森博嗣のレビュー一覧

  • どちらかが魔女 Which is the Witch? 森博嗣シリーズ短編集

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    森博嗣の短篇集。
    萌絵と犀川、練無や紫子、山吹や加部谷などお馴染みのメンバーが登場する。

    「石塔の屋根飾り」、「マン島の蒸気鉄道」と「いつ入れ替わった?」の諏訪野のキャラが冴え渡る。
    ああいう一面があったとは。

    萌絵と犀川のいちゃつきぶりも見てて楽しい。
    散りばめられた言葉遊びや謎書きも相変わらず素敵。

    ただ、釘が打たれてた理由と、PQRがさっぱりわからん・・・

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    2012年01月08日
  • カクレカラクリ An Automaton in Long Sleep

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    森博嗣作品にしてはまったり系。
    勿論、「らしい」所もたっぷりある。

    ドラマ化してたと言うのが最大のオドロキ。
    それを知ったのはあとがき。

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    2012年01月07日
  • レタス・フライ Lettuce Fry

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    うーん、どうだろう?あぁなるほど、とは思えども短いのでそれほどの満足感をえれず。
    確かにこの幻想的ながら計算された文章は持ち味なんだけども、やはりウィットに富んだ会話がないと寂しい。そういった期待から砂の街のかみ合ってない会話がおもしるかったかな。

    ライ麦畑で~は何処かで聞いた名前だと思ったら椙田さんでてきてビックリ。あぁ、Xシリーズだった。

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    2012年01月01日
  • 100人の森博嗣 100 MORI Hiroshies

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    森ミステリィへ深く誘われる「森語り自作小説のあとがき」、一筋縄ではいかない「森読書 書評や本に関するエッセィ」など、『森博嗣のミステリィ工作室』と対をなす、魅力がぎっしり詰まった個人読本。特別企画としてデビューまえの手紙や、新聞不掲載となった「子供には新聞を読ませない」なども収録(「BOOK」データベースより)

    森さん、あとがき書かない主義なら徹底して書かなきゃいいのになぁ。
    森さん自身の思考は相変わらず面白い。
    でもだらだら長い文章で読むもんじゃないかな。
    短い一文に端的に現れる思考のきらめきが見たい。

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    2011年12月15日
  • 工学部・水柿助教授の解脱 The Nirvana of Dr.Mizukaki

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    前2作同様に次から次へと関連性のない話が展開されていき全く飽きない内容。他の森博嗣作品を読んでいれば大変楽しめると思われる。しかし読めば読むほど著者自体の執筆活動に対する意欲を心配してしまい不安になるという問題作。

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    2011年12月13日
  • 工学部・水柿助教授の日常 The Ordinary of Dr.Mizukaki

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    ネタバレ

    この作家が、ミステリー小説をどのように捉えていて、どのように作っているのかが見える本。少し考えに偏りがある気がするが、言っていることは納得できる。

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    2011年12月10日
  • 今夜はパラシュート博物館へ THE LAST DIVE TO PARACHUTE MUSEUM

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    小さい子頃、僕はなんでも分解する子供だった。
    ネジまわしと壊れた時計なんかを与えられた日には
    部屋が暗くなっても気づかずに分解と組み立てを繰り返したりしていた。
    久しく忘れていたそんな記憶が甦った。

    無性に硝子に穴を開けてみたくなった。
    危ないところだった。

    悔しいけど僕は男なんだな

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    2011年12月07日
  • 臨機応答・変問自在 ―森助教授vs理系大学生―

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    自分の考え方と食い違いすぎて面白い
    こういう人ってなんで魅力的なんやろう
    違うからってだけじゃない気がする

    粋とかともまた違うけど、乾いててパリッとする
    湿っぽくなくて心地いい

    好きです
    取り入れて生きていきたいところたくさんあるので、
    折に触れて読み返そうと思います

    ただたまにちょっとそっけなさすぎやしないか、と思うときも・・・笑
    まあそこも含めて、なんかな



    ”先生は自分自身が好きですか?”

    ”考えたことがない。好きでも嫌いでも仕方がない。君は空気が好きですか?水が好きですか?地球が好きですか?もし嫌いでも、他に替わるわけにはいかないでしょう?”

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    2011年12月03日
  • 工学部・水柿助教授の解脱 The Nirvana of Dr.Mizukaki

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    限りなく実話に近いという水柿助教授シリーズ、第3巻。
    これで水柿助教授シリーズは完結だそうで、ちょっと残念です。

    小説の水柿助教授も小説を書くのを辞めましたが、作者である森さんも近々断筆されるそうで、それも残念です。

    このシリーズの面白いところは、小説らしくないところです。
    どういう意味かは読めばわかります(笑)
    そんな小説です。

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    2011年11月09日
  • ZOKURANGER

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    2011.11.04

    いや〜こんなに読み終えるまでに時間がかかった本は久しぶりだ。
    びっくりするほど続きがたいして気にならない。
    森博嗣愛読者としてはあるまじき行為ではないか!いや、そうでもないか。

    まぁ、色々な意味で裏切られたような。
    スカッと爽快!裏切られ万歳!なんて言ったりしちゃったり、なんてテンションになっちゃうね。
    やっぱり好きなんじゃん。なんじゃんって、お昼何食べたの?インド的な?ナンじゃん!

