森博嗣のレビュー一覧

  • 笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE

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    ネタバレ

    S&Mシリーズで全てがFの登場人物が活躍するミステリー。
    犀川と萌絵のやり取りも痛快であり、愉しませてくれる。

    今回も犀川の自分本位の興味から、天王寺教授の特殊な館に招かれる。
    そして始まる狂気の事件。
    家系に隠された秘密とそれを保身する人々。
    オリオン像は何故消えたのか。そこには今回の事件を紐解く重要な事実が隠されている。
    誰が最初にオリオン像の謎に気づいたのか。
    犯人の過去や家族の中で生きていく中で葛藤が憎悪と化したときそれは起こる。
    全体を通し、家系や血の争いを題材にしている。
    犀川と萌絵はどうやって謎を解くのか。
    そこには萌絵のワトソンとしての、面白も可笑しい犀川とのやり取り

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    2025年11月07日
  • 小説家という職業

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    森博嗣という一人の才能の頭の中をのぞいた感じで面白かった。ある種の天才はそう考えるのかと凡人の自分は感じた。今まで小説家になりたいと本気で思ったことはないが、書きたくなれば書けばいいだけ。書くしかない。そこが本書の肝。

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    2025年11月05日
  • 道なき未知

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    森博嗣という一人の人間の頭の中を覗ける自己啓発兼エッセイのような本。
    合理的かつ論理的で、SNSや周りを気にしたり気を取られたりしている私には気づきが多く耳が痛いことも。
    傍から見ると助教授兼作家なんて超人じみていると思うけれど、本人的には至って特別なことはなく、出来ることを淡々とやっているだけ。
    考え方や物事への取り組み方一つ一つは単純なのだけど、すべて合わさると超人、天才じみて見える、という。

    さほど参考にして欲しいとも思わず、あくまで淡々と私はこうですよ、とドライに書かれている(と私は感じた)ので人によってはそんなの感情的に無理だよ!と反発したくなるかも?
    理系的な考えなので合わない人

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    2025年11月05日
  • 孤独の価値

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    『すべてがFになる』の著者による人生論。

    「孤独は寂しいもの=悪いこと」「感情を表に出すことは当たり前」といった一般認識を疑う余地はないのか?むしろ必要なことでは?という問題提起。

    これを読んで私が『すべてが〜』を読んでいる間ずっと抱いていた違和感(達観しすぎている登場人物達の発言や振る舞い)の理由(意図)が理解出来た。

    それは本書のメインではないのだが、全体を通じて世の中(特に私の会社)の老害上司達にも是非読んで欲しい。彼らが縋っている「虚構の楽しさ」について。まぁ一生理解することは無いと思うが。

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    2025年11月02日
  • 彼女は一人で歩くのか? Does She Walk Alone?

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    SFアクション。でもちょっと哲学的。人間とアンドロイドの違いは何か、というところから人間の存在について問う。

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    2025年11月02日
  • 勉強の価値

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    変な内容の本だと思いました。悪口、批判ではありません。変わった視点、理解するのに少し考え込んでしまう主張、おそらく書名で手にとった人のニーズと作者の執筆の意図がずれる可能性が高そうなこと、でも読み進めてしまう。
    そのような本です。

    象徴的なのが、次の一文です。なんとか我が子に勉強させたいと思って本書を手に取った人は、この解説に目が点になるのですが、それでも読み進めてしめうのです。
    「ほとんどの人が既に理解していることなのに、教育者や指導者がけっして口にしない正解。すなわち、「人間には個人差がある」というのが答である。遺伝的なもの、生まれながらのものが、最終的には支配的になる。簡単にいうと、努

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    2025年10月31日
  • 幽霊を創出したのは誰か? Who Created the Ghost?

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    幽霊の定義は何か、それを真剣に語られるパートが非常に面白い。ヴァーチャルの世界を「あの世」と仮定したとき、我々の資産とは?なども含め、生成AIが劇的に普及した今、読んで良かったと思える本でした。

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    2025年10月30日
  • 君たちは絶滅危惧種なのか? Are You Endangered Species?

