森博嗣のレビュー一覧

  • ツベルクリンムーチョ The cream of the notes 9

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    小説家として成功し、都会から離れ生活している森博嗣氏。そんな彼から世間がどう見えているかがわかる一冊。

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    2024年03月02日
  • 君が見たのは誰の夢? Whose Dream Did You See?

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    なんとなくオチは予想できて、ロジとグアトのやりとりをニマニマしながら読んだ。
    未来はこうなるのか?と期待と恐さを抱きながら読めるこのシリーズが好き。ただの一読者なのにシキが登場するとドキッとして、彼女の思考を理解したいと必死になってしまう…

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    2024年02月29日
  • 孤独の価値

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    孤独は悪いことではないという言葉に少し救われた気がした。例えば創作活動や芸術をする上では一人で静かな環境の方が最適である。賑やかな楽しい所からはアイデアは生まれない。アーティストがなぜ孤独を好んでいるのかが分かった気がする。寂しさに耐えられて、孤独を好むことが、芸術家になる必要条件なのかもしれない。

    映画「リトル・ミス・サンシャイン」で出てきた「苦しんだ時こそ自分を形成出来る最良の日々。幸せな月日は無駄にすぎて何も学ばない」という言葉を思い出した。賑やか=良いこと。寂しい=悪いことと決めつけて、孤独を避けて生きていくのは危ないなと感じた。

    自分はどちらかと言うとある程度の孤独は耐えられるし、じっくりものを考えられるし、むしろ好きな方だと思う。楽しめている自覚もあると思う。ただずっと孤独で居ると気が滅入るから、そういう時は友達と会ったり賑やかな場所に行ったりバランス良くしようと思う。

    サインカーブの話も面白かった。楽しさと寂しさの関係はブランコの揺動と同じようなもので、人生において寂しさの割合が大きければ、楽しさも同じくらい大きくなる。逆に孤独を避けて、賑やかさばかりを求めている人は大きな寂しさは感じないかもだけど、大きな感動や楽しさも得られない。逆に寂しさや孤独を楽しめる人は、楽しめない人よりも、賑やかな時間も含めて、2倍以上豊かな時間過ごせていることになる。

    他にも孤独という観点から、学校生活や家族観とか色々な問題を述べていたのが面白くて、納得したものが多かった。ずっと独身でいることは変な目で見られたり、逆に心配されたりして、結婚して幸せな家庭を築くことこそが正しいのだ、という価値観は本当に偏った考えだと思う。だけど今はその作られた虚構が崩れつつあって、反動として、結婚しない若者が今増えているのは、貧困とか社会保障などが原因ではなくて、家族を持って絆に縛られる生き方より、自由(孤独)さを求める人が多くなっているからだ、という筆者の考えに共感した。そういう考えが多数派を占めつつあるから、独身や未婚が現代社会に許容されつつある。こう考えると少子化対策とかはあまり意味がないと思うし、政府がどんなに頑張っても、自由さを望み始めた社会の流れは、止められないのかなとも思う。これから自由という名の孤独を好む人がどんどん増えていきそうだな。

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    2024年02月29日
  • 馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow

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    ネタバレ

    新シリーズ。探偵物だけどミステリィではない。
    ジャンルはなんだろうな…?
    最後、柚原の考えが恐ろしい。理解できない考えではないことが何より恐ろしい。
    馬鹿は誰だったのか?

    装丁が綺麗。

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    2024年02月27日
  • 人形式モナリザ Shape of Things Human

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    紅子さんと林さん、不思議な関係。
    保呂草さんは、なるほどそういう感じね!
    なかなか登場人物が覚えられなくて苦労した。

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    2024年02月20日
  • つぶさにミルフィーユ The cream of the notes 6

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    今回も森イズム(本人はそんなものないと仰るかもしれないが)全開で、読んでいて心が洗われる。自分と近い考え方、今まで全く考えたこともない事。人生のヒントが散りばめられた一冊。

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    2024年02月19日
  • お金の減らし方

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    個人的に森博嗣さんの文章は
    読みやすいのでわりと読む
    考えてる方向もはっきりしている