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    2011年11月07日
  • ゾラ・一撃・さようなら

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    天使の演習がここにも!
    これは本編(S&M、V)の時系列で言うと、どの辺に入っているのだろうか?ケータイ電話にGPS機能がついてて、ってことは、わりと最近の設定だろうという事はわかるんだが。
    その辺から疑ってかからないと、あっさり騙されてしまう可能性もあるわけで。

    それとも、名前が共通しているだけで、特に関係のない世界?

    ミステリィ的なオチは途中で読めたけど、オチがバレることと面白さはイコールではないという森博嗣の言葉は正しいですね。あくまでも、ミステリィとしてのオチは面白さの一部分。それ以外が面白ければ問題なし。

    しかし、会話の方も本編に比べるとちょっと鋭さが足りない気がした。

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    2011年11月04日
  • 少し変わった子あります

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    ネタバレ

    森博嗣の連作短編集。

    一話ごとに見ると悪くない。
    舞台設定も素敵だし、文章の雰囲気も私は好き。
    ただ、物語るのではなく、メッセージをそのまま語ってしまっている部分も多いように思う。

    連作として見ると、登場人物「荒木」の魅力がもっとあると良かった。
    あと、正直、また叙述トリックかよ……って思いました。

    色々書いたけれど、そんなに悪くない作品。
    森博嗣に対して厳しめなのは期待が大きいからです。

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    2011年11月04日
  • 創るセンス 工作の思考

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    もの作りに関わっていながら、確かにものの作り方は素人だなと考えさせられた。昔はよく工作していたことを思い出した。いつからあまり興味を持たなくなったのだろう。趣味で初めてみると面白いかもしれない。

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    2011年11月01日
  • 工学部・水柿助教授の解脱 The Nirvana of Dr.Mizukaki

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    ユーモア重視のMシリーズ第三巻にして完結編。
    二作目が若干不発だったが、今回は面白かった。
    やはりこれは”小説”だった。

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    2011年10月30日
  • ZOKURANGER

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    最初のZOKUが一番面白かったかな。
    変なシリーズだなと思います。
    戦隊もののパロディかと思うと、そうでもない。変身して戦うわけでもなく、ただ、妄想するだけという、微妙~な話でした。

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    2011年10月25日
  • レタス・フライ Lettuce Fry

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    森博嗣らしい、独特な雰囲気を持つ短篇集。
    不思議な世界観の作品ばかりで妙な読後感を覚えるが、読み慣れると面白い。

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    2011年10月22日
  • 少し変わった子あります

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    行方不明になった友人。
    消息がわかるかとも、教授は友人が過去に話していたお店に向かう。
    友人の消息は分からない。
    見ず知らずの女性と食事をする不思議なお店。
    女性は毎回異なり、二度と会うことは無い。
    特に何が起こるわけではない。
    しかし行くたびに何か思うところが出てくる。
    果たしてこれはどういう気持ちからなのであろうか。。。

    私は……こんなお店に行ったら欲求不満になりそうだ(違)

    『スカイ・クロラ』が殺伐を謳ったのなら、この本が表しているのは何だろうか。作風は大きく異なる。
    漠然とした不安を持たされ恐怖を感じる人もいるかもしれない。
    淡々とした運びに虚無に陥る人もいる

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    2011年10月22日
  • 創るセンス 工作の思考

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    ネタバレ

    \(^o^)/わーい、工作の本だー。

    ◆学んだこと
    〇「幼さ」という能力ってなに?
    好奇心というものは、育てる必要がないと僕は個人的に考えている。なにか自分でできることはないか、と探しているのが子供のデフォルト(基本指定)なのだ。小さいときほど、子供は好奇心旺盛である。それが、成長するほど抑制される。周囲から「これは駄目」「そんなこと考えるな」と遮断される。目の前に面白そうなもの、美味しそうなものがつぎつぎに現れて、「こちらを見なさい」「これがやるべきものだ」というふうに育てられる。好奇心というのは、教育すればするほど失われるものといえる。だから、もし好奇心を育てたいのなら、教育をやめるべき

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    2011年10月20日
  • どちらかが魔女 Which is the Witch? 森博嗣シリーズ短編集

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    結構好きな短編集の中の一つ。

    最近多いオムニバス形式のものより、著者が統一されてるものの方が好き。

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    2011年10月18日
  • 100人の森博嗣 100 MORI Hiroshies

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    「まえがき」の語りがいきなり良いなぁ。なんつーかオサレだな。

    「自作小説のあとがき」はねー…、S&MとVが対応してるなんて気付かないよ。「アート・ギャラリィ・プレジョン商会」もわからないよ…。そしてメインキャラの「糸」の関連性も…。てか保呂草さん…。Vシリーズ最後の謎も「フォルクスワーゲン」までは気が付かなかった。これはしょうがない。

    「作品解説」はスルーしての以下エッセイ。 うむ。特にインタビューが良かった。「小説家という職業」に通じるものもあった。

    「森博嗣は色々考えてるんだなぁ」という如何に自分が何も考えていないかを体現した感想で締めよう。

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    2011年10月15日