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    WWシリーズ第5弾
    「君たちは絶滅危惧種なのか?」

    動物園で研究用の動物とその飼育員が行方不明。
    さらに近くの湖で男性が何者かに襲われる。

    久しぶりに主要キャラ全員集合でほっこり˙ᴥ˙。

    最後のヴァーチャルで会った赤目の少女は誰?
    普通に考えればデボラっぽいけど…。
    名前すら口に出しちゃいけないような存在だったっけ?

    ここに来て百年シリーズの赤目姫??
    セリンと似てる→ミチル?

    デボラ = ミチル = 赤目姫
    ということは時系列的にあり得るのかな?
    キョート事件の時にヴァーチャルに引っ越す技術が確立されてたのであればあり得るのかも_φ(・_・

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    2025年10月27日
  • 情景の殺人者 Scene Killer

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    真っ白い雪の上、胸にナイフを刺され、血を流して横たわる美女。被害者どうしに接点はなく、時期も場所も異なるが、現場の状況には類似性がある一連の殺人事件。最初の被害者の夫が撮った映画には、事件を彷彿とさせるシーンがあった。女性二人の探偵事務所に持ち込まれた浮気調査は、映画監督で舞台演出家、作家でもある彼の二人めの妻に関わるものだった。浮気の証拠を掴むための張り込み中、都内では珍しく積もるほどの雪が降り始めた。
    「KODANSYA」内容紹介より

    不覚.
    先に2冊出ていることに気が付かず、これを最初に読んでしまった.
    まぁ、森先生のことだから、たぶんそんなに問題ないように書かれているんだろう.

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    2025年10月26日
  • 勉強の価値

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    森博嗣先生のミステリィが大好きなのでその一環で新書も読んでみようと思ったもの。森博嗣がどんな人物かが垣間見れて嬉しかった。抽象的な話が多いが、「どうして義務教育の勉強はつまらないのか?」「真の勉強とは」というテーマは納得させられた。子供から大人まで読んでみる価値がある本だと思う。

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    2025年10月25日
  • 笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE

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    『S&Mシリーズ』第3弾です!
    再読 audibleにて‥。

    再読してみて、私的には3作目が1番わかりやすくって自分的には好きでした。

    クリスマスの夜、庭にあるオリオン像が消えた。その謎を解けたものに全ての財産を相続させる。
    そんな謎のある三ツ星館に西之園萌絵と犀川は招かれて‥。

    再読なのにほとんど覚えていないこのシリーズですが、この話しのトリックはなんとなく覚えていました笑

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    2025年10月25日
  • 冷たい密室と博士たち DOCTORS IN ISOLATED ROOM

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    『S&Mシリーズ』第二弾です!
    再読 audibleにて。
    読んだのが前過ぎて今回も全く覚えていませんでした笑
    まだ前作の方が所々に、覚えがあったくらい。

    前作の動機が理解できないという人が多かったので、今回は理解できる動機を‥という事でこの作品書いたというレビューを見ましたが、確かに納得できる動機だった。

    人を殺してはいけないけど、許せないという気持ちはわかる。
    だけど普通はあんなに凝った殺人は考えないと思うけど。

    衝撃度は『すべてがFになる』の方が上でしたが、読みやすさは今回の方が上かなぁ?

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    2025年10月23日
  • ω城の惨劇 SAIKAWA Sohei’s Last Case

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    待って、『ω城の惨劇』気がついたらGシリーズの最終巻ってことになってたんだけれど⁉︎ 面白かったし、嬉しいサプライズもあったけれど、χとψの続きってこと……? GはGで待ってたのにー!!! ノベルスの時はシリーズ外だったよね???

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    2025年10月16日
  • 笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE

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    どんどん引き込まれている気がするこのシリーズ。

    トリックが結構分かりやすい。そのためちょっと淡白だったかな、と思いきや、終盤の展開に??となる。確かにそれを考えてしまうような描写は所々あったけど‥。



    そう思いながら考察サイトを見ると、寧ろ簡単なトリックは意図的な読者への目眩しであり、メインの謎は別にあって伏線も最初から張られているという。そう言われると確かにアレもコレも全て伏線に見える。淡白どころか大変に奥深い小説でした。

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    2025年10月15日
  • 冷たい密室と博士たち DOCTORS IN ISOLATED ROOM