    お金についての話も考え方も
    持ってる数字もそれぞれだし
    他人に口出しするのも
    口出しされるのもなんかすっきりしない

    この本を読んで
    私自身は
    なるほど、そういう考え方が
    私にも納得しやすい
    と思ったので

    甥っ子の社会人デビューに
    贈ってみた
    (口出ししてるとこまではいってないはず)
    かなりギリギリまで贈るかは悩んだけど

    まあ私には
    今のところはこの本が
    自分の考えにもなじみやすい
    そんな感じが続いています

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    2024年02月16日
  • イナイ×イナイ PEEKABOO

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    久しぶりの森博嗣作品。
    学生の頃夢中になって読んだS&Mシリーズ以来だったが、森博嗣ワールドが懐かしくそして変わらない世界観になんだか嬉しくなった。

    登場人物たちのちょっと浮世離れしたキャラ、少し耽美な世界観、そしてミステリィ
    気づいたら2日で読み上げてしまった。

    このシリーズの続編も読んでみよう。
    面白かったです!
    ⭐︎4.3

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    2024年02月15日
  • 人間のように泣いたのか? Did She Cry Humanly?

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    ネタバレ

    ついにWシリーズも最終巻。劇的な進歩を期待させつつ、結局少しずつしか進まない、まぁ現実世界と一緒ですな。人工知能が自我を持つとしたら、という思考実験が本シリーズのテーマなんどろうな。
    マガタシキが現れるが彼女も明確な正解は示さず... また別のシリーズでの登場を期待。

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    2024年02月09日
  • 月夜のサラサーテ The cream of the notes 7

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    こう言う考え方もあるんだな。と心がフッと軽くなった。結果論かもしれないが、こういう人が素晴らしい作品を生むんだなぁとしみじみ感じた。生まれるべきして生まれた。そこには戦略があった。それをサラッと言ってしまうところがかっこいい。

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    2024年02月08日
  • 六人の超音波科学者 Six Supersonic Scientists

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    何か今回の話はどことなくS&Mシリーズを思い出したのは私だけでしょうか。
    色んな話が程よくブレンドされている感じがして、読んでいる間あの2人の遭遇した事件を思い出して懐かしくなったりしていました。

    そしてこの話、前回がお洒落で優しめだった反動なのかえらくショッキングなシーンが多かったなという印象が。
    簡潔に纏めてしまうとエピローグの一文目に集約されてしまうのでしょうが(いやそう言いきってしまうのが良くないというのは重々承知なのだけれど)、その結論に至るまでにちょっとドキドキしながらページを捲ってました。
    ただ何かこう……こんなに登場人物必要だったか?という気がしなくもないんだよなぁ。
    あの人とかあの人とかもはや印象が薄すぎて「あっそういえばいたんだっけ?」みたいな事何回かあったし……うーんでもまぁメインの登場人物が多いシリーズには起こりやすい事なのかもしれませんね。

    とにかくあの子の生命力がとんでもなく強くて良かったと心の底から思いましたね。
    あと、紅子さん。
    あの鋭い推理力といい観察眼といい今回の行動といい……実は何か特殊な訓練を受けていたりします???

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    2024年02月02日
  • 魔剣天翔 Cockpit on Knife Edge

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    うーん何というビターエンド……。
    練ちゃんが大人になるための話、だったのかなぁ。

    いや最初あらすじ読んだ時は「これは相当アクロバティックなトリックでも出てくるのだろうか、流石の紅子さんもこの謎は解けるのだろうか」なんて心配しながら読み始めたのですが……いらない心配でしたね。
    今回もまた情報を繋ぎあわせてしっかり解決してくれました。
    紅子さんのクルクル変わる性格にもやっと慣れてきた感があるなぁ、個人的にVシリーズで一番好きなのは練ちゃんなんだけど(だからこそ今回の話悲しすぎて辛い)。

    Vシリーズは読み終わる度に「人間って難しい生き物だなぁ」と思わせてくれるシリーズであると思っているのだけど、今回もまた難しかったね……。
    どこかで、何かひとつでも変わっていれば未来は変えられたかもしれなかったのになぁと思うと、どうにも悔しい気持ちになってしまう。
    練ちゃん、強くなりなね。

    そして今回の保呂草さんの諸々を見て「ざまぁ」と思ってしまった私、シンプルに性格が悪いなと実感。

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    2024年01月30日
  • つぼみ茸ムース The cream of the notes 5

