改めて思った。
    森さんはいつ明快ですきだな。

    0
    2022年08月17日
  • ツベルクリンムーチョ The cream of the notes 9

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    p192「ただ、依頼される仕事は、もっと急である。雑誌も新聞も、原稿依頼は「来月までに」と締切が早い。再来月には印刷して発行する、といったスケジュールなのだ。そういうぎりぎりのルーチンで、この業界は回っている。ライブ感覚を楽しんでいる人たちなんだな、としか思えない。」

    この"ライブ感覚"のくだり、声出して笑った。
    20年12月初版発行ということで、コロナ禍について触れられていて臨場感があるのだけど、相変わらずことごとく冷静で、鋭く、客観的な意見が述べられる。こういう特異な状況下においても価値観が本当にいつでもブレていなくて感心する("上から目線"かしら

    0
    2022年08月17日
  • 工学部・水柿助教授の解脱 The Nirvana of Dr.Mizukaki

    Posted by ブクログ

    水柿君にニヤニヤさせられながら読んでると、まんまと知らぬ間に深く考えさせられてしまった。

    やっぱり森先生は凄いなぁ。

    0
    2022年08月09日
  • アンチ整理術 Anti-Organizing Life

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった。
    森先生は周囲はたくさんのものに囲まれているが、考え方や生き方は素直でシンプル。とても憧れる。

    とにかく考えることが肝要だと説いていた。
    僕はどれだけ真剣に物事を考えられているだろうか?

    0
    2022年08月08日
  • リアルの私はどこにいる? Where Am I on the Real Side?

    Posted by ブクログ

    WWシリーズ6作目、2022年4月発行。
    (森博嗣のシリーズ作品は全て、どこから読んでも構わないように出来ているので、シリーズ何番目とかはそこまで気にしなくて良いと思う)

    物語は主人公がバーチャル上で受けた相談から始まる。仮想空間からログオフができなくなった、リアルな肉体が見つからない、と。
    それを探すことで物語は進むけど、それは話のダシで、本骨頂はいつも通りの主人公の思考と会話。
    リアルの自分の記憶と思考を全てコンピュータに移したら、それは自分なのか?バーチャル上の人格は人だと言える?
    科学技術が進歩した近未来の世界観はこうなっているんだろうなと納得させられるのも楽しい。
    物語はちゃんと終

    0
    2022年08月06日
  • εに誓って SWEARING ON SOLEMN ε

    Posted by ブクログ

    今回はケーキ食べながらみんなが事件の推察をしたり仮定を出し合ったりするいつものターンみたいなのはほとんど無かったけれど、トリックの内容自体も文章の書かれ方もシンプルに巧妙で物語自体の疾走感がよかった。

    0
    2022年07月31日
  • 自分探しと楽しさについて

    Posted by ブクログ

    ・楽しさとは与えられものでなく、自分の内にあるもの
    ・楽しさを求めれば金は入ってくる。真剣に楽しみを実現したいと思う人は。自然に金持ちになっている。
    ・楽しみが金を生むという原理。
    ・人間の願望、思考力がいかに強力かということが、この原理から証明される。

    0
    2022年07月30日