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    「すべてがFになる」の動機が理解できない、という声があがったので、
    動機を万人が理解できる作品にしようとした、
    ということで、
    結果、うーん、こういう人間ドラマ的な理由付けは森博嗣がいちばん苦手なことなんじゃないかな、ということで、
    フーダニット、ハウダニットは割と容易に想定でき、
    ワイダニットについては、こういうのは別の作家さんに任せておけばいいのにって思う。
    で、ここまで言っておきながら作品として好き。
    本人が面白いと思っているジョークは全く面白くないのも好き。
    森博嗣の作品の魅力は、途中の会話だったり、登場人物の思考だったり、
    その本筋と全く関係ないシーンにすごく興味深い考え方が示された

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    2025年10月13日
  • キャサリンはどのように子供を産んだのか? How Did Catherine Cooper Have a Child ?

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    WWシリーズ第3弾
    キャサリンはどのように子供を産んだのか?

    研究所から消えたクーパー博士
    研究室内で産んだ自身の子供とともに
    しかもその子供の名前は…。

    この設定だけで森ファンはテンション上がるやつ˙ᴥ˙

    グアドの出した結論が抽象的すぎて、ロジと同じ反応をしてしまう。でもなんとなく雰囲気的に感覚的には分かる。不思議な感じ。
    ヴァーチャルが事件の舞台なので仕方がない。

    マトリョーシカの話、もう少し理解したい。
    ラストのペイシェンスの話はどういう事?
    真賀田四季の言う120年前から105年前の15年間っていつ?

    追記:
    「迷宮百年の睡魔」をエピローグを再読
    ペイシェンスの話そういうこと

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    2025年10月12日
  • 君が見たのは誰の夢? Whose Dream Did You See?

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    ネタバレ

    「共通思考」が何か、という疑問に少しずつ答えを見つけていくグアト。
    その概念に引き込まれていくグアトに対し、終始不安そうなロジ。そりゃそうだよなぁと思う。
    ロジの体調不良の原因がまさかのことで驚愕した。たしかに、体調不良の症状が、、、
    ロジのご機嫌がよく前向きなのは、これによりグアトがリアルの世界に残る理由にもなるからかなと思った。この状態で、共通施行を求めるのか気になる

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    2025年10月12日
  • 月は幽咽のデバイス The sound Walks When the Moon Talks

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    “偶然という名のミステリー”

    こんなのは本当は物語にならないはずなのに、この作者はゆるされる。

    Vシリーズの3作目
    不思議な名前の登場人物たちは、不思議な館の密室殺人に出くわす。
    “オオカミ男の住む家”と噂のある家で……。

    「人はすべての現象に意図を見出そうとする」
    なんだかミステリー小説を逆手に取られた気がするが、この人はゆるされる。

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    2025年10月10日
  • 神はいつ問われるのか? When Will God be Questioned?

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    WWシリーズ第2弾
    「神はいつ問われるのか?」

    仮想空間アリスワールドが突然のシステムダウン。
    何が起きたのか。仮想空間内の人工知能と対話をしに二人は仮想空間へ。

    テルグの村の再来かと思ったら、アリスやクマさんがだいぶ協力的だった˙ᴥ˙。

    リアルなのかヴァーチャルなのか、のゾワゾワ感は最後でスッキリしました。

    モリスとチェスをしてたのはあの人ですね。
    別の名前とかあるのかな?

    最後の一行は意味深なの?
    ただの愛情表現?

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    2025年10月05日
  • 恋恋蓮歩の演習 A Sea of Deceits

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    保呂草さんカッコよすぎ!ダークヒーローとしての側面がずっと強調されて、憎めないけど胡散臭い人物という印象が拭えなかったんですが、一気に人間味が増したというか、彼のした行動があまりにカッコよすぎて惚れ惚れしました。泥棒の手腕も、彼女とのやりとりも、そんなことされたら惚れるわ……!(でも紫子のことを思うと切ない。罪な男すぎる!)

    羽村怜人の正体は、ピザとビールとかの下りで早々に気づいてしまったのでミステリとしてはそんなに驚きはなかったですが(というか作者も別に大きなトリックとして書いてはいないと思いますが)、そんなことどうでもいいくらい抒情的な物語に引き込まれて大満足でした。というか大笛梨枝のラ

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    2025年09月29日