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    森博嗣さんは、小説はお金を稼ぐために書く。あるばいとのようなものと捉えている。それでいくつもの面白い作品を書けるのだから才能があるのだろう。その才能というのも本人はあまり意識していないようだが。成功して、自由に時間やお金を使えるようになり、好きなことをできる今の環境で、色々と考えが出てきて、それを読むことができ、視野が広がった。意見と感想の区別がまだイマイチ掴めないのはご勘弁。

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    2024年01月29日
  • 魔法の色を知っているか? What Color is the Magic?

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    ネタバレ

    【購入本】純粋に面白かった。60ページのやり取りがタイトルに繋がっていたと解った時は冗談でなく痺れました。伏線が上手すぎる。しかし、ここでもマガタ・シキ博士の謎は解けぬまま。次巻に続きます。積読のS&Mシリーズも読まなければ。

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    2024年01月28日
  • 彼女は一人で歩くのか? Does She Walk Alone?

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    ネタバレ

    英語のタイトルのdoesをisに変えたら「彼女はウォーカロンか?」になるのが面白い。
    パラサイトこそが人類を繁殖させていたというのは楽しい発想だと思った。
    アダムとイヴが食べた実には寄生虫がいて、それが人間の脳に変化を与えて、二足歩行になってとかだったら…。
    パラサイトを作ることができればアップデートが可能ということ?作中であったウォーカロンのアップデートもそれなのかしら。

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    2024年01月23日
  • 孤独の価値

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    寂しさの感覚はその瞬間の何かに感じるのではなく、その後の努力や対応への力が必要で嫌な予感からきている。
    サインカーブを微分する考え方は面白いアプローチだった。

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    2024年01月22日
  • ツンドラモンスーン The cream of the notes 4

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    言葉遊びから小説の書き方、アイデアの出し方、哲学的なものまで幅広いジャンルのエッセイ。小説とは違った楽しみがある。森博嗣さんの顔も知らないが面白い人物であるのは間違いない。

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    2024年01月18日
  • 夢・出逢い・魔性 You May Die in My Show

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    ネタバレ

    Vシリーズ4冊目。
    れんちゃん大活躍の回でしたね。

    いやー正直な話今回はストーリー見切ったと思ったんですよ。
    実際稲沢さん出てきた時にすぐに分かったんですよ、あぁこれはわざと隠してるなって。
    でもそこに気付いたが故に引っかかりましたね……悔しい!!!
    最初の方でもうこれは見切ったわー余裕だわーとか思ってた自分恥ずかしい!見事にミスリードに引っかかってるよ(いやここがミスリードだったのかは分からないのだけれど)!!!
    まだまだ精進しなければいけませんね、やはり慢心は良くない。
    そして今回の犯人怖すぎる。
    怖すぎるんだけど現実の世界にいないと言いきれないのがまた何とも……いやきっといるんだろうなぁこういう人……。

    Vシリーズは何だかんだで人間の複雑さとかそういうのを書いているのかな?と何となく思っているのですが(実際登場人物達の性格とか人間関係とか前作に比べると複雑だと思うし)、今回の話は特にそれが際立ってる気がしますね。
    自分の中には様々な考え方をする別の自分が沢山いて、その時その時に丁度いい自分が表れているのかもしれない。
    そしてそれが行き過ぎたり暴走すると今回の犯人のようになるのかもしれない。

    うーん
    人間って難しい。

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    2024年01月17日
  • つぼねのカトリーヌ The cream of the notes 3

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    ズバッとモノを言うので気持ちがいい。森博嗣先生の本は売れるべくして売れたのだなとこの本を読んで思った。やはり考え方が面白い。

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    2024年01月08日
  • 有限と微小のパン THE PERFECT OUTSIDER

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    「すべてがFになる」から始まる森博嗣のS&Мシリーズの完結編。全10作の中では第1作目の次に面白かった。これまでの作品と異なり、スリリングな展開が多く、読んでいて常に緊張感があった。がしかし、長すぎる。もう少し短くまとめてほしかった。あと、結局犀川と萌絵がどうなったのか、木になります!

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    2024年01月07日