あらすじ
空の底で生き、戦う人間たち。空でしか笑えない「僕」は、飛ぶために生まれてきた子供なんだ――「僕」と「彼」、そして「彼女」の物語。森博嗣の新境地、待望のシリーズ第2作!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「飛べたら良いのに、
誰もいない空へ」
最初に出会ったのは、「スカイ・クロラ」ではなく、この本だったと思う。
この表紙が、地下街の本屋に平積みされていて、引き寄せられるように買った。
実はそれから「すべてがFになる(講談社ノベルス)」を読んだ。“森博嗣”に興味を持ったから。
〈スカイ・クロラ シリーズ〉の中でも時系列では最初と言われるが、やはり「スカイ・クロラ」の読後の方が楽しめる。
「思いっきり笑った。
空だから。
なにもないから」
Posted by ブクログ
スカイ・クロラシリーズで時系列が一番最初とのことなのでナ・バ・テアから読み始めました。専門的な言葉はわからないけど森博嗣を読んでてそれはいつものことかな、なんて。戦闘シーンは美しく映画スカイ・クロラの空の映像を思い出しました。わたしも空にひとりで行きたい切ない気分に。次はダウン・ツ・ヘヴン。
Posted by ブクログ
スカイ・クロラに続き、一気に読んだ1冊。
ずっと前作の直後の話と思って読んでいたため、主人公が女性、しかもあの草薙水素だと知った時は驚いた。
誰より軽く空を舞う彼女には、「水素」という名前が相応しい。
前作の謎に少しだけ答えを返してくれた作者の手腕は見事。
続編も読んでぜひとも真実をしりたいと思ってしまう。
草薙の無愛想で不器用な可愛らしさには、思わず魅了された。
また次巻を購入しなくては!!
Posted by ブクログ
(適当に少し書いとく^q^あとで暇あったら真面目に書くからね!^^)
さすがに文庫も、単行本も買ったので
これのバージョンも買うと、ちょっとって思うけど(笑)
これは日本語のじゃなくて
翻訳本の買った
台湾からの出版社で…単行本の装丁はやっぱりお金かかるからこっちのほうに翻訳本として出したかもしれないw
でもわたしにしても好都合^^
ちょっと挿絵も気になったので
表紙はイクリプス以外はあまり好きじゃなかったけど
中の挿絵はまあまあよかった
あまり自分の想像していたクサナギと違うけど
こっちのもアリかな、と。
ちなみに翻訳はいくつかのミスがあるように思う……
肝心なところなのに(はいはい、ナバテアの全文はもうわたしにとって肝心w)
Posted by ブクログ
前作「スカイ・クロラ」からどう続くかと思ったが、まさかこう来るとは。
相変わらずの美しくもずっしりとした世界観で、一人ひとりが丁寧に描かれている。前作と違い、主人公にはっきりとした心情の移り変わりがあり、その点もじっくりと描かれていて感情移入しやすい。
Posted by ブクログ
<内容>
地上で生き、大空で戦う人間たち。空でしか笑えない「僕」は、飛ぶために生まれてきた子供―大人になってしまった男と、子供のまま永遠を生きる「僕」が紡ぐ物語。「スカイ・クロラ」シリーズ第2弾、満を持して登場。
Posted by ブクログ
『スカイ・クロラ』の続編
始まりの80ページ程は、『スカイ・クロラ』との時間関係を伏せていて、主人公の「僕」が誰なのかが分からない。
それでも十分に楽しめ、主人公が誰なのか、他の登場人物と『スカイ・クロラ』とのつながりがどうなっているのかなど、楽しめる内容だった。
人による戦い方の違いや、周囲の人との関わり方、考え方の違いなどが細かく描かれており、より『スカイ・クロラ』シリーズを楽しめた。
『ダウン・ツ・ヘヴン』が楽しみである。
Posted by ブクログ
”僕”という一人称で呼ばれる主人公(名前は伏せておこう)が淡々と一人で語られる作品。一見、荒唐無稽な作品に見えるかもしれないが推理小説家らしく、ミスリードが絶妙。後半に進んでいくと作者が伝えたかったこと、この物語の本筋が見えてくるが、それまでは少しつまらないかもしれない。
Posted by ブクログ
「僕」と「ティーチャ」、子どもと大人の物語。スカイクロラシリーズ第二作。
自分が墜とされないために、明日も飛ぶために、僕は敵を撃墜する――。
空中で「踊る」ときの高揚感が前作よりも格段に増しています。
そして、一見するとクールでスマートな態の主人公が、他者との関わりに辟易しながらも否応なく巻き込まれ、自らのウェットな部分を晒していく様子が秀逸でした。
反発と未練、相反する感情を持て余しつつも、「ティーチャ」との関わりを経て最終的にふっきれるところが良い。
「子ども」は、空を飛ぶために生まれてきた…!